忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6]

 カーラさんの見事な前蹴り、第6話。あのバーチャル空間って何か身体的なダメージは発生するんでしょうかね。っつうかそもそもエバートランサーって痛覚あるんですかね(まぁ、日常生活の問題を減らすために多少は導入してそうだけど)。

 問題は一向に解決せずに謎ばかりが増えていきますよ。結局オーア改めアリスちゃんは「何かイドの真実を掴んでいるぞ!」ということだけは分かったのだが、広い宇宙空間、しかもミゲルネット外まで放り出されたエスカベイト社は毎回ギリギリの死線をくぐり続けている。何しろ相手は無限の出力と無限の体積、そして人智を越えた攻撃手段を持つ天体である。どれだけご立派な装備を構えていたって立ち向かえるもんではなかろう。アリス奪還から何とか逃げられるかと思いきや、天体サイドはなんとオリハルトを直に転移させて、更にそれを媒介して転移を連打するという、金に糸目をつけない圧倒的ジャンプ攻勢に出た。そんなことをされたら、そりゃ人類は死ぬ。

 しかし、大ピンチでも何とか切り抜けられるからこその主人公チーム。万事窮したと思ったタイミングで謎の救助隊が登場。地獄に仏とはまさにこのことで、助っ人の皆さんも金に糸目をつけずにガンガンオリハルトをぶっ込み、今度は導入じゃなく排出のための兵器として使用した。まぁ、やってることは天体側のワープと同じ理屈だが、飛ばす先がとんでもない場所なら、それはワープ兵器ではなくてシンプルな殺戮兵器になるという寸法だ。それ、条約で認められてる兵器なんですかね? 理論上は可能だろうけど、それをやり始めたらマジで宇宙戦争がドツボになりそうなんだけど……まぁ、多分対人で使っちゃいけないとか、そういう条約があるんだろうよ。

 一命を取り留めた面々は、連盟軍とはまた違う勢力の一端、オブザーバーのサム・テイラーと名乗る男に面会する。オブザーバーはその名の通り、政府を監査するオンブズマンであるという。アマンザさんも巻き込まれた先のエスカベイト襲撃は当然軍の総意ではなく、どこかの誰かがやった越権行為だったと言い出してきたのだから、本当は渡りに船の存在のはずなのだが、すれっからしたアウトローな皆さんはうまい話にもなかなか食いつかない。「なんか嫌」とかそういう理由で彼の提案を蹴る流れに。まぁ、胡散臭かったのは事実だし、マジでろくでもない行動に出ちゃったし。「連盟軍と別組織」というところまでは本当なのだろうが、だからといって「アリスを狙ってません」とは一言も言ってないわけでね。もう、この世界にはアリスが欲しくて無茶しちゃう連中ばっかり見たいですね。現時点でもイド・連盟軍・オブザーバー・そして謎天体と、四者四様の幼女争奪バトルが進行中である。

 一時はアリスを拐かされてしまったが、なんとミゲルライン内でも天体さんの襲撃は続く(まぁ、あんだけジャンプ出来るんだから当たり前だが)。そして、ここで今回最大の謎がいくつも噴出。1つは、何故か天体さんがアリスではなくオブザーバーサイドの船を狙ったということ。これまでの流れならせめてストゥルティ号(エスカベイトの船)を狙うところなのだが、そっちではなくてまずでかい方の船を叩きに行き、実際に甚大な被害を与えていた様子。天体の意図が未だ掴めていないわけだが、とりあえずアリスの身の危険を阻止することが第一目標なのかな?

 そして第2の謎として、それまで飄々としていたテイラーが、イドと顔を合わせた途端にいきなりテンパったという事実が。特に前準備無しで精神官能してたらしいのも謎だが、そこからマジギレしはじめて「何で生きてるんや! はよ処分せな!」とか言い始めたのは謎謎&謎。どうやらイドさん、記憶を失う前までは相当な問題児だったみたいだぞ……。いや、ひょっとしたらアリスと同じような異界存在だったのかもしれないけど。アリスって「人間じゃない」のは確定してるけど、まだIマシンに乗れるかどうかは分からないもんね。

 結局、謎は解けずにむしろ増えるばかり。アリスちゃんのきゃっきゃするロリボイスだけが唯一の癒し。次週もそんな癒しにすがって生きていきましょうね。

拍手

PR

 駄菓子屋が多すぎやしませんかね、第5話。今作は放送後のCMまでが本編だからな、見逃すなよ。

 毎週確実に命の危機を迎えることに定評のあるアニメ。ただ、今回は直接クルーに危険が及ぶ要素はこれまでよりも少なく、とにかく幼女にスポットが当たった命の危機である。せっかくオーアちゃんという名前をつけてもらった幼女だったが、あっさり「アリス」という本名が判明。これまで2度も彼女に襲来していた「謎惑星の襲撃」は更に露骨に、繊細にエスカベイト社の面々に襲い掛かってきた。1度目は隕石群の形、2度目は大胆にも衛星1つをダイナミック輸送、そして3度目となる今回は、微分子レベルまで解剖しての絡め手大作戦。うーむ、色々と芸が細かい相手だ……。何が怖いって、現時点ではその「相手」が何なのかさっぱり分からないところなんだよな。「惑星が襲ってきてる」って、字面で見ても訳分からないからな。どこに意志があるのか、何が目的なのか、どうしたら逃げ切れるのか、とにかくさっぱりなので、本当に終わりのない不気味な恐怖がある。

 現時点でほぼ確定してるのは「幼女を回収しに来ているらしいぞ」というただ1点のみ。つまりアマンザさんの言っていた通りに幼女を宇宙に放り出しちまえば、おそらく船は解放されると思われる。つい先日会った(人かどうかすら怪しい)幼女に義理立てする必要も無いし、さっさとアマンザ案を採用してしまえば楽だったのだが……それをさせてもらえないのが幼女って存在なわけでねぇ。当然マヤさんは大反対だし、流石にクルーの中にも率先して幼女パージ案に賛成するような人間はいなかった。おかげでのんびりとミゲルネット内まで航行しようと思っていた矢先に、器用なスタンド攻撃みたいな奥の手を繰り出される始末。ジャンプしてきた気配が無かったのは極小のオリハルトを媒介して分子レベルでのジャンプを行って先回りしていたためだとさ。つまり、「惑星」側は「先回りする」という明確な思考性を持っており、更に「分子レベルなら気付かれにくい」という欺瞞を行う知略も持ち合わせている。そして何より、分子レベルどころか素粒子レベルでの惑星物質そのものをコントロールする能力を持ち合わせている。やはり「星全体が相手」と考えるのが自然なんですかね? SFの話だとどうしても私の場合は「火の鳥」しか出てこないんだけど、そういや「火の鳥」にも「星全体がトラップで捕食者」っていうネタがありましたよね(望郷編)。今回の当面の敵は、そういう無人格でありながら知能を持つやっかいな「星」レベルってことなんでしょうか。ただ、トンネル理論ってあくまで理論であって、「そうすれば物質を透過出来ますよ」っていう話ではない気がするのだが……。まぁ、何でもありやで。

 結局、相手の侵入を許してしまった一行は、最終的に幼女の奪還を許してしまう。マヤさんなんかは幼女が宇宙に放り出された時点で「また、守れなかった……」と涙したわけだが、そもそもあんなところから発掘された幼女が普通に宇宙空間で死ぬと思ってる時点でちょっとおかしい。いや、そりゃ抵抗はあるけども。発掘時点でピンピンしてたんだから、尋常じゃないことくらいは想像出来ただろうに。そして、その幼女がどうやらイドの記憶を司る「過去」につながる存在であるとか……なんか、ご都合主義な感は否めないが……まぁ、ここまでの数年間、イドが幼女に呼ばれ続けていたとも考えられるわけで、ひょっとしたら必然の出会いだったのかもしれませんよ。イドは「記憶を失っている」という情報だけは明かされていたわけだが、そこからの詳細が今回追記された。囚人を捕らえておく護送船にいたという話、そしてそこからマインドトランスで外部のIマシンへと強制的にジャンプしたというお話。どれもこれも、絶対にイド1人だけで成立する状況ではないため、彼がこんな不遇の身の上になった過程には確実に何者かの意志が介在している。そして、そんな落とし物の記憶を、どう考えても人類を超越しているとしか思えない幼女が携えている……。なーんか色々とやらかしてくれてそうですね。

 あとはまぁ、マヤさんと社長の微笑ましい関係性のお話とかですかね。社長のツンデレっぷりは流石にどうかと思うの。この船の連中、不器用ってレベルじゃねーぞ。

拍手

 この現場における亜李ちゃんの存在感ってどんなもんなんだろう、第4話。まぁ、「少年アシベ」の奈央坊と同じだと考えれば……。

 毎度毎度トラブルには事欠かないお話。毎週よくもまぁこんなに命に関わる事件にばかり巻き込まれるもんだと思うが、基本的に原因は自分らにあるのだから当然といえば当然なのか。ちょっと油断しただけでもすぐに命懸けになるのでやっぱり宇宙ってクソだわ。いや、ひょっとしたら命なんてすでに無い連中なのかもしれないけども。

 今回のトラブルの発端は前回どさくさで拉致っちゃった軍人のおねーさん・アマンザさん。彼女の処遇自体は別に問題無いものだったはずなのだが、ごたごたの最中に彼女がロリっ子を泣かせたのが運の尽き。前回は大量のアステロイドで軍の連中も巻き込んだが、今回はなんと特大の衛星を呼び出してのメテオアタックである。幼女を泣かせちゃいけませんよ、という道徳的なお話。でもまぁ、今回のこともある意味では予定通りの設定回収と言えるだろうか。前回突如わき起こったアステロイドの大量転送に「偶然ではないんだから幼女の仕業ってことになるよな」という結論は導き出せていたわけだが、それの答え合わせをした形。謎の新惑星から生まれてきた幼女は、どうやらその惑星絡みで様々なものをミゲルジャンプさせる機能を持っているようだ。未だ正体の分からぬ子安仮面とジジイは「あまのなんちゃら」という固有名を出していたが、とにかくあの巨大惑星を掘削し、オリハルトを持ち逃げしたせいで、マヤさんたちは不必要なトラブルも招いているということである。

 一応まとめておくと、幼女はあの星系の秘密と大いに関係している。単なる人間であるはずがなく、彼女の精神は星系そのものに感応する。そして、そのことに関して、「何か」を知っている連中もこの世界には確実に存在している。単に「でかいオリハルト」というだけで飛びついてしまったエスカベイト社は、想定外の面倒ごとを幼女の形で抱え込んでいる。そして、そのきっかけとなったのは出所の怪しい金儲けの情報であり、どうやらその情報源は、前回襲ってきた軍部との繋がりがあり、大元を辿ればあの子安仮面に行き着くことになるだろう。現時点でこの世界の政治システムがどうなっているのかは定かでないのだが、何か大きな意志があの星系の秘密を「発掘」したがっているのは間違いない事実であり、その核心をうっかり持ち逃げしたのがエスカベイト社ということになるのだろう。

 アマンザさんはお堅い軍人なので、残念ながら上層部が何を目論んでいるかまでは知らなかったご様子。ただ任務を遂行するだけの存在であり、こと対象が胡散臭いエバートランサー連中ともなれば、あまりお仕事に疑念を抱く必要も無かったのだろう。今回だって完全に悪役をぶっ飛ばす狙いで動いていたわけだが、ハプニングのどさくさで共同作業をするうち、まずはマヤが悪人では無さそうということを確認し(まぁ、実際彼女も被害者側だし)、さらにイドに対しても「別に悪いやつじゃないかも」くらいの認識に至った様子。今後アマンザさんが彼らと行動をともにするかどうかは謎だが、どうせしばらくは帰れないのだから、使えるものは使えの精神で共同生活していくことになるんじゃなかろうか。

 その他、専門用語としてはたとえば「ミゲルネット」なんてものもサラッと登場しており、このネットワークの管理下でないがきり、ミゲルジャンプは出来ないらしい。今回、その保護範囲外でジャンプをするために、わざわざ狙ったポイントに先にアンカーのようなものを射出しており、ミゲルジャンプもまだ完璧にコントロール出来る要素ではないということが確認出来る。イメージとしては現代でいう携帯の電波みたいなもんで、圏内でアンテナが立ってれば基本的にはどこでもジャンプが利用可能だが、田舎にいって圏外になったら、自分でアンテナを立てて利用条件を成立させなければいけないということなんだろう。まぁ、あの幼女の能力を使えばそのくらいの制限はぶっ飛ばせそうだけども(言い換えれば、この時代の技術力を鑑みても、あの幼女の能力はその埒外ということである)。

 イドの名前の成り立ちが分かり、リックの想像以上のチャラさも分かり、そしてマヤさんの想像以上の優秀さも確認出来た。サラッとすすめてたけど、マヤさんはいわゆる天才タイプのキャラに属してると考えてもいいレベルで有能なんだよな。何でこんな子が一介の大学生として研究でこき使われてたんだろう。本人には、あんまり自分の才能に対する認識が無いんだろうなぁ。

拍手

 野生動物の意志をロボットにぶっ込んでそのまま本体死なすってどうなんだろう、第3話。元の状態でどんな姿形だったのかも見てみたいものだ(エンディングに何となくいるけど)。

 問題児の集まり、エスカベイト社の身の上が何となく分かったお話。まぁ、そろそろ明らかにしてもらわないとマヤちゃんも不安でしょうがなかっただろうし、いい頃合いですかね。しかし、こうもあっさり官憲に捕まるとは思ってなかったな。まぁ、どれだけ粋がっても弱小企業1つ分の戦力では太刀打ち出来ないのはしょうがないか。ただ、相手さんも単なる公僕というわけでもなさそうで、上の方はどこまで事情が分かっていて、何を狙っているのかもよく分かっていない。ロリっ子の捕獲を命じてたってことは、あの子のことを知ってる人間もいるってことなのかしら。因果関係を考えるなら突然大量の隕石群を降らせることになったのはどう考えても彼女の仕業だろうし、色々と問題ごとを宇宙から拾ってくる会社である。

 この世界のキーとなりそうな単語はいくつかあり、1つは1話目からずっと採掘対象になっているオリハルト、そして、そのエネルギーを使っての転移現象がミゲルジャンプと言われる行為だ。この「ミゲルジャンプ」、普通に考えたらいわゆる「ワープ」でしかないのだが、ワープ中の不思議空間から更にワープが出来たり、何だか謎が多い。一応、最後のジャンプの時には敵側の船体もろともワープしていたようなので、何らかの基点を中心とした特定距離内の物質をまとめて別軸に飛ばす技術なんだろう、っていうことくらいは見て取れる(その際、どうやらワープ対象とそれ以外の接続は問答無用で切断されるらしく、ダブルワープを食らった大戦艦はまるでヴァニラアイスの攻撃を食らったように綺麗に丸くくり抜かれていた)。この技術、多分兵器に転用するとかなりの確度を誇る破壊システムが組めると思うのだが……この世界の武力状況ってどうなってるんでしょうね。少なくとも今のところは移動手段としての使用が主らしく、たとえば転移先の座標に物質が無いことを確認したり、周りに転移の警告をするビーコンを飛ばしたりと、ワープ航法の技術は色々進んでいるようだ。

 ただ、それ以外にも隕石群を呼び出した謎現象も同じく「ミゲルジャンプ」に属するものらしく、人間の技術が絡まぬジャンプも存在している様子。こちらの場合、球状の範囲対象を特定する必要も無く、特定の物質(岩)がガンガン転移してくるという雑なワープが繰り広げられた。「自然現象としてのジャンプ」ってのを周りの雑兵たちが受け入れてたように見えたのだが、この世界においてジャンプってどんな扱いなんだろう。天変地異みたいなもんなのかな。

 結局、公僕の手からは上手いこと逃れることができた一行は、ついでにお堅い軍人のおねーちゃんまでゲットしてしまうという流れに。なんか、漂流物はなんでも取り込んでいくスタイルが素敵。あっという間に麦わらの一味を超えるスピードだ。いや、別に軍人のねーちゃんは仲間になる気はさらさら無いだろうけども。あと、チームの面々の前歴も大体は公開された。社長は元軍人だけど、なんかめっちゃ問題おこした人。お調子者のリックは事故で再起不能になったレーサー、参謀役のカーラはファンドマネージャーだったとか。あとお供のペットはなんか危ない生き物。想像通りになかなか個性的な面々だが、なんでこいつらがつるむことになったのかはまだ明かされていない。そして、最大の謎であるイドの正体も未だ不明。ロリっ子の作用で何か記憶を刺激されていたが、そもそも記憶は失っているのか、元から存在しないのか……。まぁ、しばらくはそのあたりの謎を中心に展開していきますかね。マヤちゃんが想定以上にスムーズにならず者の流儀に慣れてきているので、彼女の今後の成長も楽しみ。で、結局ロリっ子については何一つわからずじまいだったな。

拍手

 大・団・円! 最終話。2期クライマックスで1期OPが流れるアニメは名作。異論は適宜認める。

 最後まで作品の持ち味を損なうことなく、何食わぬ顔で一気に駆け抜けた。この溢れ出るB級感が最高だ。最終話の構成は圧倒的ベタ。最後の爆弾を破壊するために持てる仲間の力を全て合わせ、最後の最後まで盛り上げまくる。オチなんて分かりきってるのに、ミッションの詳細なんてよくわからんのに、このテンションの上げ方はなかなかずるい。もう、「Golden Life」が流れて大量のウィルウェアがガッチャガッチャと連携を繋いでいくシーンだけでも満足ですね。いや、コレ本当はもっと時間を割いてやって欲しかった部分ではあるんだけども。シーズン全体の構成を考えたらこうなるかなぁ。まぁいいや、どうせいくらでも3期4期と続けられるデザインだしな! 是非! いっそ次のシーズンはダイクがメインのお話でもいいぞ!

 2期に渡って紡がれた物語なので、最終話で全員に活躍のシーンを作るのも大変なこと。ダイハチメンバーはいつも通りの持ち場を離れず、円ちゃんやあさみちゃんはコソッと見せ場を、船坂さんは最後の最後で「許諾頂きました」をぬけぬけと言いきり、エミリアやまりもちゃんも何となく「成長した」感を出す。協会さんは協会様と2人で訳の分からない盛り上がりを見せ、アビゲイル専務はフルスロットルでパワハラを満喫。最後の決め手は妹ちゃんとミュトスがバードの狙いを読み切っての逆転勝ちで、殉職覚悟の黒騎は問答無用の主人公パワーだ。もう、何も言うことはないな。ちなみに、最後の最後まで「凡河内さんに殴られるだけの役目か?!」と思っていた瀬名だったが、流石のサブ主人公。彼の大役は、「オチの一言を漏らす」だった。瀬名さん、まだまだこれからも苦労しそうだなぁ。

 最終話のおまけみたいな感覚で、まさかの「バードの相方」が判明! いや、知らんし! どうでもいいし! A子さん、もしかしてここまでの登場シーンも改めて見返したらどっかに伏線あんのかな……いや、無いやろな……。絶対やりたいからやっただけのシーンやで、あれ。もし3期があるとしたら、今度はエイプとしてボスキャラ扱いになるんでしょうかね。まさかの木村珠莉がラスボスという展開。ムサニもびっくりの配役であった。

 何とも馬鹿馬鹿しい晴れ舞台。こういう頭使わなくていい活劇ってのはアニメの本懐ですね。気持ちよかった、楽しかった。いつかまたどこかでおはこにゃばちにんこ。

拍手

 瀬名さん、仕事して、第11話。もう、あそこのカップル(?)くらいしかギャグに回せるネタがなくなったな。アビゲイル専務ですら、登場してるのにしゃべらなかったし。

 今回も綺麗に「想定通り」の展開だったので特に語るべき事も無いエピソード。いや、それが悪いって言ってるんじゃなくて、きちんと収束に向かって無難に進んでるなぁ、と思うだけである。ここに来て稲城の悪行を回収するために1期のエピソードが色々と掘り出されて、「そう言えばあの時も」みたいな話になっているのは話の蓄積が感じられていい感じ。こうしてみると、割と堂々と酷い事やってるやつだよな。稲城がぼろを出せば出すほど、黒騎の目が節穴だった、ってことになって株が落ちるのは勘弁して欲しいところだが、まぁ、今回の訣別のシーンは特に黒騎が格好悪いってことも無かったので、キャラの落としどころとしてはこんなものだろうか。純正被害者っていう意味では室長の方がとても可哀相です。なんで姉妹揃って駄目な男に惹かれちゃうんでしょうね。将来的には姉妹で稲城とバードの首に縄付けてコントロール出来るようになってるかもしれないけど。

 その他、一番意外だったのはここでアナウンサーキャラ・小湊ちゃんに急に活躍の場が出来たこと。単なる脇で囃したてる役回りだと思ってたのだが、最後の最後に決定的なネタを掴んだのは生粋のマスコミ人間だったっていう。中の人のCV的には嬉しかったですよ。こうしてみると、同じ谷口監督作品キャラである「コードギアス」のミレイ会長とどこかポジショニングが被っていた気もする(気のせい)。

 結局、稲城の失脚をもたらしたのは彼自身の脇の甘さ、バードを下に見て自分が上にいると思ってしまった認識の甘さである。いや、流石にバードは元気過ぎる気もするんだけど。都議会の偉い先生方が稲城の失脚を見て「若僧が」っていってたけど、その若僧はさらに若い世代の人間にボコボコにされたわけでね。こういう世界設定の物語って、コンピューターとかネット関係に強いとそれだけで神になった感あるよな。バードとミュトス、どっちが本物のギークなんでしょうか。今回はミュトスの大活躍も割と見どころになっていて、まさかのベヌウ復活はちょっと嬉しかった。またエンディングがどうにかなっちゃうかと心配したが、今のミュトスはそんな悪いことしませんね。結局、この世界で一番強かったのはLikoだったってことでファイナルアンサー。

 アビゲイル専務、凡河内さん、そしてあさみちゃん。賑やかヒロイン勢は皆揃っているが、最終回ではこの辺のぶっ壊れキャラたちがバーストする機会はあるだろうか。最後にもう一花、もう一暴れみせてほしいもんですがね。

拍手

 せっかく作ったシリアスの空気をCMでぶっ壊していくスタイル、第10話。この作品はアビゲイル専務、凡河原さん、そしてあさみちゃんと、破壊的な女性キャラが山ほど登場するために雰囲気をぶっ壊すのは朝飯前やな。

 想像以上にとんとん拍子で進んだ稲城包囲網。まー、ミュトスのサポートもあるし、円ちゃんを含めてそれ以外の裏界隈にも顔が広いダイハチ。そんな組織がこれまで稲城が引き起こしてきた事件をずっと追っていたわけで、稲城とバードの関係性に感づくことさえ出来れば、そこから裏を取りに行くことはそこまで難しくはない。ミュトスの洞察力に円ちゃんの調査力が加わる形で割とあっさり底が割れ、あとの一押しは室長や黒騎による精神的な勝負ということになるだろう。

 稲城の所業については、大体これまでミュトスが予想していた通りだった。都知事職に就く以前からバードとは繋がりがあったようで、端的にまとめるなら「汚れ仕事」を一手に任せていた。そもそも都知事になったきっかけ、前都知事の襲撃事件からして稲城の手が回っていたというのだから、どこまでも計画的に、都議会が自分の敷いたレールの上を進むことを狙っていたようだ。そして、その計画はバードというワンクッションを挟むことで、計画した稲城と実行犯達とがほぼ繋がらないようにもなっていた。いや、実際に繋がっていなかったのだろう。ダイハチの力によって過去の悪事が明るみに出て、あれだけ大挙して詰問されたというのに、稲城に焦りの色は一切無い。彼自身が犯罪に加担したという証拠は一切無く、ダイハチが手に入れた諸々の証拠物件も、知らぬ存ぜぬで押し通せるという算段。なんとまぁ、政治家らしい対応である。

 ただ、今回のことで今ひとつはかりかねるのは、彼が室長のことを本当はどう思っているか、という部分だ。プロポーズには「彼が大局に立たされている」という意味はあったらしいが、別に室長を口説き落とすことで彼の犯罪が完全に消しされるわけでもないし、ダイハチと婚姻関係を結んだからといって捜査の手を緩めてくれるわけでもないだろう。あくまで純粋に、「室長と一緒になりたい」という気持ちはあったようである。そして、そんな意中の相手を前にしたバージンロードでも、彼の態度は一切変化が無い。いきなり自分が詰問される立場になったのだから、多少なりとも焦ったり、困ったりしてくれてもよさそうなものなのだが、彼は冷や汗一つかくことなく、突きつけられた全ての証拠も尋問も、意に介さずにするりとかわしてしまった。この大胆不敵な周到さ、肝の太さこそが、稲城の最大の武器ということか。元々あまり感情的な部分に動かされるような人間でもないのだろう、必死で証拠集めをしてきたダイハチの面々も、稲城の前ではかたなし。唯一の頼みの綱だった室長からの問いかけに対しても、やはり稲城はひるむことなくのらりらりとはぐらかしてしまった。無論、黒騎のパンチなんかは意にも介さず、である。黒騎も随分あっさり裏切られたもんだよなぁ。

 さぁ、これでダイハチは稲城と対立することになるだろう。もちろん、上司である稲城がダイハチを目の敵にしてしまえばさっさと解体されるなりなんなりするだろうが、ひょっとしたら稲城はダイハチを敵とすら思っていない可能性もある。しょせんはみ出し者の部隊だったのだし、放っておいても自分の過去の犯罪についてはダイハチごときがどうこう出来るものではないと、そう考えているかもしれない。その稲城の慢心を、ダイハチが叩くことが出来るかどうかだが……黒騎がかなり精神的にダメージを受けているはずで、彼がどのように稲城と戦う決意を固めるかが今後の見どころといえる。あ、ちなみにどうせバードは死んでないだろうし、そのあたりの反撃に稲城がどう反応するかも見どころですね。

 あとはまぁ、必死に凡河原さんへのメールの返信をひねり出していた瀬名なんかも名シーンといえるかもしれない。凡河原さん、いくら瀬名が合ってくれないからって、結婚の申し込みくらいは、流石に直に会ってやろうな。

拍手

 まぁそうなるわな、第9話。そろそろクライマックスに向かって締めていくお話です。作画の方も締まってくれるとありがたいんですが、やっぱりどこか台詞のイメージと顔の芝居が噛み合ってないカットが多いんだよなぁ……。

 こんなに行政に関わる話が出てくるSFアニメってのもなかなか無いよな。前回は移民の問題で、今回は労働者環境についての問題。ただ、そもそも東京に、というか日本に何が起こったのか、っていうこの世界の大前提の部分が今ひとつ分かっておらず、日本人の暮らしが現代社会とどのように違っているのかが完全に分かっているわけではないので、今回みたいなお話を見せられても正直「フーン」というしかない。ウィルウェアというのは本当に素晴らしい発明のようで、たくさんの高層建築建造現場で使われているらしいのだが、犯罪への流用が懸念されるので規制の動きもあるやらなんやら……うーむ、この世界におけるウィルウェアってのは、一体どれくらいの稀少度でイメージすればいいのだろうか。ダイハチが駆使しているような最新鋭でバリバリ戦闘仕様のものはそこまでおおっぴらに流通しないのだろうが、今回、本当に草の根まで一般市民がデモを起こすに際し、たくさんのウィルウェアが行進していたということは、今の世界で言ったら自動車……もうちょっと狭めて特殊車両くらいの普及率ってことになるのかな(あのデモが仕組まれたものであったことは置いとくとして)。そんなウィルウェアを規制するという動きがどれくらいに理不尽なものか、どれくらい市民感情に反しているのか、そしてどれくらい行政はウィルウェアの権益を押さえておきたいのか。そのあたりの生臭いお話が、理屈のレベルで理解出来ても本当にしっくり来ているわけではないので、今回のデモ騒動については必要以上に茶番のような印象が強かった。これだけ散々ウィルウェア犯罪が起こってるというのはもちろん問題なのだろうが今から規制を決定したところで、どの程度コントロール出来る目算があるもんかねぇ。いや、稲城からしたら全部が全部茶番みたいなもんなんだからデモの内容についてはどうでもいいんだろうけどね。

 現実に即した部分がピンと来ないせいで、今回のお話は前回の移民騒動以上に「フーン」になるのである。稲城が企てた直接対話からの逆転劇という茶番についても、あれがどのくらい一般市民に対して効果的なアプローチだったのかも分からないしね。国の状態が分からないから結局建築物に規制を設けた方がいいのか、それは政治家の身勝手なのか、前提となる部分も全然考えることが出来ない。どうしていいか分からないから、仕方なく「何となくダイハチが望んでた方向とは違う進捗になってるのかナー」くらいでぼんやり見守るしかないのである。ボランティアがどうとか、ダイハチを警察庁預かりから移すとか(警視庁だっけ?)、そういうややこしい政治と金とコネ絡みのお話、今までの馬鹿な話数からは読み取れませんのでね。とりあえず、船坂さんがストレス溜めててマサカリを振り回したいことだけは分かった。なんか、キンタロスみたいなポジションだな。

 ま、そんなわけでディティールはよく分からなかったのですが、とりあえず「ダイハチが窮屈さを覚え、不自然な政府の動向からいよいよ稲城の怪しげな部分が見えてきた」ということくらいを把握しとけばいいんじゃなかろうか。とはいえ、今のところは彼が純粋悪という話でもなく、あくまで彼の考えている「正義」を貫き通すため、多少裏で工作はしてるかもね、くらいのお話なんだよね。そりゃま、もしバードと繋がっているのだったらバードの方は結構エグいことやってるわけだから(ルドラの時の被害とか)、2人して悪い奴なのは事実である。しかし、2人の関係においてバードが稲城を利用している形なのか、それとも稲城がバードを使っている黒幕ポジションなのかによっても見え方は変わってくるだろう。まぁ、どう考えても稲城がラスボスなんだけど(キャスト的に)。あれだけ心酔している黒騎が「違う正義」を掲げようとしている稲城を責めることが出来るかというと……出来ない気がするんだよなぁ。おそらくそのために情に流されない次郎、ちがう、ミュトスがパートナーになっているのだろうが。

 そろそろ最後の指標となる大きな事件が1つほしいところ。稲城とダイハチの関係性は、今後どうなっていくのでしょうか。ちなみに、今回あさみちゃんはおろかダイクの話すらほとんど出てきませんでしたね。ちょこっとだけ「ダイクのせいで印象悪くなってるねん……」みたいなことを言われただけっていう。あさみちゃん、ホント駄目な子ね。

拍手

 あさみちゃんの出番がついにCMにすらなくなってしまった……第8話。まぁ、こうしてCMソングに爪痕を残しているだけでも遠く大阪の地の人間としては充分……なのか?

 前回のナイス馬鹿から一転してシリアス一辺倒のお話。まぁ、瀬名がメインの話だったのでなかなか斜め上に突き抜けるような展開もないのだろうが、今回のお話は警察をテーマにしたドラマ・アニメだったらお約束と言って差し支えないだろう、テンプレじみた「移民と日本」のお話。大体この手の話ってのは「日本は平和だろうが、他の国の人間はそんな平和ボケの連中には想像も出来ないような世界で生きてるんだよ!」ということを言い捨てて終わるわけだが、今回のお話もご多分に漏れず徹頭徹尾テンプレっぽかった。これで対処するのが黒騎だったらまた対応も変わっていたのかもしれないが、ゴミ掃除関係ってことで瀬名が代表して出動することになったため、シリアスはそのままシリアスとして受け止めることに。なんか、2期になってからゴミ掃除との関わり合いが増えましたね。瀬名がダイハチに出張してるからなのか、ゴミ関係の仕事が多いから瀬名が呼び出されたのか、どっちなんでしょう。でも今回アビゲイル専務は出てこなかった。瀬名一人で回せる業務ってのもどうなんだろう。

 今回の事件も例によって「どこから持ち出されたか分からないウィルウェア」で「なんだかよく分からない目的の事件」が起こるというデザイン。マジで単なる嫌がらせとしか思えない事件が多いのだが、今回は一応負傷者が出てる分だけ深刻……かな? まぁ、以前はあさみちゃんのせいで町一つぶっ壊しかけた事件もあるし、ルドラの時はもっとでかい高層建築が破壊されてたので被害規模で言えば小さい方だが、「見えないウィルウェア」というのは政治的な危険性も付きまとうので、警察関係も気が気でないだろう。そして、調べていくうちに辿り付くのは外交関係。軌道エレベーターの利権絡みで色々と面倒臭い国との関わり合いを持っちゃったよ、というお話。でもまぁ、1期の頃みたいに書類申請にやたら時間がかかるとかいうこともなくなったし、現場の人間は現場のことだけ解決すりゃいいとは思うんですけどね。結果的には、瀬名の地道な調査とコネ作りが功を奏して犯人逮捕に到ったのだから、やっぱり生真面目な瀬名さんは偉い、と言う結論。この作品では真面目な人間は馬鹿を見ることが多いのだが、今回は瀬名の真面目さがちょっとは救われた……かな? 本人の心情としてはやるせない部分も多かっただろうけどね。

 今回取り沙汰された国というのが、クライマックスに向け、バードが関わっている国と結びつくことになるのかな? 外交問題をわざわざ刺激したってことは、おそらくバードの目論見と今回の国のお話は無関係ではないだろう。一応「問題が大きいので稲城都知事ですら無理を通せなかった案件」というあたりが、今後の稲城の動向にも関わってくるのかもしれない。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/26 な]
[04/25 な]
[04/19 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
バーコード