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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 普通のええ話やないかい、第11話。そりゃそうなるやろ、っていう展開だったけど、最後にはちょっとうるっときちゃうのズルいな。

 結局、今作における「龍捕りと龍の関係性」ってのは一筋縄ではいかぬものなのだ。そりゃミカみたいに貪欲に、利益を超えたところで龍を捕ることに命をかける奴だっているだろうし、船に乗ってる連中はみんな生活のために必死に龍を捕ろうとする。つまり、殺そうとしている。ただ、それは別に龍が憎いからではないし、長らく空で暮らしているからこそ、龍への敬意だって人一倍持ち合わせてもいるのだ。そうした精神性は、以前ミカが立ち寄った爺さんのところでタキタの前に提示されていた。確かに龍を殺すし、その肉は美味しいものとしてありがたくいただく。しかし、決して感謝は忘れてはいけないし、ただ殺すことに邁進するべきではない。この辺りの「獲物と猟師の関係性」ってのは、太古の昔からどんな文化にも根強く存在しているものに違いない。

 今回、タキタはひょんなことからこの「命と、関係性と」を徹底して考える必要に迫られた。ちょっと浮かれ気味で遭遇した龍の群れ。そこで荒稼ぎできるかと思ったらわずかな油断から命の危機。その命を救ってくれたのは紛れもなく龍であり、命の恩人たる龍の残していった子供龍は、敵意もなくタキタに懐いてしまう。これでずっと一緒に旅を続けられる関係性だったらなんの問題もなかっただろう。そうして「狩ったものの子供」を引き取って育てあげ、最高のバディになっていくお話なんてのも割と定番ではある。ちょっとニュアンスは違うけどトリコとテリーみたいな奴だ。できることならタキタも龍の子供との親交を深め、ゆくゆくは「龍を駆り、龍を狩る」なんて謎のドラゴンライダーになって欲しかったものだが、残念ながら龍の生態系がそれを許さなかったようだ。こうして人間と一緒に生活できずに「群れにおかえり」するのも、これまた王道の感動ストーリーであろう。龍は単体だとあまりにも得体がしれないのでどうなることかと心配になったが、マタギのおねーさんと一緒に様々な世界をみることによって、タキタと龍の関係性も十二分に掘り下げることができた。これでまた、「龍捕り」タキタが一回り大きくなったことだろう。

 しかし、これでクインザザはまた赤字だけ抱えることになってるんだが……そろそろやばいんじゃなかろうか? この後で目の色変えて群れを狩りまくるのもなんか違う気がするし……悩まし。

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