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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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3月14日 ドラフト模様(MB1×3)

ピック順 【Tanaka】→【Logical】→【Chrolony】→【Serra】→【Sangriter】→【Thraxi】→

 

 (今回は、わかりにくいだろうと思ったので一部カード名はリンク入りでお送りしております)

 なんとも不思議なお祭り騒ぎ、ミステリーブースターの登場だ。最近のWizardsはこうしたサプライにも随分力を入れており、Magicというゲームの多角的な楽しみ方を色々模索しながら消費者に提供してくれている。こちらの商品は、「ドラフト好きなユーザー向けで、そこまでカード自体の価値を気にしない」というまさに我々のようなコミュニティ向けの商品である。ただ、事前の情報ではあまりにカオス過ぎる形態だったこともあり、「多分あんまり面白くないで」と予防線を張っていた。私は基本的にWizardsの開発チームを信頼しており、彼らが時間をかけて作り上げるリミテッド環境を信用している。念入りにレアリティやカード性能を調整した「調整済みの」リミテッド環境に比べたら、こんなごった煮の思いつきみたいな商品でのドラフトが面白くなるわけがない。信頼があるからこそ、逆説的にそう考えたわけだ。

 ……ごめんなさい、割と面白かったです……。まぁ、この面白さの根本には思い出補正も多く関わっており、実際に今回年寄り3人若者(?)3人でパックを剥いたが、ピック中におっさんサイドがとにかくうるさかった。だって、懐かしいんだもん。パックの封入にも悪意があるんじゃねぇかと思えるくらいのプチ奇跡が詰まっており、たとえば私の開けたパックはドラゴンを支援する「帰ってきた刃の翼」と、アーティファクトを支援する「鋳造所の検査官」、そしてなんと蛇を支援する「せし郎の息子、そう介」がまとめて入っていたのである。誰だって「えっ? 部族? なにこれ?」ってなる。他にも「野生の雑種犬」と「象の導き」がまとめて入っている「オデッセイブロック・ファッキンセット」があったり、まったく同じ性能の「フェアリーの侵略者」と「風を跨ぐ者」があったので「これ、実質同じカードじゃん」って言ってるそばから「板歩きの刑」が撃ち込まれて同じじゃなかったり、「大いなるガルガドン」を引いて「流石に待機させたクリーチャーには触れへんやろ」って言ってる目の前を「永遠からの引き抜き」が流れて行ったり、挙句「すみません、バンドってどういう能力ですか?」なんて質問が飛び出して誰一人答えられなかったり。とにかくカオスなのである。

 そうした物珍しさだけの面白さかというと案外そうでもなく、普通のプレイ環境では絶対に巡り会えないようなカードのミラクルシナジーを夢見ることができるのはこの世界ならではの魅力。多分今回はプレイヤーの数だけ夢があっただろうが、例えば私の例でいえば、「エレボスの指図」を持っている状態で「エムラクールの孵化者」が流れてきたら、そりゃぁニヤリともするってもんだろう。さぁ、新たなカオスの扉を開けようじゃないか。一体どんなデッキが完成するか、それは多分、制作スタッフにもわからないのだから。それにしてもピック表を書くのにめちゃめちゃ時間がかかるな!

 ちなみに、「ドラフト中に同じ名前のカードが2枚でない」という売り文句があったが、今回は6人戦(18パック、270枚)で「難破船あさり」と「予報」の2種がかぶったので、一応それなりの確率でかぶることはあるみたいだ。そりゃそうだな。

 

 




 

 

   SE TH SA TA CH LO

SE ー  ○  ○  ×  ×  ◎  3ー2 3

TH ×  ー  ×  ○  ○  ○  3ー2 4

SA ◎  ○  ー  ×  ○  ×  3ー2 2

TA ◎  ×  ○  ー  ○  ○  4ー1 1

CH ×  ×  ×  ×  ー  ×  0ー5 6

LO ×  ×  ○  ×  ○  ー  2ー3 5

 

1位 【Tanaka】 白黒 <エルドラージの碑 外身の交換 夜の咆哮獣

 なんと、懐古趣味のカオス環境での優勝は、まさかのこの男。「久しぶりに勝ったー!!!」と狂喜乱舞し、浮いたドラフト代でそのまま煙草を買いに走ったという。まぁ、勝てばよかろうなのだ。正直、カオス環境なので何が勝因かなんてのはさっぱりわからないのだが、デッキの様子は下のリストをみてもらうしかないだろう。白黒で雑多なクリーチャーがひしめく中、注目すべきは(一応定義上は)レアである2枚、「護衛募集員」と「夜の咆哮獣」であろう。「咆哮獣」は当時のリミテッドでも当然強カードとして活躍したわけだが、今回はそんなキーカードが0/0であることを利用し、レガシーレベルで活躍する「護衛募集員」でサーチして確実に運用するというギミックを採用している。その他のレアには、雑多なクリーチャーを殺戮兵器に変える「エルドラージの碑」、そして問答無用の全体除去「命取りの大嵐」と並び、意外性の高いビッグアクションを実現している。やってる当人は「この2枚を一緒に使って一方的な虐殺がやりたかったのに!」と悔しがっていたが、実現しなかった最大の理由は「まぁ、どっちか1枚でだいたい勝てるから」である。あ、あと「アダントの先兵」がほんとにフツーに強すぎてどうにもならないっていうのもある。年寄り連中が切れてた案件である「あいつ、楽しさとか懐かしさとか全然関係なしに強いだけだからほんとむかつく」「ジャスティスマンクラスに空気読んでない」。

 

 

平地×9 沼×8

 

<クリーチャー> 15

レオニンの遺物囲い 猛竜の相棒

若年の騎士 アダントの先兵

薄暮軍団の盲信者 鋳造所の検査官

ヴラスカの懐刀 護衛募集員

巧射艦隊の拷問者 グウィリオンの垣魔道士

夜の咆哮獣 大牙の衆の忍び

蘇りしケンタウルス 戦慄運びのランパード

ルーン傷の悪魔

 

<その他> 8

歯止め 殺人衝動

平和な心 不眠の晒し台

復活 外身の交換

エルドラージの碑 命取りの大嵐

 

 

 

2位 【Sangriter】 赤青 <復讐に燃えた再誕 若き紅蓮術士 炎の稲妻>

 こちらはグルールカラーの「復讐に燃えた再誕」からスタートだが、2パック目1引き「若き紅蓮術士」に惹かれてよりフィットしやすいイゼットへとシフトさせたデッキ。1パック目で似たような性格を持つ「火付け射手」を早めに引いていたので概形をイメージしやすかったというのもあるだろう。イゼット的にはとにかくインスタントってことで火力が基本で、フラッシュバックで2回使える「炎の稲妻」を皮切りに「タール火」「サルカンの怒り」、そしてこれらを大きくサポートする「ミジックスの熟達」などが並ぶ。そしてもう1つのギミックが「大いなるガルガドン」。「若き紅蓮術士」のトークンが無駄なく活用できるほか、「ドラゴンの卵」はこのために存在しているし、一か八かの突貫アタックはやる方もやられる方も緊迫感満点である。ギミックの割に速めのデッキにまとめられているので、出番がなくなった「嵐血の狂戦士」や殴れなくなった「深き刻の忍者」など、案外生贄にしてもいいカードは多かったりする。個人的には、灯争大戦当時も大して使われてなかった「造反者潰し」でまさかのクリティカルな負けを喫したのが印象的。何が飛んでくるかわからないからこそ、トリックが強い。

 

 

3位 【Serra】 白青 <命運の掌握 議会の守衛 拘引>

 1引きの「命運の掌握」はみたことがないカードだが、まぁ、ぶっちゃけタイマンでは「払拭の光」と同じである。このデッキはこうした多人数戦用にデザインされた見慣れないカードの活躍が印象的で、私を含めて2人の人間を蹂躙したのが2パック目1引きの「議会の守衛」である。これ、コンスピラシーだからアンコで許されてるけど、普通の試合だったらレアでもよくね? ちなみに、今カードを確認したら選べる色の選択肢は青黒赤緑の4色だけだったので、私がやった「プロ白を与えてオーラを張れなくしてやるぜ!」プレイはできませんでした。ごめんなさい。まぁ、そんなの全然関係なかったけど。私との試合ではこいつが4回殴って終わった試合と、あと適当なフライヤーに「ロクソドンの戦槌」がついて終わった試合だけだったので「勝てるわけないやんけ!」って感じだったが、最終的に3−2ってことはまぁ、普通のアゾリウスビートよね。この他にも白クリーチャーを支援する「天界の十字軍」を「天界の曙光」で後押しする謎の天界コンボなんかも存在していたらしい。まぁ、デッキの大体のクリーチャーが白いから別にいらんやろ、とは思うけども。相変わらず、白という範囲内で芸術点高めのことをやろうとする方向性はブレないのである。

 

 

4位 【Thraxi】 黒赤 <エレボスの指図 凶暴な吸血者 豪華の王、ゴンティ

 1引きは「ルーン傷の悪魔」流しの「エレボスの指図」という、「まぁ、黒はかぶるなぁ」というピック。そんなスタートなので適当にクリーチャー並べるビートになるかなぁ、と思っていたのだが……6引きで流れてきたカードが……「アスフォデルの灰色商人」……先週やったわ!!!! 懐かしさゼロやんけ! ……まぁ、やるけどさぁ。たまたまその前にダブルシンボルの「吸血鬼の呪詛術士」も引いていたし、「エレボスの指図」もダブルシンボル。なんかもう、見れば見るほどアスフォデルを迎え入れるためのデッキに思えてきたわ。あとは適当に黒いカードを引き、1パック目はタッチが白になるかと思ったが、2パック目で流れてきたカードはなんと「鏡割りのキキジキ」。先週はタッサとコンビを組み、今週はキキジキ。もう、アスフォデルのための世界じゃない? 黒信心デッキに赤のトリプルシンボルという無茶な構成にはなったが、赤は他には序盤用の「クレンコの命令」「ドラゴンの餌」の2枚(全く同じ効果のカード)くらいだ。ただ、そうしてアスフォデルのためのデッキを組んだはずなのだが、何故か相手に嫌がらせをした筆頭はやたら引きまくった「豪華の王、ゴンティ」の方だったりする。あと「アンデッドの戦長」と「グリクシスの奴隷使い」のゾンビシナジーとか。「アンデッドの戦長」、ほんと好きなカードなんだよなぁ。「よじれた嫌悪者」が出れば完璧だったけどなぁ。

 

 

5位 【Logical】 5色 <大渦の大天使 マルチェッサ女王 時間の大魔道士、テフェリー

 今回一番楽しそうなデッキは何かと言われれば、まぁ、ここになるんだろう。いわゆる「俺がやりそうなデッキ」の1つであるクソ5色。いや、このデッキはクソなんて言っては失礼だ。1引きで5色の神話レアを引いているのだから、信念に基づいた「魂の5色」である。どこまで意図されたものかは定かでないが、初手から5色を決め打とうと決意すると、色マナサポートはザクザク集まるカードプール。特に今回は土地に張るオーラがやたら多く、このデッキには「繁茂」「楽園の贈り物」「夜明けの反射」の3枚が入っている。さらに土地サーチは「荒野の地図作成」「森の占術」、そして泣く子も黙る「砕土」で万全。流石にこれだけぶち込めばあらゆるマナトラブルとは無縁だろう。まぁ、私との試合では土地2枚で止まって死んでいったのだが……(ゴンティさんが土地を4枚処分してくれました)。とにかく、こうして揃えて伸ばしたマナから何を出すかといえば、その筆頭はもちろん「大渦の大天使」。そしてこいつの能力からでも繰り出せる枠には「軍団を破壊するもの」と「氷河跨ぎのワーム」のような純正デカブツ、そして唱えにくそうな「マルチェッサ女王」もいる。そうそう、今回唯一PWを使えたのもここでしたね(まぁ、「一番弱いテフェリー」だったけども……)。こうしたボムを引き込むために、残りの枠は「航路の作成」「嘘か真か」「目録」といったドロー呪文に費やされているのも潔い構築である。楽しそうではあったが、とにかくプレイに時間がかかるのが悩みのタネ。結局、自身に設定されたタイムリミットを超えてしまい、まだ試合を残した状態でなくなくドロップしたのであった。かわいそう。スケジュール管理ちゃんとせぇよ。

 

 

6位 【Chrolony】 緑黒 <傲慢な完全者 火炎弾 鎖ナイフの障壁>

 こちらは試合途中で「つまらなすぎる」と文句を言い出し、ドロップを許可したので途中から試合をしなくなったという、今回の環境ではむしろ珍しいくらいのデッキ。まぁ、大体の環境においてそうなのだが、緑で愚直に殴るしかなくてつまらんデッキってのはできるもんである。てめぇで組んだんだから完全に自己責任ではあるのだが。しかし、何故そんなバッドエンドに飛び込んでしまったのかといえば、1引きがそのわかりやすい解答である。「傲慢な完全者」。アンコだけどアンコであってはならないと言われた、当時の問題児だ。ここからさらに1パック目序盤のピックでは「野生の心、セルヴァラ」「エルフの幻想家」「変わり身の勇士」と、トントン拍子でエルフ(?)が集まってきたため、「これ、部族デッキになるのでは?」と期待してしまったのは同情の余地がある。もちろん、事実上のシングルトンでそんなうまい話があるわけもなく、エルフのサポートは他に「レンの地の克服者」がせいぜいで、緑に決めて進んだ結果がなんともパッとしないビートであったという。まぁ、流石に見切りをつけるのが早すぎたってことだわな。結局、ボムのぶつけ合いになりやすいカオス環境の場合、1枚で他のカードと交換できるソース(まぁ、除去のこと)が少ない緑って存在自体が不利なんだよね。過去に私が自前で作ったキューブの時にも同じような問題があって、緑にいった人間はだいたい爆死してたし。

 

 

 

 

今回のピック表

 

Tanaka】(白黒)→【Logical】(5色)→【Chrolony】(緑黒)

                      

Thraxi】(黒赤)←【Sangriter】(赤青)←【Serra】(白青)

 

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