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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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12月26日 【年末スペシャルイベント】

 

 事前告知通り、年末最終週となった今回は、スペシャルイベントを開催しました。かつては特設キューブドラフトを展開したりもしたけど、今年は個人的に一度やってみたかったので、統率者戦でございます。レギュレーションについては過去の通信を参照のこと。ただまぁ、私のデッキセッティングが中途半端だったので、色々とご迷惑をおかけした部分はありましたね。特に、デッキの次元を1つ誤ってしまった某氏には、色々と迷惑をかけたような、それでも満足出来るからええやろ、と思ったような。なかなか難度調整って難しいですね。

 とりあえず、結果を記録しながら個々のデッキについての概要を記録していきます。

 




○個人戦勝敗

第1ラウンド・デュエルコマンダー戦

○【Sangriter】VS【Serra】●

○【Mei】VS【Alessi】●

○【Thraxi】VS【Sea-chicken】●

 

第2ラウンド・順位決定3人戦

○【Mei】 ●【Sangriter】【Thraxi

○【Alessi】 ●【Serra】【Sea-chicken

 

第1位 【Mei】 統率者【主席議長ゼガーナ】

 栄えある優勝というか、ぶっちゃけ、1人だけ別次元のレベルに突き抜けてしまったせいで勝負にすらならなかったデッキである。まぁ、カード選別や先週のテストプレイの時点でこうなることはおよそ分かってはいたのだが……統率者デッキって、こういうことを言うんですね。

 統率者が「ゼガーナ」であることからも分かる通りに、シミックカラーでとにかくカードを引き、種々の187能力を絡めてコンボを狙うギミックのデッキ。ぶっちゃけ私はこのイベントの開催に際してもろくすっぽ世間の統率者事情をリサーチしなかったので全然知らなかったが、純正のガチデッキである。デッキにはマナ加速と187ギミックを使い回す手段がふんだんに盛り込まれており、安定してゼガーナから引き増しが可能なため、「サーチカード禁止したからそこまで爆裂せんやろ」と高をくくっていた私の目論見を余裕で蹴散らして本当にどうしようもないレベルになっていた。コンボデッキというと「パーツが集まらなければ駄目」なイメージがあったのだが、基本的に全てのパーツがシナジーというには比重の重い「コンボパーツ」であり、基本的にどこからでもエンジンがかかる。あとはちょっとでも目を離すと無限マナ・無限ドロー・無限ターンなどを発生させ、他の面々になにもさせないままにゲームが終わる。事実、決勝の3人卓では残り2人もそれなりに警戒はしていたものの、マナ加速からぶち抜いて対策の準備も整わないうちに無限マナを達成、そこからさっさと高みへと逃げてしまい、わずか数ターンで決勝戦が終わってしまうという興の削がれっぷりだった。まー、これは私のレギュレーション設定が甘かったわなぁ。ほんとにすまんかった。正直、ここまでガチになってデッキ組む奴がいるとは思ってなかったからなのだけど……我々全員、良い勉強をさせてもらいましたよ。

 

決勝敗退 【Sangriter】 統率者【カーノ空奪い、プローシュ】

 上のデッキに比べれば完成度は段違いであるものの、残る5つのデッキの中で辛うじて「統率者っぽい」レベルにまで押し上げられたのがこちらのデッキだろうか。「プローシュ」という統率者の特性を最大限に活かし、トークンの量産から瞬殺モードも無くはない程度のデッキ。まぁ、今更であるが、個人的にはこれくらいのデッキが出てくればいいなぁ、と思っていた1つの理想型。プローシュのずるいところは、とにかくキャストさえしてしまえば仕事は果たせる部分であり、これに「アシュノッドの供犠台」を絡めた(ほぼ)無限マナ、「エレボスの指図」を加えた全滅エンジン、「倍増の季節」や「双子神の指図」などもトリッキーな動きを見せ、とにかくサクって愉快なカードがてんこ盛りである。試合直前のオーダーで加入した「サディストの催眠術師」なんてカードの存在が、このデッキを分かりやすく体現しているだろう。除去は火力の数こそ控えめなものの、「捕縛の言葉」「手綱取り」といったパクり呪文がそれを代用してくれているのがオシャレである。最後までデッキメイクで土地のバランスに悩み、一週間前の練習段階では土地が足りなすぎて四苦八苦していたが、本戦ではそれも大幅に緩和。ブン回せればなかなか楽しそうである。なお、残念ながら全ての試合を通して、一番やりたかったギミックである「鍛冶の神、パーフォロス」は一度も登場しなかった模様。まぁ、サーチ無し制限だからこういうのはしょうがないわな。

 

決勝敗退 【Thraxi】 統率者【ディミーアの黒幕ラザーヴ】

 私の組んだこのデッキが、統率者戦をどれだけ舐めくさっていたかがよく分かるものである。なにしろ、統率者にほとんど意味が無いのだ。単にコンセプトが統一された青黒が組みたかったんだ。ただ、流石に統率者でライブラリ削ったら怒られるだろうから、テーマを新たに設定、それが「相手のカードしか使わない」という鬼畜ギミック。デッキタイトルは「青眼虎」である。デッキの中身はクローン系クリーチャー、相手の呪文をパクるカード、そしてパーマネントをパクるオーラ。残った部分は序盤を凌ぐためのカウンター、バウンス、除去である。パクりカードは簡単にアドバンテージが稼げるので1対1では割とひどい。何しろ統率者戦で一番楽しいはずの「統率者を出してギミックを楽しむ」部分を「相手統率者を強奪する」という方法で潰しにくるのだから、実は一番空気を読まないデッキになっているのが私なのである。我ながら最低だ。これなら手慰みで組んだスリヴァーか、余ったパーツでもう1個作っちゃった青黒ゾンビデッキで出場した方が良かったかもしれない。……まぁ、それなりに遊べたからいいか。

 

4位 【Alessi】 統率者【大修道士、エリシュ・ノーン】

 最初にデッキメイクをするとき「何色にします?」って聞いたら、「面倒なの嫌やから単色でいいわ、緑単……いや、白、白にする」という適当な決め方をしたデッキ。統率者は割と最初からノーン様に決まっており、それなら当然、トークンをひたすら並べて全体増強をするだけの簡単なデッキになるわけだ。デッキを回すのは簡単であるが、先週の練習段階からこのデッキの大きな大きな問題が露呈していた。それは、「回してても大して面白くない」ということであった。この問題はでかい。元々レクリエーション目的の統率者戦の予定だったのに、単に横に並べて殴るデッキなのである。何度もデッキ選択のミスを嘆いている可哀想な人になってしまった。ただ、幸か不幸か、初戦のデュエルコマンダーでの敗退組は、変なギミックデッキ3人が全部上に行ったおかげでガチの殴りデッキだけが残り、それなりに望んだフィールドには持ち込めた模様。まぁ、3人が3人とも全体除去をそれなりに積んだデッキだったので、「誰かが並べる」→「誰かが流す」を延々繰り返すいたちごっこが続くわけだが。とりあえず、下3人のデッキの中で一番デッキ全体が「群」としてまとまっていたのはここで、「ブリマーズにロクソドンの戦鎚」とかいう普通に強いカードと普通に強いカードのコラボでそれなりにいけた模様。全体増強が豊富なので、一度でもトークンジェネレーターが回りはじめると、あっという間に即死ダメージはじき出すしね。

 

決勝敗退 【Serra】 統率者【戦争のアスラ、ジェナーラ】

 古くからのトレードマークであるトリーヴァカラーのデッキを使うためのジェナーラデッキ。デッキコンセプトには「ライフゲインとプリベント」という独特なものが選ばれており、デッキには数多のライフゲインスペルと、ライフゲインで恩恵を受けるカードが用意されている。ライフ50点で勝ちに繋がったり、直接的な勝利条件カードを搭載しているデッキはここだけだろう。なぜこんな変なギミックになっているのかというと、この男のMagic入門当時の来歴が関わってくるのだが、この辺は省略。統率者が殴り傾向のカードであるにも関わらずライフゲインがテーマといういくらか斜めの全体像はプレイ感を不思議なものにしており、今回最も統率者ダメージをたたき出したのは間違いなくこのデッキなのだが、同時に最もライフが多く、全員からタコ殴りにされたのもここである。セレズニアカラーがベースの無闇にサイズのでかい生き物や、多数の恵まれたプレインズウォーカーなど、何がでてくるか予想出来ない幕の内弁当みたいなデッキであった。

 

決勝敗退 【Sea-chicken】 統率者【帰ってきた刃の翼】

 事前にも言っていたが、デッキチューニング中に「多分一番しんどいやろな」と思っていたのがこちらのデッキ。元々のオーダーは「赤メインでど派手なギミックがほしい」というもので、私がそれを勝手に解釈して「ドラゴンメイン」という変なテーマを押しつけてしまった。その結果ラクドスカラーのドラゴン種族デッキが完成し、「火のるつぼ」の後押しを受けた各種ドラゴンが、全体火力で場をならしながらストロングパンチを見舞うスタイルに。カラーリングによる大きな制限のために相手に対処しづらく、更に大艦巨砲主義なので除去の吹き荒れる統率者世界では色々と分が悪い。下手したら本当に空気みたいなデッキになるかも、というレベルで懸念していたのである。ただ、実際に1対1で対戦してみると、案外「帰ってきた刃の翼」が統率者ってのは悪くなくて、ドラゴンを除去っても統率者が着地すれば常にドラゴン2体を対処しなければいけないので単体除去では処理しきれなくなるのである。火力の種類も豊富で、序盤のしのぎもそこそこ。案外他のメンバーと個人戦をして見れば他の結果も出ていたかもしれない。今回トータルで3試合やったのだが、ドロー運が悪かったのか、あんまりドラゴンのバリエーションが出なかったのは残念だったかな。

 

 

第3ラウンド・6人バトルロイヤル

 今年最後のイベントは、6人入り乱れての多人数戦。元々1対1も想定して作られたデッキ群なので、多人数戦でどのような展開になるかは全くの未知。カオス展開である。以下、試合の様子を、うろ覚えの記憶を頼りにしてダイジェストでお送りしよう。デッキ名は全て統率者の略称で表記していく。

 試合開始後、全員の思惑は一致していた。コンボが回ったら一瞬で終わってしまう【ゼガーナ】をさっさと処理することだ。あまりに出過ぎた杭は、そりゃもう、打たれまくりである。ちょろちょろと出てくるクリーチャーたちは「誰を殴ろうかなぁ……、じゃ【ゼガーナ】」ということを繰り返し、あっという間にライフは半分、15点、そして一桁へと落ち込む。ひどい。個人的には、瀕死の状態まで落とし込んで「可愛がり」出来ればそれで充分牽制になるだろうと思っていたので、15点切ったあたりからは殴らないようにしてたんですけどね。まぁ、必死に出ようとしたゼガーナを「標本集め」でパクッたりはしましたが……。

 マナが並び始めるあたりで、【刃の翼】は「ヘルカイトの突撃者」からクロックを繰り出し、【ジェナーラ】は唯一ハッスルして統率者ダメージを刻み始め、【ノーン】は「月皇ミケウス」から「ベナリアの司令官」につないで横に伸ばす気配。【プローシュ】もマナ基盤を固めるも、「どうせノーンが出てきたらプローシュのトークン死ぬしなぁ」というのでまごついてる状態。【ゼガーナ】が「ケデレクトのリバイアサン」をキャストして他の5人に待ったをかけつつなんとか時間を稼ごうとするが、このあたりで1,2回全体除去が刻まれ、そろそろいいか、というので【プローシュ】が一回目のモーションを見せる。ここで必要以上にこのプローシュを警戒した【ゼガーナ】は「ケデレクトのリバイアサン」を蘇生して再び全体バウンスを炸裂させようとするものの、これがどうやら【プローシュ】の癇に触ったらしく、バウンスに対応してコボルトを貪り食った「プローシュ」を「投げ飛ばし」。残りライフ9点のところに特大プローシュが飛び、開始30分早々に最も警戒すべきデッキがフィールドから消え去ってしまった。

 こうなると、次に警戒すべき相手が分からずに全員が手探り状態。【ノーン】は統率者を出して【プローシュ】の2度目のトークン嵐を処理し、【ジェナーラ】はライフの多い方からちびちびと削る。【ラザーヴ】は相変わらず特にやることもなく、何となく気分でカウンターしたりしてちょこちょこ様子を見たり、「滅び」で場を流したり。唯一【刃の翼】は思ったようにマナが伸びず、一度目の統率者と「ヘルカイトの突撃者」を処理されたところで大きく動けずにもたついた状態。

 ここで膠着状態をぶっ壊すために動いたのは、意外にも私の【ラザーヴ】デッキだった。この日のためのスペシャルホールド、「露骨な窃盗」で他のプレイヤーの出していた統率者を軒並みパクり、目の前にはべらせてドヤ顔展開に出たのである。この巨艦軍団でちょこちょこ回りにちょっかい出したものの、当然駄目出しが入って【ノーン】からの「質素な命令」が全てをなぎ払う。しかし、私の二の矢は残っており、「陰鬱の始原体」で今度は墓地からオールスター登場(まぁ、1体は「死儀礼のシャーマン」だったりしたけども)。ただ、私はそこまでの展開で一切ディフェンスを敷いていなかったためにちょこちょこ殴られており、ブロッカーを考えるとせっかくのパクり軍団も大きく攻めには出られない。その様子から世界にラスゴが無いことを確認し、なおかつノーンはしばらくマナの関係で出られないと踏んだ【プローシュ】もここで大きく動き、ガラク、ゼナゴスという2大プレインズウォーカーを経由して一気にトークンを展開。12体のコボルトが次のターンにガラクの支援を受けて36ダメージを狙いに来る。まぁ、当然【刃の翼】から「火山の流弾」って言われるんですけどね。度重なるトークンとの分かれに【プローシュ】もげんなり。

 しかし、こうして全体除去も一通り吹き終わったかと思ったところで、このゲーム最大の転機が訪れた。統率者を「禁固刑」で封じられてしょんぼりしていた【ジェナーラ】から、「ミラクル、めくりました」との宣言、「終末」が訪れたのである。単なる除去じゃない、ライブラリの下への別れ。これにより、プローシュが、ジェナーラが、そしてなぜかラザーヴまでもがライブラリへと消え去り、統率者戦の盤面からほとんどの統率者が消え去ってしまった。こうなってくると、統率者を展開していなかった(というかマナが無くて出せていなかった)2つのデッキが有利になってくる。「動員令」のトークンを量産出来ていた【ノーン】デッキからは統率者も現れ、戦局は傾く。しかし、ここで私がノーンに「決断の手綱」。ノーンは再び裏切り、兵士トークンは虐殺される。このノーンが場に残り続ける限り、【ノーン】デッキはトークンを展開出来ないという不可解な展開に。もちろん肝心要の統率者を失い、両腕をもがれた状態の【プローシュ】が動けるはずもなく、ちびちびと「アジャニ」が2ライフを提供するだけの【ジェナーラ】は、やることがなくてミシュラランドを起動して殴る(ノーンのせいでパワー1とか2)くらいしかできないのである。

 こうして全ては消耗戦、一体どこからゲームが動くのかと皆が様子を見る中、意外なところから一気に終局へと転がりだした。それまでじっと埋伏し、場にはぽつんと「火のるつぼ」だけがあった【刃の翼】デッキが動いたのだ。マナがたまり、三度現れた「刃の翼」は「ヘルカイトの突撃者」を連れてくる。そして、全てのマナを倒して行われた行為は、なんと誰も予想しなかったX=9という特大の「瀉血」。カウンターなど残っているはずもなく、わが【ラザーヴ】デッキは死ぬ以外になく、腹いせとばかりに「ヴェズーヴァの多相の戦士」を表返して「ノーン」をレジェンドルールで墓地に送ってから死亡。【刃の翼】にはトータル36点のライフが舞い込み、ついでにノーンがいなくなったので突然元気になる2体のドラゴン。このドラゴンのパンチにより、ライフを削られていた【ノーン】デッキもとばっちりでそのまま死亡する。

 のこされたデッキは3つだが、1つは統率者を失いマナばかりが溢れる【プローシュ】、1つはミシュラランドを起動してチクチク殴るのが精一杯の【ジェナーラ】。そして残りは54点という爆裂ライフになり、2体のドラゴンを駆る元気な【刃の翼】。趨勢は決した。必死にプレインズウォーカーを引き込み反撃に転じようとする【ジェナーラ】だったが、そのためにミシュラランドの起動マナを失い、そのまま大量マナのパンプ支援を受けた2体のドラゴンによって撲殺される。残る【プローシュ】も、一度は「捕縛の言葉」でドラゴンを奪い、更にサクって難を逃れるものの、かたや統率者レスのドラゴンデッキ、かたや統率者が出れば2体のドラゴンが復帰するドラゴンデッキである。マナが揃い、四度現れる「刃の翼」と「突撃者」。最後の最後、【プローシュ】は虎の子の【永遠の証人】から「手綱取り」を引き寄せ、2体のドラゴンを同士討ちさせて一発逆転を狙うが、無情にも残りの4ライフをたった1枚の「炎の投げ槍」が削りきったのである。

 団体戦の最大の戦略、それは、序盤で悪目立ちしないこと。

 

優勝・【Sea-chicken-【帰ってきた刃の翼】

 

皆様、良いお年を。

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