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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 王子のTシャツは何を基準に選ばれているのだろうか……第14話。変なTシャツ売ってる店はあるので存在自体は別にいいのだが、王子なんて典型的な「着るものはどうでもいいと思ってるタイプのオタク」のくせに、なぜか変Tだけやたら充実してるんだよな。まさか「お母さんが買ってきた」でもなかろうし……謎である。

 もう、これで最終回でもいいんじゃないかっていうくらいにグッとくるお話。やっぱり、オタク目線からすると王子が一番感情移入しやすい対象ではあるし、彼がこれまでどれだけつらい思いをしてきたかも知っているので、彼が何かを成し遂げた姿を見るのは感無量である。何気に、「成し遂げる」という姿は初めて見るかもしれないんだよなぁ。まぁ、最初期の状態を考えれば、最初に河川敷までたどり着けたときも「達成」ではあったけども。こうして他の面々に遅れながらも、最終的にやるときはやる男だ。そんな王子が掛け値無しに格好いい。

 前回カケルの憑き物を落としたことで、アオタケ連中に憂いはなくなった。今回はどのメンバーにも嬉しい知らせばかりが飛び込み、みんな「成長と達成」を惜しげも無く披露してくれている。山に強いことが如実にわかる神童の走り、逆に平地だと天性のバネが活かせるらしいムサの伸び。キングもユキも無事に記録を達成し、なぜかニコチャン先輩は手慰みのガラクタで商売までできるようになった(目標体重も無事クリアしたようである)。そんな中で、王子だけが結果を出せないはずもない。そりゃま、そういう作品なんだからそうなることはわかりきってるんだけど、最後まで自分を貫き、どこかシニカルなツラをしながらも、がっつり仲間の友情に動かされ、最後の最後に仲間の声援を力に変えた王子。腕に書かれたメッセージは素直な仲間の気持ちだが、もしかしたらワンピースあたりのオマージュも意図したものなのかもしれない(王子に対してはそれなりに効果がありそうだ)。

 「一人じゃない」というフレーズもなんとも印象的で、周りに仲間がいるんだ、という当たり前の意味に加えて、着実にタイムが伸びてきた王子は、もう以前のように誰もいないグラウンドをトボトボと走る必要がなくなっている。そりゃまぁ、標準記録ギリギリなのだから決して速いとはいえないのだろうが、それでも周りには同じような速度、王子よりも遅いペースで走っているランナーも現れている。チームの面々と走っていたらわからないことではあるが、着実に、彼の走りは成果を出していたのだ。ついでに言えば、彼(あとキング)のランニングフォームは未だ独特のクセが残っており、その気になればまだ改善点もありそう。タイムを出したからこれで終わりではない。まだまだ先は残っているのだ。箱根の山は天下の険なのだ。今後の王子の成長にも注目したい。

 こうして着実に成果が出るとうっかり「こいつら、最初は絶対無理だと思われてた連中なんだよな」ということを忘れそうになるが、今作はきちんと「他のランナーたちも同じくらい努力してるんだぜ」ということも教えてくれているのが大事なところ。御都合主義なのは間違いないが、頑張って成果を出しているのはなにも王子たちだけではないのだろう。日本中の、世界中のランナーたちは、今日もひたすら、自分との戦いを繰り広げているのである。やっぱスポーツ選手ってすげぇよなぁ。まっすぐなスポ根はそんな当たり前のことを思い出させてくれるから大事よね。

 

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