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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 これはすごいアニメかもしれん……圧倒的にダメな意味で……。普段、記事を立てる時は「面白いアニメの記事を書きたい」というモチベーションしかないのだけど、ここまでダメな駄目がダメダメに集まっているアニメは久しぶりに見たので、かえってテンションが上がってしまった。もしかしたらこれは、現代のDYNAMICな何かと言えるのかもしれない。いや、ダイナミックも現代だけども。

 シナリオラインがなんか怪しいなぁ、というのはすでに1話目の感想時点でも見えていた部分だし、「なーんか、バトル描写がもっさりしている」という不安も同じく1話目時点で見えていた。でもまぁ、コロナ下のことであるし、多少の品質の問題は目をつぶってもいいだろうと思っていたのだが……二話三話と続けてみていくうちに、そういうレベルの話ではなくなってきた。なんと表現したらいいのかよく分からないのだが……アニメの、基本的なコンテの切り方を知らないような、そんな支離滅裂な構造になっているのである。なんでこんなとんでもないことになっているのだろう。コンテ・監督を担当している人だって、別に素人じゃないんだから勘所は分かっているとは思うのだが……それが一切具体的な製作チームに降りていかないくらいに状況が逼迫しているんだろうか? やっぱり大人しくもう1クール延期してマシなレベルにする努力が必要だったんじゃなかろうか?

 今回はそうして「駄目な部分」がとにかく気になってしまい、次第に画面から目が離せなくなった。静かなパートはまだ「うん? なんか作画が雑すぎるな……」くらいで我慢できるのだが、ヘリに乗ってバトルを始めたあたりで臨界点を突破する。前後のカット割りが繋がっておらず、あらゆるシーンでキャラクターが瞬間移動しているように見える。カメラワークの基本ができていればおよそ生み出されないような奇怪な接続がそこかしこに発生する。おそらく、キャラを動かす余裕がないので止め絵見たいなショボい絵面で画面をつなぐしかなく、カット毎の接続なんてものにまで気が回らなくなっているのだろう。

 さらに音響との不和が目立っているのも気になる部分で、最高潮に達するのは、絶対に侍がなんか喋ってるはずなのに(口ははっきり動いてるのに)何も聞こえてこないというシーン(ヘリから飛び降りた侍の手を忍者が掴んだとこ)。よく聞くとちょっと笑ってるような音声は入ってる気もするが、リップシンクを考えると絶対におかしい。もちろん、その逆で「全然口は動いてないけどめっちゃしゃべる」というシーンも用意されており、全体でのバランスはバッチリだ(????)。まぁ、結局はどの画も動かないってのが根本的な問題なんだろうが、作画のショボさも相まって、全てが悪い方悪い方へとシナジーが接続しているのである。挙句にシナリオも「どないやねん」になっていき、ラストシーンのジビエ化のとことか、「いや、そこはまずその可能性から考えるやろ」というツッコミ待ち以外の何ものでもない。なんだか、各方面から「現代のMUSASHI-GUN-」を狙ってるんじゃないかと思えるようなクオリティである。

 現代でもまだまだ、こういうアニメは生まれる可能性があるんだなぁ、としみじみ感心した次第。今後、このアニメがネタ以外で生き残る道はあるんだろうか??? 天野喜孝に訴えられないことを祈ろう。

 

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