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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ひたぎのエピソードが無事に解決して、新展開を見せる第3話。ただ、「展開」と言えば聞こえはいいが、冒頭からエンディングまで一歩たりとも公園を出ないという、これまでの中でも最もシーンの動かない世にも恐ろしい構成になっている。

 今回も基本的なコンセプトは一緒で、ひたぎと阿良々木の会話を延々流し続けて、グラフィックの方はまったく関係ない画でもって間をつなぎ、「画」と「音」のステレオ構造を作り上げること。今回舞台となった公園は、2話で登場したひたぎの部屋に比べれば広いし変化も付けやすい場所ではあるのだが、どちらにしたって2人が全く動かずに会話をしているのは一緒。おかげでかえって公園の広さが寂しさを助長し、様々な遊具で無理矢理遊ぶ二人の姿はあまりに滑稽で、あまりに無意味。もちろんそんな見せ方が長続きするはずもなく、中盤はもう諦めて中央の2人は完全に「止めて」しまっている。カメラの前を妙な格子(一応公園の外垣なんだろうか?)をスクロールさせて動きを出したりしてみせているのだが、2人の顔のアングルなどは変化しなかったりと、実に奇妙な画面に仕上がっている。

 もちろん、この「動かなさ」と「無駄に不安をあおる広さ」は、逆説的に2人の「近さ」を示すことにもなる。口論はさておきながらも遊具で遊んだり寄り添ったりする2人の関係性は明らかに今回一番進展している。ひたぎは自分でツンデレ要素は無いと言っていたが、体重が戻って生まれ変わった「行き遅れメンヘラ処女」はどうなんだろうか。いちいち台詞回しが秀逸なのは、さすがの原作ってコトで。

 そして後半は真宵との出会い。こちらは一転、無駄なカットの動かし方が目を引く構成で、真宵の見事な中断蹴りから阿良々木の一本背負いにつなぐまでのカットは、独特の回しが効いた面白い動画。途中で真宵は動いていたのに阿良々木がぴくりとも動かないシーンなんかも自嘲的なものなのか、苦笑い半分でも見てしまう。憎らしい演出だなぁ。

 何が何やら、筋書きは相変わらずさっぱりだが、やっぱり一筋縄では行かないことに変わりはない。

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