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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ノー・ガンズ・ライフ(第2期)」 4

 本来だったら4月期新番だったが、コロナの影響でずれ込んでしまった作品の1つ。2期ものの場合、1期からのスパンもある程度作品のモチベーションに影響するのでちょっと可哀想ではあるな。ちなみに1期は去年の秋番だったので、3ヶ月の休止の予定が半年空いてしまったことになる。

 例によって無難な作品を無難にアニメ化、といった印象をはみ出さないのであるが、なんだろう、1話目だけを見るとやけにテンポが悪いように思えた。もともとあまり駆け足でやるような作品ではないし、鉄と硝煙の匂いがするような世界観をじっとりと描くものなので別にシャキシャキ展開する必要もなかろうが、鉄火場となるシーンはもう少し緊張感が欲しいし、それぞれの筋立てのつなぎがどうにも間延びしているようで違和感がある。例えば最初の事務所襲撃シーンなんて、普通に考えたら閃光弾を使った襲撃者は対象の五感が戻らないうちに速やかに襲撃&拉致まで展開すべきなのに、突入までの時間だけでも結構余裕がある。その後も包囲網がやたらゆるくてメアリーがあっさり抜け出せてしまったりするのも妙に間が抜けているし、鉄朗が何の策もなく現場に戻ってあっという間に捕まっているのは輪をかけて間が抜けている。サスペンスとかハードボイルドと呼ばれるジャンルに入る作品のはずなのだが、どこか緊張感に欠けるような印象なのだ。1期の時もこんなんだったかなぁ。

 また、マッドハウスの製作なので多少ハードルは高くなるものの、映像部分においてもそこまで見どころがあるわけではなく、全体的に止め絵が多めで、その1枚絵の質もお世辞にも高くはない。なんか、ようやく「コロナの影響かもなぁ」と気になる作品が出てきたのである意味安心する部分はあるのだが、多分製作スケジュールを考えると、さすがに1話目はコロナの影響は関係ない気がする(もともと4月期新番なわけで、さすがに緊急事態宣言より前に完成しているはずだ)。まぁ、取り立てて悪いというほどのクオリティでもないのだが、視聴モチベーションがいくらか削がれたという意味で、やや減点としておく。

 まぁ、それでも2期目なんだからあとは流れで最後まで追えるとは思うけどね。改めて、メガアームド斎ってすげぇ名前だよなぁ。

 

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○「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」 ー

 先にお断りしておくと、このエントリーで作品について語ることはほとんど無い。まずもって、どんな作品なのかも覚えていないからだ。それもしゃーない、何しろ前作となった2期目の放送が2015年。その時点ですでに視聴モチベーションを失っており、話の内容もろくに追わずにいたのだから、何も頭に残っていないのは当たり前の話。私が本作についてどんな感想を持っていたかは、過去の記事を遡っていただければわかるだろう。ただ、それならそうして何一つとっかかりがないシリーズの「完結編」と謳われた今作には触れなければいいんじゃないか、とも思うのだが、それが正しい姿勢なのかもよく分からぬという、そういうどうでもいいお悩み記事なのである。

 ありがたいことに、こんな人生を送っている私は、この歳になっても周りの人間からアニメの感想や反応をもらえることが多い。か細い関係性は世代を超え、○歳年下の人間だったり、ことによっちゃ××歳も若い人の感想が漏れ聞こえてきたりする。そういう話を聞いている時に様々な点からジェネレーションギャップを感じることもあるし、通底する感覚を共有できる時もある。若い感性に触れるというのは、油断すればどんどん鈍っていくおっさんの感覚を活動させるためには有益な交流である。

 そして、そんな若い世代に、この作品は受け入れられているのである。これがまぁ、最近のなろう作品のように「一周回って、半分バカにしながらの対象」みたいな見方であれば別次元の話として処理もできるのだが、私の観測範囲内で、今作は「通常私も受け入れるような作品群」の延長線上にあるものとして受け入れられている。無理やり接続を考えるなら、最近なら「青ブタ」とか、そのあたりの延長線上にある。もう覚えてもいないのであくまで「過去の私にとって」と注釈をつける必要はあるが、この作品は受け入れられない作品の筆頭であったにも関わらず、ある部分で確実に理解と共感の及ぶ一定層が、この作品を間違いなく評価しているのである。このような状態というのは、理解できぬと捨象してしまうのはもったいない現状ではなかろうか。

 別に話し合う気もなければ改めて今作を見直す気もないので、ことこのアニメに関しては、私はもう「共有」は諦めているのだが、「かつて自分が唾棄していたものであっても、もしかしたら新たな感性を持って受け入れれば、そこに価値を見いだすことが可能なのかもしれない」という1つの道標として、この作品のタイトルは残しておきたいとも思うのだ。いつの日か、こういう作品を屈託無く楽しめる日が来たら、それはそれで幸せなのではないかと思うのだ。

 まぁ、残念ながら久しぶりにみた1話目はやっぱり心底「キモ」という感情しか出てこなかったので人間そんなに簡単に変われるはずもないという話なのだが……。東山・早見・悠木の黄金トライアングルを保持しながらもここまでの私の中で評価が動かなかった作品って、ある意味で貴重よね。

 

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 今週は私が序盤戦で力尽きていたので、Round1、2の文責は社畜ダンサーにあります(外注業務とか言われた)。ところでこの集団、先週はたほいやのマネタイズがどうとか言ってなかったか?

 


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○「GREAT PRETENDER」 6

 猫エンディングがやたら可愛い&スタイリッシュ。本編に猫が1ミリも関係ないのだけど、そこのデザイン性だけでも見入ってしまうわね。

 これでこそフジテレビ系列、と言わんばかりのクセの強い1本。監督は鏑木ひろで、1話目から容赦無く色彩設定の際立った映像部分を叩きつけてくれる。オリジナルでこういう「人を選ぶ」画面を持ってこられる放送枠って、やっぱりノイタミナとかのフジテレビ枠なんだよな。クセの強さは個人的には評価したい部分で、単純に見た目にインパクトがあるだけでなく、「騙し騙され、謀略合戦」という作品のテーマ性をビビッドに彩り、一筋縄ではいかない世界観を感じさせてくれる。今期に入ってから何回も書いてる気がするけど、結局アニメ制作のリソースってちゃんと確保されてたのかい、っていう。WIT STUDIOの底力は信頼しているが、はてさて、最終話までこのクオリティで走り抜けられるかどうか。

 こうして見栄えのする映像が展開されたってことは、あとは脚本と見せ方の勝負になってくる。1話目で特徴的なのは英語の見せ方と、トランスレーションの自然な活用。「英語が得意な俊英詐欺師」っていう最初の見え方から、どんどん転げていて「クソ英語でたどたどしくしゃべるしかない島国の子猿」まで転げ落ちていく様子が、主人公の話している言語1つ拾ってもはっきりと見えるというのは1話目のキャラの見せ方としては実に効果的。まぁ、もともと英語パートを聞いていても「そこまで上手いわけじゃないんだよな……」って思って聞いてるもんだから、ちゃんとネイティブに突っ込まれると「だよなぁ」って納得感がある。なかなか英語がスラスラ話せる日本の声優ってあんまりいないもんだから、必要上「ちゃんと喋れてる風」に見せることが多くて、その違和感みたいなところが突っ込まれるのって新鮮よね。

 あとは、「詐欺」っていうテーマは狡知さをいかに出すかの勝負なので、脚本でそれが見せられるようになれば評価も上がってくるはず。脚本担当が人気テレビドラマの脚本を作った人らしいので(全然そのあたりの事情を知らん)、期待してもいい……のかしらね。是非頑張ってほしい。

 

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○「デカダンス」 7

 人類、ちょっと油断するとその人口の9割を失いがち。むしろこの手の設定で「なんでギリギリ残ってる1割は、9割をぶっ殺した外敵相手に生き残れてるんやろな」っていっつも思うんだけど、その辺は気にしたら負け。個人的に絶望度合いでいうと強烈だったのは「トータルイクリプス」あたり。

 コロナに負けるなアニメ業界、ってことでのご祝儀配点にしておいたが、何しろ個人的には激推しの立川譲の久々の監督作品。しかもオリジナル企画である。これを期待して強めに推さずに、新番チェックの意味があろうか。願わくは、このままの点数を維持して最後まで走りきってほしい所存。まぁ、なかなか難しいのはわかってるのだけど。

 設定が陳腐である、というのは先にお断りし、なおかつその設定に疑問が残るのも認めつつではあるが、お約束じみた終末設定の中で見せる楽しさはピカイチである。特に目を引くのは、メインヒロイン・ナツメのお転婆で破天荒ながらも、どこか可愛らしさを残した憎たらしい造形である。キャラデザもどこかクセがあるので、初見だと「ん?」と思う部分もあったのだが、いざ動き始めるとすぐにそのコミカルなやかましさが魅力につながった。個人的には壁面から落ちていくときの絶叫顔がオススメ。絶望的な状況で生き残る人類の中でも、特に暗さを前面に出さず、どちらかというとご陽気に、お祭り気分で生存競争。この妙なテンションはハマると気持ちいい。「そんなことやってる場合か」度合いで言ったら近いところは「グレンラガン」あたりじゃなかろうか。

 そうして作られたキャラクターを彩る強烈なアニメーションも文句なしの見どころ。このご時世にオリジナルアニメに注ぐそんだけのリソースがあったのかよ、と驚くばかりだが、「NUT」という見慣れない会社名は、どうやらマッドハウスの系列(独立?)会社らしい。立川さんは元々「デス・ビリヤード」の時からマッドハウスで仕事をしており、そこからの派生だとするなら、そのまま人材も移行してきている可能性は高い。できることなら、万策尽きることなく、このクオリティで突っ走ってほしいものだが……流石に1話目は贅沢すぎた感があるかなぁ。劇場版みたいな無茶苦茶な動きしてたし。マッドハウスでいうなら「進撃の巨人」の軌道もかくやという仕事ぶりであった。

 キャラよし、映像よし、そして1話目に関しては立川さんの采配によるメリハリの効いた画面転換のおかげで気持ちよく導入が入ってくるのでシナリオも良しだ。この手の作品はどこに終わりがあるのかがわからないのが悩みどころで、今作も結局「カバネリ」みたいな「一番怖いのは人間」的なオチが待ってたりするとヤバい気もするのだが(何しろ中枢に子安がいる)、できればそういう使い古したシナリオラインにも何か風穴を開けるような作品になってくれることを祈っている。「デス・パレード」が作れた立川さんなら、それすらもブレイクしてくれそうな重すぎる期待を持ってしまうのである……いいじゃない、新番期のオリジナル作品に多少期待してもさ!

 

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○「異常生物見聞録」 3

 すげぇタイトルだよな。なんでこんなタイトルなのかというと、原作が中国のweb小説なのだそうで。現地語でどういう訳出なのか分からないのだが、ちゃんと意味はあってんだろうか。

 それにしても、色々とキツかった……。なんかね、もうね、とにかく違和感がバリバリですげぇのよ。スタート時点で「おっ、これは純正の中国産かー」とか興味を持って見守るつもりだったのだが、えもいわれぬ違和感が積もりに積もっていくこの感覚は、ちょっと他では味わったことがないかもしれない。多分一番近いのは「実験品家族」なんだけど、あれはすぐにギブアップしてしまったので追いかけてないのよね。

 よく分からんのは、今作のアニメ化に際して、日本人スタッフはどれくらい関わっているのかということである。最大の違和感は脚本部分にあり、会話の文章の時点で既におかしい。本当に、日本語が完璧でない外国人が起こした文章みたいなレベルで、こういう文章は「外国のファンが書いた日本のアニメのエロ同人」でよく見かける。流石に脚本チェックは日本人スタッフが関わっているだろうし、なんでこんな違和感バリバリの台本が出てきたのかさっぱり分からん。もしかしたら「その違和感も含めて、海外のアニメってことを味わってくれ!」というサービスなのかもしれないが、無理無理、没入する以前の問題である。まぁ、こと台詞回しに関しては、私はどうしても言葉遣いが気になってしょうがないタチの人間なので、人並み以上に気にしてしまっている可能性はあるのだが……いやぁ、でもやっぱおかしいぞ。

 製作スタジオもおそらく日本国内ではなかろう。台詞回し以外にも、あらゆる動画のテンポ・演出が独特で、良くも悪くも「日本人の手の入っていないアニメ」という感じがしている。演出方向については私が慣れていないだけかもしれないので一概に悪いとは言えないのだが、やはりどこかチープで前時代的なものを感じる。その割に、ガワだけ日本の現代アニメから持ってきたような製作スタイルが見え隠れしているために、その「狙いと結果」のギャップがさらに違和感を際立たせている。おそらく日本のアニメーターが手癖で描いたり、誰にもいわれずとも「そういうものだ」と処理している演出理論が、向こうの制作スタッフではリセットされた状態になるのだろう。表面だけ似たようなものにしようとしても、目的意識がずれているので画面に整合性がなくなるのである。まぁ、これが新しいアニメのスタイルとなる可能性もあるわけだが……。慣れるかなぁ……。

 一応救いがあるとするなら、テーマ自体が「ケモっ子ドタバタ長屋生活もの」という割とストライクゾーンに入りそうな設定であること。ぺっちゃん演じる犬っ子も可愛い部分は可愛い(セリフが変なのが気になってはいるが)。その辺りから、この新しいアニメジャンルに食い込んで行けるかどうか。今期は「GOH」とこれで色々と海の向こうの空気に触れられそうなシーズンであるな。

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○「魔王学院の不適合者」 4

 遠慮なくゴクゴク飲めるタイプのなろうだよ。何も考えなくていいよ。ただ、おっちゃんくらいの歳になると、ちょっと摂取するだけで内臓にクるようになってしまってなぁ……もう、こういうのをどうやって観たらいいのかよく分からんのじゃ。

 前クールには用意されていなかったのでなんか久しぶりな気もするけど供給量を考えるとそんなこともねぇ「魔王系」なろう小説。まぁ、転生した魔王がチートでオラオラするだけの話だというなら、タイトルが「魔王様のリトライ」だとしても何の不思議もないな。一応サブタイトル(という名のあらすじ)は「史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う」となっており、このサブタイトルさえ見ておけば1話目を全く見なくてもよいという親切設計。というか、普通に考えたらこのタイトルを見たらアニメそのものもあんまり見なくてもいい気もするな。

 一応、ここまで振り切れたチート設定は久しぶりだが、どっかで見たと思ったらネット界隈でたまに見かける比較コピペみたいなやつだな。「心臓の鼓動ですら殺せる」って、まぁ、その発想が思いつくのはすごいと思うよ。だって、思いついたって絶対作品にならないと思うから……。そういう意味では、諦めずに何でも作品として成立させるなろうスピリットってのはもしかしたら尊いものなのかもしれない。ここまでスタート時点でのハードルをあげてしまっては、その後の物語なんて何一つ面白くなるわけがないと考えるのが常識的な発想なわけで、それを飛び越えて、アニメ化にまでこぎつける人気作品を書けたのだとしたら、今後ものすごい展開が待っていることを期待してもいいのだろう。期待するだけなら自由だろう。期待してないことをオブラートに包むのだって自由なのだ。

 製作は、既にこっち方面でもおなじみになってきた大沼シルリンチーム。前作「防振り」は映像部分のクオリティだけで強引にそれなりのところにもっていった作品だが、さて、今作はどうなるだろう。実際、映像部分だけを見れば決して悪くはないし、なんならおかーちゃんのキャラなんかは見ていて楽しいのだが、いかんせん、そういう部分を楽しむためのハードルとして「主人公の言動を全て心を無にして見なきゃいけない」という特大の障壁があるからなぁ。気にしなければいいんだろうけどなぁ。

 ちなみに「なんでフクロウのキャストが微妙に気合入ってんだ」というのが一番気になった部分です。兼ね役とかの伏線なんでしょうかね?

 

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○「バキ 大擂台賽編」 5

 こちらは既にネット配信では終了している作品。なんやねん、バキやらケンガンやら、ネトフリはトンチキ格闘漫画大好きか。

 「ケンガン」の方はCGによる描写の「谷」を超えたかのように独自路線の見せ方で存在感を示して見せたが、残念ながらこちらの作品は、少なくとも1期の段階ではそこまで目を見張るようなものはなかった。まぁ、冷静に考えて「刃牙って勢い任せの板垣絵で見ない場合に面白いのか」という疑問はあるわけだが(さらにその上には「そもそも板垣絵だとしても面白いのか」も存在するが)、CGアニメだとあんまり旨味がないんだよな。まぁ、死刑囚編はまだ濃いキャラが多かったおかげでかろうじて「ギャグと格闘の間の面白さ」みたいなものはギリギリあった時期だと思うのだが、この擂台賽は、正直原作でも既にあんまり……。いや、何も言うまい。まぁ、やっぱり改めてアニメであれとかあれとかを見せられたら面白いのかもしれん。幸い、1話目時点で既にオーガがちょっと可愛かったし、そういうところで見どころが少しでもあれば構わんのかもしれん。

 ちなみに現時点で最大のトピックは、「刃牙アニメのオープニングとかエンディングは何が正解なんだろう」。

 

 

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○「THE GOD OF THE HIGH SCHOOL」 5

 韓国産の「神之塔 -Tower of God-」が終わったら、次の韓国産GODが始まった。神アニメの多いお国柄か。。

 とかなんとか言うてみたものの、全然毛色の違う作品なので新鮮である。共通点はどちらも漫画が原作でアニメ制作は日本で行われているということ。「神之塔」がテレコム製作、そしてこちらはMAPPAである。ちなみに制作統括はクランチロールが行なっているのだが、個人的にはクランチロール作品っていうと「URAHARA」という謎アニメのイメージなんだけど、こうして世界的に原作を集めてアニメ製作にこぎつけているってことは、ビジネスモデルとしてはインターナショナルな方向性で時代を先取りしていたってことなのかしらね。

 さておき、「神之塔」は良くも悪くも異質さというか、日本のアニメではあまり馴染みのないデザインがとっつきにくくあったが、こちらの作品はせいぜいキャラ名や地名が韓国語であるというだけで、日本産の漫画とはそこまで大きな違いは感じられない。冷静に考えると面白い現象で、これがヨーロッパやアメリカが舞台になっていればまさに「ガイコクやなぁ」と思うわけだが、韓国の場合には「なんかちょっと違う雰囲気なのは間違いないけど、どっか通底してるもののもある気がするので逆にかえって変な感じ」という絶妙なポジションになっている。街並みなんかはよく見たら当然日本と違っているのだが、それが間違い探しみたいにちょっとずつ違うもんだから、アニメとしてヘンテコになっているだけなのか、そもそも違うものを描いているのかが(頭では理解できても)直感では入ってこないっていう。韓流ドラマとか見てる人ならすんなり入ってくるもんなんでしょうかね。これまで、韓国を舞台にしたアニメってのはほとんど存在していなかったので、これはこれで面白い現象として見守っていけそうだ。

 とはいえ、そうして文化的な微妙な差異を楽しむタイミングが今後あるかどうかはよくわからない。作品テーマは「無差別格闘」であり、いわばケンガンアシュラの予選の船のシーンから始まったみたいな展開。正直、ステゴロだけの格闘ものがどの程度面白くなるかはさっぱりわからないが、時を同じくして刃牙の(地上波)放送も始まったし、いろんな国でのいろんな格闘技を見守っていければいいんじゃなかろうか。これで「ケンガン」の放送時期がずれてたら日中韓の格闘アニメが同時に並び立つという妙な状況になっていたんだね(まぁ、刃牙を「中国の格闘」と言っていいのかは怪しいが……)。

 映像部分はMAPPAの本領が遺憾無く発揮されていて悪くない。冒頭のチェイスシーンもそうだし、その後の格闘についても、思い切り作画でケレン味を出すことを意識しており、「動かしてる」感が楽しめる動画になっている。ただ、キャラを崩したデフォルメ状態のギャグなんかは雰囲気がちょっと浮いているかな、という印象もあり、「プランダラ」で受けたような不可思議な違和感はまだ残っている。まぁ、これも慣れていけばすぐに気にならなくなることなのかもしれないけど。個人的に今抱えている最大の問題は、「人名がすげぇ覚えにくそう……」っていうことなんだよね。そういや結局「凹凸世界」の時も最後まで人名を覚えられなかったっけなぁ……。こればかりはどうしようもないわ。

 

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