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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オープニングワロタ、最終話。やっぱり最終回でSEが入るのはお約束ですが、正直このオープニングは別に入れんでもよかったやろ。大体不穏な音ばっかりやないか。

 一言で言えば投げっぱなしエンドである。元々2クールあるってのは分かっていたのでこれは別にかまいやしないし、むしろ半端に区切りをつけられるよりも、室伏なみの大投擲でここまでぶん投げてもらえばいっそ踏ん切りがつくので文句の言いようもないのだが、欲を言えばやっぱり分割じゃなくてすぐにこの続きは見たいよね。こんだけ鬱憤を溜められて、2期目が大したことない展開だったら暴動起こすぞ。

 さて、この最終話での焦点は、やはりなんといっても「るうの願いは成就するのか否か」というところだったと思う。ここで一旦区切りをつけるという時に、「るうの願いがとりあえず叶い、ひとまず平穏が訪れる」というオチはどこか期待していた部分があったのだが、残念ながらそれは叶わないまま終わってしまった。しかも、その叶わなかった理由が「タマの反乱」であり、先週まで引きずっていた「るうとお別れするのが嫌」というタマらしい動機に加え、夢世界で繭と対話してなんかよく分からない思い出話を突然持ち出されるというおまけ付き。もう、ルリグ世界での人間関係は予想もつかない状態になっているのである。

 そしてもう1つのトリガーとなったのが、伊緒奈・ウリスコンビの大願成就。どうも、彼女の願いはタマが絡むルリグ業界の本質に関わる部分に関係しているようだ。彼女たちのいう「最後の条件」とは、おそらくタマとるう子の関係性の変化を意味していたのだろう。もしかしたら、タマを媒介した夢限少女宣誓がトリガーになっていた可能性もある。タマはあの世界の元締めとおぼしき繭と特別な関係にあり、あの世界を司るシステムの一端を担っている。そのタマが、宣誓途中でキャンセルを行うという非常に不安定なタイミングを狙い、ウリス達はカウンター気味の夢限少女宣誓を浴びせたわけだ。どうも、これが2人の狙いだったように見える(セレクターとルリグは願いを共有しなければいけないのだから、どちらか片方だけの意志ということはないだろう)。一体何が目的だったのかはやはり分からないままだが、結果として、まずウリスは当然伊緒奈に成り代わって表の世界に顕現した。そして問題となる伊緒奈だが、そのままウリス衣装を装備した状態で、まさかのるう子の下へ。これが伊緒奈の望んだ狙いだというのなら、素直に驚きだ。

 ここで問題なのは、「何故伊緒奈が入ったか」ではなく、「何故タマが消えたか」である。夢限少女宣誓の途中キャンセルなんてのは(少なくとも作中では)前例が無いのでどういう処理になるのかが分からないのだが、過去の例を考えると、カードからルリグが消え去るパターンは2つ確認出来る。1つは当然夢限少女宣誓が遂行された場合で、花代さんは遊月に成り代わり、遊月はユヅキとして全く別な場所、一衣のカードとして現れた。このとき、元々遊月が所持していたルリグカードは空位になったはずだ。そしてもう1つが、セレクターバトル敗退の場合である。3敗した後の一衣がカードをどのように処理したかは分からないが、少なくとも彼女の手元に緑子さんは残っておらず、今週、ようやく別なセレクターの手元に移籍していたことが確認された。つまり、セレクター敗北時にもルリグは消え去ることになる。しかし、このどちらの場合にも、「元のセレクターはそのルリグと一緒に対戦復帰しない」という条件が満たされている。つまり、今回のるう子のように、「ルリグが消えてしまったにも関わらず、セレクターだけが健常」というのは異例なのだ。タマが消えた原因は「勝利」なのか「敗北」なのか。そして、そこに伊緒奈が現れたのはたまたまなのか。「空いたルリグカードのスロットに、一番最近夢限少女になった少女が入り込む」というルールがあるのなら、伊緒奈は狙ってるう子の手元に送り込まれることも可能であるかもしれない。ちなみに、少なくとも彼女の願いが「るう子のルリグになること」だった可能性はないだろう。願いを叶えるのはあくまで人間側(この場合はウリス)であって、伊緒奈がどのように行動するかは願いに直接関係していないはずだからだ。うーむ、彼女の言動は謎ばかりです。

 まとめておくと、2期に向けて解決すべき(というか抱えておくべき)疑問は大きく2つ。1つが「伊緒奈関係」であり、「彼女の願いとは何だったのか」「一度ルリグ界を経由しているような口ぶりの彼女の正体は何なのか」が大きな柱になってくるだろう。そしてもう1つが「タマ関係」で、「彼女は何故消えたのか」「彼女と繭の関係はどういったものか」「そもそも彼女の正体は?」などが大命題となる。こんだけのものを抱えて3ヶ月待たないといけないのか……。

 一応、最終回らしい強引な展開で負担が軽くなった部分もいくつかあるので、それはついでに確認しておこう。大きな前進があったのは一衣関係。いささかご都合主義過ぎて、今まであんだけ一衣ちゃんを不憫に思っていた俺のシンパシーを返してほしいくらいだが、とにかく、友情パワーによって一衣は復帰した。もうるう子に触られても痛みは感じないようだし、記憶も戻ってきた(あの試合が事実上の決勝だったのは笑った)。一衣自身は願い云々を別にして今後もバトルは続ける覚悟のようであるが、どうせ彼女が必死に戦っていたのは遊月を元に戻すためだったのだから、後は頼れるるう子さんに付き従っていれば何とかなるだろう。それが駄目でも、もうこの世界の理は全て知ってしまったのだから、開き直ってカードの中の遊月と「親友関係」を結んで末永く暮らしていくのもありっちゃありだよな。そもそも、「ルリグがルールを明かすのはアウト」だったはずなのだから、どんだけフォローしようとしても、べらべらと体験談をしゃべっちゃったユヅキは手遅れな気もするし……。その辺をうやむやに出来る予定だったのがタマパワーだったのだが、ちょっと暗雲。るう子が伊緒奈をルリグにして戦いたいかって言われたら、多分ノーだよなぁ。

 あ、あと地味に「ばあちゃん黒幕説」は完全に否定されたと見ていいでしょうね。いや、元々そんな気は無かったんだけど、今回の反応は確実に一般人のものでしたからね。単なるいいばあちゃんだった。その他、2期の予告映像では顔が元に戻った(?)あきらっきーの姿が確認出来たり、ノーマル衣装の伊緒奈さんがいたり、色々気になる点は多い。新キャラっぽいのも1人見える。infectした後のspreadかぁ……なんだろう、2期目で終わる気がしない。第3エキスパンションが「ルリグへの旅」とか「タマの帰還」とか「新たなるイオナ」とかになるのかなぁ。オススメは「清純なるあきらっきー」。

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