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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 その「どちらまで?」?! 最終話! なんかもう、なんかもう……。

 一言で言うなら完全無欠、非の打ち所のない最終話である。もう、全てのシーンを固唾をのんで見守るしかないのに、その1つ1つがきっちりラストに向けて「閉じていく」感覚。ここ最近では類を見ないくらいに綺麗すぎる1クールアニメになった。

 全ての事象が「小戸川」に帰ってくるという決着。そこに取り立てて作為的な「終わらせようとする無理」がなくて、今まで置いてきたものを拾っていったら、自然に全員が小戸川の所にたどり着いた、そんな感じの締めくくりである。クライマックスとなるET(?)のシーンでほぼ全員があの場面を目撃できる場所にいたのは単なる偶然なのだが、それがさも必然だったかのように、文字通りに「オチる」結末。あまりに印象的なガジェットの使い方に、感情をどこにぶつけたらいいのかが分からない。1つ1つゆかりのあるものを「落として」つながっていくキャラクターたち。とんでもねぇのは三矢の唐揚げに続けて二階堂の「死体」なのよ。どっちも動物の肉だよ。それを天ぷら鍋に放り込むのか、未明の東京湾にぶっこむのか。そんなイメージを重ねようなんて発想、どっから浮かんでくるのよ?

 風呂敷の畳み方も実に念が入っていて、普通に考えたら一番重要だと思われそうな「殺人事件の犯人」の明かされ方があまりにもそっけない。しかし、これこそがこの世界での処理なのだろうな、と思わせるだけの配置になっている。前回疑問に思った「犯人は事務所に被害者がいることを知ってる人間じゃねぇの?」という部分は別に解決してないんだけど、まぁ、後付けでその辺はどうとでもなるし、これまで配されてきた布陣を考えるなら、なるほど不思議と腑に落ちる解決だ。「そんなん無茶やんけ」と思われそうな部分も、あのラストシンーンなら「いいんだよ、無茶な奴なんだから」という豪腕でねじ伏せてしまえる。各方面に唸るしかない構造になっている。

 あとは個人的に「最終回絵」の良さも注目したい。真の姿を取り戻したキャラクターたちは、ともすれば「気持ち悪く」見えてしまいそうなもので、これまでふわふわアニマルパークで過ごしてきたのは何も小戸川だけではなく、我々視聴者も一緒なのである。しかし、急に一気に視界がひらけたにも関わらず、不思議とそこにズレや気持ち悪さを感じない。これまでの世界の延長線上に、「正しい世界」が見えるようになっている。まぁ、ヤノなんてマジでそのまんまのデザインだったし変わってない奴もちょいちょいいるのだが(大門弟とかもね)、一番見た目の印象が変わった小戸川・白川あたりのデザインが何故かやたら馴染む気がするのである。この辺りは完全にキャラデザの妙であり、ここで「異物感」が先立ってしまえば、最後に描かれた小戸川の快癒も嘘くさいものになりかねなかった。いや、でもほんと白川さんが普通に可愛い子でよかったわ。あと黒猫。そう、黒猫……。

 おそらくまだまだ私にゃ回収しきれてない要素もたくさんあったのだろうと思うが、とりあえずはこれで完走。お見事。

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