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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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1月27日 ドラフト模様(RNA×3)

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Sea-chcken】→【Mei】→【Alessi】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Tanaka

 

 献身環境2回戦。前回のオープン戦でいきなり7人戦が実現してすげぇって思ったのに、なんと今回は8人戦。ちょっと前まで「人数が足りないから我々のドラフトも自然消滅するやろな」とか言ってたくせに、この隆盛ぶりはなんなのだろうか。まぁ、本当に偶然なので、次回は普通に5人戦になって一気に規模が縮小した感じになっちゃうけど……。それが普通なんですよ。

 最初のうちはいっぱいパックが剥けることが嬉しいんですが、今後のスタンダードになるはずの5〜6人戦みたいな「パックが少ないなりのドラフト」の戦術構築にあまり寄与しないのは問題だよな。8人戦と5人戦だと、カードの取れ方が全然違うから今回の経験があまり役に立たないのよねぇ。困ったものよねぇ。そして、人数が多いともう1つ困ったことが発生しまして……後述。

 

 次回はおそらく5人戦。日曜日に予定が取れなかったため、久しぶりに土曜日(14時)に戻っての開催になります。週替わりでバタバタしてますが、お間違え無きよう。

 




 

   AL SE TH SA ME SC TA CH

AL ー  ×  ×  ×  ×  ×  ×  ×  0ー7 8

SE ◎  ー  ○  ×  ×  ×  ×  ◎  3ー4 7

TH ◎  ×  ー  ×  ○  ◎  ◎  ×  4ー3 2

SA ◎  ○  ◎  ー  ◎  ×  ×  ×  4ー3 6

ME ◎  ◎  ×  ×  ー  ◎  ×  ○  4ー3 3

SC ◎  ◎  ×  ◎  ×  ー  ◎  ×  4ー3 4

TA ◎  ◎  ×  ○  ○  ×  ー  ×  4ー3 5

CH ◎  ×  ○    ◎  ×  ○  ○  ー  5ー2 1

 

 

1位 【Chrolony】 青緑 <エアロムンクルス 思考崩壊 集団強制

 大人数の試合だったので戦績がごちゃごちゃになってよくわからず、なんと4勝3敗が5人という超絶団子状態。そんな中で5勝してかろうじてトップになったのがこちらなのだが、優勝したと何度言っても「マジで? え? これで?」と信じていなかった。まー、よくわからんデッキになったのは事実のようで、試合後に提出されたデッキリストはなんとメインボード36枚という完全反則デッキである。マジなら資格剥奪もんだ。多分デッキをいじくりまわした結果何がメインだったかよくわからなくなってリストがちゃんと書けなかっただけなのだろうが……なんでこんな状態で提出しようと思ったんだよ。せめて提出前に確認しろよ。覚えてる範囲で適当に入ってたカードを補完(カッコ書きのもの)して40枚にしておいたのが下記のリストである(サイドインかもしれんが、細かいことはもう知らん)。さておき、細かい部分は置いとくとして、前回いなかったシミックというデッキタイプを見ていく上で、個人的に注目したいカードが2枚ある。1つは3枚とまとめて投入された「成長のらせん」。個人的には色が合うなら使ってみたいと思っていたカードなので、このデッキでは理想的な運用になっていて羨ましかった。ドラフトの場合、だいたい1〜2マナ域にどれだけ「埋め合わせるクリーチャー」を用意するかっていうことを気にすることになるのだが、今環境はとにかくスピードが遅く、2マナ以下にあまり有力なクリーチャーがいない。そこで、ただでさえマナ食い虫のシミックはそこでクリーチャーを展開するのではなく、マナ加速で飛び越えるカードで埋めるのだ。こうすることでさっさとこの環境の「本線」となるマナ域に飛び込めるので、序盤の動き方が大きく変わってくる。「成長のらせん」の偉いところは、最低でもインスタントキャントリップ(ところにより1マナ)になるので中盤以降に引いてもそこまで無駄にならないこと。他にも「プテラマンダー」の燃料になったりもするのでこのデッキでは実に渋い仕事をこなしている。そしてもう1枚の注目点はマナカーブの最後に鎮座する「詮索の目」。6マナはいかにも重く、アドが取れるとはいえ流石に厳しいかと思っていた呪文なのだが、このデッキでは余裕で使えていたし、何よりも使われたらかなり嫌だった。おそらく、この環境はこの呪文がプレイアブルになる世界なのだ。今回クリーチャーベースがそこまでではないこのデッキが安定して勝ちを拾えたことは、そのあたりのマナ事情を示す端的な事例になったと言えるのではなかろうか。まぁ、そうして鷹揚に構えたデッキばかりになれば、それを食い物にするビートが出てくる可能性もまたあるのだが。

 

 

島×9 森×8

 

<クリーチャー類>8(11)

(プテラマンダー)

賢者街の学者 トカゲ体の混種

尖塔に忍び寄るもの エアロムンクルス

ヒレバサミダコ 評議会のグリフィン

暴れ回る裂き角 冷気をもたらす者

(小走りワニ)(ギルドパクトのスフィンクス)

 

<その他>11(12)

本質の把捉 火消し×2

成長のらせん×3 スライム縛り

思考崩壊 一面の視線

(制動規範)

集団強制 詮索の目

 

 

 

2位 【Thraxi】 赤黒 <溶解区のイグナス 槍播き 血液破綻>

 ここから先は4勝3敗が5人続く。名義上の順位はつけているが、ぶっちゃけ大した差はなく、今回はどのデッキもそれなりに頑張った、という結果である。そして、一応そんな中で最初に紹介できるのが私のラクドスだ。前回「ラクドスは大変そう」と書いた責任として、とりあえず1回試さないとな、と思ってほぼ決め打ちだったのだが、今回卓にこっち方向が2〜3人いたのであまり賢い選択ではなかった。ただ、もともと考えていた方向性はそれなりに体現できたのではなかろうか。ラクドスの弱点となる「一度止まると脆い」を打破するため、私が狙ったのは「クリーチャーを並べられても突破できるカードを整える」ということ。そして、今回はさらにそこに「赤黒サクリファイス」の要素がかなり強く結びついた。キーとなるのは「血霧の潜入者」。これがサクり台の役割を果たしつつ、中盤以降も安定したクロックを刻むパーツ。さらに「執念深い吸血鬼」も異次元からのダメージを生み出す重要な要素となる。今回これらが機能したのは、8人戦のラッキーである「ゴブリンの集会」が4枚集まってトークン量産体制が整ったためだ。トークン自体に決定力がなくても(今回なぜか「燃えさかる炎」が1枚も出てないのである)、生贄にしてダメージに還元できるなら決定力はある。今回は他のサクリ台として「忘れられた神々の僧侶」「血液破綻」などを揃え、「反逆の行動」が2枚取られているのでビッグイニングが作りやすかった。1引きまでしている「槍播き」さんも与えられた仕事をきっちりこなしてくれたし、個人的に一押しのコンボ、「脚光の悪鬼」+「焼印刃」もフル回転。この辺りのギミックで、なんとか正攻法以外のダメージを叩き込めるようにしておくのが、ラクドスが生き残るための重要なポイントになってくるのではなかろうか。

 

 

3位 【Mei】 緑青白赤 <門道の密行者 プテラマンダー フェアリーの決闘者>

 こちらもブレないなぁ、というデッキ選択。「門道の密行者」スタートで、最終的にはいわゆる多色の門コントロールのデザイン。「門道の密行者」でアドを稼ぎ、序盤の劣勢は「アーチ道の天使」×2で押し戻し、最後は特大の「門破りの雄羊」で決める。与えられた通りの模範解答である。門デッキは基本的にシミックに寄りやすい。なぜかというと門がらみのカードは黒のみ存在しておらず、そのために黒に隣接したギルドカラー(白と赤)は触りに行くメリットが減り、残った4色の間に挟まった青と緑が取りやすくなる。特に緑は「開門」の存在があるので中心に据えるのは必須といえるだろう。今回「開門」が1枚も出ていないのでそのあたりは関係ないのだが、「門道の密行者」が2枚、「アーチ道の天使」が2枚でだいたい緑・青・白の3色。ここに普通なら「燃え立つ門」の赤をタッチすることになるのだが……今回は「燃え立つ門」は取り逃がしてしまっている(天使と同じパックにいたのだ)。では何故赤に触っているかというと、「混沌をもたらす者、ドムリ」なんてものを引いてしまったせいである。まぁ、こうしてボムが流れてきたときにもキャッチしやすいのは色を広げたメリットではあるのだが。基本的に「門道の密行者」が先行してアドを積む展開になれば勝ちやすく、そうでない場合は門以外のシナジーが乏しいのでやや散漫な印象か。まぁ、だいたいこうなるよな。あ、ちなみに「ヴァニファール」さんもいます。ほんまに好きやな。

 

 

4位 【Sea-chcken】 赤黒 <瓦礫帯の世捨て人 地底街の抱擁 ラクドスの人足>

 結局前日朝まで徹夜で麻雀を打ち続けてしまったのがこちら。おかげで初プレイとなる環境なのに思考がまとまらず……って、別にいつも通りのピックやんけ。困ったときは男の赤単。今回はどうやら前回の通信記事を読んで「ラクドス弱いって言われてるなら行ったろ」という狙いだったらしい。そして、このシンプルなピックが功を奏したのか、1戦目2戦目で当たったデッキには快勝。実は強いのでは? と思い始めたあたりで私のデッキとの同色対決を迎え、そこで土地が止まって袋叩きにあったことでケチがついてしまった。勢いさえあれば勝ちきれるってんだからラクドスとしては一つの理想形ではあるのだろうが。私との試合では事故っていたので内実は詳しくわからないのだが、こちらのラクドスはシンプルに肉を出してパンチパンチのデザインだろう。「野生のマーカ」あたりも平気でデッキインしているし、「有毒グルーディオン」だって相打ち上等とひたすら殴りかかる。一応ポイントとなるのは「地底街の抱擁」×2の存在で、序盤になりふり構わず相手の頭数を削ってしまい、多少強引にでもクリーチャーダメージをねじ込もうという算段だったのだろう。実際、勝っている試合は全てストレート勝ちでねじ伏せているのだから、こういうデザインでも苦手にするデッキは結構あるみたいだ。当初の狙い通り、「ラクドス別に弱くないじゃん」を証明することはできたんじゃなかろうか。でも、眠そう。

 

 

5位 【Tanaka】 白青 <グルールの呪文砕き 新プラーフのスフィンクス 法魔道士の束縛>

 1引き「グルールの呪文砕き」ながら、上家からのわかりやすい白プッシュの流れを素直に受け取り、そこから「新プラーフのスフィンクス」→「組織の伝書使」と流して気づけば完全アゾリウスへ。デザインとしては本当にアゾリウスが狙っている教科書通りの仕上がりで、「新プラーフのスフィンクス」×2を筆頭に中核となるクリーチャーは全部飛んでいる。そこに死後能力をそこそこ盛り込み、さらにカウンターで防壁を敷いて相手のキーとなるファッティは抑え込む。あとはちびちび空から殴ってればいつかは勝てるというわけだ。今回もアゾリウスは卓に1人ということでピックに不自由はしていないが、前回の「厳戒態勢」×3みたいなえげつない引きはないので、本当に地道に1点ずつ削っていくしかなかったのはなかなか大変そうだった。でもまぁ、本人としてはこういうデッキもそれなりに楽しく回せていたみたいで何よりである。カウンターで蓋することに快楽を覚えるとろくな人間にならないので注意すること。

 

 

6位 【Sangriter】 緑赤 <炎樹族の蛮人 批判家刺殺 猪の祟神の炎>

 下馬評では優勝候補だったのがこちらのデッキで、その理由は「あからさまにピック中グルール方面が余っていたから」。もちろん、そうして余るように腐心したのはこいつであり、「炎樹族の蛮人」が1引きってことは今回もギルドを定めての決め打ちだったということか。そうして下家をしっかりコントロールし、リターンはばっちり豊富なカードをせしめる。あまりにも「野蛮な一撃」や「剛力の殴り合い」といった格闘系除去の枚数が多すぎて3パック目では「もう除去いらんねん!」と贅沢な悲鳴も。こりゃぁ流石にグルール勝つかと思っていたのだが、案外そうでもないのがこの環境の難しさか。しかも負けてるのがラクドス・アゾリウス・シミックとそれぞれ異なるタイプのデッキ相手なので何がどうダメなのかもよくわからんし。いや、戦績だけ見れば別に悪いこともないのだけど。1つ懸念材料があるとすれば、他のギルド相手ならサイズ負けしないとドヤ顔のグルールも、実はシミックに比べるとまだ粒が小さいということ。完全に後ろのマナ域で構えてしまうとシミックの小狡さに絡め取られてしまう恐れがある。かといって速くすればいいかというと、この環境はあまり極端な速攻を推奨しておらず、大体のカードは暴動で速攻をつけるのはためらってしまうのである。実は脳筋なように見えて一番細かいデッキチューニングが求められているのはグルールだったりするのかも。まぁ、今回はグルールが空いていると見せかけて、ラクドス側が多いので削られるところは削られているのでねぇ。

 

 

7位 【Serra】 黒白 <テイサ・カルロフ 天上の赦免 奇怪な死>

 こちらは1引きテイサさんからの完全決め打ちオルゾフ。まぁ、前回3人被りなんて状態だったし、今回はみんな離席するだろう、というところまで狙ってのことなのかもしれない。おかげで2パック目で「天上の赦免」が出てバッチグーだったり純正オルゾフは無事に1人になったりと位置どりは恵まれているのだが、残念ながらそこまで圧倒的な勝ちには繋がらなかった。原因はいくつかあり、確実にキーとなる死後持ちは白単色・黒単色でそれぞれのユーザーに抜かれているということ、そして、そもそもオルゾフ的なカードがそこまで多くないこと。ここまででも「燃え立つ炎」の不在、「開門」の不在などコモンの偏りには触れてきたが、「不正相続」も今回1枚しか出ていないカードなのである。テイサがいるなら「傲慢な支配者」あたりももうちょっと出て欲しかったところか。あとはまぁ、そうした状況を鑑みてデッキコンセプトが微調整できるかどうかだなぁ。上述の門との絡みのおかげで黒関係の門はあまりやすいので、オルゾフの速度なら赤へのタッチ、逆に青へのタッチなんかも検討する余地はありそうだ。

 

 

8位 【Alessi】 ? <魔性 的中 昇華/消耗>

 はい、お待たせしました。冒頭で「人数が増えたことによる弊害・後述」と書いていましたが、ようやくここで触れることができます。なんと今回、「途中で試合を投げてドロップ」という裁定が出たんです。いや、ぶっちゃけ8人で7戦やる方がおかしいって話もあるので、ドロップっつうか「正当な負け抜け」なんですけど。ゲーム開始時に「何試合やる?」って聞いても意見のすり合わせができず「とりあえず1試合やってみよう」→「決まらないからもう1戦くらいやってみよう」ってんでずっと試合数を決めずに先送りにしてたんですが、2戦目で連敗した時点でこのおっさんが抜けを宣言。多分3試合のスイスドローだったらそのまま試合してたと思うんだけど、それでも場には「7試合やりたい」っていうデッキ回すの大好き小僧しかおらず、おっさんの負け抜けは完全にイレギュラー扱いになってしまった。ドラフトが展開していた脇で、メンツが足りなくて暇そうにしていた麻雀ボーイたちもいたので気遣いした上での判断だったのだが、おかげで史上初の変則7人戦になったのである。だから、ぶっちゃけ上で「4勝3敗が5人も!」って書いてるんだけど、正確にはだいたいの連中が3勝3敗なのよね。戦績から除外してもよかったんだけど、それだと初戦で戦って正式に「勝った」2人がなんかかわいそうなので、一応ドロップ扱いとして書いた(まぁ、全員に負けてるんだから戦績に影響はない)。私は試合してない側の人間なので、どんなデッキだったのかは1ミリも知りません。ピック表を見る限りではスタートはラクドスだがそこからオルゾフに流そうとして、黒白赤でわちゃわちゃしてる印象だが、最終的にどこに落ち着いたんでしょうね。「騒乱の落とし子」なんてラッキーカードも引いてるんだけどなぁ。……まぁ、ノイズです。過去に我々は「なんとか人数を水増しするため、全然ドラフトやったことないやつを卓に入れてピックだけさせる」っていう頭のおかしなことやったことがあるので、その時よりはマシですよ。

 

 

今回のピック表

 

Chrolony】(青緑)→【Serra】(黒白)→【Sea-chcken】(赤黒)

                     

Tanaka】(白青)               Mei】(緑青白赤)

                     

Thraxi】(赤黒)←【Sangriter】(緑赤)←【Alessi】(黒赤白?)

 




 





Magic思い出日記



○第12回 ご注文はカニですか?(レギオン)

 引き続き「狂乱の2年間」のエキスパンションとなるレギオン。ただし、このオンスロートブロック第2セットとなる小型エキスパンションは、どうやら狂っていたのは我々だけでなく、開発スタッフの方も随分狂っていたように思える。何しろ、「収録カード全部がクリーチャー」とかいう頭のおかしいことをやってのけているのだから……。当時はスモールセットの枚数が150枚弱とそこまで多くなかったとはいえ、ドラフトも前提になっている追加セットでこれだけの無茶をやらかしたというのは、良くも悪くも歴史に残るセットと言えるだろう。

 しかし、残念なことにそんな歴史に残るセットのはずなのだが、カード自体はあんまり記憶に残るようなものは多くない。現在も下の環境で活躍するカードもせいぜい「怒りの天使、アクローマ」がファンに好まれるくらいで、他のカードはその後の歴史に名を刻むようなものがほとんどなかった。まぁ、クリーチャーだらけのセットということでバランス調整に余念がなかったということなのだろうが……、結果だけを見れば、「誰も思いつかなかったことと、誰もやらなかったことは違う」という事実を残酷に突きつけてくれるセットであった。

 しかしまぁ、リミテッド中心の記憶であれば、むしろほとんどのカードがプレイアブル(何しろ全部パワーとタフネスが書いてある)なのだから思い出深いセットとも言える。色々な切り口があるとは思うので前回の「オンスロート」とコンセプトが被ってしまうのは癪だが、当時のリミテッドを一緒にプレイした仲間たちにアンケートをとったら、やはりこいつの名前が筆頭に上がるのではなかろうか。

 

 

 

森林守りのエルフ/Timberwatch Elf」。その無双の強さはリミテッドを飛び出して当時スタンでもお目見えするほどで、赤に「火花鍛治」あれば、緑に「森林守り」あり、と言えるくらい、真っ向から「火花鍛治」と並べるの最優秀コモンだった(まぁ、同じ盤上に並んだら一方的に殺されることが多いのだが)。この森林守りを手に入れてエルフデッキは一躍リミテッドの花形へ。その煽りを受け、「幸運を祈る者(ONS)」が大量にぶち込まれたエルフデッキはあまりにも盤面展開力が高すぎたため、気づけばライフが3桁を超えるなんて珍事も起こったものだ。本当に、ただ集めるだけで強くなる単純なリミテッド環境ではあるが、大味なゲームが実現するバランスもそれはそれで楽しいものだ。

 一方、変異環境としてのレギオンはどうかというと、クリーチャーしか存在しないという状況にバリエーションを加えるため、変異から表になった時に起動する「変異誘発能力」持ちのクリーチャーが多く採用され、結局はインスタント呪文と同じような使い心地になっていた。代表的なところでは「残響の追跡者」や「皮を剥ぐ者」など、この辺りのカードを適宜起動していくことで手札ではなく変異の読み合いという展開になったものである。

 

 

 

 そんな中で、私の印象に強く残っているのは「金属殻のカニ」だ。変異誘発能力が強いのはもちろん理由の1つではあるが、このレアカード、「我々の中で起こった反則珍事」を引き起こしたので「そんなことあるかい!」と思ったことから印象に残っている。これは私が犯した反則ではないのだが、当時、青の変異デッキを使っていた某氏はこのカニをピックし、変異状態でキャスト、そしていよいよ能力を起動して表にしたら……「これ、カニとちゃうやん!」と叫んだ。なんと、同じ青のカードである「人工進化(ONS)」を「イラストが似てたから」という理由でカニと勘違いして変異状態で出してしまったらしい。当然、当時はクリーチャー以外のカードを裏向きで置くことなど許されていなかったのでその時点で反則負けの裁定が下されたわけだ。そいつは「だって似てるやん!」と抗弁していたわけだが……どうでしょう、似てると思います? まぁ、カニはカニだけども……。

 

 

 

「レギオン」の公式カードリストはこちら。

 

 

 

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コメント
無題
赤黒サクリファイスかっこいいっすなぁ。
mtgaやってて思いましたが僕は門デッキを作れる才能がない(門とその他の優先度がまだ見えない…
【2019/01/30 09:01】 NAME[metalica] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
門は本当にそのシナジーだけ突き詰めようとすると関連カードが引けるかどうかの運ゲーになるからなぁ。門を最初に押さえるなら、多分多色化してるメリットを最大限に伸ばせるようにした方がいいんだと思う。勇気がないならやめておけ。
【2019/01/30 16:00】


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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