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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 結局絶対的な悪人が周りにいないのよね、第11話。いや、今回明らかになった過去をみれば斎森の家が一番性格が悪かったわけだが……最終的にそうした「悪人」とのしがらみはどんどん断ち切られ、美世は自分を守ってくれる「いい人」の輪の中に埋没していく。だってしょうがない。タイトルがコレなのだから。

 というわけで、一応は清霞との絶縁を命じられた美世だったが、まず、薄刃のおじいちゃんは全然悪い人じゃなかった。っていうかむしろ作中でも屈指のいい人だった(単なる孫が可愛い爺ちゃんだが)。薄刃の異能というのは特殊すぎてコントロールが難しく、歴史的にはずっと家の中に閉じ込めて管理していたもの。それが時代の荒波にもまれ、お家の存続を考えるといよいよ外に流出しなければならないという苦しい事態。そこで率先して我が身を捧げたのが美世の母親・薄刃澄美であった。どこで情報を聞きつけてきたか分からない斎森のお家復興計画に乗じて何とか薄刃の命脈を繋いだものの、当然その血脈が外に出ることは避けられず、娘が辛い人生を歩んでしまうことは分かった上で、封印という強引な手段にでた澄美さん。封印術なんかも平気で使えちゃうあたりはやっぱり薄刃の血って凄かったんだろうか。澄美さんの身体がもうちょい丈夫なら話は変わっていたと思うのだが(存命の間はお母さんが娘を何とか守ってくれるだろう)、病弱だったのが泣きっ面に蜂。結局美世はその真価を隠匿しつつのシンデレラ生活へ。その後やってきた後妻が畜生だったのは単にバッドラックである。まぁ、今となっちゃぁそんな家庭のいざこざに振り回された結果人格を歪められた上で放り出された香耶ちゃんが一番の被害者だった気もするが。

 とにかく美世は封印から解放され、純正の「薄刃の血」へと舞い戻った。そして、そんなリーサルウェポンがあることは意外と公然の秘密。美世のことを考えて守ってあげたいと思ってたおじいちゃんはいいのだが、「世間を揺るがすような危険な異能、外に出さないようにちゃんと家で管理しとけ」と押し付けてきたのはなんと時の帝。そうか、今まで全然気にしてなかったけど、あの御簾の奥のジジイが現職の帝だったのか。あいつ、いったい何がしたいんだ?

 「外に出したら危険だから家の中で守りたい」はまぁ、美世を束縛する理由としては理解できるものだ。これが「美世の力を独占して世界を牛耳りたい」とかだったら問題もあるのだが、そうした邪念がないのは薄刃の者たちが昔からこの異能を抱えてきたが故のことだろう。しかし、残念ながら鶴木くんの私情についてはちょいといただけない。「今まで薄刃に任されてた本業(異能の管理)なんて一度もやったことないんスよ。せめて、夢見の力の管理っていう仕事くらいやらせてもらえないとアイデンティティが危ない」っていうすげぇ勝手かつどうでもいい理由で美世に執着しちゃうのはいささかみっともない。まぁ、そうした言葉で包み込んではいるが、実際は清霞に負けず劣らず、美世さんのことが気になっちゃうからちょっかい出してるだけなんでしょうけどね。一応美世との関係性は従兄弟どうしなのでくっつくことも出来なくはないが……今の美世さんをみたらそんなん絶対無理って理解できちゃうからね。

 結局、異能を取り戻し、自分のオリジンも完全に理解して覚醒したパーフェクト美世さんを前に鶴木も折れるしかなかった。あとは旦那様のところへまっしぐら。都合よくバケモノに襲われて眠っちゃってるので。夢の中へ、夢の中へ、行ってみたいと思いませんか。思います。夢の中に行くときは相手の好きな食べ物を持っていくのがおすすめですよ。

 

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