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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 大学なんて物騒なとこ行くもんじゃねぇな、第5話。先週で講義もダメ、今週でサークルもダメ。もう行く理由ないじゃん。

 というわけで、オカルトそのものも恐ろしかったですが、それ以外の部分にやたらと恐怖が募るお話。まずは何といっても純正メンヘラの詠子の頑張り。本当に頼りになるし、愛情も本物の素敵な幼馴染なのだが、唯一にして最大の難点はストーカーになるほどのメンヘラであるという点。そりゃぁ夜宵ちゃんだって「ヒくわー」しちゃうのもしょうがない。危険人物に危険なツールを持たせてしまえば最悪の結果になるのは当然のことで、詠子が最上級の技術者だったもんで、ストーキングの練度がやたらに高くなってしまっている。通常のストーキングに映像や音声ならまだしも、心拍数のデータって必要あるかとは思うのだが……でもまぁ、相手が螢多朗だからってのはあるかもしれないよな……いつ死んじゃうかも分からんやつだし(まぁ、死にそうになったとしても心拍数のデータ取ってる程度じゃ何の役にも立たないが)。とにかく螢多朗にはプライバシーという言葉はない。一応、自宅ではかけないであろう度無しの伊達メガネにカメラをセットしたあたりがせめてもの情けだろうか。あれがもし本当に常に身につけているアクセサリーとかだったら、螢多朗の自宅のプライバシーまで全部垂れ流しだった可能性もあるからね。それこそピーしてる様子やピーしてる様子なんかも全部詠子が手に入れてしまったら……そりゃもうアウトよ。いや、現時点でも余裕でアウトなんだけども。まぁ、人ならざるものを相手にする立場上、人間界の多少の法律無視くらいは許してくれよな! しかし、メガネのカメラは螢多朗も気づいてない状態でもし第三者に見つかったら最悪なんだよな。そしたら螢多朗が盗撮魔としてしょっ引かれるわけで……詠子さん、ちゃんと螢多朗のことも考えてあげてね。

 そうして詠子が暗躍しているとは露知らず、螢多朗は学園生活を賭けたのサークル活動へと勝負をかけるわけだが……新歓飲み会のあの雰囲気……あれこそがこの世で一番恐ろしいものだよな……オカルトもストーカーも非現実なら目もつぶれる。しかし、あの「初めて会った人たちとの飲み会」というシチュエーションは人生において何度も訪れる地獄である。私のようなコミュ障が一番耐えられない状況で、過去の記憶もフラッシュバックして最悪の視聴感。ゲボ出ちゃうわ。この歳になって、いまだに「初対面の人とのフリートークって何したらいいんだよ」っていう答えは全く見つかっていません。オープンクエスチョンで場を繋ぐとかさ、そんなん大して時間稼げなくない? そもそも「お前に特に興味はない」っていうのがモロバレになるくらい態度に出そうだし……螢多朗、無理せず引きこもってもええんやで。お前さんは旅行サークルなんか入ったら最悪の事態しか想像できないやろがい。

 というわけで、結果的には最悪のサークルでした。今回は「憑依」という形での怪奇現象で、今までの怪異と比べると思い切りアグレッシブで、すげぇ俗っぽい取り憑き方だった。おかげで夜宵ちゃんもシステムメタで対抗するわけにもいかず、マジモンの物理で霊に対抗。ほんと、なんでこんなナリでやたらとフィジカル強いんだよ。幼女が酒瓶で大の大人をぶっ飛ばすアニメ、なんだそれ面白い。挙句最終的には人間が1人死んでるんだが、作品の意図として「死んだやつは極悪人だったから、別に見放してもいいんですよ」ってことなのか……平気で人1人ぶっ殺して何とも思わない夜宵ちゃんはやっぱ怖いな(詠子は別に怖くない)。

 螢多朗はもうこのサークルとは関わらないことになるんだろうが、今回の事件で警察は絶対螢多朗のとこに事情を聞きにくると思うんですが。霊的なものが絡んだ事件はもう無罪でええのか?

 

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 正統派のメンヘラだったか……第4話。いや、「正統派のメンヘラ」が何かは分からんが。ホラーとかオカルト要素による不安定なメンタルではなく、きちんと人間本来の感情(?)に基づくイカレ方なのでちょっと安心しました(??)。

 毎回1体ずつ霊と対峙していくデザインになっているのだが、本作のここまでの特徴として、ホラーものの漫画でありがちな「霊の自我」みたいな描写が極限まで排除されていることが挙げられる。いや、たとえば今回の霊が「対策されたくないィ!」ってんで暴れて抵抗したりするのは立派な自我なわけだが、そこに人間的な感情描写とか、あと分かりやすく言えば台詞とかが入ってこない。本当にゲームの敵キャラのようにただプログラム通りに抵抗して、退治されていく。今後もうちょいフレンドリーだったり、人間味を出してくる怪異も現れるかもしれないが、少なくとも現時点での今作における「怪異」の立ち位置は明確である。

 そうして「何某かの感情に従って動いてはいるが、あくまでも霊は霊なりのルールに沿って動くだけの害的存在である」というテーゼがしっかりと規定されているのは、もしかしたら夜宵ちゃんの対策方法があまりにドライだからかもしれない。いや、ほんとにこの子はさぁ……毎回ゲームメタみたいな対策法で的確に霊が一番嫌がることしてぶん殴っていくよね。今回も相当異質な霊だったと思うんだよ。わたしゃホラーのトレンドなんて知らないのでもしかしたら今の業界じゃぁ普通なのかもしれないが、「ビデオを媒介に、視聴者と入れ替わってその相手を同じ状況に巻き込んで殺していく」って結構新鮮な殺しの手管じゃない。呪いのビデオってぇと「くる〜きっとくる〜」なやつくらいしか印象がないのだが、ぼんやりと「見たら死ぬ」とかじゃなく、「見たやつとボディチェンジ!」っていうのが今回の「ルール」だ。

 そんで、明確なルールがあるもんだからそのルールを悪用して盤面をひっくり返そうとする夜宵ちゃんの悪辣さが光るわけでね。「ははぁん、こいつの能力はビデオを最後まで見たやつに発動するんだな? だったら霊自体にビデオを強制的に見せてやればいいわけだ」って、すぐに思い浮かぶ幼女怖くね? いや、多分これまでの数多の霊との対戦経験で培われたノウハウなのだろうが……秒でルールを把握し、そのルール内で一番ストレートに相手をやり込めるやり方がいちいちえげつないのである。実際あれで効いたからよかったけど、ちょっとでもルールが外れてたらどうなってたんだろうな。盛り塩で霊をテープから追い出した時点でテープの方に霊的な力があるのかどうかもよく分からんし、藁人形の前でビデオを再生することが「強制的に見せる」ことになるのかも分からんし……そもそもあのコンパクトダンボールルーム、どっから出てきたんや。すげぇ順応性だな。

 そんで謎の爆走についてもよく分からん設定なんだよな。大学から出たのは「周りに迷惑がかからないように」だったはずなのだが、あの火は水で消えるってことが証明されてるんだから、近くに水道でもあるところでやればよかったんじゃないですかね? 家に持って帰るにしても、一番危険な車内でビデオを再生する意味があんまりなかったような……風圧で火を消すなら走行中の車内がいいっていう理屈はギリギリ分かるが、適当な空き地とかにバケツやホース持ってって再生が一番安全だったような? まぁ、霊の考えることも夜宵ちゃんの考えることもよく分からんということで……。

 霊の設定こそよく分からんが、詠子の設定はよく分かりました。1話目で見せたあのマジキチスマイルが復活。いいですね、メンヘラ親戚による愛情過多。螢多朗の周りは天才ばっかで大変やな……。ところで、今回あの意味のわからん講義をやってたサムライキャリバーみたいな先生、あいつメインキャラでもなんでもないモブなのかよ。存在感ありすぎだよ。

 

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 最近の子は霊障でもシステムメタで乗り越えようとする……第3話。攻略wiki調べたら載ってそうな対策で危険な悪霊を乗り越える幼女、まさに現代っ子だ。

 というわけで今週も夜宵ちゃん無双……ではあるのだが、相応に弱さも見せるお話だった。ここまでの2話でとにかく胆力が図太いということ、そしてストッキング地蔵やポン刀ずんばらりなどの芸当を披露していたことからフィジカルもやたらつえぇように思われた夜宵ちゃんだったが、流石に小学生でそこまで無茶な設定になっているわけではないようで、基本的な身体能力はそこまで飛び抜けたものではないらしい(まぁ、それでもあのナリにしちゃぁよく動く方だとは思うが)。今回は単身でオカルトスポットに乗り込み、いつも通りにゴリ押しで打開できるかと思ったところに、相手が想定外の物量をぶつけてきたもんだから一転劣勢へ。物理で詰めきられるとキツいのは魔法系のキャラの避けられぬ課題ではあるのだが……言うほど魔法系かという疑問もあるな。

 駆けつけた螢多朗のサポートもあってなんとか危機を乗り越えた夜宵ちゃん。帰りの道すがら、色々と説明不足だった部分を螢多朗にフォローし、改めて「霊を引き寄せるルアー」としての螢多朗、そして寄ってきたところをぶん殴る夜宵ちゃんというフォーメーションを確認、これにて「ダーク」を「ギャザリング」するコンビが一応は成立したと見ていいのだろうか。まぁ、螢多朗の方は未だ振り回されっぱなしな感じはあるけども……そりゃなぁ、いくら霊媒体質でこれまで散々悩まされてきたとはいえ、そんな訳のわからんものに強引なルールブレイクで対抗できるやつがいるなんてすぐには飲み込めない状況だろうよ。

 夜宵ちゃんが説明した「霊対策」システムが本当に成立しているのかどうかはまだよく分からない。ここまでの経緯を見るだけでもなんか危うそうにも見えるのだが、ちょっと考えただけでは一応穴はなさそうにも見える。というか、依り代の作り方がかなりお手軽で、「体組織の一部を入れておけばいい」という制限がかなりお手軽なのが霊側からしたらチート級にズルいということなのかもしれない。やろうと思えば片っ端から依り代を量産して霊に対して無敵になることも不可能ではないのでは……あぁ、でも今回の夜宵ちゃんみたいに物理で拘束されると厳しい可能性もあるのか。その辺の霊とのせめぎ合いは一筋縄ではいかないようだ。まぁ、あの夜宵ちゃんルームが機能している間はしばらく死にはしないだろうけど(プロジェクト発足時に序盤の数体の霊をどうやって集めてきたのかが気になるな)。

 そして、そんなシステムを構築した夜宵ちゃんと一緒に暮らす詠子が、実は螢多朗と同じ呪いを共有しているという新たな事実も判明。あの手袋はやっぱりそういう意味だったのか。でも、螢多朗は右手だけだけど詠子は両手に手袋してるんだよな……もしかして、実は詠子の方が被害がでかかったとかいう話もある? なんにせよ、これでようやく基本設定は出揃った感じもあるし、次回からのゴーストバスターズがどれくらい盛り上がるかでゴールのハードルも変わってきそう。

 

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 エンディングの作詞に藤村鼓乃美がクレジットされてる、第2話。この人の仕事ぶりも謎でなぁ……声優としての活動はほとんどなくなってるんだが、たまにこうして作詞業での名前を見かけるという。どうやら花澤フィーチャーでの仕事が繋がってるようなのだが、業界での働き方も色々あるもんだ。

 2話目、普通のジャンプ漫画なら「起承転結の承」というか、1話目でドーンと出した設定をなじませるための無難なエピソードでとりあえず読者(視聴者)についてきてもらうことを目的とするのが常な気がするのだが、今作は確かにそうしたフォーマットに乗っているものの、どこか微妙にネジが外れている感じがするのがちょいちょい気を引く部分。ホラーなんてもんは手垢のついたデザインしか残ってないはずなのだが、ほんの少しどこかをずらすだけで、絶妙に気持ち悪い引っ掛かりみたいなものを生み出すことができるもんで。

 今回のミッションは「呪いの人形をいてこませ!」で、髪が伸びる市松人形が呪われて人間を害するなんて設定は、そりゃもう日本人なら桃太郎の次くらいによく聞く話であろう。人形のデザインもだいたい決まったものがあるから画面だって変わり映えのないものになるし、ベタの上にベタを重ねた「ホラーアニメの2話目としちゃぁ愚策と言えるほどに安牌を置きにきた」形なのだが……どっかおかしいのよ。

 まず、今回わざわざサブタイトルに名前を冠している主人公(の1人)である螢多朗。こんな仰々しい名前の持ち主だとは思ってなかったが、とりあえず「霊感強すぎて色々引き受けちゃうんですよー」というベタな設定が前回明かされた部分。これだけだったらちょっと形の違う「見える子ちゃん」で終わりのはずなのだが、彼の最大の特徴は、なんと「例の影響で右手の神経が伸び続け、定期的に処理しないと痛い」という意味のわからない設定。……「神経が伸びる」???? なんやねんそれ。怖いわ。神経が体表に出てきて許されるのなんて雪代縁ぐらいやろがい。いや、あれもたいがい気持ち悪かったが……。他にも格闘漫画だとビキビキに神経が見えちゃう設定とかはたまに見かけるが、「霊の力で神経が伸びます」は意味がわからん。霊障の気持ち悪さでも歴代トップクラスのとんでもない現象である。ほんで、螢多朗もそれを受け入れたうえで、霊力高めのばあちゃんの力を借りて「定期的に刀で切除する」っていう。なにそれ怖い。なかなか常人では思いつかない発想なんじゃなかろうか。

 ほんでそんな螢多朗に襲いくる人形の例も、「髪が伸びる」まではセオリー準拠なのだが、「その伸びた髪を喉奥に突っ込んでくる」は流石にキモい。市松人形の怖さ・不気味さって、もうちょい間接的な部分やろがい。伸ばした髪で気管支にダイレクトアタックしかけてくるのは、ジャンプ漫画にしてもやんちゃがすぎる。そりゃもう、螢多朗の方も「気持ち悪いッ!」くらいしか感想ないやろ。喉奥に髪の毛の束を突っ込まれる人生、マジでハードモードすぎる。

 そしてこの人形を「幼女が全体重をかけた日本刀のテコの原理」で一刀両断し、持ち帰ったお宝は「切除した神経」を用いた縫合で復元。ものが神経だったもんだから痛みがダイレクトに人形にも伝えられるという。もう、なにからなにまで分からん。いや、分かる。分かるけどけどキモい。夜宵ちゃん、やってることがピンポイントでエグいのすごいな……。

 流石にここから毎回このレベルでのキモさを実現できるとは思わないが(思いたくないが)、きちんと「単なるありきたりのホラーで終わらせてやらねぇからな」という意気込みが感じられる、救いようのないホラーである。いや、ホラーなのか? 「怖くて寝られない」タイプじゃないのは助かるんですが……変なところでトラウマ植え付けられないように気をつけないとな……。

 

 

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 詰将棋って誰もができるようなもんなんでしょうか、第23話。いや、基本的な将棋のルールさえ分かってればできるのかもしれないけども……私は未だに細かいルールがわかってない気がする。「詰めろ」を延々繰り返さなきゃいけないんだよね? その上で相手も最善手を打つ前提で動かさなきゃいけない……やっぱいきなり素人にぶつけるのはむずくね?

 久しぶりに古見さんで記事立てしたのは、今作にしては珍しく作画のショボい回だったもんだから、逆に強烈に印象に残ったため。まぁ、普段のクオリティが高いので、作画がヘタったといっても有象無象のアニメの「普通」レベルに低減したというだけの話で、作品クオリティに傷をつけるようなものではないのですよ。むしろ、そうして要所でキャラ作画がなんか違和感のあるものになったおかげで、最大の見せ場(??)となるストッキング山井さん爆走シーンの無駄に気合いの入ったモーション作画が際立つ結果にもなったのだし。……山井さん、そりゃもうヤバい奴だっていう認識は古見さんからも得られてると思うのだが、ここまで極まった行動にでたのは流石に初めてじゃなかろうか……よく今まで警察のご厄介にならずに済んだもんだな……。

 前回のバレンタインまでの流れで修学旅行も含めて結構しっかりしたエピソードが多かったので、今回のようにオムニバス形式でいろんなキャラエピソードを集めてくる構成はなんだか久しぶり。ここぞとばかりに新キャラ(?)も大量放出されているのだが、意外にそれらの脇キャラたちのキャスト陣に名前を知らない役者陣が集まっててちょっと意外だった。今作は脇の脇でも有名どころで固めてくるようなイメージがあったのだが、きちんと若手にもチャンスが与えられていたのでしょうね。個人的には左藤さんの人は自然な感じで好きよ。

 1本目は「伝線です」。最大の見せ場は当然山井さんの極悪極まりダンシング。結局、今作で一番露骨に性犯罪に及ぶのはこの子だけなのだわ……。ところで、ストッキングの伝線ってそんなに恥ずかしいものなんでしょうかね? いや、そりゃ衣服が破けてるって考えたらそうかもしれんけど……私が学生だった時にはふつーに「やぶけてんで」とか言い合ってた記憶があるんだよな。あれ、今の時代だとセクハラで訴えられたりするの? そんな理不尽なことないよね。

 2本目「鬼に金棒です」。脇キャラ鬼ヶ島さんにスポットが当たるお話。「いい奴だよ」「只野くんにすら声をかけていたよ」など殊更にいい人フォローが多かったが、それならもうちょい早めにスポット当ててくれよ、と思わんでもない。そして、作中での触れられ方を考えると、いい人どころか山井さんオーバーのヤベェ奴の可能性もあるんですが大丈夫なんですかね? ……バッティングセンター、久しぶりに行きたくなった(近所にないのよねぇ)。

 3本目は「甘いです」。左藤さんと、あとついでに前の人と後ろの人にも触れるエピソード。個性だけで勝負するはずの高校で、最大のアイデンティティが「古見さんの前の席、後ろの席」ってのはかわいそうすぎる。だからって「熟女スキー」の方が極まるのもどうかと思うけども。なんでこんな連中がモブに埋もれてるんだこのクラス。

 4本目が「ケンカです」。よりによって初めての喧嘩エピソードが詰将棋ってのもなぁ……でも何気に「古見さんが何を言いたいか全部わかってる只野くん」っていう場面で仲の良さばかりがアピールされてるんだけどね。加藤さん、こんな形でキャラが生き続けることになるとは思わなんだ。でも他の連中に比べて「将棋好き」だけだと弱いよな。いい人なのに、今後生きていけるんだろうか。

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 例のシーン、計ってみたらだいたい3分くらいありました……最終話。これ、歴史に残るシーンになったんじゃないですかね。感覚としては「異能バトル」の例のアレと同じカテゴリ。最後にナレーションが「ラブコメ」って言ってたけど、まぁ、間違いなく、ラブでコメだったわ……。

 ふつーに仲直りして大団円やろなぁ、くらいの軽い気持ちでスタートして、実際に序盤は頑張ってるシュバくんを微笑ましく見守っていただけだったが、中盤でまさにクライマックスが訪れた。そうかぁ、ここまでしないと橘が救えなかったかぁ……神宮寺がいかにあかんやつかが本当によく分かるシーンだったな……いやすげぇよ、流石に日野聡すげぇよ。全てを飲み込むファ美肉ワールドすげぇよ。

 いつも通りの痴話喧嘩(今回シュバくんがはっきり痴話喧嘩って言っちゃったよな)でしかないはずなのに、これ以上ないくらいの大団円になったのでもう余計なことを言う必要もあるまい。最後の最後で思ったことは、「そういや、頭目最近出てなかったけど、ずっとイカ食ってたのか……」でした。

 みなさんもこじらせたおっさんには気をつけような!

 

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 てめぇ、タイトルで散々ファンタジーって言ってるじゃねぇか、第11話。まぁ、この作品の設定にどんだけ文句を言ったところで無意味なのはわかってるけどさ……人型巨大決戦兵器にごんぶとビーム。ファンタジーという概念を改めて問い直そう。

 色々と策を練っていたおかげでこれまで知将だと思われていた魔族の幹部・カームさん。ただ、やっぱりこの世界の住人である限りはあんまりお利口なやつはいないようで、丁寧に1枚ずつ化けの皮が剥がれていった。見た目とやり口の性格がやたら噛み合っており、改めて見るとなかなか憎めないキャラクターに仕上がってるな。まぁ、初登場時のあの超然とした様子はいったいどこへいってしまったのかという話だが……。カームさんのちゃらんぽらんなところが前面に出てきたおかげで、以前リビングアーマーでやらかしたヴィズドちゃんとのコンビもバランスが取れるようになり、魔族側でもコントが展開できて準備万端。しばらくは橘が使い物にならなかったもんだから、魔族側は幹部2人のコント、そして人間側は神宮寺とシュバくんのコントという二面作戦で展開していくぞ。

 神宮寺は力が出せないにも関わらずやたらと落ち着き払っており、何か策でもあるのかと思ったらまじでなんもなかった。この大物感は単に生まれ持っての性格なのか。賑やかしのシュバくんがうまいことバランスをとった上で今回に限っては唯一といっていい対抗戦力として機能していたが、これでなかなか株が上がらず賑やかしどまりなのはシュバくんの人徳だろう。いや、やろうと思えばメーポンだろうが何だろうが魔剣グラムで両断できる気がするんのだが……前回精神支配の呪いを断ち切った実績もあるのだし、やろうと思えば中の橘だけよけて斬る、みたいなこともできるんじゃない? でも、そんな可能性は感じさせない、それがシュバルツ・クオリティ。

 勇者が使い物にならなかったら「決戦兵器」を前になすすべないやんけ、と思いきや、やっぱりそこは神宮寺のしたたかさ。ヴィズドがお間抜けなところにきっちり便乗して、さらに橘の反抗も相まって試合はいつの間にか橘VS神宮寺の痴話喧嘩マックス展開へ。これまでの鬱憤を溜めに溜めたダメ人間橘の最後の反抗は、全然ピンときてない神宮寺に刺さるんだろうか。此の期に及んで「自宅ドアを防御に使う」とかいうとんでもねぇ作戦をしれっと実行できちゃう神宮寺にはやっぱり勝てる気がしねぇな。

 ちなみに今回やたら気になってしまったのだが、メーポンのデザインって明らかに頭目が守ろうとしてたあの「守護獣」をモチーフにしてるよね。あいつって愛と美の女神となんか関係あるんだろうか? おそらく順番としては守護獣がどこかで生まれて、それをみた女神が気に入ってモチーフに仕立てたということだと思うのだが……あの化け物、随分長生きだったんだなぁ……それを殺しちゃった神宮寺はやっぱりあかんのは間違いないわ。

 

 

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 あれ、真面目に進行してる(部分もある)、第10話。流石に最終回に向けて、それなりの盛り上がりのために加速はしていくか。

 Aパートは橘パート。完全に反乱の片棒を担がされた橘だったが、持ち前の堪え性のなさで面倒臭そうなイベントからはさっさとリタイア。その主な原因が「服が嫌」ってのがさすがだが、普段からワンピース着て女の子の格好にも慣れたかと思ったが、それでもやはり生足ミニスカルックは受け入れがたいようだ。どうなんだろうね、わたしゃ履いたことないけどね(当たり前だ)。男だってハーフパンツとか短パンは履くのだから足を晒すこと自体はべつにおかしくないのだが、それとミニスカではやはり次元が違う感覚になるんだろうか。まー、常にパンツが見えるギリギリを攻め続ける格好ってのは確かに落ち着かないか……世の女性陣はすげぇものを着こなしているのだな。タイツがあるとだいぶ落ち着くとのことだが、白タイツもそれはそれで性癖加速アイテムであることを忘れてはならないよ。周りに神宮寺がいない時に無茶をするのは控えないとな。

 逃げ出そうとしてペーパー橘状態になりながらムリアちゃんとコンタクトをとったりもするが全て空振り。結局「神宮寺がいないと何もできない自分」を思い知らされる展開ばかりが続き、その忸怩たる思いに魔族が付け入る。なんかこう、うまいこと呪いみたいなものをかけられたっぽいのだが……どうなんでしょ、勇者が目の前に無防備に寝そべってるんだから、とっとと寝首をかいてしまった方がよかった気もするのだが。考えてみりゃ魔族の目的がなんなのかってよく分かってないんだよな。別に勇者を目の敵にする必要はなく、不穏分子として操って王国を壊滅させる方がインセンティブが高いのかもしれない。いや、でも姫も勇者も好き放題できそうな状況で放っておく意味はよくわからんが……実は魔族って平和主義?

 Bパートは転じて神宮寺パート……と思いきや、ここでまさかのシュバ君パートだった。久しぶりの登場だが、わざわざ国王から呼ばれたってことは勇者としてそれなりに名前が聞こえるようになった? たまたまか? お隣にはすっかりお目付役として定着してしまったルシウスさんが帯同しているのだが、この2人って別に王国に所属してるわけじゃないよね。もう「流しの勇者」っていう概念が普通の世界なのだろうか……だとしてルシウスさんがマネージャーみたいな仕事してる意味もわからんのだがな。自警団長っていう肩書きだったはずだが、そんなポジションの人間がやたらプロレス技に精通してるのは謎。コブラツイストからのキャメルクラッチ。リング上以外では絶対に見ない連繋だよな……。ま、シュバの野郎にはそうして痛みで教えるのが一番手っ取り早そうだからしょうがないな。

 そんな2人が久しぶりに再会した神宮寺の内面を遠慮なく掘り下げた結果、今更自覚され始めた神宮寺の「嫉妬」というか、「ちょっと無視されて拗ねちゃってる状態」みたいな現状。結局橘も神宮寺も子供のまま今に至っている。まぁ、いうても「仲良く喧嘩した」状態だろうし、あまりここからの仲直りにカタルシスは感じないが、橘の方にかけられた呪いの性質次第だろうか。橘の根性のなさを考えると自力で呪いを打ち破る、みたいな方向性はなさそうな気がするのだが、神宮寺との関係性は、それが可能なくらいに強いものなのかどうか。

 

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 ほんとにブレーキはどこだ、第9話。こんだけの話数でもまだアクセル踏みっぱなしで留まることを知らない。このテンションはすげぇや。

 毎回新しい変態を投入し続けることでとにかくエンジンをぶん回すってのが今作の基本デザインなのだが、前回のシェン&ヤベェ司祭に続き、今回は王家が揃って登場、速水王もやばいし姫も適切なイカれ方で余計なくらいに刺激を追加投入してくれている。速水ボイスでのあの熱唱はほんとにズルすぎるだろ。考えてみりゃ、もともと愛と美の女神による神託だったってことは、元歌を歌ったのは釘宮ボイスってことでいいんだろうか? だとしたら余計に面白くなってしまう。速水さんが仕事選ばないのは本当に助かるのだが、こうして「声だけでも嫌という程ネタレベルが上がる」という性質上、味わいが唯一無二になっちゃって引き返せねぇのが怖いわ。

 ただ、王様の方はそうしてダイレクトなイカれ具合が分かりやすいギャグになっていたが、姫様の方はちょっとひねりが効いていて、単に自殺志願の早まった若者というデザインに、橘のヒネた悩みをミックスすることでいい具合にメインカップルの関係性の掘り下げに話を繋げている。これまでずっと「橘って基本的にクズ野郎だよな」という悪い部分ばかりが目立っており、今回だってわがまま言って暴れるムーブとかはやっぱりダメ人間ではあるのだが、単なるダメ人間だったら神宮寺があそこまで懐くのもおかしいわけで。どっかに「橘ならではの良さ」みたいなものがあるはず。それが今回ちょっとにじみ出ていた「人当たりの良さ」というか、ある程度周りのことを考えながら動くことができる「空気読み」のスキルなのだろう。正論バズーカで姫をえぐろうとする神宮寺に対し、必死に間を取り持とうとする気遣いは、なるほどクズでもダメ人間でもないようには見える。神宮寺とは同い年なんだから「思春期の心理」とか言っちゃったらやっぱりジェネレーションギャップはありそうなもんだが、多分神宮寺の思春期がおかしすぎるだけで、橘は昔の自分を思い出すことである程度若者に寄り添うことができるのだろう。父である王様があれだけイカれてることを考えれば、姫様も「ふつーに子供のことを考えてくれる人」レベルで満足できるんだろうし。まー、その結果が速攻クーデターに繋がっちゃったわけだけども……この世界の国家の概念、いちいち危うすぎるな?

 個人的には、最初のダブルピースのところの橘へちょ絵が好きです。ガイスターのお化けみたい。まぁ、今作の「とにかくすきあらば全部へちょ絵」っていう姿勢は全部好きなんですけどね。

 

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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