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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんか嫌いじゃない、第5話。相変わらず訳のわからん作品には違いないのだが、「どうせ訳わからん」と割り切ってこの世界の理に身を委ねると、連鎖的な不条理の接続が気持ちよくなってくる。なんだか不可思議なドラッグみたいなアニメである。

 流石にこれだけの話数を重ねると、この世界のルールについては随分馴染んでくる。「殺人衝動」というなんともいえない物を察知する機械が開発された世界。その衝動を追跡することで「イド」と呼ばれる概念世界を開くことが可能で、その内部世界には犯人の衝動の根源が様々なヒントとして散りばめられている。それがダイレクトに犯人に接続することもあるし、ワイダニットの側面から犯行実態に迫り、現実世界での犯人の足取りを掴むこともある。全ては「なんとなく」の接続なのでそこにロジックは存在しないのだが、珍妙な捜査機を活用しての地取り捜査を繰り返しているのだと考えれば、割とオーソドックスな刑事物のフォーマットの転用と言えるかもしれない。

 今回の主人公は、1話目時点で割と気になっていたショタとロリの間を行き来する絶妙な存在である本堂町。彼女の調査と推理が「墓掘り」の本質に意外な方向から接続する様子が描かれており、これまでのお話の中で一番「現実パート」が重要になってくる展開だ。その分イドの中での酒井戸の活躍はあっさりしたものになっており、カエルちゃんと出会って1秒でのスピード解決(?)。まぁ、「カエルちゃんの死の不自然な点を暴く」っていうのは解決じゃなくてスタート地点ではあるのだが。

 前回のスナイパーのお話もそうだし、今作の見どころの1つは、無茶苦茶な世界設定になったイドの中で、どんな突拍子も無い謎が与えられ、どんな突拍子も無い解決を導くかという部分。ここにもロジックらしいロジックは無いのかもしれないが、非常に「画面映え」する謎になっているというのがアニメ的な見どころになっていて、例えば前回の「回転する塔」なんてのは現実世界じゃありえないのは間違いないし(「賭ケグルイ」は?)、今回の「無重力死体の謎」にしたって、本気のミステリでやろうと思ったら場面を用意するだけで一苦労。イドの中だからこそ、気軽に提示して、気軽に解決できるバランスになっているのである。こうして「見た目優先の不条理謎の展開」っていう目的のための世界なのだと割り切ると、なかなか楽しい作品なんじゃなかろうか。個人的には犯人サイドのキャラが実に濃いのも魅力的な部分で、まさか最初の犯人である穴空きさんがこんなに出ずっぱりで活躍できるキャラになるなんて思ってなかったし、今回の犯人(?)もなかなか意味深な言動が多くて楽しい。どうせ前例のない世界なんだから、やれる限りの無茶苦茶をやってほしいところだ。

 

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