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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 榊さん有能すぎひん? 第17話。もう、あいつがいてくれるおかげで寛政大学はなんとかやっていけてる。運命の赤い糸でつながれたクソ迷惑キャラが、実はチームをまとめる最大の功労者である。いささか便利すぎる気がするんですがね。

 前回までが感動の予選会だったので、今回は本戦との間に挟まる「溜め」回といった風情。ここにきて突然双子が造反するのはちょっと取ってつけた感があるのだが、それだけモチベーションの維持ってのは大変だってことなんだろう。おそらく狙いとしては「予選を通った」ことでもうすでに1つの目的を達成し、チームの中で生まれかねない中だるみをよりサイズのでかい「反乱」で緩和しようという(シナリオ要請上の)必要性。あまりに大きな目標を達成してしまうと、人はどうしたって気が緩むものだ。今回もし双子があんな大げさな造反に出ていなかったら、10人のメンバーのうちどれくらいが「まぁ、ここまででも満足だ」と思っていただろう。みんな精神的な成長は大きいはずだが、それでもキングあたりは割と満足してだらけてしまいそうな印象もある。

 そうした中だるみが起こるのを(結果的に)未然に防いだのが、今回の双子の造反であろう。彼らは最初に加入してからというもの、ほとんどハイジの言葉を鵜呑みにしてしたがってきた。なぜ今になって、という印象はあるものの、彼らの持ってしまった疑念は、実は残りのメンバーにも芽生えるべきものだった。ユキとニコちゃんの年寄りコンビに至っては、すでに加入時にその辺りの懊悩も織り込み済みで加わっていた感がある。「頑張ると言っても、明確にゴールがある目標なのか」と。「出ることが目的でなく、取れもしないトップを目指すというのはおかしくないか」と。カケルやハイジのように根っから「走る」ことを目的にしている人間は問題ないだろうが、それ以外の面々のように「他人から言われて」嫌々走り出した人間にとって、この微妙なニュアンスの差は案外重要である。アホな双子はこれまで一切そうした疑念を抱かなかったからこそ、たまたまこのタイミングで壁にぶつかってしまったのだろう。

 最終的には榊の一押しによって元鞘(?)には戻ったが、双子を引き寄せた最大の要因は、結局10人の誰もが双子と同じような悩みを抱えていたという共感なのではなかろうか。ハイジは繰り返し「俺も探している最中だ」と言っていたし、それよりも駅伝に接してきた時間が短い他の面々に答えなどわかるわけもない。それでも一度決めたからには走りたいという純粋な目的意識は、今回それぞれの表情に伺える頼もしいものである。ニコちゃん、ユキについては完全にその辺りをクリアしている。神童・ムサは元来親切な人間なので「付き合い」だけでも文句はないだろうが、すでにこれまでの練習で様々な喜びを知ることができただろう。王子に至っては「今更何言ってんだ?」ってなもんである。キングは……分からん。多分、ここまで費やしてきたものを考えたら最大効率を得たいっていう欲求があるんじゃないかな。

 最終的には敏腕マネージャー・ハナちゃんの鶴の一声でがつんと双子をねじ伏せて万事解決。本当に可愛いし有能すぎるマネージャーである。双子との関係性に何か不穏なものは感じられるが、ここは素直に感謝しておこう。あとはただ、それぞれの役割をまっとうするだけ。そんなタイミングで、ハイジの足なぁ……大丈夫だよなぁ……。

 

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