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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 智樹が新聞のどんな記事を読んでいるのかが気になる第10話。スポーツ新聞みたいなエロがある新聞にも見えないが、意外にちゃんと社会情勢には興味があるんだろうか。妙なところで発揮される博識は最低限の常識に裏打ちされていたんだな。ちなみに、呼んでる新聞は「デーリィ九州」とある。九州の話だったんだな。最後のカオスも九州北部を襲撃してたし。

 久し振りに智樹の大馬鹿が炸裂するストーリー。自由研究とは思えない素晴らしい規模のプロジェクトが空見町を覆い尽くしているという、「せっかく回りの女の子達がシリアスやってたのにお前はその間にどんな努力をしてたんだ」と突っ込まずにはいられない素晴らしい仕事である。もう、こうなったら「いや、その原理では距離の問題が……」とかいう野暮なことはいいっこなしだ。

 Aパートでは自宅で居場所のない智樹がトイレ、押し入れと避難するところを、イカロスが無情なる優しさで追撃するというお話。アストレアの「トイレが使えないと困るんじゃない?」っていう発言に「えっ、エンジェロイドも……」という疑問が頭をよぎるのだが、トイレパートはアストレアの「っ!……読めない」というどうしようもない大馬鹿発言と、ウォシュレットの勢いに任せてキメ顔で空を飛ぶ智樹のあまりの格好良さに何も言う気になれない。こういう100%馬鹿のネタが最近少なかったので、実に嬉しい。

 引きこもる智樹を心配する2等身イカロスはものすごく可愛いのだが、やっていることがどのエンジェロイドよりも鬼畜。押し入れ電子レンジ化の無駄な科学力も大したものだが、地味にひどいのはいつの間にか戸が開かない様にしているつっかえ棒だったりする。いや、押し入れの構造上、逆の戸を引けば開くはずなんだけどね。この家、イカロスの謎改造と智樹のパイプのおかげで原型をとどめてないよね。

 後半に入ると、3体のエンジェロイドがそれぞれ智樹に対して抱いている思いがはっきりと表に表れ始める。まずはニンフ。アストレアには「ニンフ先輩が居座る理由も無いじゃないか」といわれてしまった2号さんだが、唯一の「羽無し」は、マスターが欲しくとも劣等感からなかなか言い出せない。前に比べれば随分自然に振る舞えるようにはなってきているのだが、まだ完全に片付いた問題とは言えないようだ。

 まだ気持ちの整理がついていないのはアストレア。単に食べ物(と遊び相手)を求めて桜井家に上がり込んでいたお馬鹿さんだが、まさかの会長からのいい台詞によって、自分の気持ちの在処をぼんやりとではあるが意識し始める。一人きりの食事は寂しい。自分が本当にほしい物は、桜井家のあの茶の間の団欒なのではないかと。会長が全てを悟りながらさりげない助け船を出すいいシーンなのだが、じつはビギナーズラックでポーカーの手を固めたアストレア相手にさりげなく勝負を避けたり、アストレアだけを置いて組の抗争に出かけたり、会長は相変わらずやってることが酷かったりする。そう言えば、過去に新大陸発見部には辞表を出したはずなんだけど、相変わらず英四郎と一緒にいるのはどうしてなんだろうね。

 そして、今回最も変化があったのがイカロス。前々回から少しずつその様子がおかしくなっていったイカロスだったが、今回は自分の心の有り処をそはらに尋ねることで少しずつ思いを固め始め、ハプニングとも言える(何か汚い)智樹とのキスシーンにより、その感情はキャパを越える。智樹の下を訪れた当初は起こりえなかった自己の解析不能の変化に、システムの化身であるイカロスは「記憶のデリート」というとんでもない行動に出てしまうことに。はたして次回はどうなってしまうのだろうか。せっかく少しずつ女の子らしい可愛い表情が増えてきたイカロスだったのに、また元のような鉄面皮に戻ってしまうのだろうか。

 智樹とイカロスの関係性。それがこの作品の大元のテーマである。エロ馬鹿という大切な要素もありつつ、少しずつそれがクローズアップされてきている流れだ。そして、そんな中で重要な役割を果たしているのがそはらの存在。今回は冒頭で「自分が起こさずとも智樹が早起きできるようになった」と少し寂しげに語っているし、「智樹はイカロスに対してだけ手を出さない」という事実を看破している。そはらの気持ちを考えるとこの質問は非常に痛々しいものであるのだが、かたやエロに走りつつも女心を考えない優しい馬鹿、かたや「愛は何か」と自問を続けるエンジェロイド。この2者の関係性を繋ぐには、間にそはらのような特別な存在が必要なのだろう。ま、鏡越しでチョップの波動を飛ばせるような超人だしね。

 そして最後に登場したのは、予想通りに深海からの復活を遂げたカオス。さぁ、煮詰まって参りました。色んな意味で期待度マックスです。

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