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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「王室教師ハイネ」 4→5

 もっと女の子が出てくるアニメがよかったです。

 いやいや、思ってたよりも悪くなかったんです。1話目を見た時に「あれ? なんかギャグが上手いこと噛み合ってないなぁ」と思ってちょっとマイナスで評価してたんだけど、今作の場合、ギャグ部分はそこまで押し出したい要素ではなかったみたいだね。「教師」というタイトルからも分かる通り、「教育と成長」というのが根幹にあるテーマ性だったため、その部分はあんまりおちゃらけて描くわけにもいかず、想定してたよりもシリアス多めの作品になりました。

 「教育」なんてものは、その精神部分を掘り下げていくとおよそ娯楽媒体に向かないものになっていく危険性がある。何しろ「教育する側」が上から目線で生徒にあれこれと指導を行い、その結果として教えを受けた者は人間的な成長を見せる。道徳の教科書にでも載ってれば正しかろうが、息抜きのためのマンガ、アニメで「人として立派になりなさい」と大上段から言われても「うるせぇ」って気分になるのはしょうがないだろう。本作の場合、そうした「教える側ってどうしたって偉そうになるよね」という部分をハイネのキャラクターで何とか薄めて、友達付き合いの延長みたいな部分から4王子たちを「教育」することを目指す。その上で、ちゃんとハイネが尊敬出来る恩師になる必要もあり、なかなか丁度良い落としどころなんてものは見つからないだろう。大抵の教師もので先生側が破天荒な人物になるのは、そうした閉塞感を打開して「先生単体」を観てスカッと出来るようにするためである。

 今作では、ハイネにそうしたスカッと部分はあまり存在せず、「生徒側の成長」を徹底的に掘り下げて描いている。シリーズを通しての構成は非常に見やすく、4王子それぞれに是正すべき点と天賦の才を見極め、短所は直し、長所を伸ばす。いわば同じ手順を4回繰り返していくだけ。もちろん端々に説教臭い部分はあるのだが、それもイラッとくるほどではなく、ヒューマンドラマとして最低限の機能は果たしている。まぁ、最終回の演説が通っちゃうあたりはご都合主義ではあるのだが……そこはまぁ、少年漫画だし。

 「教育もの」という前例の多いフォーマットではあるが、大きくはみ出すことを目的にするのではなく、分かりやすい部分で上手く話をまとめていたのではないでしょうか。あとはまぁ、個人的にはキャスト部分を何とかしてほしかったところではあるが……当初思ってたほどは悪くなかったかな。カイだけは最後までなんとかせぇと思ってたけども。

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