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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 普通のアニメとしても楽しんでしまっている第9話。こんなアニメになるなんて、誰が想像出来たかなぁ。

 まさかの根津メイン回という意外なセッティングもさておき、今回の目玉はなんと言ってもミルキィホームズのご先祖様大集合。大甲子園のごとく集まりくる偉人達の共演に、シナリオラインとしてもなんだか「普通の」盛り上がりも見せてくれている。特にタイトルを冠する名探偵であるホームズは純粋に最強キャラとして描かれており(スタンド能力的にも最強)、こんな作品なのに不覚にも格好いいと思ってしまうほどである。……っていうか、この作品なら格好良くならないと駄目なんだよね。むしろ他の3探偵がギャグに徹していた方がおかしいのかしら。グレイとポアロはそれなりにいいキャラになってたけど、ネロウルフのあのキャラは、たとえ冗談だったとしても1人だけ可哀想過ぎる気がする。そのバナナは一体なんだよ。

 そして、順当にキャラとしての魅力が上がり続けているミルキィホームズの面々。シャロのコロコロした愛らしさは言わずもがなだが、今回はキャラ造形の質がかなり高くて、1つ1つの表情の変化までネタになり、なおかつ可愛いというお手本のような出来。食べ慣れない豪勢な食事にがっつく4人のブサイクな表情は見ているだけで楽しいし、コーデリアに抱えられながら滝のような涙を流し続けるシャロ、何かをひらめくと電球でなくはげ親父が浮かんでくるエリー、先祖に乗り移られた結果頭にケーキが標準装備になったネロ、乗り移られた姿が一番しっくり来るコーデリア。細かい部分でも徹底的にネタに走った画作りがなされているので、作画の質があがったときに一番ペイが大きいんだよね。

 そして、探偵がずらりと並ぶと、「そういや探偵小説の警官って無能キャラになることが多いね」っていうのがよく分かるこころちゃんの扱いがナイス。シャロについで表情の変化に富むキャラクターで、今回は謎の人形ココロ君とのタッグも実に滑稽。「人形とぴったり同じにしゃべるなんてすごいです!」とはシャロの弁だが、こういうネタが綺麗にスルーされるあたりがこの作品の根深い部分だ。

 これだけ既存のキャラが立っているのに、新登場の「ご先祖様」軍団も負けちゃいない。原作ファンにとっちゃ色々と悩ましい造形かもしれないが、ギャグをやりながらも、なんだかんだで「普通のミステリ」っぽい部分はおさえている。やっぱりダイイングメッセージって言ったらああいう推理が普通よね。ポアロのキャラやホームズのキャラなど、既存のメディアで描かれた探偵像を踏襲しているのも評価が高い。ず〜〜〜っと「この作品に探偵要素は無いよなぁ」と思っていただけに、ちゃんと(?)設定が活かされたのは嬉しいことだ。

 この作品に求められるものはほぼ全て出し切っている感のあるエピソードであるが、今回のびっくりポイントは、無駄に豪華な4探偵のキャスト陣。再登場はなさそうだけど、あるべき声をあるべきところに使ってますよ。

 ちなみに、今回エンドロールに明らかにおかしい部分があったことはどこかで話題になってるんだろうか。キャスト欄に「ポアロ」がいないんだ。本来「ポアロ」であるべき部分が「ネロ」になってたせいで、「ウルフ=チョー、ネロ=茶風林」っていう表記になってた。どんなミスだよ。

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