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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やっぱり専門用語の出現数がえげつない、第3話。毎回書いてる気がするけど、これって一般の人はどれくらいついてこられてるんでしょうかね。

 前回「まだ見てないな」って思っていた弦張りのシーンも普通に登場。やはりあらゆる部分で「弓道場でありうるエトセトラ」が実現しているアニメ。今回個人的に「あっ、懐かし!」って思ったのは遼平と七緒の2人でやっていた安土(あずち)の整備。安土ってのは的を立てるために盛られた土の部分のことね。安土って、たくさんの矢が刺さるから練習後にほうきで掃いてならすんだけど、あんまり掃いちゃうとポロポロ土がこぼれてしまうので結構デリケートな作業なのよ。練習前は水をかけて湿らせてから、的をザクッとさして、串を使って的を立てる。この時にも、あんまり突っ込んじゃうと土が崩れやすくなるし、まっすぐ垂直に立てるのは結構コツがいる。年に何度か安土整備をするタイミングはあるのだが、できるだけ長いこと使えるように神経を使うのだ。わしはあれがなんか苦手でな……的かけせずにすむ上級生になった時にホッとしたもんである。

 そんな私の懐かし話は別に良いのだが、シナリオ展開の方はなんだかすごくあっさりしているので別に語りたいようなこともないんだよな。今のところ、悪い奴が1人も出てこず、全体的にいい子ちゃんばかりでキャラも薄味の印象。喧嘩はしてるんだろうけど、どっちも真面目だし噛み合ってないので、結末のわかっている茶番を見せられているような気分である(まぁ、そりゃスポ根アニメの結末なんて大体わかってるもんだが)。やっぱりこれも弓道というあんまり動きのないスポーツが題材になっているが故の現象だろう。弓道で喧嘩しようとしたら、結局こういうメンタル面での諍いにならざるを得ない。

 さらに極論してしまえば、競技自体も全部メンタル面でのお話である。野球やサッカーのようにフィジカルがものを言わず、飛び抜けたスキルなんてのも見せにくい競技。「正しい射形で、正しく射れば自ずから矢は的に中る」というのが弓道の基本理念なわけで、そこに漫画的なあれこれを入れ込む余地はない。だからこそ、今作では「早気」というテーマがあそこまでクローズアップされているのだろう。

 突き詰めれば弓道で当たらなくなる理由なんてメンタル面の不調以外にあるわけがなく、いわばイップスだけがテーマとして扱える野球漫画みたいなもんである。投手のイップス同様、不調に陥るメンタル面での要因は選手それぞれに考えられるだろうが、だからと言ってイップスオンリーの野球漫画はあまり読みたくないだろう。本作はそうした根本的な構造的難点をどのように攻略していくつもりなのだろうか。現時点では、別にそこはあまり気にしてない風なんだよな。「イップスアニメでいいじゃん、むしろ弓道競技の内容を描くんじゃなくて、青少年達の心の揺れ動きが結果として弓に現れるだけなのだ」と。うーむ、まぁ、それでも成立するだろうが……。

 ぼちぼち懐かしネタをあげてもしょうがないので、今週あたりが感想を書く最後の週になるかもしれません。

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