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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「おとなりに銀河」 6→6

 まだまだ続く爆発系作品。そしてこちらも「実は好きでした」枠だ。

 ラブコメってことで今期は色々と比較対象が多かったわけだが、今作で特に取り上げるとするなら「地に足がついてないふわふわ感」だろうか。タイトルに引っ張られてる印象もあるかもしれないが、ほんとにフツーの日常を送ってるだけのはずなのに、どこか突拍子もないような、どこか日常からはズレてるような、妙な特別感がある。例えば「山田くん」はネトゲというテーマを使って「そんな都合のいいことあるかい」みたいなお約束な展開を扱っていたのに対し、こちらの作品はほとんどのパートが初々しいカップルが単にいちゃついてるだけなので「トニカクカワイイ」と大差ない展開のはずなのに、そこにただ1点、「棘の呪い」という意味のわからん概念が入ってくることで、急に話が怪しくなる。2人して呪いのディティールを検証してみたり、呪いを巡ってしおりさんの実家まで行ってドタバタする必要があったり。こんだけ揉めに揉めるような大きなファクターなのに、どこまで行っても「呪い」はふわふわしてて、それがなんなのかはよく分かんないってのがすごいよね。「訳のわからんことを言うな!」と思いつつも、それが日常風景を壊すようなこともなくいつの間にか2人の間では「呪いありきのコミュニケーション」が成立し、「呪いの先の共同生活」が待っている。「あ、そんなんでいいんだ」と拍子抜けしても、「まぁ、この2人ならそれでええんやろなぁ」という諦観にも似た納得感がある。「山田くん」がベタながらもラブコメ的なご都合お約束にちょっとずつリアルを肉付けしてドラマにしていったのに対し、こちらはとっかかりからしてよく分からん関係性をずっとフワフワしたまま見守る。またメインの2人のキャラがこのフワフワに抵抗せずに馴染むばかりの奴らなもんでね。

 しおりさんに関しては、「陰キャに理解がある深窓の令嬢」という、理論上は存在が提唱されているが未だ実存が確認されていない無体なステータスを存分に発揮し、それを久我という「ほんとにただ優しいことだけを武器に生きてきた男」が受け止めるという、人畜無害すぎて現実味がなさそうだけど、「まぁ、結局恋愛ってそういうもんだよね」というこちらも不思議な納得感もあるカップリング。特に久我に関しては、とにかく人のことを考えて動ける徳の人なので、「山田くん」における山田みたいに「女の子はこういう男に惚れるもの……か?」と首を捻るようなところもない。善い男に、善い女がくっついた。それだけの話。そしてこの2人の「善さ」が主にホームドラマ方向に発揮されるのもまた良い。久我家3兄弟、ほんとにいい家族だったなぁ。ラストでまちちゃんのお悩みにフォーカスしていく構成も微笑ましいし、こんなにも互いを思い合い、互いに手を取り合って成長していく兄弟ってのもあるものかと羨ましいばかり。ガンダム見た後だと特に。わたしゃ姉萌えも妹萌えもないけど、家族愛には弱いんですよ。この後、正式にしおりさんも家族の一員になって末長く幸せに暮らしてほしいですね。

 ちなみに、久我家といえばやっぱりまちちゃん役の遠藤璃菜ちゃんだよね、という話題は新番チェックの時にやったが、伏兵として刺さったのはもしかしたらふみおの方だったかもしれない。そうかぁ、長縄まりあボイスってショタにつかってもいいんだぁ……。今期は「ダイスター」の八恵と同時にこのふみお君だったので(あとこめっこ)、「長縄ワールド恐るべし」と思い知らされた。ロリ専用ボイスってどうしても芸の幅が制限されるイメージがあったが……そんな心配は無用だったようだ。

 

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