最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
エンディングの作詞に藤村鼓乃美がクレジットされてる、第2話。この人の仕事ぶりも謎でなぁ……声優としての活動はほとんどなくなってるんだが、たまにこうして作詞業での名前を見かけるという。どうやら花澤フィーチャーでの仕事が繋がってるようなのだが、業界での働き方も色々あるもんだ。 2話目、普通のジャンプ漫画なら「起承転結の承」というか、1話目でドーンと出した設定をなじませるための無難なエピソードでとりあえず読者(視聴者)についてきてもらうことを目的とするのが常な気がするのだが、今作は確かにそうしたフォーマットに乗っているものの、どこか微妙にネジが外れている感じがするのがちょいちょい気を引く部分。ホラーなんてもんは手垢のついたデザインしか残ってないはずなのだが、ほんの少しどこかをずらすだけで、絶妙に気持ち悪い引っ掛かりみたいなものを生み出すことができるもんで。 今回のミッションは「呪いの人形をいてこませ!」で、髪が伸びる市松人形が呪われて人間を害するなんて設定は、そりゃもう日本人なら桃太郎の次くらいによく聞く話であろう。人形のデザインもだいたい決まったものがあるから画面だって変わり映えのないものになるし、ベタの上にベタを重ねた「ホラーアニメの2話目としちゃぁ愚策と言えるほどに安牌を置きにきた」形なのだが……どっかおかしいのよ。 まず、今回わざわざサブタイトルに名前を冠している主人公(の1人)である螢多朗。こんな仰々しい名前の持ち主だとは思ってなかったが、とりあえず「霊感強すぎて色々引き受けちゃうんですよー」というベタな設定が前回明かされた部分。これだけだったらちょっと形の違う「見える子ちゃん」で終わりのはずなのだが、彼の最大の特徴は、なんと「例の影響で右手の神経が伸び続け、定期的に処理しないと痛い」という意味のわからない設定。……「神経が伸びる」???? なんやねんそれ。怖いわ。神経が体表に出てきて許されるのなんて雪代縁ぐらいやろがい。いや、あれもたいがい気持ち悪かったが……。他にも格闘漫画だとビキビキに神経が見えちゃう設定とかはたまに見かけるが、「霊の力で神経が伸びます」は意味がわからん。霊障の気持ち悪さでも歴代トップクラスのとんでもない現象である。ほんで、螢多朗もそれを受け入れたうえで、霊力高めのばあちゃんの力を借りて「定期的に刀で切除する」っていう。なにそれ怖い。なかなか常人では思いつかない発想なんじゃなかろうか。 ほんでそんな螢多朗に襲いくる人形の例も、「髪が伸びる」まではセオリー準拠なのだが、「その伸びた髪を喉奥に突っ込んでくる」は流石にキモい。市松人形の怖さ・不気味さって、もうちょい間接的な部分やろがい。伸ばした髪で気管支にダイレクトアタックしかけてくるのは、ジャンプ漫画にしてもやんちゃがすぎる。そりゃもう、螢多朗の方も「気持ち悪いッ!」くらいしか感想ないやろ。喉奥に髪の毛の束を突っ込まれる人生、マジでハードモードすぎる。 そしてこの人形を「幼女が全体重をかけた日本刀のテコの原理」で一刀両断し、持ち帰ったお宝は「切除した神経」を用いた縫合で復元。ものが神経だったもんだから痛みがダイレクトに人形にも伝えられるという。もう、なにからなにまで分からん。いや、分かる。分かるけどけどキモい。夜宵ちゃん、やってることがピンポイントでエグいのすごいな……。 流石にここから毎回このレベルでのキモさを実現できるとは思わないが(思いたくないが)、きちんと「単なるありきたりのホラーで終わらせてやらねぇからな」という意気込みが感じられる、救いようのないホラーである。いや、ホラーなのか? 「怖くて寝られない」タイプじゃないのは助かるんですが……変なところでトラウマ植え付けられないように気をつけないとな……。
PR 詰将棋って誰もができるようなもんなんでしょうか、第23話。いや、基本的な将棋のルールさえ分かってればできるのかもしれないけども……私は未だに細かいルールがわかってない気がする。「詰めろ」を延々繰り返さなきゃいけないんだよね? その上で相手も最善手を打つ前提で動かさなきゃいけない……やっぱいきなり素人にぶつけるのはむずくね? 久しぶりに古見さんで記事立てしたのは、今作にしては珍しく作画のショボい回だったもんだから、逆に強烈に印象に残ったため。まぁ、普段のクオリティが高いので、作画がヘタったといっても有象無象のアニメの「普通」レベルに低減したというだけの話で、作品クオリティに傷をつけるようなものではないのですよ。むしろ、そうして要所でキャラ作画がなんか違和感のあるものになったおかげで、最大の見せ場(??)となるストッキング山井さん爆走シーンの無駄に気合いの入ったモーション作画が際立つ結果にもなったのだし。……山井さん、そりゃもうヤバい奴だっていう認識は古見さんからも得られてると思うのだが、ここまで極まった行動にでたのは流石に初めてじゃなかろうか……よく今まで警察のご厄介にならずに済んだもんだな……。 前回のバレンタインまでの流れで修学旅行も含めて結構しっかりしたエピソードが多かったので、今回のようにオムニバス形式でいろんなキャラエピソードを集めてくる構成はなんだか久しぶり。ここぞとばかりに新キャラ(?)も大量放出されているのだが、意外にそれらの脇キャラたちのキャスト陣に名前を知らない役者陣が集まっててちょっと意外だった。今作は脇の脇でも有名どころで固めてくるようなイメージがあったのだが、きちんと若手にもチャンスが与えられていたのでしょうね。個人的には左藤さんの人は自然な感じで好きよ。 1本目は「伝線です」。最大の見せ場は当然山井さんの極悪極まりダンシング。結局、今作で一番露骨に性犯罪に及ぶのはこの子だけなのだわ……。ところで、ストッキングの伝線ってそんなに恥ずかしいものなんでしょうかね? いや、そりゃ衣服が破けてるって考えたらそうかもしれんけど……私が学生だった時にはふつーに「やぶけてんで」とか言い合ってた記憶があるんだよな。あれ、今の時代だとセクハラで訴えられたりするの? そんな理不尽なことないよね。 2本目「鬼に金棒です」。脇キャラ鬼ヶ島さんにスポットが当たるお話。「いい奴だよ」「只野くんにすら声をかけていたよ」など殊更にいい人フォローが多かったが、それならもうちょい早めにスポット当ててくれよ、と思わんでもない。そして、作中での触れられ方を考えると、いい人どころか山井さんオーバーのヤベェ奴の可能性もあるんですが大丈夫なんですかね? ……バッティングセンター、久しぶりに行きたくなった(近所にないのよねぇ)。 3本目は「甘いです」。左藤さんと、あとついでに前の人と後ろの人にも触れるエピソード。個性だけで勝負するはずの高校で、最大のアイデンティティが「古見さんの前の席、後ろの席」ってのはかわいそうすぎる。だからって「熟女スキー」の方が極まるのもどうかと思うけども。なんでこんな連中がモブに埋もれてるんだこのクラス。 4本目が「ケンカです」。よりによって初めての喧嘩エピソードが詰将棋ってのもなぁ……でも何気に「古見さんが何を言いたいか全部わかってる只野くん」っていう場面で仲の良さばかりがアピールされてるんだけどね。加藤さん、こんな形でキャラが生き続けることになるとは思わなんだ。でも他の連中に比べて「将棋好き」だけだと弱いよな。いい人なのに、今後生きていけるんだろうか。 例のシーン、計ってみたらだいたい3分くらいありました……最終話。これ、歴史に残るシーンになったんじゃないですかね。感覚としては「異能バトル」の例のアレと同じカテゴリ。最後にナレーションが「ラブコメ」って言ってたけど、まぁ、間違いなく、ラブでコメだったわ……。 ふつーに仲直りして大団円やろなぁ、くらいの軽い気持ちでスタートして、実際に序盤は頑張ってるシュバくんを微笑ましく見守っていただけだったが、中盤でまさにクライマックスが訪れた。そうかぁ、ここまでしないと橘が救えなかったかぁ……神宮寺がいかにあかんやつかが本当によく分かるシーンだったな……いやすげぇよ、流石に日野聡すげぇよ。全てを飲み込むファ美肉ワールドすげぇよ。 いつも通りの痴話喧嘩(今回シュバくんがはっきり痴話喧嘩って言っちゃったよな)でしかないはずなのに、これ以上ないくらいの大団円になったのでもう余計なことを言う必要もあるまい。最後の最後で思ったことは、「そういや、頭目最近出てなかったけど、ずっとイカ食ってたのか……」でした。 みなさんもこじらせたおっさんには気をつけような!
てめぇ、タイトルで散々ファンタジーって言ってるじゃねぇか、第11話。まぁ、この作品の設定にどんだけ文句を言ったところで無意味なのはわかってるけどさ……人型巨大決戦兵器にごんぶとビーム。ファンタジーという概念を改めて問い直そう。 色々と策を練っていたおかげでこれまで知将だと思われていた魔族の幹部・カームさん。ただ、やっぱりこの世界の住人である限りはあんまりお利口なやつはいないようで、丁寧に1枚ずつ化けの皮が剥がれていった。見た目とやり口の性格がやたら噛み合っており、改めて見るとなかなか憎めないキャラクターに仕上がってるな。まぁ、初登場時のあの超然とした様子はいったいどこへいってしまったのかという話だが……。カームさんのちゃらんぽらんなところが前面に出てきたおかげで、以前リビングアーマーでやらかしたヴィズドちゃんとのコンビもバランスが取れるようになり、魔族側でもコントが展開できて準備万端。しばらくは橘が使い物にならなかったもんだから、魔族側は幹部2人のコント、そして人間側は神宮寺とシュバくんのコントという二面作戦で展開していくぞ。 神宮寺は力が出せないにも関わらずやたらと落ち着き払っており、何か策でもあるのかと思ったらまじでなんもなかった。この大物感は単に生まれ持っての性格なのか。賑やかしのシュバくんがうまいことバランスをとった上で今回に限っては唯一といっていい対抗戦力として機能していたが、これでなかなか株が上がらず賑やかしどまりなのはシュバくんの人徳だろう。いや、やろうと思えばメーポンだろうが何だろうが魔剣グラムで両断できる気がするんのだが……前回精神支配の呪いを断ち切った実績もあるのだし、やろうと思えば中の橘だけよけて斬る、みたいなこともできるんじゃない? でも、そんな可能性は感じさせない、それがシュバルツ・クオリティ。 勇者が使い物にならなかったら「決戦兵器」を前になすすべないやんけ、と思いきや、やっぱりそこは神宮寺のしたたかさ。ヴィズドがお間抜けなところにきっちり便乗して、さらに橘の反抗も相まって試合はいつの間にか橘VS神宮寺の痴話喧嘩マックス展開へ。これまでの鬱憤を溜めに溜めたダメ人間橘の最後の反抗は、全然ピンときてない神宮寺に刺さるんだろうか。此の期に及んで「自宅ドアを防御に使う」とかいうとんでもねぇ作戦をしれっと実行できちゃう神宮寺にはやっぱり勝てる気がしねぇな。 ちなみに今回やたら気になってしまったのだが、メーポンのデザインって明らかに頭目が守ろうとしてたあの「守護獣」をモチーフにしてるよね。あいつって愛と美の女神となんか関係あるんだろうか? おそらく順番としては守護獣がどこかで生まれて、それをみた女神が気に入ってモチーフに仕立てたということだと思うのだが……あの化け物、随分長生きだったんだなぁ……それを殺しちゃった神宮寺はやっぱりあかんのは間違いないわ。
あれ、真面目に進行してる(部分もある)、第10話。流石に最終回に向けて、それなりの盛り上がりのために加速はしていくか。 Aパートは橘パート。完全に反乱の片棒を担がされた橘だったが、持ち前の堪え性のなさで面倒臭そうなイベントからはさっさとリタイア。その主な原因が「服が嫌」ってのがさすがだが、普段からワンピース着て女の子の格好にも慣れたかと思ったが、それでもやはり生足ミニスカルックは受け入れがたいようだ。どうなんだろうね、わたしゃ履いたことないけどね(当たり前だ)。男だってハーフパンツとか短パンは履くのだから足を晒すこと自体はべつにおかしくないのだが、それとミニスカではやはり次元が違う感覚になるんだろうか。まー、常にパンツが見えるギリギリを攻め続ける格好ってのは確かに落ち着かないか……世の女性陣はすげぇものを着こなしているのだな。タイツがあるとだいぶ落ち着くとのことだが、白タイツもそれはそれで性癖加速アイテムであることを忘れてはならないよ。周りに神宮寺がいない時に無茶をするのは控えないとな。 逃げ出そうとしてペーパー橘状態になりながらムリアちゃんとコンタクトをとったりもするが全て空振り。結局「神宮寺がいないと何もできない自分」を思い知らされる展開ばかりが続き、その忸怩たる思いに魔族が付け入る。なんかこう、うまいこと呪いみたいなものをかけられたっぽいのだが……どうなんでしょ、勇者が目の前に無防備に寝そべってるんだから、とっとと寝首をかいてしまった方がよかった気もするのだが。考えてみりゃ魔族の目的がなんなのかってよく分かってないんだよな。別に勇者を目の敵にする必要はなく、不穏分子として操って王国を壊滅させる方がインセンティブが高いのかもしれない。いや、でも姫も勇者も好き放題できそうな状況で放っておく意味はよくわからんが……実は魔族って平和主義? Bパートは転じて神宮寺パート……と思いきや、ここでまさかのシュバ君パートだった。久しぶりの登場だが、わざわざ国王から呼ばれたってことは勇者としてそれなりに名前が聞こえるようになった? たまたまか? お隣にはすっかりお目付役として定着してしまったルシウスさんが帯同しているのだが、この2人って別に王国に所属してるわけじゃないよね。もう「流しの勇者」っていう概念が普通の世界なのだろうか……だとしてルシウスさんがマネージャーみたいな仕事してる意味もわからんのだがな。自警団長っていう肩書きだったはずだが、そんなポジションの人間がやたらプロレス技に精通してるのは謎。コブラツイストからのキャメルクラッチ。リング上以外では絶対に見ない連繋だよな……。ま、シュバの野郎にはそうして痛みで教えるのが一番手っ取り早そうだからしょうがないな。 そんな2人が久しぶりに再会した神宮寺の内面を遠慮なく掘り下げた結果、今更自覚され始めた神宮寺の「嫉妬」というか、「ちょっと無視されて拗ねちゃってる状態」みたいな現状。結局橘も神宮寺も子供のまま今に至っている。まぁ、いうても「仲良く喧嘩した」状態だろうし、あまりここからの仲直りにカタルシスは感じないが、橘の方にかけられた呪いの性質次第だろうか。橘の根性のなさを考えると自力で呪いを打ち破る、みたいな方向性はなさそうな気がするのだが、神宮寺との関係性は、それが可能なくらいに強いものなのかどうか。
ほんとにブレーキはどこだ、第9話。こんだけの話数でもまだアクセル踏みっぱなしで留まることを知らない。このテンションはすげぇや。 毎回新しい変態を投入し続けることでとにかくエンジンをぶん回すってのが今作の基本デザインなのだが、前回のシェン&ヤベェ司祭に続き、今回は王家が揃って登場、速水王もやばいし姫も適切なイカれ方で余計なくらいに刺激を追加投入してくれている。速水ボイスでのあの熱唱はほんとにズルすぎるだろ。考えてみりゃ、もともと愛と美の女神による神託だったってことは、元歌を歌ったのは釘宮ボイスってことでいいんだろうか? だとしたら余計に面白くなってしまう。速水さんが仕事選ばないのは本当に助かるのだが、こうして「声だけでも嫌という程ネタレベルが上がる」という性質上、味わいが唯一無二になっちゃって引き返せねぇのが怖いわ。 ただ、王様の方はそうしてダイレクトなイカれ具合が分かりやすいギャグになっていたが、姫様の方はちょっとひねりが効いていて、単に自殺志願の早まった若者というデザインに、橘のヒネた悩みをミックスすることでいい具合にメインカップルの関係性の掘り下げに話を繋げている。これまでずっと「橘って基本的にクズ野郎だよな」という悪い部分ばかりが目立っており、今回だってわがまま言って暴れるムーブとかはやっぱりダメ人間ではあるのだが、単なるダメ人間だったら神宮寺があそこまで懐くのもおかしいわけで。どっかに「橘ならではの良さ」みたいなものがあるはず。それが今回ちょっとにじみ出ていた「人当たりの良さ」というか、ある程度周りのことを考えながら動くことができる「空気読み」のスキルなのだろう。正論バズーカで姫をえぐろうとする神宮寺に対し、必死に間を取り持とうとする気遣いは、なるほどクズでもダメ人間でもないようには見える。神宮寺とは同い年なんだから「思春期の心理」とか言っちゃったらやっぱりジェネレーションギャップはありそうなもんだが、多分神宮寺の思春期がおかしすぎるだけで、橘は昔の自分を思い出すことである程度若者に寄り添うことができるのだろう。父である王様があれだけイカれてることを考えれば、姫様も「ふつーに子供のことを考えてくれる人」レベルで満足できるんだろうし。まー、その結果が速攻クーデターに繋がっちゃったわけだけども……この世界の国家の概念、いちいち危うすぎるな? 個人的には、最初のダブルピースのところの橘へちょ絵が好きです。ガイスターのお化けみたい。まぁ、今作の「とにかくすきあらば全部へちょ絵」っていう姿勢は全部好きなんですけどね。
各方面から変態大集合で助かりますね、第8話。ガチホモと百合絡みが同じ話数で平等に放送される、これこそが真のポリティカルコレクトネス(絶対違う)。 すげぇよな、あの頭目のことは放置して逃げて、一切登場してないのにきちんと次の変態は出現する。Aパートは前回がっつり匂わせておいて本当にそのものだった謎の行商人・シェン。どうやらどこかと裏側でつながっているらしいのだが、その正体は魔王軍の一味だったりするんだろうか。まぁ、なんだったとしても今回絶好のチャンスで神宮寺の命を奪わなかったわけで、今んところは(貞操の危機という意味以外では)害意はないのだろう。しかし、ガチホモだったら橘のチャームが効かないってのも納得できるような妙なような……まぁ、そもそもチャームって女性には効かないしな。もしかしたらシェンが橘を男だって認識した瞬間に効果を発揮するかと思ったがそんなこともなかった。ということは、チャームってのは完全に個人の持つ性的嗜好に影響するってことなんだね。まぁ、それが分かったところであまり意味はないんだけど。 この世界に降り立ってからチャームが効かない男は初めて。そのせいでちょっと調子に乗ってた橘はあれだけ忌み嫌っていたチャームを振りかざすことになり、プニプニボディからの殺し文句である「俺可愛いだろうが?!」という叫びが虚しく響く。ここで「世界一可愛いよー!」って言ってあげるオーディエンスがいればよかったのだが……神宮寺がお疲れならしゃーない。こうしてみると意外と橘のチャームも弱点が多いな?(元から欠陥だらけではあるが) とりあえず思わせぶりなシェンは置いといて、いよいよ王都へ突入して諸悪の根源・愛と美の女神のお膝元の神殿へ。そしてそこには純度の高い変態が集っている。異世界でのイカレ痴女役ならお任せ(?)のはらみーが声を担当する半裸神官さん、一気に視聴者のハートを持っていく素晴らしいキャラである。「新しい街に来たらヤベェ宗教の信者が寄ってたかってくる」構図、どっかのアクシズ教徒でみた気がするな? いやぁ、前回が触手責めで今回がマイクロビキニ……これ、新横浜だったら吸血鬼に呪われないと経験できないタイプのやつじゃん。それがこうも簡単に体験できちゃう異世界ヤバいな。そしてこんだけトンチキな状況なのに適宜ごまかしながらなんとかしちゃう神宮寺もヤバいな。今回のドタバタに限ってはテンパってる橘の反応の方が普通に見えるわ……。あの女神、いったいどうやって信者をこれだけ集めたんだろう……単にナイトプール営業してるだけの女神は神ではなくて「夜の帝王」とかなのでは? あ、でも「夜の女神」は別におったな……あいつの信徒が集まる神殿がどんなもんなのかも見てみたい気がする(単に中二病患者が集まるだけなんだろうか)。 ビキニで半裸の女性にタワーブリッジを仕掛けるという問題だらけの主人公チームがよりレベルの高い変態と対峙し続ける展開、次回以降も楽しみである。 「こんなおいしい神がいるか!」、第7話。頭目、言ってることむちゃくちゃなんだけども、このフレーズの妙な説得力がくせになる……確かに、神がおいしいことってあんまりないよな……。 サブタイトルにある「イカファイヤー」という名称、元ネタを辿って「仮面ライダーV3」の怪人だったということを初めて知ったのだが、私の中でイカファイヤーと言ったら隠れた名作「フタコイオルタナティブ」で鍵を握った(?)謎怪人の名前である。造形も今回登場したイカに似ているといえば似ているし、似てないといえば似てないね。ちなみにフタコイオルタは今を時めくufotableの初期作品としても記念碑的な存在であるので、もし知らない人は伝説となった1話目だけでも視聴することを強くお勧めする。20年近くも前に活躍した「先代イカファイヤー」の姿が、こうして久しぶりにまぶたの裏に蘇るのである。いや、今作は全然関係ないのだが。 というわけで、何故かイカづくしとなった今回のお話。そういえば、ちょっと前にもなんか「海中にいるイカだかタコだかを退治する」っていうなろう作品があったよね。もう、あまりに無数の作品があるせいでどのタイトルなのかはすっかり忘れてしまったが……(「平均値」かなんかだっけ?)。よくわからんが、ファンタジー世界とイカは相性が良いようである(そうでもないやろ)。まぁ、今作はおよそイカの範疇からはみ出しまくったわけのわからんやつではあったが……プレイヤーが不真面目でNPCも不真面目。その上でモンスターまで不真面目な世界だったら、そりゃ真面目にシナリオ展開するのが馬鹿馬鹿しくなるよな。 一応、そんな中でも神宮寺は健気に橘のナイト役を続けている。今回は「よくわからん行商人が実は割とガチ目のホモ」という「3人目の男」になったわけだが、今作において恋の鞘当てを心配するような要素は一切無く、なんで神宮寺に熱視線を送り始めたのかはよくわからない。まぁ、一応神宮寺は女性が嫌いという話なので、傍からちょっかい出してくるのが男だったらまだ分からんが……いや、分かるやろ。こんだけ鉄板のカップルに割って入るも何もないやろ。今回頭目も神宮寺のことは「イケメン」と認めているので、単に「神宮寺、橘と付き合って残念な性格になってなければ普通にモテてたんですけどね」というサジェスチョンの1つなのかも。当の本人が全く気にしてないのがなぁ。 頭目は頭目で今回もフル回転の不憫枠。総合すれば色々と能力は高い人なのだと思うが……思考回路が残念なのでなぁ。エルフの里ではそれなりの指導者だったのかと思いきや、部下2人からの扱いも存外ナニだったので、最終的には単なるダメなやつなのかもしれん。自分の神を殺されて怒り心頭だったことが旅の発端だったのに、テメェはよその村の神を燃やすことに一切抵抗がないっていうのがコワレなんだよな。まぁ、たくましく生きて欲しいです。胸が真っ平らでもいいじゃない。エルフだもの。 そして、そんな頭目をナチュラルにイライラさせ続けるお仕事を終えた橘。結局こいつのわがままが世界をかき回し続ける最大要因であることに変わりはないのだが、「いきなりの異世界でこんな境遇になっちゃったら荒れるのもしょうがないよね」と思っていたのに、どうやら転生前からわがまま気質はかなり強かった模様。試験対策で神宮寺を振り回す様子など、かなり身勝手な振る舞いである。ほんと、これで転生後に顔がよくなかったら単なる最低の奴で終わってたんだろうな……。そう考えると、神宮寺さんの苦労が本当に偲ばれる。単なる友達思いでは説明できないレベルの献身だよなぁ。 そして、そんな2人に新たな暗雲。どうやら神宮寺のチートスキルは橘から離れると効果が弱まるということが判明。そしていち早くそれに気づいたのは魔王サイドという。チート設定にほころびが出てくると、異世界転生も一気に緊張感が出てくるな。まぁ、今作であんまりシリアスバトルになるとも思えないが……。
登場人物がみんなして的確にぶっ壊れてんの最高に草、第6話。毎回ほどよい「可愛い」とたっぷりのバカがまぶされてて見ていて気持ちの良い世界です。 全体的に「可愛い」が引き立ってるのは女性監督によるディレクションが奏功しているんだろうか。主人公・橘が毎回きちんと美少女力を発揮しているのもそうなんだけど、新キャラの夜の女神様のぬぼーっとしたところとか、久しぶりに再登場したエルフ頭目ルーさんとか、みんなしてギャグ最優先なのにどっか可愛い。とても良き。 2人目の女神の登場でこの世界のシステムが分かったような分からんような。愛と美の女神のキャラの時点でろくでもねぇことが分かっていた女神軍団。いや、そもそも何人おるのかも分からんから「軍団」かどうかもしらんが、少なくとも3人以上は存在しており、それぞれにあまり干渉しあっていないことが分かる設定。それぞれが独自に勇者召喚をしているようだが、あの様子では主目的の魔王討伐とやらもどれくらい本気なのか分かったもんじゃない。愛と美の女神の適当さも辟易したが、夜の女神はキャラのクドさでうんざりさせてくるタイプ。幸い(?)シュバくんとはありえないくらいに馬があった(というかだからこそ勇者に選ばれた)様子で、少なくとも2人の関係は良好なようだ。まぁ、普通に考えたら召喚主である神と勇者はそういう関係であってしかるべきなのだが。釘日野の関係性が偶然悪すぎただけだな。ちなみに先週時点でちょっと気になってた「グラムどこいった問題」に関しては「残念なお知らせ」が。女神の神器、そんな簡単に失われてしまうんか……。 そして、神器を巡る話で神宮寺と橘が何故一緒に召喚されたのかという謎も解明される。なるほど、無人島に何持っていくか問題ならぬ異世界に何持っていくか問題だったわけだ。ある転生者は目の前の女神本人を指名して道連れにする選択をしたわけだが、橘は隣の親友を武器として携帯することを選んだ。その結果が最強設定の神宮寺だったと。そして、それが推測できる状態になってなお、神宮寺は怒ってる様子すらないのがすごい。いわば巻き込まれただけの関係性なのだが、むしろプリプリしてるのは橘の方で、神宮寺は選ばれたことでちょっとドヤるくらいの心持ちである。この辺に2人の関係性が良く表れている。 やっぱこの2人の関係性がずっと「仲良く喧嘩した」状態なのが良い。個人的に濃厚なホモォ成分ってのはどうしても飲みくだしにくくて困っちゃうのだが、この2人の関係はあくまで「幼馴染からの腐れ縁で、ずっと仲良し」の延長線上にあり、「男同士の過度な友情」はかくあるべしというポイントにきっちりはまっている。互いにの「好き」という感情は別に情愛というほどでもなく、「一緒にいればずっと楽しい」が持続している関係性。これならすごく理解できるし、ちょっと暴走してホモォ的雰囲気になるのもやむなしという受け止め方ができる。互いの信頼感が綺麗に収まっているのは、「ずっとこのままでいてくれ」と思える良いバランスである。 しかし、如何せん世界は2人をそのままにもしておけない。次なる街ではいよいよ橘が誘拐され、神宮寺はええ声の商人と出会う(この世界の地面、すぐめり込むのな)。そしてお騒がせエルフのルーさんは再び橘との遺恨を深めるのである。ほんと、ルーさんは中の人が正真正銘の残念美人さんであることが分かってると2倍3倍で面白いんよ。ゆきよボイスは正義だよなぁ。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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