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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 オォゥルハイル、ブリタァァァァァアニアァァ! YES! It’s GEASS! やぁやぁ、復活しちゃったね! 帰ってきちゃったね! テンションがおかしくなるね! いいじゃない帰ってきても。だってゼロだもの。

 

<以下、当然ネタバレ的なものはありそうですが、とにかくルルーシュが復活します>

 

 




 いやー、復活しましたね。わたくし、自分がギアスのファンだとは思ってるんですが、気づけばスケジュールの都合で「叛道」と「皇道」は観てないんですよね……ごめんなさい! いや、チャンスがあれば観に行く気はあったんだけど、微妙に劇場が遠くてなかなか足が運べず……。おかげで「こっちの世界線だとシャーリーが生きてる」なんて断片的な情報をネットの海で拾い上げた程度の情報で今作の視聴と相成りました。でもまぁ、そこまで問題じゃないでしょ。最大の問題は、総集編観てなかったせいで本編も最終的にどこがどんな風に終わったのかディティールを覚えてなかったことですね。「そういえばブリタニア皇室ってどれくらい生存してたんだっけ?」って思ったら、もう、今回出るわ出るわの同窓会状態だったもんだから、「あ、みんな生きてるわ」って今更認識したりした(クロヴィス乙)。そんなニワトリ並みの記憶力でこんだけキャラの数が多い作品を10年以上ぶりに観て大丈夫なのかって話だが……。

 いやー、すごかったね。ほぼ全員出てたね。まさに大同窓会。強いて不満があるとしたら天子様に一切セリフがなかったことなんですが、中の人が引退してしまっているからしょうがないのである。逆に、ニーナは出番があるのかどうか不安だったのだが、めっちゃ大事な役割を果たしててびっくりした。中の人ががっつりアフレコしたのっていつぶりなんでしょうかね。あ、先に中の人ネタをもう1つ絡めておくと、シャムナ様のお付きのおねーちゃん達(すぐ死ぬ)の中から原由実ボイスが聞こえてきたので「こんなちょい役かよ」って思ってクレジット確認したら「女官:浅倉杏美」っていう表記もあって、「もう実質765プロじゃん」って思った(はらみーは「アナウンス」名義でクレジットされていた)。

 シナリオラインについてはぶっちゃけ「おまけシナリオ」っていう印象が一番強いのだが、本編が4クール作品なのだから、劇場版でサプリメントシナリオみたいになるのは致し方ないところだろう。脚本作成の要請もすごくわかりやすいもので、「ルルーシュを復活させなきゃいけない」→「復活するまでの流れはちゃんとやろう」→「その後いきなり活躍できるか? 平和な世界だぞ?」→「ルルーシュなんだからナナリーさえさらっとけばなんとかなるだろ」っていう。今作は本当に「妹さえいればいい。」っていうタイトルがしっくりくる作品なんだよな。まさかその対戦相手に「弟さえいればいい。」っていう人をぶつけてくるとは思わなかったが……。ナナリーという永遠のプリンセスを人質にとり、そのためにルルーシュが復活したなんて大事件はさておいて、遺恨は忘れて全員で団結。非常にわかりやすい「共通の敵さえ作れればOK」の構図。戦隊もののVSシリーズみたいだ。まぁ、ルルーシュ復活後に明らかに敵対意志を示したのなんてコーネリアくらいのもんだけどな(あとスザクwww)。とにかく、ルルーシュが感動の復活を果たしたので、彼の披露する「知略」を堪能するためにこれまで登場したキャラクターが全員で悪い奴のところに突っ込みましょう、という非常にシンプルなシナリオなのである。

 そして、「コードギアス」という作品はこれで良いのである。時たま「ギアスって賢いふりして頭が悪すぎるから面白くない」みたいな意見を目にすることがあり、まぁ、そういう意見も分かるのだが、僕ぁこういうシンプルな「格好良ければなんでもいいじゃん」っていうエンタメ極振りの姿勢がこの作品の一番いいところだと思ってるんだ。ルルーシュは奇策を思いつくから賢いのではなく、賢いルルーシュが思いつくから奇策なのである。毎回地面をぶっ壊して雪崩起こす主人公でも格好いいのである。その「ルルーシュだから賢くて格好いい」は今回のプロットでも如実に表れており、個人的にクライマックスだと認識している「相手のギアス能力を予測して絞り込む」という無茶すぎる展開が、おっそろしく雑に片付けられているところが最高にクールなのである。「22個まで絞れた」→「10個、フォーグナーの線は消えた」→「2個……クソッ、結局最後は賭けか!」。知らんがな! そこ一番大事だから! その限定説明してよ!! いやー、残念ながらルルーシュさんは説明してくれないんだなー。いいんだよ。ルルーシュだからわかったんだよ。どう考えても相手のギアスの性質を考えたら類推なんて不可能なはずなのに、分かっちゃうんだよ。すげぇよな。こんなことできるのは世界でもルルーシュか川尻早人しかおらんぞ。

 ある意味で極めてシンプルな「劇場版っぽい」シナリオ。おかげで余計な部分を気にせず、まっすぐに「大同窓会」を楽しむことができる。あとは見せ場として無視できないのはやっぱりナイトメアフレームの見せ方かな。シナリオ上のクライマックスが「ルルーシュの謎限定」だとするなら、映像的なクライマックスはカレンとスザクがパージオフして紅蓮とランスロットが出てくるところ。やっぱあのへんのナイトメアフレームのデザインは秀逸ですよ。単なるロボットものよりも小回りが効くデザインなのでより人間の格闘戦をイメージさせやすく、それだけに枢木卿の桁外れの操縦テクニックが見せやすいってのは、実は「ギアス」の革新的な部分だったんじゃなかろうか。今回はそれに加えてコーネリア殿下の立ち回りも格好良かったし。他にもルルとC.C.のタンデムコクピットとか、当時を懐かしんで思わず目が潤みそう。もちろんクッソエロいカレンの操縦ポーズもね。

 以下、個人的に気になったキャラクターベスト3。第3位、コーネリア殿下。なんかね、彼女がルルーシュと共闘できる環境っていうだけで感涙ものなのよね。あれだけ頑ななふりしてても「だってナナリーだし」って言われたら「あ、あんたのためじゃないんだからねッ!」って騎士道を振りかざしちゃうコーネリアさんほんと素敵。そりゃぁギルフォードさんだって一生ついていきますわ。第2位、咲世子さん。ほんと忍者なんで?! いつでもフィジカル最強、どこにいても大活躍できるハイパーチート性能……一人だけ「甲鉄城のカバネリ」みたいな格好してんじゃねぇよ。そしてエンディングイラストがひどすぎやしませんかね? 第1位、敵国の弟君、シャリオ殿下! 個人的には今回敵キャラはなかなか見せ場が作りにくいんじゃないかって思ってたんですが、やっぱり村瀬歩の声が大好きなせいか、やたら弟君のシーンだけ見入ってしまいましたねぇ。完全にナナリーの投影でしかないキャラなんだけど、彼の立ち居振る舞いも姉であるシャムナと、敵であるルルーシュのスタンスの違いが表れてるように見えてね。それまでずっと高潔な姿を貫いてきたのに、最後の最後で「姉の予言」にすがりつくようにして死んでいったのがすごく残酷な描写。今作は割と人の命を軽んじる作品なのだが、他の「死」が割とあっさり目だったのに、シャリオだけはやたらと容赦なかったのはなんだったんでしょうね。

 その他にもいっぱいあるよ。個人的に爆笑してしまったのは(実際に劇場では笑っていません)ルルーシュと念願の再会を果たしたスザクの反応。なんで「確かめてみるか」って言われてまずやることが「ほっぺた触る」なんだよ。触ってわかんのかよ。そしてしっかりと目標を確認した後のフルボッコ展開。いや、分かるけども! 気持ちはすごく分かるけども! スザクさんは最後の最後まで苦労人のまんまや。あとの面々は扇の披露宴シーンでたくさん出てたのがお気に入りなんですが、中の人の心境を知っているせいで、なんかヴィレッタさんのマリッジブルーが強すぎるように見えたのは多分気のせい。他にもマジでスッキリしちゃって頼り甲斐があるシュナイゼル殿下とか、どうにも止まらないロイド&セシル漫才とか。ほんと、「やりたいこと全部やる」っていう作品でしたわ。

 エンディングも「これしかないやろ」っていう完璧な締めで、「ルルーシュはわざわざ復活して晩節を汚した」などと言われる心配もなし。これこそが、ファンが一番観たかった「コードギアス」のエンディングだったのではなかろうか。10年越しでも、願いは叶うのですよ。

 結論:やっぱりどこをどういじっても木村貴宏絵はエロい。

 以上だ!

 

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