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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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10月27日 ドラフト模様(GRN×3)

ピック順 【Serra】→【Alessi】→【Chrolony】→【Tanaka】→【Thraxi

 

 ラヴニカ環境第3戦。さぁ、「環境がつまらない」と言われてしまった我々は一体どうしたら良いものか。この閉塞したドラフト環境に風穴をあけることはできるのか。っつうか、そもそも閉塞してるのか。まだ分からない。誰にも分からない。ディミーアの天下はまだ続く? どうなる!?

 

 なお、すでに欠席者が1名報告されているので、追加人員が発生しない場合は今週はお休み、次回は1110です。誰か来てくれる場合は早めの連絡をお願いします。

 

 




 

   AL SE TH TA CH

AL ー  ○  ×  ×  ×  1ー3 5

SE ×  ー  ○  ◎  ◎  3ー1 1

TH ◎  ×  ー  ◎  ◎  3ー1 2

TA ◎  ×  ×  ー  ×  1ー3 4

CH ◎  ×  ×  ◎  ー  2ー2 3

 

 

1位 【Serra】 赤青 <つぶやく神秘家 都市見張りのスフィンクス 夜帷のスプライト>

 事実は小説よりも奇なり! 早速、ディミーアの連勝記録は止まったのである。その理由は至極簡単。「誰もディミーアに行っていないからだ!!!」。今回の分布を先に書いておくと、このデッキは純正のイゼット。それにボロス・セレズニアベースが続き、残りはまたもゴルガリ被り。つまり、一番人気のディミーアに誰も踏み込まなかった。一応の理由として試合前に「ディミーアを倒すには、傍からちょこちょこ削っていくしかないやん」みたいな話をしていたというのはあるが、実際には純粋にディミーア方向のカードが少なかったというのが一番の原因だろう。コモンで言えば基本の3枚(「概念の雨」「闇刃の工作員」「巧みな叩き伏せ」)は全て1枚しか出ておらず、ゴルガリが2人なので黒の枯渇が早い。そうなると、積極的に青黒2色にする理由がなく、結局黒のカードは散り散りになってしまったのである。まぁ、みんなして「ディミーア行きたくない」って抵抗があったのは事実だろうが。そして、黒は3人に割れることになったのだが、もう片方の色である青はほぼ割れることなく、このデッキに流れ込むことになる。毎度毎度馬鹿の一つ覚えのように「イゼットは難しいからな」と書いてきたが、今回イゼットが勝った要因の1つは間違いなくこの「ディミーアの不在」だろう。そして1引きで「つぶやく神秘家」というキーカードからスタートできたのも大きい。イゼットに行く場合、ボロス風のビートを軸にした構成になるのか、それとも呪文を軸にした構成にするのかというのが悩みのタネだが、このカードからスタートできれば積極的に呪文イゼットに舵をとることができる。もしかしたらニヴ様よりもこっちの方がデッキメイクのやりやすさを加味すれば強い可能性すらある。完成したデッキはクリーチャーとそれ以外の枚数がほぼ半々という状態で、クリーチャーも青の競合不在により「霧から見張るもの」が5引き出来ていたりとかなり恩恵がでかい。コントロール志向のイゼットの場合はより直接的にアドを取れるディミーアとの対決が鬼門になるところだが、そもそも相手がいなければ鬼門もクソもないのである。うーむ、世界はこういう周り方になるのか……。しかし、優勝→最下位→優勝というこの不安定さよ……。「順位のマグニチュードがでかい」(本人談)

 

 

島×7 山×7 イゼットのギルド門×2 蒸気孔

 

<クリーチャー>12

夜帷のスプライト 火小僧

ゴブリンのクレーター掘り 跳び蛙

ピストン拳のサイクロプス 小柄な竜装者

ディミーアの密告者 詩神のドレイク

賽銭ガニ つぶやく神秘家

霧から見張るもの 都市見張りのスフィンクス

 

<その他>11

確実な一撃 軽蔑的な一撃

急進思想 原因不明の消失

直流×2 捕獲球×2

嵐の行使 高熱仮説

逃れ得ぬ猛火

 

2位 【Thraxi】 白緑黒(青) <秋の騎士 神聖な訪問 巧みな叩き伏せ>

 常に世界を壊すソリューションを考えているつもりだが、紙一重のところで純正イゼットに敗れてしまったのは残念無念。しかし、今回のデッキは割と爪痕を残せたのではなかろうか。一応ベースになっているのは1引き「秋の騎士」率いるセレズニア。しかし今回は「包囲ワーム」0枚だし、そもそもあんまり召集にコミットする気がなかった。セレズニアは強くないギルドだと言われているわけだが、それって召集にそこまでパワーがないせいだと思っている。そこで私が考えたのは、「緑含みなんだし、他のデッキのいいところ全部取っちゃえばいいじゃん」という毎度お馴染みクソ多色マインド。門コントロールですらない。ただ、欲しいカードを使うために色を伸ばす戦術だ。今回は1パック目時点で「ギルド門通りの公有地」が2枚引けたことでこのクソ多色プランが実現に至り、比率で言えばセレズニア6、ゴルガリ3、ディミーア1くらいの割合。青いカードは「巧みな叩き伏せ」と「概念の雨」の2枚だけ。黒は「冷酷なゴルゴン」「雇われた毒殺者」といった防御の要となる接死持ちと除去。相手次第では「轟音のクラリオン」も気にせずサイドインしていたので事実上の5色デッキとも言える。このデッキでキーとなったのはなんと「猛り狂う聖像」であった。もともと「どんな時でも出せるし」くらいの感覚で入れていたのだが、一応のシナジーを考えてデッキのマルチカラー呪文の比率を11枚まで上げ、聖像の成長を大きくサポート。特に「確証/確立」とのコンボが強烈で、多くのコンバットで相手の戦線をズタズタにした。やっぱり困った時にはクソ多色。昔から偉い人はそう言ってるよ。

 

 

3位 【Chrolony】 黒緑 <遁走する蒸気族 真夜中の死神 死の重み>

 デッキが回らなかったとかで試合後にやたらクサクサしていた人。まぁ、実際私との試合では事実上何もせずに死んでいったようなもんだったので、こいつのデッキがどんな内容なのかすらろくに知らず、記事が書きにくくてしょうがない。ピック表となんとなくの話を総合すると「背骨ムカデ」をキーとした泥臭く戦うタイプのゴルガリらしいのだが、よりによって今回も例のあいつ(第1戦の時もかぶったあいつ)と上下の並びでゴルガリをシェアしてしまう不幸。こーの仲良しさんめ。まぁ、今回やたら黒が元気だったので、ディミーアを避けたら自然とそうなってしまうのだが……実際にピック表を確認してみると下家に「死の重み」→「疫病造り師」→「切断された糸」と流しているわけで,そりゃ被るだろ、というのがごく当たり前の感想である。幸い、こちらは上家だったことで最後のパックで「千の目、アイゾーニ」を受け取ることができたのでなんとか体裁を保つことはできた。それでもやはり「2人でやってるゴルガリ」に太い勝ち筋があるはずもなく、他の秀でたギルドに潰されてしまうのはしょうがないところだろう。たらればで考えると、最大の失着は1パック目の「思考繋ぎの幻」の時点でディミーアを見なかったことなのかもしれない。ゴルガリの2人のうち片方が早い段階でその判断が出来ていればどうなったかはわからないのだが……。

 

 

4位 【Tanaka】 黒緑青 <真夜中の死神 クロールの銛撃ち 致命的な訪問>

 そんな訳で下家のゴルガリ。ピック後にギルド状況が判明した際に上家から「なんで被ってるんスか!?」とキレられていたが、上述の通りの状況なので致し方なし。今回のピックで上家がゴルガリだと判断するのは正直不可能だっただろうし、食い合ってなおこの程度の傷ですんでいるのだから、2人とも間違いピックとは言えないはずだ。上家同様に強いて問題だというなら、多分ここが一番ディミーアに流せる可能性が高かったので、その選択がどこかで出来なかったかという部分はあるのだが、でも……やっぱり難しいよなぁ。「夜帷の捕食者」が2パック目までに出ていればワンチャンあったかもしれないが……。最終的には一応青に触って色を広げることにはチャレンジしているが、ゴルガリ愛のおかげで踏み切れなかったのはまこと残念。

 

 

5位 【Alessi】 赤白 <ボロスの挑戦者 サンホームの重鎮 薙ぎ払いの巨人>

 黒が3人に割れ、こりゃぁゴルガリが踏んだり蹴ったりだ、と思いきや。なんと最下位は純正ボロス。この辺りの「調子のマグニチュード」の激しさも、この環境のボロスの難しさを物語っているようである。低マナ域での勝負が必須となるボロスが時の運に左右されやすいのは明らかだが、それ以前のピック段階でも運の要素はかなり大きい。今回の敗因はすでに本人も分析済みだったが、ボロスを名乗るにはどう考えても重すぎたのである。2マナこそ「サンホームの重鎮」×2と「ボロスの挑戦者」、それに「気難しいゴブリン」と数が足りているが、今回「空騎士の軍団兵」が0枚。「突撃するロック鳥」などもいないし、「ウォジェクの護衛」はかろうじて確保できた1枚止まり。結果的に4マナが異様に膨れ上がってしまい、「槌落とし」×2に「瓦礫帯の猪」、それに「奇矯なサイクロプス」まで入っているいびつな結果。そりゃ確かに2マナ域だって真価を発揮できないだろう。独占状態でこの結果なのだから「パック運がなかったね」で終わってもいいのだが、結局5人ドラフトという我々独自の世界は、この「パック運」の要素があまりにも大きく、それをリカバリーする手腕が試される場でもあるのだ。2パック目あたりで目当てのカードが揃わなそうだと判断した場合、例えばイゼット方向への寄せを見せて色を増やすことを考慮していかなければならない。そうでなくとも、最低限途中のピックで「ヘルカイトの仔」よりも「ウォジェクの護衛」を優先するといったような完成形を想定した上での優先度選択が求められるだろう。あれ、実は5人戦ってむしろ8人戦よりも戦略性があるのでは?

 

 

 

今回のピック表

 

Serra】(赤青)→【Alessi】(赤白)→【Chrolony】(黒緑)

                     

Thraxi】(白緑黒青)    ←    【Tanaka】(黒緑青)





Magic思い出日記


○第2回 完全にイッチ(メルカディアン・マスクス)


 第2回目はマスクスのお話です。一応軽く概要を触れておくと、マスクスブロックの前のセットが当時史上最多の禁止カードを一瞬で叩き出した悪名高きウルザ・ブロック。私は構築環境に縁がなかったので肌で感じることはなかったんだけど、確かにあの当時、周りにいたガチ勢は色々と荒んでいたようにも見えましたね。昨日まで元気だったデッキが朝起きたら突然殺されてるわけで、カードを買う人間からしたらたまったもんじゃないでしょうよ。そこで登場したマスクスブロックは、制作チームが遠慮したのかどうか、当時は割と抑えめの印象だった気がする。ただ、私の勘違いかもしれないがこのあたりから少しずつ「リミテッド」というフォーマットが認識され始めており、マスクスはむしろリミテッド向けに本気で調整を試みたセットだったんじゃないか、という気もしている。成功したかどうかは別として。

 そんなちょっと地味な印象もあるマスクスブロックだが、個人的にはその独特の雰囲気が割と好きだった。当時はよくわからずに見てたけど、マスクス以前のカードはヴォルラスがどうとかウェザーライトがどうとか、なんか「スターウォーズ」みたいな壮大さでよくわからない物語が綴られていたのに対し、マスクスのカードは「取り引きのテーブル」だの「突き押しの試合」だの「市長の拒否権」だの、どこか生臭くてみみっちい雰囲気があった気がする。カードパワーが抑えられたという以外にも、そのあたりのフレーバーが出していた独特の空気は悪いものじゃなかったですよ。

 そして、そんなどこか愉快なメルカディアの街で、私が出会ったレアカードがこれ。

 

 

 

 「デルレイッチ/Delraich」。いや、怖いやんけ! 普通にホラーやんけ! 何やねんデルレイッチって!! いやー、でかいですよ。今の基準では全然大したことない気もするんだけど、当時の感覚だと6/6トランプラー(デメリットなし)というのは心惹かれる魅力的すぎるサイズ。7マナっていうコストも当時は(今もか)冗談にしか見えなかったけど、その下に書かれている1文がまた心憎い。そう、マスクスはピッチ(代替)コストがセットテーマになっており、手札を捨てたり追放したりすることでマナコストを払うことなく唱えられる呪文が多く採用されてるんだけど、このクリーチャーもそのうちの1体。条件はいかにも黒らしく生贄を要求するもので、現代の「飢饉の具現、トルガール」に通じるギミックにもなってますな。

 このカードを見て「おぉ、でかい! 怖い! そして強い!」とシンプルに惚れ込んだ私は、パックから出てきた貴重なレアということもあり、何とか使えるようにとデッキを組みましたよ。当然、ピッチコストで出したいので「ブラッド・ペット(6ED)」や「沼ネズミ(6ED)」なんかを大量に突っ込んでね。パックを買うのも大変だった当時は基本セットを多めに買っていたので、白枠のカードでクリーチャーベースをまかなうしかなかったんですよね。ちなみに「センギアの従臣(6ED)」っていうぴったりのカードが同じ基本セットに隠れているっていう情報をどこかで聞きつけたんですが、残念ながら当時の僕のパックからは出てくれませんでした。シングルを買うなんて発想も全然なかったので、確か「犠牲(USG)」も併用して墓地から釣れるギミックも合わせて使ってたんじゃなかったかなぁ。

 このデルレイッチさんへの愛着、今となってはなんでそんなに強かったのかははっきり覚えてないんですが、多分、割と序盤にパックから出てきたレアだったこと、能力がいかにも「上手く使ってくれよ」と言っているように見えたことなんかが理由じゃないかな。とにかくジョニー体質なので、こうして「面倒くさいけど使いこなせたら格好いいんじゃない?」みたいなカードは好きになる素養があったんだと思う。幸い、この当時の除去は「殺し」なんかが主流だったので、黒クリーチャーであるってのはそれだけでメリットだったんだよね。ちなみに、黒単色で組んでいたので当時対戦していた先輩に「物語の円」を置かれてさめざめと泣いたっていうお約束のオチもあります。もう、この当時から黒スキーだったし、白嫌いになってましたわ。

 

 

 

 あとは、マスクスブロックから私も少し大きなプレイ環境にいれてもらって、機会は少ないながらもドラフトに参加するようにもなった。おかげでこの環境から「リミテッドで強かったカード」の印象も一応残るようになっている。上で「開発チームはリミテッドでのバランスも考えて制作したんじゃないか」なんて書いてるけど、やっぱりいろんなところが荒削りでねぇ。当時のリミテッドで鬼神の如き強さを見せたコモンとして忘れられないカードに「有刺障壁」がある。まだまだ素人だった当時、最初にドラフトに招かれた時には「こんなカードのどこが強いん?」と首をひねっていたんだけど、実際に出された時には本当にげんなりしましたわ。この環境、どの色使ってても本当にタフネス1が多い……。あとは個人的に好きだったカードに「蜘蛛糸の鎧」なんてのもあった。「有刺障壁」との相性もあるし、これ、コモンだからマスクス×3のドラフトだとかき集められるのよね。2枚3枚と貼っていくと、それだけで戦線が……。なんで当時からこんなダルいカードばっかり印象に残ってるんだろう。いや、ダルい環境だったのよ!

 

 

 

「メルカディアンマスクス」の公式カードリストはこちらから

 

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