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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Aggressive Urge/攻撃的衝動(10E)」 C

 自画自賛するわけではないが、このカードを見て一発で再録カードだとわかった人間はかなりのマニアと言っていいだろう。何しろこんなにも地味で、当時のリミテッドでも大して出番がなかったカードなのだから。しかし、こうして改めて見ると存外悪くないカードにも見える。インベイジョン当時はまだまだクリーチャーよりもスペルが強かった時代であり、こんなみみっちいことをするよりも「無謀な悪意(INV)」でドーンしたり「アルマジロの外套(INV)」でガツーンしたりする方が強かったのだ。しかし、時代は今やクリーチャー戦闘中心の泥臭いリミテッド環境が主体となった。となれば、カードを失わずに戦闘結果だけを書き換えてしまうこのカードだって実はかなり重要な1枚なのかもしれない。時代の移り変わりによるパラダイムシフトが体験できる(かもしれない)1枚である。

 

Cacophodon カコフォドン (3)(G) U

クリーチャー・恐竜

2/5

激昂 - 対象のパーマネントをアンタップする。

 言いにくいよかこふぉどん。一応調べて見ると「cacophony」で「耳障りな音」「不快と感じられる破裂音など」という意味があり、こいつはその鳴き声がやかましいことが最大の特徴であるらしい。そんなクリーチャーを傷つけると、そりゃぁでかい声で鳴くもんだから味方クリーチャーが慌てて飛び起きるということなのだろう。あらゆるダメージソースをアンタップ呪文に使うことができるので、戦闘云々よりもなんらかのコンボに向いているかもしれない。全体にダメージを飛ばせるクリーチャーがいれば、こいつと組み合わせて(5点までなら)好きに飛ばせるようになるとか。残念ながら今回のセットではそうしたカードはあんまり思いつかないので、単にこいつがアタックした時にブロックされたら他のアタッカーが起きるとか、そういう使い方になるか。タイミングが微妙なので不意打ちブロックなんかの演出はしづらいなぁ。

 

Cherished Hatchling 寵愛される幼生 (1)(G) U

クリーチャー・恐竜

2/1

〜が死亡した時、あなたはこのターン、恐竜呪文を瞬速を持つかのように唱えてもよく、あなたが恐竜呪文を唱えるたび、それらは「このクリーチャーが戦場に出た時、あなたはこれが他の対象のクリーチャーと格闘することを選んでも良い」を持つ。

 これまた面倒なテキストを持つクリーチャーだな……。えぇと、こいつの死を皮切りにして、そのターンの間、仲間の死を悼む義憤に駆られた恐竜が好きなだけ手札から溢れ出す。怒っているので、そいつらは出た瞬間に好きな相手に殴りかかることが可能、というギミック。まぁ、コストを踏み倒すわけでもないので一気に出せる量なんてたかがしれているだろうが、それでも相手からすれば何が出てくるかもわからず、無駄に格闘でクリーチャーを屠られるかもしれない。そう考えると、相手がマナを立てている間はかなり除去しにくいクリーチャーだ。むしろ序盤の攻防の方が一方的に強い恐竜を出される可能性が低いので、殺せるなら早いうちにさっさと処分しておくべきだろう。出てくる恐竜が激昂持ちだとマーベラスなので、うまいこと荒ぶる猛竜のポーズを演出してみたい。時には自分でサクっておいて勝手に義憤に駆られてインスタントブロッカーを出す、なんて鬼畜プレイもありかもしれない。

 

Colossal Dreadmaw/巨大な戦慄大口(XLN)」 C

 完全重複再録」の緑枠はこちらのファッティ。恐竜デッキを組むときのゴールラインとして明確な指針を示してくれる優秀なエンドカードの1枚である。いわゆるランプ型の白緑恐竜はこれまで通りのここを目指せる構築にすれば問題なくデッキを組めるはず。他のデッキの速度が多少なりとも落ちるようなら、こいつの活躍の機会もより一層増えるのではなかろうか。ちなみにこちらのカードもフレーバーだけが変更されており、ラネリーさん曰く、オラーズカの開放でこれよりももっと怖いものがたくさん出てきてしまったとのこと。まだ充分怖いですよ?

 

Crested Herdcaller 冠羽の群れ使い (3)(G)(G) U

クリーチャー・恐竜

3/3 トランプル

〜が戦場に出た時、3/3でトランプルを持つ、緑の恐竜・クリーチャー・トークンを1体生成する。

 分身の術の使い手。1枚でパーマネント2つ分になることの有用性は今更説明する必要もないが、それが恐竜トークンってんだからありがたみもひとしお。まぁ、レアリティを下げた「レギサウルスの頭目」の廉価版と言ってしまえばそれまでなのだが……。アンコモンでこれだけの圧力がかけられるのは大したもの。数が増えればそれだけ恐竜シナジーの充足も見込めるし、シナジーがなくともこれだけの戦力なら必要としないデッキは存在しないはず。「帝国の先駆け」でサーチしてくると次のターンに3/3が2体と全体2点火力が予告されるとかいう地獄絵図に。

 

Deeproot Elite 深根の精鋭 (1)(G) R

クリーチャー・マーフォーク、戦士

1/1

他のマーフォークがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、対象の、あなたのコントロールするマーフォークに+1/+1カウンターを1つおく。

 カウンター大好き、マーフォーク軍団のカウンターライフをさらに力強く支えていくリーダー的存在。マーフォークが出れば好きなマーフォークを増強。シンプルながらも存分に強い能力で、まずは自分自身をある程度育てておき、火力圏外に脱出したと思ったら今度は一番ダメージが通りやすそうな仲間を育てていけばいい。簡単。あとはどれだけ同族で固められるかの勝負。これまでのマーフォークは「集めたところでサイズの細さはどうしようもない」という難点があったが、こいつさえいればそんなお悩みも簡単解決。「蔦形成師の神秘家」あたりと絡んだ時のカウンター乱舞は見もの。

 

Enter the Unknown 未踏地への進入 (G) U

ソーサリー

対象の、あなたのコントロールするクリーチャーは探検を行う。

あなたはこのターン、追加で土地を1つプレイしても良い。

 探検っていう能力はこういう設定の仕方もあるのだね。なかなか面白い効果になっており、土地がめくれれば、その名もずばり、かの名作カード「探検(WWK)」が1マナ軽くなった状態である。手札を減らさずに純粋に土地だけ伸ばせるのだからかなりのやり手呪文だ。土地が捲れなかった場合もカウンターを1つ設置した上での占術1なら、1マナの呪文としてはそこまで悪くない効果。つまりどっちに転んでも決して損はしない。ただ、「探検」と異なり「対象のクリーチャーがいないと唱えらえない」という大きな制限があることにも注意が必要で、「探検」が活躍したランプ構造のデッキなんかではちょっと使いにくい。リミテッドで「野茂み歩き」タイプのデッキが組めた時にはかなりの活躍が期待できるのだが。個人的には「深根の勇者」によるミラクルグロウに組み入れてみたい1枚だ。

 

Forerunner of the Heralds 川守りの先駆け (3)(G) U

クリーチャー・マーフォーク、スカウト

3/2

〜が戦場に出た時、あなたのライブラリからマーフォーク・カードを1枚探し、それを公開し、ライブラリを切り直してそのカードをトップにおいても良い。

他のマーフォークがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つおく。

 先陣サイクルのトリを飾るのは緑のマーフォーク。マーフォークは「イクサラン」の時点ですでに固め打ちが重要な種族だったが、今後はさらにそんな部族シナジーの重要性が増すことになるだろうか。ただ、他のサイクルに比べてやや重たいのと、その割に追加能力がなんか地味なのは気になるところ。いや、強いんだけどね。確実に次のターンに4/3で殴れるので実は素のステータスがかなり優秀な肉要員なんだけどね。ただ、それってマーフォークに求められてる役職なのかどうかがよくわからない。多分サーチしてくるのも「翡翠の守護者」とか「蔦形成師の神秘家」とかのカウンター乗せるタイプのやつだから、それで5/4で殴れってことなんだろうなぁ。もしくは「嵐を変容させる者」からの無限マーフォークチェイン。何マナかかるかは知らん。

 

Ghalta, Primal Hunger 原初の飢え、ガルタ (10)(G)(G) R

伝説のクリーチャー・エルダー・恐竜

12/12 トランプル

〜をと萎えるためのコストは(X)だけ少なくなる。Xはあなたのコントロールする各クリーチャーのパワーの合計である。

 エルダー恐竜サイクルのトリを飾るのは、やりたい放題のコスパを誇る特大恐竜。12マナなんだから12/12くらいでも一向に構わないのはエルドラージ先輩が証明済みだが、こちらはエルドラージと違ってもうちょい現実的なビジョンを見ているのではしたなくもコスト軽減とかしちゃう。しかもクリーチャーのパワーを合計するので、本気で緑色のデッキを組めば割とあっさり下がる。同じような制約を持つ「ロナス」さんとの相性が良く、彼を設置しておくだけで既に5マナ軽減。ロナスのためのパワー4クリーチャーを一体追加すれば、もうすぐそこに12/12。きちんとトランプルを持っているのは今時のレアらしく、「クローサの雲掻き獣(TSB)」先輩が地団駄を踏んでいる。まぁ、ロナスおいとけばいくらでもトランプルつけられるんだけどさ。本気で狙えば大体4〜5マナ圏で想定して問題なかろうし、出してしまえば火力での対処は不可能。ワンパンでゲームが決まるなら入れてみる価値はあるんじゃなかろうか。

 

Giltgrove Stalker 金林の追跡者 (1)(G) C

クリーチャー・マーフォーク、戦士

2/1

〜はパワー2以下のクリーチャーによってはブロックされない。

 緑にちょこちょこ出てきている「低パワーではブロックされない」クリーチャーシリーズ。1つ前の世界でも「ロナスの重鎮」がこの能力でいい感じにブロッカーをかわしていたが、今回もこの能力はそれなりに活用できそうだ。何しろ2ターン目までに出てくるクリーチャーってのはそうそうパワー3以上はいない。仮にいたとしても3/1とかなわけで、こいつと相打ちなら無問題だ。1/4の「財力ある船乗り」、0/4の「煌めく障壁」と言った文字通りの壁役を無視できるというのはこの後の世界でもしっかり活躍できる指針の1つになるだろう。マーフォークなのでカウンターを乗せて戦力を後押しするギミックも多く、合体ブロックがしにくいことで相対的に格上の相手を戦場に引きずり出しやすい。先に出しておくマーフォークとしてはかなり使いやすいのではなかろうか。まぁ、代わりに「深根の戦士」が減っちゃうのでどちらがいいかは微妙なとこなんだけども。

 

Hardy Veteran 屈強な古参兵 (1)(G) C

クリーチャー・人間、戦士

2/2

あなたのターンである限り、〜は+0/+2の修正を受ける。

 攻めてる時には気が強い、あまりお友達になりたくないタイプのアタッカー。2マナで2/4というサイズはコモンとしては破格のものであり、序盤の戦闘でこれに対処する方法はほとんどない。相手としては戦闘を介さずに処理する必要があり、それすなわち除去を1枚使わせるということ。2マナクリーチャーの仕事としてはそれだけでも満足すべきだろう。防御に回った時にも別に弱いというほどでもないし、大きな欠点がなくて使いやすい熊である。ただ、今回のセットは各種族に割と優秀な2マナ域が多いため、こうして種族シナジーが絡まないカードは後回しにされる可能性もある。緑ユーザーは開き直って遅めで流れてくるこれに期待してみるのもいいかもしれない。

 

Hunt the Weak/弱者狩り(KLD)」 C

 安心安全性能、弱者狩り。これまた「凶暴な踏み付け」と同じブロックに収録されているのはちょっとかわいそうな気もするが、Magicを始めたばかりの子供に「レアリティ」という概念を教えるのにはちょうどいいだろう。緑はこれまで「襲撃」がメイン除去だったので使いにくくなったようなイメージもあるが、実のところ、緑のメイン種族であるマーフォークは「襲撃」を使っても相打ちになるし、恐竜は序盤に展開できないから2マナの軽さが活かしにくかったし、帯に短し襷に長しでその性能を活用できずにいた。こちらの呪文なら、特にマーフォークは展開しながら増強&除去の選択肢ができたことでコストも無難に噛み合うようになった。やっぱり、歴戦のカードは違いますな。

 

Jade Bearer 翡翠をまとう者 (G) C

クリーチャー・マーフォーク、シャーマン

1/1

〜が戦場に出た時、対象の、あなたがコントロールする他のマーフォークに+1/+1カウンターを1つおく。

 +1/+1カウンターが置ける系クリーチャーは緑の専門職だったはずなのだが、今回吸血鬼(白)にも移植されてしまい、ちょっとお株を奪われた感じ。でも大丈夫、やっぱりマーフォークもカウンターが大好き。おかげでこんな最軽量でのカウンター設置を実現。同じ1マナの「結合虫(M13)」が0/1だったのだから、これは勝ってる! ……わけではないな。置ける対象が「他のマーフォーク」と結構限られてしまっている。自身に置けないので何もない盤面に着地させても意味がなく、他にクリーチャーがいてもマーフォークじゃなきゃ完全無視。部族抗争は世知辛いのである。まぁ、どうせリミテッドが専門職なわけで、これを使うデッキはそれなりにマーフォーク濃度高めのはず。1ターン目に出すなんてことはしないが、どこかのアクションの隙間に挟んでさりげなくビルドアップだ。数合わせにはちょうどいいが、あんまり1マナにカウントしたくないのでマナカーブには注意。

 

Jadecraft Artisan 翡翠細工の職工 (3)(G) C

クリーチャー・マーフォーク、シャーマン

3/3

〜が戦場に出た時、対象のクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。

 イェヴァの腕力魔道士(ORI)」の系譜を継ぐクリーチャー。直近だとレアで「立て直しのケンラ」がいたが、さすがにあれと比べちゃうといろいろ大変なので、やっぱり同じコモンの「腕力魔道士」と比べたほうがいいだろう。あっちは3マナ2/2、こちらは4マナ3/3。どちらも単体での強さはそこそこレベルだが、能力の都合上、自分より前に最低でも1体はクリーチャーを出しておかなければいけないので、安定して活躍するチャンスが多いのはこちらではなかろうか。3マナマーフォークといえば「水罠織り」とか「ティシャーナの道探し」とか、そのあたりの渋い活躍をする連中が多いが、こいつが後詰として到着すればそうしたクリーチャーにもうひと旗揚げさせることができる。サイズの小ささが難点としてあげられることが多かったマーフォークにとって、このサイズアップは福音となるのではなかろうか。

 

Jadelight Ranger 翡翠光のレインジャー (1)(G)(G) R

クリーチャー・マーフォーク、スカウト

2/1

〜が戦場に出た時探検を行い、その後再び探検を行う。

 シンプル、然るにミラクル。こんなに短くてわかりやすい文章でもレアになってしまうものか、と驚きの1枚。でもまぁ、それもそのはず。最初の探検で土地でないカードがめくれれば確定で3マナ4/3だし、土地が2枚めくれれば3マナ2/1だけど2ドロー。その間のどっちに転んでも損はしない。やはり探検は強いのだ。まぁ、地味なんだけどね。ここから緑に行くことを決めていいのかとか、マーフォーク固めるにしても別にシナジー関係ないな、とか。普段から「野茂み歩き」と仲良くしておくといいことがあるかもしれない。

 

Jungleborn Pioneer ジャングル生まれの開拓者 (2)(G) C

クリーチャー・マーフォーク、スカウト

2/2

〜が戦場に出た時、【マーフォークトークン】を1体戦場に出す。

 パーマネント数で勝負するタイプのマーフォーク。常に2体で現れるのはありがたいし、1体が呪禁というのもさりげないサポートなのだが、どうせだったらお前さん自身も呪禁で出てきてくれればもうちょっと活躍のバリエーションが増えたのに、と思わないでもない。マーフォークの場合、数を増やしたとしてもそれだけで勝ちにつながる方策に乏しいので、なんとかして敵陣を突破する方法を模索する必要があるわけだが、こいつはそれを提供してくれないのが悩ましい。現在吸血鬼でも「血潮隊の聖騎士」はそこまで必須クリーチャーでもないしなぁ。数を力に変える何かがあればいいのだが……。

 

Knight of the Stampede 暴走の騎士 (3)(G) C

クリーチャー・人間、騎士

2/4

あなたが恐竜呪文を唱えるためのコストは(2)少なくなる。

 大雑把に恐竜をサポートしすぎるナイス騎士。2マナの加速ってのは結構ヤバい数字で、これが出れば次のターンには「太陽の化身、ギシャス」やら「覚醒の太陽の化身」に手が届いてしまう。同じようなサポートをしていた「クローサの家畜商人(SCG)」も4マナクリーチャーだったが、あちらは2/2と対処しやすかったのに対し、こちらの騎士はご丁寧にタフネス4でがっしりと構えて戦場に残り続ける気配が満々である。4マナからのマナサポートなんて意味が薄い、というのが普段の論調のはずなのだが、これだけ軽減されると5ターン目以降でも割と間に合いそう。別に7マナ以上の恐竜にこだわらずとも、次のターンに4マナと5マナの恐竜をいっぺんに展開できてしまうのだ。スゲェな。あとはマナカーブという魔法の呪文をどうやって処理するかだが……。こいつ自身が「恐竜との融和」でサーチできないのがもどかしいなぁ。

 


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○「有頂天家族2」 6

 やぁみんな! 今期2度目の登場、P.A.WORKS大好きおじさんだよ! P.A.作品が一週間に2回放送される幸せを噛みしめるがいい!

 説明不要の傑作、「有頂天家族」が4年の時を経て帰還。いやぁ長かったね。面白いアニメがでてくると何でもかんでも「2期! 2期!」と叫んでしまうのは欲しがりアニメオタクの悪いところで、伸ばすことがよろしくない作品だってたくさんあるのだし、制作側にも事情はある。1クールで終わったものは終わったものとして、大人しく受け入れるしかないのだ。……でも、今作はやっぱり続きが観たくなる。あの物語の空気感は、ずっと浸っていたくなる。毛玉の転がる京の都は、いつでも帰ってきて欲しい、そんな素敵な思い出なのである。

 そして、この4年の間に制作側にどんな動きがあったのかは定かでないが、ようやく矢三郎たちが帰ってきた。嬉しいことに、あの時とは何も変わらず、4年の時など無かったかのような何食わぬ顔で。P.A.WORKSによる、漫画的景観を完全に再現した見事な映像、どこか芝居がかった大仰で小憎らしい語り口、そして何とも言えぬ間の抜けた空気。どの枠にも収まらぬ不可思議な「違和感」は、1期の頃から変わらぬ魅力である。そりゃそうだよな。千年の時を生きる京都の町並みが、たかだか4年で変わってたまるものか。まぁ、実際の京都は色々と変わるんだけどさ。

 完全に内輪ネタになってしまうが、今作は面白いことに、KBS京都ではなんと夜の8時から放送なんですよ。普段アニメなんてやってるはずがないゴールデンタイムに有頂天家族。それだけ京都に密着したご当地アニメってことなんでしょうね。放送を記念して地元ではスタンプラリーなんかも開催されており、僕も余裕があったらちょっと足を伸ばしてグッズを探しに行きたいところです。京都に住む人間にとって、この作品は色々と特別なんですよ。1話では大文字の山の中なんかに潜っていたので街中の景観はそこまで出てきていないが、弁天が高笑いしながら飛んで行ってしまった桜咲き乱れる鴨川べりなんて、明日にでも行って見上げてみたくなりますね。今作の背景映像はアニメ的なデザインになっているはずなのに、不思議と実際の景色にリンクするんですよね。この「近さ」が楽しめるのは、地元住民の特権ですわ(ドヤァ)。

 あとはまぁ、矢三郎はいつも通りにのらりくらりと生きながらも面倒ごとに巻き込まれていくみたいなので、迷惑天狗が巻き起こす騒動を楽しませてもらうとしましょうか。ちらっと出てきた日笠声のナースとか、夷川家の長男らしい中村ボイスの狸とか、色々と気になるキャラが出てきている中、やはり注目すべきは赤玉先生の息子さん。天狗って色々いるもんやなぁ。100年前の親子喧嘩で絶縁して以来久しぶりの再会とのことだが、果たして今おいくつなんでしょうかね。別に天狗は不老不死ではないよな。先生はあんだけ歳取ってガタ来てるんだし。人間とは違う間尺で生きてるという意味では狸も天狗も大して違わないかもな。色んな生き物が蠢き、迷惑かけまくる京都の町。ひょっとして人間の住むところではないのでは?

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「鬼平」 4→5

 先にアニメグランプリ記事を上げてしまったし、随分時間がかかったけど、ようやく冬クールの番組が一通り終了した。正確にはまだ「テイルズオブゼスティリア」が残ってるんだけど、もう仕方あるまい。間が空いちゃうと感想書けなくなるからシリーズ放送が終わった時点で一回まとめておくべきだったかなぁ。今回感想を書けた作品は35本。前クールが32本だったので、まぁ、冬クール締めはそれなりに多いということだな。秋と違って明らかに切った作品ってのがほとんど無かったけど、そこまでひどい作品も多くなくて満足度の高いシーズンでした。

 さておき鬼平である。放送開始時には「何でこんなアニメをわざわざ作ったんだろう……」って思ってたんだけど、毎週義務感から観ているうちに、だんだんこれはこれでいいんじゃないかって気がしてきた。考えてみれば、古くから日本人に愛されてきた古典である。そりゃまぁ、シナリオラインはしっかりまとまってるわけでね。しかも数あるエピソードの中から13本を選んでアニメにしているわけで、すげぇ退屈になるなんてことは無いんだ。いや、面白いかって言われたら別に興味も出てないはずなんだけど、30分の中での起承転結とか、シリーズ13話における変化の付け方とか、そういう部分はしっかり見せられるレベルになっているんだ。最初に見た時には「この絵じゃぁ人気も出ないだろうし……」と思っていたキャラクターデザインなんかも、冷静に考え直せば、じゃぁ鬼平を現代風のアニメ調でリビルドしたところで誰が喜ぶんだよ、って話でね。どうせ他のアニメと比べたり寄せたりする意味も無いのだから、それなら一番「時代劇らしい」着地点を見定めるのが正着。だったら、やっぱりこれでよかったのだ。

 しいて難点をあげるなら、元々時代劇なら1時間という枠が普通だろうから、その脚本を30分のアニメにするのはやっぱり無茶。どのお話もとにかく要素のみをピックアップしてのスピード事件、スピード解決である。なかなかその周りで「あそび」の情報を入れにくい。バタバタした雰囲気になってしまうと、本当に「なんとなく」観たいだけという暇つぶし用にはちょっと重たい。ただ、その分ギュッと要素が詰め込まれているとも言えるわけで、「5分で分かる」ではないが、「二十数分で分かる鬼平犯科帳」だ。コンテンツの消費スピードが速く、どんなドラマもインスタントに食べ尽くされてしまう昨今、視聴者サイドもそうした速度に慣れていることを考えれば、多少の情緒が無くなったとしても、これくらいのスピードなら充分通用するんじゃなかろうか。逆に1時間でやられたら絶対に間延びするしな。描きたい要素だけをピンポイントで描出出来るという、アニメならではの強みがこの時短につながったのだろう。

 まぁ、取り立ててお勧めしたいというようなものでもないのだが、観ているうちに「将来隠居したらダラダラ時代劇を観るのもいいかもしれない」という程度には受け入れられました。これ、ナンボでも続編作れるだろうから、反響次第では2期3期と続くかもしれんな。

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○「エロマンガ先生」 5

 「おあがりよッ!」じゃねぇよ。提供が同じだからやれる的なコラボレーションか。

 それにしてもひでぇタイトル。うちのレコーダーだと番組表の表記をそのまま拾って「Eマンガ先生」って表記で録画されてるんだけど、何のコンプライアンスなんですかね。こんなタイトルで出しても売れるっていう、強気の姿勢が無いと展開出来ない商品なのは間違いない。「おれいも」で成功した作者ならではの攻めのネーミングということなのだろうか。

 しかし……また妹なのか……。これ、別に「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」っていうタイトルでも何の問題もないよね。ひょっとしたら地続きの世界観とかなのかな。主人公の父親(故人)のCVが京介と同じって確実に狙ってやってるだろうし、妹の部屋にあるクッションが桐乃の部屋のヤツと同じだったりするし。製作体制が一緒だから出来るネタ……と思ったら、別にスタッフは共通してなかった。「おれいも」はAIC製作、こっちはA-1なので、別におふざけでコラボネタをやってるってわけでもないんだな。単に原作イラストが同じだからそう見えるだけなのかも。

 非常に分かりやすい設定のラノベ作品だし、「おれいも」作者が書いています、と言われれば至極納得出来る作品。兄妹揃って「どんな確率だよ……」って言ってるが、それを言いたいのは視聴者(読者)の方だろ、っていう。まぁ、潔く分かりやすさを優先させた設定だし、今更そこに文句を差し挟むようなもんでもないですよね。しいて苦言を呈するなら、本当に日本のラノベ・アニメ文化は両親を大切にしねぇよな、っていうことくらいですかね。すーぐ両親殺すんだから。まぁ、そうしないと始まらない設定だからどうしようもないんだけど。ラノベ作家の兄とイラストレーターの妹。そして可愛い妹はかなり高レベルの引きこもり。うーん、まさにラノベ好きが考えたラノベ設定って感じなんだけど、意外と無かったパターンなんですかね。ひでぇ話だとは思うが、見ていて退屈するものでもないし、ラノベ作家がラノベ作家の生態を描くんだから、それなりに真に迫ったものが書けたり書けなかったりするだろう。どのあたりまでがフィクションで、どこからが実際のラノベ業界をいじったネタなのかを考えながら見てみるのも面白いかも。

 アニメとしては可もなく不可もなく。画は見やすいので特に問題無く見られるが、だからといって面白いかはまだ分からない、というレベル。一応妹ちゃんをはじめとする女の子はそれなりに可愛く見えるし、関係性が固まってくるまではしばらく様子を見ても問題無かろう。まぁ、原作がどうなってるかは知らないけど、大半の読者は「どうせまた妹大勝利に決まってる……」って思いながら見てるんじゃないでしょうかね。あの救世の女神である麻奈実さんを邪険にした恨みはまだ忘れてねぇからな。

 中の人は、「おあがりよ!」の禎丞はまぁ、ここしかないだろ、っていうキャスティング。そして肝心に妹役には「ロクでなし魔術講師」でも登場した藤田茜が起用されている。なるほど、可愛い。「声が小さい」という個性のキャラクターなので今のところあまり押し出しは強くないが、上手くハマればここからグッと駆け上がれるかもしれません。

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 今期はオリジナルが元気だなぁ。やっぱり春クールはチャレンジしやすい時期なのかな。

 先週時点で放送直前特番をやっていたので何となく中身を想像しながらの視聴だが、簡単にまとめるなら「異世界転生もの」。ただ、立場が逆だし、どうやら色んなところに別次元から一気に集まってくるというデザインになっている様子。要所要所で「その発想は……ありそうだけどやってなかった」みたいなネタがポコポコ出てきて非常に愉快な作品になっている。

 監督はあおきえい、そして製作がトロイカということで「アルドノア・ゼロ」と同じ体制だが、今作はキャラ原案や脚本にあの広江礼威を起用している点が大きく違う。なるほどキャラクターデザインはそれっぽいし、ネタの混ぜ込み方もなかなかクセがあって面白い。今まであまりアニメ関係で見なかった名前だけに、これからどんな化学反応を起こすことになるのかは気になるところだ。

 「異世界から転生して来ちゃったもの」ということで、これが1対1の交流なら割とあるアイディア。「GATE」なんかは1対1であっちに行ったりこっちに来たりという交流があったね。しかし、どうやら今作は「現実世界の人間が生み出した創作物の世界からキャラが転送されてくる」という仕組みになっているらしく、メインとなる女騎士のセレジアさん、おとぼけプリースト風のメテオラさん、そして謎多き「余」の人と、全員が異なる作品から顕現した存在であり、「何故顕現したのか」「これからどうしたらいいのか」などは謎のまま。「余」の人が「まだ創造主は見つかっていないのか」って確認してたから、作者が判明したら進展があるのかねぇ。現時点では、単に「フィクションからキャラが出てきたよ」というだけなので特に争いごとの火種は無いはずで、実際に初対面のセレジアとメテオラもあっという間に打ち解けて腰を据えた居候体制になっている。あとは「余」の人がどれだけかき回すかということになるが、事前特番の話だとこれからガンガンキャラが増えるそうなので、色んなところから色んなキャラが出てきちゃったらやっぱりバトルものになるしかないのかなぁ。何を目的にバトるんでしょうか。

 1話目では、そんなバトルのシーンもガッツリ描かれ、サーベルをグルグル回して戦うスタイルは見映えがして面白い。そして、何と言っても非現実の固まりであるバトルが東京上空で行われているというギャップ部分が楽しい。そう、今作で楽しむべきはやはりこの「ギャップ」の妙味だろう。笑わせどころとしてはセレジアさんのワイパーとか、Cパートのコンビニのところとかがあるが、「転送された人たちが現代日本にいかに馴染むか」みたいな笑いがある。考えてみるとやってることは「Fate」シリーズの英霊召還と同じような気がするが、何故かサーヴァントって現代日本の文化に戸惑ったりしないんだよな。あいつら、しょっちゅう召還されてるせいであんまり時代のギャップに悩むこともないからね。今作の場合、モビルスーツを繰る女騎士さんが自動車の運転に挑戦する、っていうのが画的も非常に面白いところで、タイムトラベルお侍みたいに「鉄の馬が!」みたいなお約束の反応をせず、さっさと乗りこなして色々とこの世界のことを勉強しているあたりがそれっぽくて楽しい。セレジアさん、頑なだったのは最初に一瞬だけで、割と理解が早いし聡明な人だ。メテオラさんは一足先にこちらへ来ていたのか、色々と余計なことまでお勉強しているようだし、セレジアさんだってからあげクンをきっと気に入ってくれるだろう。

 あと、「創作物から出てきたキャラにその創作物を見せつける」っていう羞恥プレイも見どころの1つ。セレジアさんは「あなたの活躍見てます」と言われても割と屈強な精神力で耐えきったが、普通にあんなことを言われてしまったら、自分のこれまでの苦闘が全てフィクションであったという事実に苛まれ、アイデンティティクライシスを起こす可能性もあるのだ。今後は彼女達が「フィクション」の存在をどのように処理するのかも見どころになりそう。そして、「愚鈍なる神」たるクリエイターたちが集まったこの世界を、果たして「キャラクター」たちはどうするべきなのか。どこに転がるか分からないだけに、素直に楽しみである。

 シナリオも気になるし、映像レベルも高い。非の打ち所がない状態で、なおかつ中の人のカロリーも高め。1話はみかこしといのすけ、それに豊崎愛生という3人娘が担当。いいところついてくるキャスティングである。でも、みかこしの女騎士ってすぐにくっ殺になりそうな気がするのは何故なんでしょうね。別にそんな役無いのに。

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○「月がきれい」 6

 初の(?)斎藤千和の純正母親役という、記念碑的作品。いや、ちょい役とかなら過去にもあったかもしれないが、こんだけガッツリ気の良い母ちゃんをやったのはこれが初めてではなかろうか。いつの間にやらすんなりオカンになってる千和に乾杯。

 すげぇ脇の話題から入ってみせたが、色々と気になる部分があって楽しい作品でしたよ。まずオープニングから目を引かれるのは背景美術の彩り。これって実写を取り込んで加工してるとか、そういう技術なんでしょうかね。「悪の華」の時のロトスコープにも似ているが、あれよりも色彩がアニメ調の鮮烈さを持っていて、彩度の部分でもキャラ絵とのバランスがとれている。春爛漫、新学期のどこか気恥ずかしい空気みたいなものが漂ってきて良い明るさだ。キャラ作画の方も非常に凝った効果が施されており、ライティングに何かしら高度な技術が使われているように見える。こういうのも最近だとCG処理でリアル寄せの描画計算してくれるのかね。キャラクターそのものは別にリアル寄りではないのだが、背景との境界を表す枠線に白みを持たせて明るさを維持したり、影の落とし方も邪魔にならない程度に凝っていたり、独特の風合いが見ていて飽きさせない。白みを積極的に使った映像というと真っ先に「放浪息子」を思い出すんだけど、あっちは制作がA-1で今作はfeel.の仕事。feel.ってこんな画作りも出来るんやなぁ。

 監督は岸誠二、さらにサポートに池端隆史の名前も見える。岸誠二というと、原作ものには定評があるもののオリジナルではやらかすことが多いという勝手な思い込みがあるのだが、今作はなんとアニメオリジナル作品らしい。大丈夫かなぁ、と不安はありつつも、少なくとも1話目はグッと引き込まれるシーンが多かった。タイトルから逆算すれば徹底的な恋愛ものになるだろうことは想像に難くないが、中学三年生という絶妙なお年頃を舞台に、甘くて酸っぱくて何とももどかしい、そんなお話が展開しそう。

 ファミレスのシーンがすごくいいな、って思うんですよ。私からしたらもう大昔になっちゃうけども、個人的には「家族でファミレスに行く」ってなんかワクワクするイベントだったんだ(別に貧しくてめったに行けなかったとかではないよ)。色んな料理から選び放題のメニューを見てるだけで特別なイベントって感じがあるし、多分家族によって、「ファミレスに行った時の独自ルール」みたいなものがあると思うんですよ。今作のヒロインの家なら「みんなしてドリンクバー」みたいなやつね。そういう「ちょっとスペシャルなんだけど家族の団らん」みたいな馴染みの場所に、急に「気になる新しいクラスメイト」っていう異物が紛れ込んでしまったときのギクシャクしたあの感じ。いや、俺は経験無いけども……なんか分かる気がするんだよなぁ。家族用の顔をしたらいいのか、学校での顔をしたらいいのか。あげくに母親が勝手に挨拶なんか行っちゃった日には、恥ずかしくてしょうがない。そういう独特の感情に加えて、男の子の方はほのかにLOVEもあるわけでね。ファンタをキャンセルからのブラックコーヒーのところとか、中学生らしさが出た良いシーンじゃないですか。

 そうして、「何となくあるある」みたいなふわっとした印象を積み重ねて「出会い」から日常的な交流が始まる。本作は学校のシーンだとモブにも動きが多くて、あまりメインの2人が「中心」という感じがしない。これも、あくまで学校という大きな集団の中での1人1人である、っていう「その他大勢」な主人公2人の気持ちの表れのように見える。「自分が真ん中」っていう性格じゃないんだろうね。あくまでもどこかに隠れながら、想いをそっと抱えて日常に紛れている、そういう何気ないモブ気質の2人の馴れ初め。ちょっとざわざわするところをくすぐられてる感じです。LINEのアドレス交換から積極的に関係性が動き出すってのも現代っ子だよなぁ。今の中高生って、家に帰った後とかも友達の相手しなきゃいけないから大変そう(ぼっち並の感想)。

 オリジナル作品ってことでここから何が出てくるかは分からないが、少なくとも1話で与えてくれた雰囲気は押しつけがましくなく、しっかり画面で何かを見せようという意識が確認出来たので好感が持てました。この調子で少しずつ2人のドギマギが進んでいくといいな。ちなみに中の人は、男の子の方が「ALL OUT」で祇園役をやっていた千葉翔也。もう、祇園とは真逆のキャラなのが面白いな。そして女の子の方はほぼ新人の小原好美という子。こちらもさりげない中で良いキャラ作りになっていて悪くないお仕事。よいデビュー戦になることを祈っていますよ。困ったら千和ママに相談しや。

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○「ひなこのーと」 5

 今期の「きらら系作品だと思ったら掲載誌がきららじゃなかった」系作品。よく分からないカテゴリだが、稀によくあるヤツだ。

 タイトルを見ても「まぁ、何となくそういう作品」ってことは想像がつくわけだが、「ユルっとみられるのかなー」という目論見をオープニングがぶち壊してくれる。うわぁ、そこそこ「らきすた」の領域。もう何言ってるかさっぱり分からない。そして映像も実にご陽気。ちなみにエンディングもなかなかのもので、オープンエンドだけでも観る価値があるといえる。

 まぁ、実際に本編が始まってみると案の定の「きらら系作品だと思っ(略)」というお話なのだが、つかみ所が無いこの手の作品の中では、割と見やすい方ではなかろうか。キャラのデフォルメ化によるコロコロした感じ、各キャラが一気にしゃべって好き放題にクロストークが炸裂する賑やかさなど、日常系萌えものに必要な「愛らしさ」は充分兼ね備えていると思う。印象としては「きんいろモザイク」くらいのレベルかな。腹抱えて笑うとか言うことは絶対に無いだろうし、毎週正座して観たいとも思わないが、ゆるゆると楽しむ分には刺激も足りているくらい。一応ここから「演劇」っていうテーマを中心に進んでいくのかな? だとしたら単なる日常ものではなく、部活運営話みたいなテイストも入ってくるのかもしれませんな。

 制作はパッショーネ、総監督に高橋丈夫という布陣はあの「六花の勇者」と同じ。更に監督にクレジットされているのが「はがない」の喜多幡さんということで、割と好みのテイストになってくれるんじゃないか、という期待はあるんだ。高橋さんはとにかく「グッと来る可愛いもの」を描くのが上手い人で、ちまっこいキャラの使い方も「ヨスガノソラ」の後ろのおまけ番組みたいなヤツで色々楽しませてもらった記憶がある。今作は今のところ徹底して「可愛い」優先のお話になっていて、「特技がカカシの女の子」なんて一歩間違ったら悲劇だし、虐待じみて見えてもおかしくないネタがちゃんと「可愛い」になっているし、他のキャラクターたちもみんなして主人公のひな子を支えながらも各人に「可愛い」を備えている。1話目で全員分のキャラが立っていたし、このままの密度でいけばけっこう色んなお話が出来るんじゃないかしら。

 中の人は、この期に及んでまだ誰だか当てられないという奇跡の声優、M・A・O。声優の声を覚えるのに一番手っ取り早いのはキャラでなくて本人の素の声を聴くこと、っていうのが私なりの方法論なんだけど、彼女はそれなりの頻度で「本人の声」を聞くことが多いのに、何故か役に入っちゃうと個が消えて分からなくなるんだ。本当にすげぇと思う。そして、周りをサポートしてくれるのは小倉唯に富田美憂、そして東城日沙子という布陣。富田美憂はガヴリールに引き続いていきなり2本目のレギュラー。このままグッと業界に入ってくることになるのだろうか。ガヴの時は単にテンション低い役だからあまり意識してなかったのだが、実は地声はけっこう低く出るタイプの役者なんだな。

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○「クロックワーク・プラネット」 4

 噛み合った! ……まさか伝統芸能アニメ・ドロップアウトアニメに続いて、歯車アニメまで2クール連続で放送されるとは……。いや、こじつけですけども。

 タイトルやモチーフから「歯車」という言葉を出してみたが、別に本作で「歯車」がそこまで重要なわけではない。ちょっとメカニカルなイメージの世界だが、やってることは別にファンタジーでも現代日本でも構わないような内容だ。空から女の子が降ってくる古き良き落ち物アニメ。落ちてきたのはバルキリースカートを使いこなす超高性能アンドロイドであり、「世界で一番」の時計技師技術を持つという都合のいいヘタレ主人公がそんなオーバースキルなヒロインとの関係を結んで、今後は俺ツエーしていくことになるのだろう。実に分かりやすく、特にいじる気も起こらない設定である。一応、本作オリジナルというか、今後のシナリオに関わってくる注意点として、「一度再構築された地球」という概念が登場し、滅び行くだけだった惑星を「歯車で」修復したために、現在はボロボロの機構だけが残された世界、というのが荒廃世界の中心設定として与えられているわけだ。おかげで地名や言語・人名なんかは全部現実の日本に合わせることが出来て、どこまでもファンタジーながら、一応は地続きの物語に見えないことも無い。今後の展開では、この「崩壊する星」を救っていくことが目的になると思われるので、今のところはそこまでオリジナリティがあるとは思えない展開だが、何か今作ならではの展開というのも発生しうるかもしれない。高度経済成長期に一気に整備した日本中のインフラに最近一気にガタがきてやばくなっているこのご時世を揶揄した世界観……とかではないかな。

 全体的には古き良きラノベ作品なので大きな失点もないのだろうが、やはり見飽きている感は否めないため、なかなかモチベーションが上がらないのは事実。せっかくの「機械仕掛けの世界」の設定なのに、何故かキャラクターデザインは「ランスアンドマスクス」みたいに平べったい顔になっており、なんだか緊張感が削がれるのが個人的には違和感のある部分。まぁ、慣れれば問題ないのだろうが、萌え方向に寄せてるデザインのくせにヤクザじみたおっさんは割と等身が高かったり、「別な種族の生き物かな?」というくらいに頭身が違う連中が一緒にいるのってどうなんだろう。まー、もとのラノベで挿絵がそうなってるならどうしようもないんだろうけどさ。背景の都市景観とか歯車に関するオブジェクトなんかは実にメカニカルに、細かく描かれているため、余計に丸っこいキャラデザが浮いてしまうんだよな。こういうのって、小説で読んでる人らはどういう風にバランスとってるのかなぁ。

 現時点では、シナリオ運びに魅力を感じることが無かったのでややマイナスの印象からスタート。後はここからどれだけ独自の魅力を発揮出来るかの勝負だ。ちなみに中の人要素としては加隈亜衣にスラスラと憎まれ口を叩いてもらえる部分は加点要素である。加点すんのか。

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4月8日 ドラフト模様(AER×2 KLD

ピック順 【Alessi】→【Thraxi】→【Mei】→【Chrolony】→【Sangriter】→【Serra】→

 

 モダマス3戦を挟んで、久しぶりに戻って参りました霊気紛争。後はアモンケットが登場する月末まで、残り2試合がこの霊気紛争に費やされることになります。それにしても……久しぶりなもんだからみんなして色々と忘れてしまっているという、非常にお粗末な脳みその程度を披露する結果になった。ピックがおぼつかないのはもちろんだが、プレイ中にも怪しげな展開、大胆なルールミスなどがそこらで巻き起こり、何とも波乱の復帰戦となった。ちょっと環境が変わるだけでこれなんだから……新環境とか大丈夫かいな……。

 

 


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