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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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NOMAD メガロボクス2」 6→6

 良きに。そこまで球速があるわけじゃないのだが、狙ったところにしっかり入れてくる、そんなアニメ。

 相変わらず「どの辺があしたのジョーやねん」とか「結局ギアってなんやねん」みたいなツッコミは入るものの、そうした要素は1期ですでに通過している。後の問題は、1期で作り上げ、完成したかに思えた「メガロボクスの世界」にどうやって新しい物語を積み重ねるか。そこんところが上手い。

 すげぇざっくり言えば2期で展開されたお話は2つだけ。チーフのお話、そしてマックのお話である。そしてこの2つを足し合わせてその間を覗くと、きちんと「ジョーの物語」も見えるように出来ている。一度落ちるところまで落ちてしまったジョーという主人公が、どうやって戻ってくるんだっていうハラハラ感を見事に乗り越えて大団円へと導いてくれた。サチオがこんな役回りになるとは思ってもみなかったが、1期でおやっさんが作り上げたチームが、最後には綺麗に一回り大きくなって戻ってくる。本当に真っ当な、お涙ちょうだいのメロドラマ。余計なことを考えずに、それを楽しめばいい。キャラの置き方が綺麗で、チーフがほんとに格好いいし、最初は「こいつが最終戦の相手でいいのかよ」と思っていたマックもなんだかんだでお話が膨らんできちんと意義のある相手になっている。本作は別にボクシングシーンに特段みるべき点があるわけでもないのに、それぞれが背負っているものが理解できればこそ、その拳の重みも違って見えるのである。とにかくおっさんどもが寄ってたかって夢を抱えながら必死に現実に争い続ける物語、おっさん目線だととても染みる。なるほど、これはあしたのジョーなのかもしれない(手のひらグルングルン)。

 そして全くもって作品評価とは関係ないが個人的に一押しの要素として、今作はついに実現した「細谷佳正VS小林親弘」という対決構図の作品なのである。いや、直接は対決してないけども……何故か私の中ではすごく似たカテゴリに入ってるこの2人だが、小林親弘のイメージって、多分レゴシと杉本の印象が強すぎるせいなんだろうが、「頭おかしいけど根っこでいい奴」みたいなキャラに固定されていた(そして細谷も根っからの悪人はあんまりやらないイメージ)。今回、小林が担当した佐久間は、今までにないタイプの真っ当すぎる悪人で、そのいやらしさが物語の終盤に見事な彩りを添えている。やっぱこの人のお仕事が大好きだ。もっとガンガン頭のおかしい役をやってほしい。

 あと、「今期お気に入りエンディング」部門でも上位。カラオケで絶対歌えないのが残念。

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