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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「王様ランキング 勇気の宝箱」 ―→5

 最終回シーズンにはまだ早くない? と思ったけどもう6月も折り返してんのか……。忙しない世の中、あっという間に終わりはやってくるのである(まぁ、今作は10話しかなかったからだけど)。

 というわけで今期一発目の最終回はこちらの作品。そして、「10話しかなかった」のも仕方ない内容ではある。何しろアニメ1期で描かれたメインシナリオの間を埋める「追加エピソード集」という類を見ない形式での1クール放送である。そりゃ話数が稼げなくてもしょうがない。そして、そんな特殊な構成なので元々のシリーズファン以外にはあんまり響かないお話になっちゃうのもしょうがない。

 そもそも放送から1年が空いちゃっているのでメインシナリオだって若干忘れ気味なところに、時系列も視点もバラバラのお話を五月雨式に連打されても、正直その全てを受け止められるだけの心構えがない。そういう意味ではほんとのほんとに今作が大好きで、原作漫画から入ってアニメも堪能したようなコア層に向けた「アペンド」という位置付けだと見るべきだろう。多分、今作の小話がいい具合に刺さって毎週幸せな気持ちになれたり、辛い気持ちになれたりした人もそれなりにいたのだとは思う。キャラに寄り添った丁寧な作劇は相変わらずだし、1期からのテイストを維持した作画体制などにも抜かりはない。というか、作画だけでみりゃこのオリジナリティ溢れるデザイン性はそれだけでも評価できるものである。私がそこまで熱心なフォロワーでもないのにある程度退屈せずに最後まで追いかけられたのも、この独特な世界観の描出があったおかげである。個人的にはミランジョが絡んだ話とか、ほんとに古い時代の話がマジで絵本風の絵柄で作られてた部分は本当に好きでしたね。昔好きだった「オーディンスフィア」っていうゲームの映像をちょっと思い出しました。

 そうして「ちゃんと作られているな」というのが分かるだけに、「できれば新規組でもとっつきやすいよう、これらの内容もまとめて全部本編にしてくれりゃよかったのに……」というないものねだりが出てきてしまうのもしょうがないことなんじゃなかろうか。いや、どうなんだろ。今回描かれたエピソードは、後から「小話」として挟まれたからこそ輝くものだった可能性も大いにあるんだよな。今回みたいな「脇の」お話を本編の合間に逐次入れていったらテンポが悪くて大筋を描く邪魔になった可能性もあるし。それこそアペンドの文化ってのは昔からあるわけで、「本編に入れずに後から語る」ことの意味ってのはもしかしたら案外大きいのかも。もしそれなら、今作に文句を言うのも野暮ってもんだよなぁ。

 とりあえず、こんだけのクオリティでトータル3クール作ってもらえたのだからファンは幸せだったんじゃなかろうか。私はというと、今期はヒリング様の活躍シーンがあまり多くなかったのは残念でした。要所でいい存在感は見せてたけどさ。

 

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