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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 自動販売機オブ・ザ・デッド、第11話。まぁ、あっちは自販機を使わずにコンビニからビールを調達してたけども……ホームセンターがゾンビに強いのは有名だが、自動販売機でも案外戦える。

 前半戦はただひたすラッミスを愛でるパート。怖いものが苦手という属性があったようで、怪力&えちえち衣装の女の子が子供のように震え上がっている様子は単に可愛い。「ちっちゃい頃からそういうのがダメ」ってことは、当然この世界も幽霊話や怪談の類は現実と同じように存在しているということだろう。ただ、正直言うと設定としてわかんない部分が2つある。1つは、「屍炎魔」みたいな実際に死体が動く現象がそこかしこに観測できるこの世界観において、果たしてお化けは怖いのかという点。我々現実の人間が怪奇現象を怖がるのは「それがなんでだか分からない」から怖いわけで、もし死んだ人間がちゃんと理屈をつけて復活した上でお話ししたいと言ってきたら、多分それは怖くはないだろう。あり得ないことが起こっているという状態そのものが怖いだけなのである。

 そう考えると、「お化けも怪物も、魔法も全部普通にある」というこの世界において、お化けの類だけを特別怖がる必要ってないと思うんだよね。多分人間に害をなす存在ではあるだろうから怖がること自体は別にいいのだけど、それってはっきりとその存在を認識できた上で「こちら側の安全を脅かすから怖い」だけであって、現実で言うなら熊とか狼とか、もしくは台風とか洪水と同じような「怖さ」ということになる。だとすればラッミスみたいに「怪談話だけは無理」みたいな精神性って生まれない気がするんだが……やっぱり「生きた人間がベースになっている」って部分が特別な怖さにつながっているのだろうか。

 2つ目の疑問は、そうしたアンデッド系モンスターばかりが跋扈する「亡者の嘆き階層」ってのはいったいどうやって生まれたのかと言う部分。冒頭の説明で「アンデッド系のモンスターが多い、墓石だらけの階層」と説明されていたが、その墓石は間違いなく人間が置いたものなんだよな。打ち捨てられた住居や、なんなら村落っぽいものまであったのだから、おそらくあの階層には以前人間が集団生活を行った形跡がある。そこが何らかの理由でアンデッドに支配されてしまって現在に至るのだろうが……なんでそんなことになった? この階層だけの特質として「死者がアンデッドになる確率が高い」っていうエリア修正が入るのだとすると、しばらくは他の階層同様に人間が普通に生活していたが、死者が出て埋葬したら復活しちゃって、そこからアンデッドが連鎖的に増えていった、と考えるのが自然な歴史か。だとすると確かに結構エグい設定だな……墓石の量が多いってことは、おそらくそうしたパンデミックが起こった後にも人が住み続けて墓地を整備し続けた結果であるので、「そんなことしてないでさっさと他の階層に立ち去ればよかったのに」と思わんでもない。

 Bパートでそんなゾンビとハッコンの交流を描くお話が語られたが、まぁ、すごくインスタントなシナリオ展開で、悲しくなったり苦しくなったりする暇もなかったな。流石にポッと出のどこの誰かも知らないような子供アンデッドに感情移入はできないからなぁ。ハッコンも「なんかもやっとするけど、アンデッド相手じゃどうしようもない」ということは頭ではわかってるようで、結局「何となく後味が悪い話」というだけのエピソードだった。これがちゃんと次週のボス戦への伏線とかになってればいいのだが……次回予告はAEDが登場してたぞ。あれを自販機と言っていいのかしら?

 

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