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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「黒の召喚士」 3

 ヒャッハー! 全裸のなろうが服着て歩いてるぜェー! ってくらいになろう。観てるだけで膵臓のあたりがシクシクしてくるこの感覚は、やはり純正なろうならではのものですなぁ。

 特別ひどいクオリティというわけではない。作画クオリティは中の下から中の中レベルだと思うし、真剣に1話目でスライム討伐を描いてみたり、一応他と違う要素を出そうという部分も無くはない。無くも無くも無くも無くもない。ただ……やっぱりそれ以外で押し寄せる圧倒的ななろうラッシュでどんどんSAN値が削られるのが本当にきつい。今期はこれと「転生賢者」の2枚看板になりそう。まだエロに逃げられる「ハーレム」はマシだと思われる。

 今作の評点を一番下げたのはそうしたネイキッドなろう成分を、なんか隠そうとして隠せてない感じが余計に痛々しかったからだ。なんで記憶を消したんだろうね? 異世界知識マウントを消すため? でもゲームの記憶とかは全部残ってて消されたのはパーソナルな記憶だけなんですよ。意味あるかなその設定。レベル1からきっちり成長する設定にして成長譚を描こうとしましたか? いや、でも世界設定を全部解説しちゃう万能解説機を持った上でスキルのチートもやっぱり隠そうとしてませんよね? なんで我々は1シーズンに2本も「強いスライムを使役する転生者」の話を見なきゃいけないんでしょうか。だからマジでなろう文化はスライムに信頼を置きすぎなんだって。ちなみに一番の謎は、「誰が何のためにギルドにスライム討伐依頼を出したのか」なんですけどね。あんだけポコポコ町の周りにいる無害そうなモンスター、3匹ばかし討伐してもなんの意味もないと思うのだが……あれか、ギルドが初心者冒険者のためにチュートリアル組んでくれてるのか。

 まぁ、今回の1話目はマジでチュートリアルみたいな印象で、これがもし、チート一切無しの条件で、壮大なRPGの幕開けとかいうなら「まぁ、とりあえずシステムは覚えるか」ってんでちょっとワクワクしてもいいくらいだと思うんだけど、「レベル上げを始めましょう。ただ、スライム1匹退治したらあとは全自動で最強まで何もしなくてもいいですけどね」とか言われたらゲームは破綻するやろ。まぁ、その破綻を見守るのがなろう文化なわけだが……。

 そして「スライム最強なろう」であるのと同時に、「奴隷エルフ囲いなろう」でもある。なんで奴隷になるのってエルフなんだろう。なんで主人公って可愛い奴隷の女の子を助けたがるんだろう。なんで必ず奴隷制度はあるんだろう。少なくとも町の風景や宿屋のアメニティを観察するに、ナーロッパの中でも割と治安がよくて文化レベルも高そうな世界なのに……。いや、でも冷静に考えて「どこのものとも知らん余所者が一切の警戒も無しにギルド登録できていい宿に泊まれる」っていう時点で精神はイカれてるな。この町の財源、なんなんでしょうね。必ず異世界に1つある「RPGの最初くらいの難度の街」、なんなんでしょうね。そのうち大量のキャベツに襲われたりすればいいのに……。

 というわけで、唯一の救いはエンドレスでチュートリアル解説してくれるボイスがうえしゃまであることだけなのだが、流石にこれだと「貴重な上田ボイスを捨てキャラ捨て作品に使うのやめて……」って悲しくなる。姿なんか見えなくても声だけで充分惚れるやろがコラァ!(キレるところがおかしい)

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