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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 通勤通学にかかる時間は短いに越したことはないですからね、第4話。まぁ、だからとて毎日命懸けで通うのは勘弁してほしいけども……。

 サブタイトルの意味を調べたら「頭巾ばかりでは僧侶は出来ぬ」とのことで、「衣装ばかりを取り繕ったところでそのものにはなれない」、「馬子にも衣装」の逆パターンみたいなもの、という解説があった(あんま逆ではない気もするが)。今回のお話と直接関係があるかどうかはちょい微妙なところだが、「お嫁さん」という言葉にとらわれてどうにも気になってしまっていたチセに対し、「別に何かやったらお嫁さんになれるってわけでもないんだよ」と諭しているのかもしれない。まぁ、「題名だけでは嫁にはならぬ」かもしれませんけども。

 というわけで、前回いきなり霧の中に引き摺り込まれたもんだから「まーたチセさんが大変なことになってしまった」と思っていたら、全然大変ではないところに偶然迷い込んだだけだった。自宅の近所でちょっと油断するだけで異界に迷い込んじゃうあたり、立地が問題なのかチセの体質の問題なのか……多分どっちも問題なんだろうな。時間も空間も超越した変なフィールドで待ち受けていたのは、なんとエリアスの「師匠」(?)筋にあたる不思議な魔法使い。ラハブと名乗ったその女性は、エリアスだけじゃなくリンデルにとっても師匠筋に当たるということで、そりゃもう大変な年齢ということになっちゃうんだろうけど、この世界はもはや年齢が云々とかあまり問題じゃないので、見るべきは容姿ではなくて纏っている雰囲気そのものだろうか。なるほど、泰然としたその様子は確かに大物感が出ている。しかし彼女が別に何かすげぇことを成し遂げたというわけではなく、ただ付き纏ってきたエリアスが過去に彼女を真似ることで「人間になる」第一歩を踏み出していたという。我々視聴者やチセから見たら出会った直後からエリアスはそこそこ完成していたように見えたわけだが、なるほどその概形を完成させたのがこのラハブだったということらしい。どう見ても悪人には見えない彼女の下で「真似る」ことを続けたおかげで、エリアスはあの通り理知的で節度を持った「社会規範」を手にいれることが出来た。そういう意味では本当に「師匠」というよりも親代わりと言ってしまっていいのかもしれない。

 ただ、彼女はあまり教えるのが上手くないと自認しているようで、単に一緒に暮らして、エリアスの知的欲求を満たしただけでは「教育」は終わらない。その後のエリアスがどれほどチセに影響を受けたかを考えれば、なるほど別なスタンスからの「人間の先生」が必要だったのは間違いなさそうだ。どちらもエリアスにとっては「先生」と言えるが、チセはその上でエリアスの教え子でもあり、また、「お嫁さん」でもあり。この「お嫁さん」の概念もラハブが教えたものだったわけだが、さて、エリアスさんはどこまでその辺を理解してチセとの関係にその言葉を使っているのかな? まぁ、嫁がいない僕にはより一層分からない世界ですけどね?

 Bパートはヤベェ「裏道」を通ってふたたびカレッジへ。やっぱりこっちにはたくさんの人がいるせいで色々と不穏なことも起こっているようだが、その詳細は今のところさっぱり分からない。来週あたりからぼちぼち事態が動き出しますかねぇ。

 

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 具現化系能力者……なのか? 第3話。ある程度は想定して筋を追ってるはずなのに、常にやや斜め上に飛ばすこの脚本、絶妙。

 当然、視聴者の興味は「静香とは何者なのか」に集中しており、前回までのお話で一旦は「霊的な何か?」「とりあえずここなにしか見えないイマジナリー存在であることは確定」というくらいで認識されていたと思うのだが、そんなぼんやりした「共通認識」をいきなりぶち抜く展開となり、文字通り「舞台に上がる」展開へ。これもう、完全に能力バトルものの文脈に乗りましたね。

 まだ詳細は分からないので勝手な妄想で書いていくが、謎を解く鍵は「センス」というターム。ここでは「スタンド」や「念」と同じように個人に与えられた能力を表す用語であると捉えられるだろう。現状で「センス」に関わる手がかりはいくつか提示されていると思われるが、まず1つは「舞台の上」だと認識された場所で発動する能力であるということ。これは別に物理的な「舞台」である必要はなく、あくまでも彼女たちが「舞台」であると認識すれば成立するため、例えば1話目に静香が演技した駅前や、今回ここなと静香がデュエットした屋外なども「舞台」に含まれる。この「舞台」を外部から定義する要因としては、例の「なんかよくわかんないけどぬるぬるになる動画」が挙げられる。あの作画状態になったパートは確実に「舞台」であると認識される異空間である。

 そして今回顕著だったのは「目の光」。舞台少女たちが「センス」を発動する際には、その眼に光が宿る。光を発している間は常にセンスが起動していることを示しており、それがわかりやすいのがカトリナの能力。彼女の能力は「極限までの集中力の向上」というやや微妙なもの(?)だが、シンプルにして役者向きの分かりやすい「強化系」能力。第1話と今回はどちらも長期間にわたり発動状態が維持されており、その際には彼女がゾーンに入るため、周りの時が止まるザ・ワールドのようなエフェクトが発動する場合もある。弱点は、「ちょっとしたことで破られるとリカバリできない」という脆弱性。

 そのほか、今回明確に示されたのはぱんだの能力で、彼女が発動する能力は「観客の心を読み、その要望に応えられる」というもの。これはこれで凄まじいが、強化系能力ではないので舞台役者としての強度を上げるために使うのにはコツが要りそうな能力だ。ざっと確認したところ、2話では八恵も舞台上でセンスを発動しており、その際の演出は「後光が差し、天使のような羽根が生える」という激烈なもの。そこに引き込まれたここなが彼女の演技プランに巻き込まれたことを考えると、純粋に観客を引き込む圧倒的カリスマ、「役者としてのオーラ」みたいな能力なのではないかと思われる。他にも副主宰は他者を観察する際に目が光っているので、もしかしたら「他者のセンスを見抜く分析系センス」とかも存在しているのかもしれない(これは厳密には舞台上で発動してないが)。

 そうして複数の「センス」が入り乱れる舞台上、問題は我らが主人公・ここなのセンスがどのような能力かという部分。彼女のセンスを考える上で、静香の存在は無視できない。特徴的なのはここなのセンス発動時に輝くのは右目のみであり、同時に静香の左目のみが輝いて「2人ほぼ同時に」センスが発動したという部分。これは「2人で1つ」という示唆なのか、それとも「半人前×2」というニュアンスなのかは微妙なところだが、ここなのセンス発動のタイミングに何か不充分な要素があったとは考えづらいので、あくまで静香の存在が「ここなと共にあること」の示唆なのだろう。2人の具体的な「能力」がなんなのかはまだ明文化できる状態ではないが、「ここな」自身の半身での能力は圧倒的な舞台勘というか、他の役者との呼吸の合わせ方、もしかしたら八恵の演技プランをそのままパクった前回の成り行きすらもここなの能力の一部かもしれない。これまで、ここなはおそらく憧れの静香の演技プランを「借りる」際にセンスが発動していたのではないだろうか。

 そして静香の「センス」。これが「自身の具現化」であるとするなら、やはり静香は静香として1人で成立する存在なのだ。間違いなく皆に見える形で、しかもあれだけ強引に舞台に食い込んできたということは、多少現実の認識を捻じ曲げながらでもこの世に「顕現」する静香の能力。世界そのものを歪める特質系と言ったほうがいいのかもしれない。少なくとも「ここなが静香を具現化し、その静香がさらに能力を持つ」などという重たい設定ではないだろう。流石にそれはどこぞの奇術師に「メモリの無駄遣い」って言われて終わりだろうし。まぁ、「位置を入れ替えるゴリラを生み出す具現化系」なんてのもいたので、意外にメモリの使い方は幅広いかもしれないが。

 ……ここまで書いて「俺は何を書いてるんだろう……」って冷静になったので一旦終わりにします。来週、このアニメはどこにいくんだろう。

 

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 こっちもいい猫作品だぁ……第3話。猫にリードつけて散歩する人、たま〜に見かけるけど、あれって猫的にはどうなんでしょうね。まぁ、猫側も好きだからやってるんだろうけどさ。

 さて、正直1話目時点ではどんなアニメになるかがよく分かってなかった今作。2話目でさっさと天文台のことが学校側にバレ、そこから2人がどこへ流れ着くのかと思ったら、まさかの天文部アニメへとコマを進めた。天文を扱うのは「恋する小惑星」ぶりであるが、別に宇宙に行ったりすることは目的ではなく、あくまでも写真撮影が中心となるお話のようである。いきなりバンバン専門用語が出てくるし、「ISO感度」なんて言葉が出てきても素人には「あぁ! あの『あさかんど』の時の!」くらいの印象しか持てませんよ(確実に別な何かで素人ではないな?)

 でも、そうしてよく分からない分野に話が進んでいるにも関わらず、特に置いてかれてる感覚はないし、むしろゆっくりと流れていく空気が肌に合って至極観やすい作品になっている気がしている。今回はサブキャラとして戸松ボイスの白髪先輩が登場したが、彼女のキャラもなんだか不思議な魅力があり、登場1話目から「もう、この子見てるだけでも割と楽しそう」と思えるようになった。登場時は謎のゲーセン娘、そこからつっけんどんなコミュ障人間なのかと思わせといて、いつの間にやら具体的な写真技術を教えてくれるいい人になってるし、きちんと部員会議に付き合ってくれてるし、なんか先生に対して妙な視線送ってるし、志摩リンばりの1人キャンプ始めるし、挙句に最後はLINE通話で妙に可愛いとこまで見せてくれるし。1話でこんだけコロコロと印象が変わり、最終的にいい具合に収まるキャラってのも珍しい。

 そんな先輩が中心にいたおかげで、すっかりアニメとしては「天文写真アニメ」っぽい雰囲気に。1話目で「不眠をテーマにしてるなら共感度が高いからちょっと好き」みたいな話をしていた身としては「これ、もう2人の不眠要素あんまり関係ないな……」って思ってたのに、最後はきちんと「みんなで夜更かし」に意味がある着地を見せるあたりにこだわりを感じるし、このタイトルを掲げているからには、やっぱりみんなでよふかしの歌なのだろう。そういや戸松はこれでよふかし2連続出演か。夜更かし声優の称号をあげよう。

 

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 ハム転がしてぇしハリまるめたい……第3話。看板に偽り無し、ただただ脳死で可愛すぎクライシス。

 出オチだろ、と思ってたし、実際出オチでしかないネタだとは思うんだけど、それでも立派な癒しの時間。奇しくもちょっと前の記事に別な要素から「子供と動物と食べ物は数字が取れる」なんてことを書いていたが、まさに「動物」で数字が取れるわかりやすい例。そりゃゴールデンタイムのバラエティが犬猫動画で埋まるのもやむなしというわけだ。

 猫、当然一番良い。こればかりはサブタイ通りに「譲れない」部分なので戦争も辞さないが、今回リザが見せた「お留守番カメラ映像によるカワイイ」はかなり危険な使い方だと思った。まずもって「家を出ようとしたら飼い猫が離してくれなくて外出できない」が怖い。マジで、そうなったらそうなってしまうからそうするしかない。その上で「外からでも猫の様子が見られるから」というのがカメラの与えてくれる安心感だと思うのだが、姿が見えたら、かえって一挙手一投足が気になって外出してる気分じゃなくなる気がする。今回のリザのように「早く帰らないと!」が加速して大変なことになる。あぁよかった、俺の家には猫がいなくて(血涙)。

 犬も一二を争うくらいに良い。私の将来の夢はコーギー犬と一緒に暮らすことなので理想は小〜中型犬だが、幼少期は実家で大型犬と過ごしていたため、そっちも素敵だということはよく知っている。犬はペットというより家族。もう、一度共同生活を始めたら別れるなんて考えられない。ちなみに一番好きなのはコーギーだが、散歩してる柴とすれ違うと思わず挨拶したくなる。甲斐犬のシュッとしたフォルムも格好いい。

 ハムスターは……残念ながら今回の4択の中では一番優先度が低い。まぁ、これまでの人生であまり接してこなかったからというのもあるが、流石にあそこまでちっちゃくて無心だとどこまで情が湧くかが予想できない……いや、湧くだろうけども。湧いちゃうのが怖くて買えないけども。だって、私の今の生活でもしほんとにペットを飼うとしたらハムあたりが一番現実的。費用もそこそこだろうし、部屋がどれだけ狭くてもハムならあまり心は痛まない。だから本当に買おうかどうかと検討したことも一度や二度ではないのだが……買わない。危ないから。

 そして意外な伏兵、ハリネズミ。これもヤバい。知り合いに愛好者がいるせいでしばしばTLに流れてくる写真にいつも打ちのめされている。ハムとはまた次元の違う完成されたあのフォルムはなんなのだろう。今回、アニメ化されたハムスターは「アニメのハムスター」だったのに、ハリネズミってアニメで描かれてるあのまんまのフォルムと愛らしさを現実に体現してるんだよな。そのくせ身体中に針があるとか意味がわからない。そうか、飼い主も刺されているのか……刺されてぇなぁ……。

 という可愛いの波状攻撃。「これ、別にアニメじゃなくてもよくない?」と思った人もいるだろう。まぁ、実際にペットショップに行けばこのアニメで得られる成分の半分は得られる気がするし、毎週楽しみなエンディングの写真コーナーなんてアニメでもなんでもないやんけ、という気もするのだが、まぁ、そこはそれ。摂取できる養分は甘んじて受けておこうじゃないですか。そして、今作がアニメとして大きく価値を持っているのは、その信じられないキャスト配置。主人公の全力ゆみりが劇物なのは言わずもがなだが、今回はリザの後輩2人が満を辞して地球へと出撃。CVは伊藤彩沙・宮本侑芽。さらに最初から出ずっぱりの会沢紗弥、宇宙人オペレーターは近藤玲奈、「ゆみりの隣の部屋にうえしゃま」とかいう地獄のようなマンションの部屋配置。たまたま訪れた家のハリネズミマスターが富田美憂と、とにかくおかしなくらいに俺向けのキャスト配置になっているのである。ここまであげた名前、多分全員「アニメグランプリ」の声優部門で言及してる名前だ。よくもまぁ、こんだけ集められたものだ。そういう意味でも私の中でこの作品はクライシス。アフレコ現場にいったら心臓に負担がかかってショック死する。宇宙人じゃなくてオタク特有のアレルギーです。

 

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 ゴルフやれや……第16話。いや、でもこのアニメはゴルフやってないほうが面白くなってるしな。じゃぁゴルフすんなや……どうせプレイしただけ死人か廃人が出るだけなんだから……。

 1期と2期を繋いでる期間のお話、正直つまらんかったんよな。ナフレスであんだけやりたい放題やってたイヴたちが日本の学生ゴルフでお利口さんにプレイしてる意味も分からんかったし、ギフト持ち同士で戦うといっても結局はいいとこのお嬢さんばっかりなもんで、試合自体は一切見どころがない。「なんのための2期なんだこりゃぁ」と匙を投げていたのだが、前回あたりからちょっとずつ不穏な空気は流れ始め、あんだけ煽っていたはずの高校生頂上決戦は2期3話目にしてあっさり終了。田村ゆかりとはなんだったのか。

 そうして「ふつーのゴルフ」に別れを告げたこのアニメが向かったのは、サブタイトルでも示す通りにもうやりたい放題の血の物語。やっぱゴルファーってみんなクソだわ……。いや、発端を考えれば畜生なのは天鷲家のジジイだけなのだが、その娘(セイラさんやんけ)を巡る2人の男がどちらもイカれてしまっており、2世代に渡るぐちゃぐちゃ物語のための完全な下地を用意してくれた。

 そんな中でも、今回フィーチャーされた最大の主役はなんと言っても天鷲一彦である。まさかこのアニメでここまで純正の脳破壊展開が待ち受けているとは……。NTR業界でも托卵プレイはそこそこ上位に位置する鬱の定番。それを受け入れながら、仮面をかぶっての二重生活を送っていた一彦のマインドはかなりのゲテモノである。10年程度の期間とはいえ、彼は天鷲の家での「家族生活」をどのように送っていたというのだろう。セイラさんとの夜の生活はどうしていたんだろう。もう、とっととこの案件はNTR漫画専門の業者に委託して薄い本にしてもらったほうが話が早そう。いや、でもそうすると中心になるのは年増のセイラさんしかおらず、イヴとか葵のエロとは絡んでこないのか……。まぁ、そこから「NTR男の一粒種」のイヴが自分もNTRに目覚める展開とか、脳破壊親父に育てられた葵も脳が壊れちゃう展開とか、色々とありそうだ。

 そして、このアニメなら別に薄い本を作らずとも、公式が一番病気になってくれる可能性すらあるのだ。イヴの方はまぁ、あの通りの性格なのでこの度の真相を受けて大きく崩れることはないかもしれないが、葵が今後イヴとの関係を続ける中でどうやって自分の感情と折り合いをつけていくのかが見ものである。目だけ笑ってない顔で静かにぶっ壊れそう。また、必死で善人ヅラして娘を守ろうとしているセイラさんもやってることはナチュラル畜生でしかないわけで、彼女が今後どのように人生を清算していくのかも見どころ。いや、別に悪いことしてるわけではないのだが……アムロはいけしゃあしゃあと実の娘の教育係に収まって一番いいとこ取ろうとしてたわけだが、やってきたのが一彦の亡霊たるイヴだったってのはちょっとしたホラーでしかないのよ。

 こうなると、またしてもシャアの立場が微妙になってくるな。あいつ、単に「一彦の知り合いでめっちゃゴルフうまいやつ」ではないよな。イヴが一彦流とレオ流の2つの流派を修めていることが、今後葵と対決するにあたってプラスに働くのか、足を引っ張るのか。もう、何が正道なのかもよくワカンねぇや。

 ちなみ今週の笑いどころは、若かりしアムロに渡された専用機が「RXシャフト」だったこと。だからなんで今作はそんなにガンダム擦りたがるのよ。

 

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 いいよねぇ……第3話。新番チェックの時も書いたんだけど改めてもう1回言いたかったんです、僕ぁこの作品、好きですね。

 まず、画が好き。アニメとして特段モーションが必要な作品でもないし、他作品と比べて何がすごいってこともないはずなんだけど、1枚1枚のつやつや感というか、キラキラした新鮮さが良い。動画にそこまでこだわらなくていいおかげで原画自体にカロリーが使えるってことなのだろうか。どのキャラもみんな可愛いし、程よいデフォルメ具合とかも見ていてほっこりする。

 そしてお話が好き。なんかこぅ、バランスがいいのよね。「江戸前」+「エルフ」ということで一応は日本の伝統文化をテーマにしており、豆知識程度の江戸文化が描かれたりして、一見すると日本マンセー作品のようにも見えるが、別にそこで「江戸前」にこだわるわけではなくて、現代クソオタクのエルダを通じて、どちらかというと現代日本の「あるある」に近い文化ににじり寄る印象。この「過去を振り返りつつも現代日本を心から楽しめる世界」っていうのが本当に癒し要素になっており、ちょっとした幸せも噛み締められるようになっている。

 話の絡ませ方も興味深く、例えば今回はAパートは「お取り寄せ」をテーマにしたお話になっているが、江戸期の舶来品文化などに紐づけてエルダの「新し物好き」が印象付けられ、「江戸っ子もそうだし、基本的に日本人はヨソのものでも平気で取り込んで楽しめちゃうよね」という節操のなさを体現している。そこから通販商品を食い漁る流れがエルフや巫女の外見とのギャップも生み出し、なおかつ丁寧な食いもん描写のせいで結構な飯テロにもなるという。転移しようが不老不死だろうが、同じこの国で生きているのだから、同じものを食って、同じものを楽しめればそれでいいじゃない。

 Bパートはようやく小糸が「継承の儀」を行うというので、「江戸の夜」というテーマからちょっとだけ静謐な気もする「都会の夜の暗さと明るさ」をフィーチャーし、これまたわかりやすい「ちょっとした幸せ」へと繋げてくれる。真冬の夜中、コンビニ前でのカップ麺ってのは本当にお手軽ながらも充分に飯テロ。これも間違いなく、良き日本文化なのである。

 肩肘張らず、なんとなくでも観られる作品ではあるのだが、どうせだったらきちっと浸って味わいたい作品。この3話で印象が落ちることなく続いているので、アニメが終わったら原作漫画も買おうかなぁ、と思っているのである。

 

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 丁寧なかぼちゃ作画助かる、第3話。まぁ、かぼちゃに限らず全部が丁寧ではあるのだが……。この世界なら「魔法使いのんびり農家」っていうアニメでも僕は文句を言わないと思います。

 少しずつ見えてきたカレッジの風景。前回はエリアスの初授業ということもありドタバタ感が優先されていたが、今回は特にそうした授業もなく、チセとエリアスが周りの生徒たちの様子を見つつ、なんとも珍妙なコンビが自分たちの居場所を模索していくお話だ。一昔前なら本当に途方に暮れて佇むだけだったであろうチセさんも、一回り大きくなってなんとか新しい環境についていくことができるようになっている。まぁ、ぶっちゃけまだまだコミュ障的挙動は止まらないのだが……こればかりは彼女の生い立ちを考えれば致し方ないところだろう。人間界であれだけの目に遭い、流れ着いたエリアスの家でのリハビリ生活も、あまりたくさんの他者といっぺんに触れ合う機会がなかったのだ。久しぶりに訪れた「学校」という環境下で、忌まわしい記憶を振り払いながらのコミュニケーションなのだから頑張ってる方だ。

 幸い、まだ生徒たちにそこまで悪そうな連中はおらず、自己紹介からのオリエンテーションくらいまでならつつがなく進行している。一番の難物がルームメイトだったのは残念だが、多分表面に見えてないだけで、どうせこんな施設におる連中は少なからず問題を抱えてるんだろうし……目に見えて問題児だったらむしろ楽な方かもしれん。幸いチセは元からおひとり様には慣れてるし、ルーシーの態度もあんまりマイナス要素とは見えてないだろうしね。

 あとは、ここからどういう問題が噴出してくるかよねぇ……。とりあえずチセとエリアスの底知れなさを真っ先に感じ取った男の子がビクビクしているというのが入門編。まぁ、そりゃな……冷静に考えたら「お前らいまさらこんな学校にくんな」っていう2人が堂々と同じクラスで授業受けたり、授業やったりするんだもんな。怖がられるのはしょうがない。チセさんはなんとか頑張って「怖くないよー」か、もしくは「怖いかもしれないけど命までは取らないよー」くらいの無害さをアピールしていくしかないだろう。せいぜいそれまでカボチャを潰さないようにスキルアップしなきゃいけない。

 そんな様子を見ていたのがヨセフというのがちょっとびっくりしたけど……そうか、彼は消滅したわけじゃなく、あくまで眠りについていただけか。今後、彼がどの程度関わってくるかは分からないけど、カレッジでそこまでとんでもねぇことにならないように祈るしかないな……まぁ、すでに何かしらのトラブルには巻き込まれたっぽいが……。どこまで行っても、そういう星の下に生まれてしまっているのねぇ。

 

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 そうか、この世界線にはCV花守ゆみりのアイドルもいるんだよな……第3話。いや、考えてみりゃ至極当たり前のことなのだが、アイマス界隈については全くの門外漢なので本当に考えたことすらなかったので。こんなキャラが、まだ広大なソシャゲ時空には多数眠ってるんだ……。

 というわけで、私にとってのいちばんの衝撃が、「ちょっと前まで宇宙を股にかけて人類を滅ぼしかねない勢いだった兄弟が、狭いスタジオ内でスパチャ稼いでワーワー言うとる」って事実である。まさかこんな形でもともよ×ゆみりの現代最強声優コラボが実現するとは思わんかった。そして、赤城みりあちゃんについては以前のデレマスアニメのおかげで割と馴染みんのあるキャラだったが、しゅがーはぁとこと佐藤心については何も知らなかったため、「これまたおいしいキャラだな……」と感心した次第である。あのウサミンと並び立つキャラがいたとはねぇ。アイマス沼、ほんとにハマらんでよかったわ。

 とまぁ、ゲストキャラの方にばかり目が行ってしまったわけだが、こうして毎回「大人アイドル」をゲストとして出演させる方向性、ファンからしたら嬉しいんだろうけど展開としては諸刃の剣だよなぁ、と思わんでもない。前回の仁奈ちゃん回もそうだったが、基本的にドラマを回すための「悪役」サイドになるのがゲストキャラなんだよね。いや、「悪役」は言い過ぎだけど、どうしたってストーリーに刺激を与えるためには何かしらの事件が必要になるわけで、前回・今回と、幼女たちに一切の禍根を残さないようにするための配慮なのだろう。トラブルの種は全て問題ある大人たちによってもたらされている。この構図、幼女ファンからしたら「彼女たちはこんなにも頑張ってるのに、理不尽な大人たちのせいで!」という構図が完成するのだが、逆に大人たちサイドのファンからは「いや、俺の推しはこんな酷いことしないんだが?!」みたいな反感を買いかねないんじゃないかと心配してしまうわけだ。まぁ、前回登場したフレたちなんかは最初から問題児の設定だろうし、いじりやすいキャラをゲストにしてギャグの範囲内で収まるようにはしてるんだろうけども。どこかで決定的な軋轢が生まれないようには祈っている。

 そうまでしてとにかく「幼女」という存在に徹底して善性を与え続け、ただひたすらに小学生を可愛く描くことだけを目的としたアニメ。今回のお話だって、すでに伝説となった「みりあもやるー」というただ1つのギミックを1本の物語にまとめ上げ、赤城みりあという存在の持つ魅力を最大限に描出してみせた。そろそろ善性を飛び越えて神性にまで到達している感があるが、スタッフ・視聴者ともども大丈夫だろうか?

 いや、でもさ、考えてみたらこの作品は何もおかしなところはないんですよ。だってテレビ業界の昔からのセオリーで「動物・子供・食べ物は数字を持ってる」みたいなことが言われてて、困った時には子供を映せばみんな見てくれるわけでしょ? 幼稚園児や小学生を追いかけるテレビ番組が「ロリコンを助長する!」なんて叩かれることはないわけで、それがアニメになったところで問題などあるわけないですよね。

 よし、これで理論武装は完璧にできたので(??)安心して幼女たちを愛でてもらって構わないです。

 このロリコンどもめ!!!

 

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 静香、おめぇ、そういう……第2話。ごめん、1話目であんまりそういう視点持ち合わせてなかったから全然気づいてなかった……。

 というわけで、慌てて1話目を確認し直したら、多分、そういうことですね。制作側がどこまで「隠す」意図があったかは定かじゃないんだけど、今回のカトリナの「独り言云々」の台詞はかなりあからさまだし、あんまり隠しネタ的には仕込んでないんですね。その上で詳細までは明らかにはせずにシナリオを進行させるってことは、この設定のままでここなの世界が完成するまでは一緒にいるんでしょうね。他者視点で認識すら出来ないので、作中人物視点では特にサプライズにつなげる方法もないしね。一応、唯一考えられるのは「ここな視点での世界をひっくり返す」という可能性(ここなが静香の特殊性を認識していない可能性)だが、多分それもないよね。ここな自身も静香が「他者とは違う」っていうことは認識してるみたいだし(1話目で「静香ちゃんもオーディション受けられたらいいのに」と発言しているということは、「オーディションを受けられない」ことは認識しているはず)。

 そんな静香とここなの関係性、いわゆる「佐為とヒカル」の関係性なのかと思っていたら、2話目時点で早くも「誰かのまねごと」ということで、ここなの心が八恵に奪われてしまっている。仮にここで「ここなは静香に依存しすぎている」みたいな設定があればそこからの脱却がカタルシスになるが、2話目時点でさっさとその軛から逃れたということは、この物語のゴールは「静香との決別」にはなり得ない。オープンエンドの演出などから考えると、たどり着くべきは「静香との完全融合」なのかもしれない……。なんか、色々怖くなってきたぞ。

 ちなみに今回は八恵の演技もシーンで前回と同じ「なんかすげぇモーション作画」に突入。今作においては「超越的な舞台スキル」をあの処理にするようだ。なかなかのハイカロリーだが、最終的にあの演出でどでかい舞台が見られるのだとしたら楽しみな要素になるかもしれない。なんとかそこまで作画体力を維持してほしいもんである。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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