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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんやねんこのアニメ、第3話。なんやねん……。

 私が大好きなペンギンアニメの新作である。昨年も「白い砂のアクアトープ」「やくならマグカップも」などのペンギンが活躍するアニメ(?)が放送されていたが、今年度先陣を切ったペンギンはこのアニメだった。まぁ、残念ながらあまり可愛くはないのだが……ペンギンの持ち味である「キュート」よりも「ファニー」を前面に押し出したお話になっている。最後まで観た結果が「これ、なんでペンギンだったんや……」という感想になるのはどうかと思うが。

 でもさ、時節柄「社会主義からの脱却」ってのもだいぶ重たいテーマになってしまうのでなぁ。亡命を描いた今作品ではどうしたって体制への姿勢というのは表明しなければならないはずなのだが、そこんところを掘り下げるとどうしてもお話は重たくなりがち。いや、本気で描くならそこをがっつり重たくして深みを与えるべきなのだが、残念ながら本作の目的はそこにはない。あくまで「逃し屋」という職業をテーマにしつつも、その中身はどこか奇妙で、変な抜き方でわらかすのが目的である。先週の魔法少女親分もかっ飛んでいたが、今回も「集団ペンギン脱走計画」というファニー極まりない画面を、中身はガチシリアスめにお送りすることでギャップを狙っているわけだ。そもそも脱出する池袋の設定からして意味がわからんからな。社会主義と資本主義の間には壁はない。あるのはただの「開かずの踏切」だけ。どないやねん。

 関連する人物(ペン物)のうち、依頼人や警察トップのキャラはいたってシリアス。そこに内包したイデオロギーの問題も一応シリアスといえばシリアスだっただろう(まぁ、オチのあれはどうかと思うが)。しかし、それを「ペンギン人」というよく分からない亜人種でやることにより、どこにも緊張感がなくなるし、適宜ツッコミを入れてファニーを加速させていく。特に捕まったエクアが拷問(??)を受けて迫られるシーンで、いちいち平手打ちがペチンペチン可愛いのは笑ってしまう。いや、ペンギンの手(羽?)だってもうちょい硬いから叩かれたらそれなりに痛いとは思うんだけど。どっちかってぇと、あの手で押された拇印に意味があるのか、っていう方がよっぽど気になるけどね。絶対あそこ、毛じゃんね。

 状況さえなんとなく認識させてしまえば、あとは勢いだけ、よく分からぬテンションで楽しませてくれる本作。一応そうしたギャグに紛れ込ませる形で、主人公・エクアの秘密に少しずつ迫ろうとはしている様子。テロメアを確認したら50億歳とかいう言い回し、「なんも分からん」と同義なのがちょっと面白い。ペンギン人間、スライム人間が跋扈する世界でDNA調べてもなぁ。

 

 

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 そっち方向にトぶのは卑怯やろ、第2話。チクショウ、笑っちまったから俺の負けだよ……。

 1話目では捉えどころがなくてふわふわした印象だったこのアニメ。オムニバス形式で短いミッションを重ねる形式だろうし、2話目で方向性が固まるかな……と勝手に思っていたのだが……そうか……そういう方向で固めてくるか……いや、いいと思いますよ。これでかえって3話目以降が気になり出したのは間違いなく事実だし。しかし、この路線でどんだけ続くもんでしょうかね。

 「逃す」をテーマにしてる作品にしちゃぁ、色々と足りてないんですよ。前回も今回も、依頼人がなんでそこまでして逃げ出したいのかっていう説明は全然確立してないから雰囲気で見守る必要があるし、そもそも「逃げること」自体がどんだけ大変なことなのかもいまいち分かってない。「逃げた先では何もかも失うんです」みたいなことを言ってたはずだが、少なくとも先週今週の2つの案件では、依頼人たちは逃げた先でよろしくやっているという。全体的に見て、逃げる前も逃げた後も、設定がふわふわしすぎやねん。

 それならあんまり面白くない雰囲気アニメになる……と思っていたのだが、そんなふわふわした状態をより一層えーかげんにしてしまうために、依頼人の属性を振り切ってしまうという斜め上の解決策(?)を切り出した。すげぇ、確かにこれならもう「細けえことはいいんだよ!」としか言えなくなる。もう、依頼人の親分さんが言ってることが何ひとつ理解できないので目の前で起こっている全てに「お、おう……」くらいしか反応ができなくなる。ずるいよな。ジャンプキャラ最強議論でボーボボが出てくるくらいずるい。そして、ボーボボは面白いのである。

 「仁義とはすなわち魔法少女である」というロジックはとても便利だし目から鱗だったので、今後どこかでチャンスがあったら使わせてもらおうと思います。一応あんだけやいやい言ってたフェレスさん(の中の人)は魔法主体のプリキュアだったんだよなぁ、なんてことを思いながら観るとより一層楽しめるかもしれません。キュアップラパパ。そして今作にも青山穣が登場しており、「おっ、今回の青山さんは純粋に激渋い役で登場したぞ。こういう役でもビシッと決めてくれるからなぁ」とか思ってたあの感情を返せ。……こういう役でもガツンと決めてくれるからなぁ……。

 

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 野島一家揃い踏みワロタ、第3話。確実に狙ってのオーダーだよね。裕史・健児が双子っぽかったのはちょっと違うけど。こういう現場でベテラン3人がネタ起用されてるのは流石に笑うわ。

 さておき、ちょいちょいキャラの数も増えてきて追いかけるのが大変にはなってきたが、とりあえずメインである戌尾ノ台のメンバーから覚えていかないと話にならない。前回2チームに分けたのはいい判断で、いきなり9人とか10人覚えろって言われても無理だけど、2つに分けてもらえればそれなりに認識はしやすくなる。まぁ、それでも部長とセットになってる堅物とか、あんまり区別できないのも多いんだけど。例によって中の人で区別していくしかないなぁ。

 今回は改めてスケートの演技が描かれることになったのだが、残念ながら滑走シーンについてはほとんど動画で見せる要素はなく、ほとんどを観客たちのセリフでまかなうというデザインになっている。どうしても「ユーリ」というバケモンと比較してしまうためにスケーティングのシーンに説得力がないというのは非常に残念なところだが、競技の狙い自体がだいぶ違ってくるのでそこはしょうがない部分か。徹底的に1人の動向を追えばいい「普通の」フィギュアと違い、スケートリーディングは団体競技。観る方も解説なしで叩きつけられても処理できないというインプット側の問題もあろうし、そもそも3人やら5人やらの演技を全力で描いてたら人手がいくらあっても足りねぇだろ、というアウトプット側の問題もあるだろう。そのあたりは「映像よりドラマ重視」と割り切っていくしかない。せめてクライマックスとなる試合ではがっつり見せてくれることを祈っておこう。

 結局なあなあで終わってしまった対抗戦だったが、それでも誰かが妥協したという印象になっていないので、前島たちのやんちゃっぷりは維持しつつも、なんとか部活が回り出したというギリギリの状況は成立している。その上で1人が退部とかいう愉快な状態にもなっているし、実際に氷の上を滑っている姿は見せなくても、確かにドラマ部分だけでもそれなりに成立しそうな作品である。あとはまぁ、残りのキャラがちゃんと把握できるかどうかやな……。

 

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 そうなるかー、そうなるやろなー、第10話。ようやく、時間跳躍設定のあれこれが進み始めてプロットが気になってきたぞ。よくもまぁ、ここまでさっぱりわからない状態で貫き通してきたとは思うわ。

 黒岩・牟田の両名の死亡は、もう渋谷が体制を維持できる期間もわずかであることを示している。元々大して繋がりも密でなかった民衆であるが、形の上では警察にその治安を一任していたわけで、外敵からの脅威に対抗する術が失われれば、いともたやすく内部崩壊してしまう程度のものであろう。折悪しくエネルギーの方も限界を迎え、ムキューの無差別攻撃というわかりやすいカウントダウンまで開始された。まぁ、アニメ的にもいよいよクライマックスという展開である。現状では助かる見込みが何一つ無いというのは困ったものだが……。

 とりあえず絶望的な状態であることはわかった。加えてミロの離脱までが告げられ、ダメな状況では全力でダメ方向に振りきれてしまうのが我らが主人公・大介君である。慶作を失ったことで根拠の無い自信も、ミロへの信頼もガタガタになってしまっており、無駄にポジティブなだけが売りだった奴が無駄にネガティブになってしまった。ミロにすがりつく様子はわがままというよりは親に向かってぐずる子供のようであり、「こいつ、本当にいいとこないな」としみじみしてしまう。状況が状況なのでネガティブになるのも致し方ないところではあるのだが……気づけばガイまでもが消沈しており、パペットのエネルギーよりも先にパイロットのやる気が底をついた。まぁ、ここにきてルウが突然激励役になってそれを回避したわけだが……。「あんたらしくない」ってぶん殴っていたが、今回の大介の挙動、これ以上ないくらい大介っぽいと思ったのは私だけだろうか。あいつはいざという時に1ミリも頼りにならない単なるダメ人間だろ。

 まぁ、流石にこれだけの窮状ならば最後の希望をつないでいくしかないわけで、残された人類もなんとか団結。ここにきてクズビッチ保険医までなんとか株をあげようと必死の最終回っぽいムーブである。ラストであいつがどんな扱いになるのかは気になるところ。しかしやはり多勢に無勢、「今までどこにおったんや」と不思議でしょうがないシヴィリアンに襲われて絶対絶命、その上であの黒いのまで出てきたら完全にゲームオーバー……かと思われたが、なるほど、黒いやつの正体はそういう……。まぁ、ある意味予想通り(慶作のヘイトは全力で大介に向けるべきだっていう)ではあるが、そんなところにおったか。不慮の事故で飛ばされた次元の先で、慶作は一体どんな目にあっていたのだろうか。そして、それに対してアーヴが下した判断とは。

 残りあと何話だ?

 

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 うーん、いろいろひどい、第9話。みんなして極限状態だから何が起こってもしょうがないとはいえ……いよいよもって下衆な展開は徹底的にゲスい方向にいくようになりましたね。

 結局、前回のリヴィジョンズ基地襲撃作戦は失敗に終わった。いや、人質の救出は成功したのだから完全失敗とまではいかないと思うのだが、それでも一番肝要だった量子脳破壊計画に失敗して転移できなかったのだから、まぁ、現場に向かわなかった人間から「なんでダメだったんだ」と叩かれるのも一部ではしょうがないことではあるが……それをマリマリがやっちゃったのはなぁ……いや、慶作がいなくなった(死んだ?)んだから、取り乱すのは当たり前なんだけど、目の前で仲間を失った現場にいた方がショックだってことくらいは考えられそうな子なんだけどな……テンパったんやろなぁ、基本的に予想外の展開にはとことん弱い子だから。いや、概ね全方位に弱いけどさ。

 マリマリが切れてしまい、なだめ役となる慶作を失ったことで大介たちチームは本格的に空中分解。ここにきて、慶作の偉大さが再確認できる。それは特に大介に顕著だったようで、自分がこれまでいかに慶作に支えられてきたかを思い知らされる羽目になったし、やることなすこと上手くいかなくて最悪の結果にたどり着いてしまったことで、「あれ? もしかして俺の運命って大したことないんじゃね?」ということにようやく(ホントにようやく)気づくことになった。「根拠のない自信」という唯一にして最大の後ろ盾を失った大介は、突然借りてきた猫のように大人しくなってしまう。うーむ、こうしてみると慶作はいた方がよかったのか、いない方が早くこの局面にたどり着いたとみるべきか……。

 そして限られた資源の中での限界生活を強いられている渋谷の民は、目の前に「失敗したかもしれない」人がいたら、そりゃもう叩きたくなる。このあたりの「衆愚」のどうしようもなさはこの作品に通底するテーマ設定ではあるのだが、失敗と見たらその責任者である黒岩さんに引責辞任を求め、あろうことか、先の指導者であった牟田を呼び戻してしまった。トントン拍子だが、人ってのはここまで安易に間違った選択ができるものかどうか……でもなぁ、実際に現場にいたら何が正しいかなんてわからんよなぁ。「帰れるかも」という期待が「ごめん、帰れなかった」で戻ってきたときの失望感というのはそう簡単に埋め合わせられるものではなかったのだろう。結局、ニコラスの企みも絡んで自体は最悪の方向へ。牟田が自業自得の死、そして黒岩さんの無念の死。

 ただ、改めて考えるに、現状では未だ黒岩さんの選択が正解だったと断じることもできないのである。まぁ、「正当だった」とは言えるかもしれないが、多数の幸せを考えたとき、もしかしたらさっさとリヴィジョンズに降る方が最終的に(いろんな意味で)楽に終われたかもしれないのだ。まぁ、ミロがいるから事態はそう簡単には終わらないだろうが、現時点では牟田勢力も抑圧され、さらに黒岩さんまで失うというどん詰まりの状態。さらにチハルを殺されたリヴィジョンズ側も手段を選ばぬようになり、暗躍するニコラスはやりたい放題、そして残されたムキューもなりふり構わぬ行動に出はじめた。まぁ、確実に人員は減っているし、ミロもそろそろ黙って見ているだけではないだろうが……未だにどこに正義があるのかもわからない世界。果たして正解はどこに。そして正義はどこに。

 

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 なんて展開だ……第8話。誰も得をしないバトルになるあたりがいかにも今作らしいところだが、かわいそうな日笠があんな目にあっちゃうのが一番の災難だったと思われる。ハッピーバースデーの歌って300年後にも歌い継がれてるんでしょうかね。

 このままじゃ人類もジリ貧だ、ってことで決まったリヴィジョンズ基地特攻作戦。今回ミロも確認していたが、基本的に「機は熟した」っていう作戦ではなく、「もう、それくらいしか残された手が無い」という作戦。偶然にも大介の叔父さんが基地の場所を把握してたおかげで実現したわけだが、多分これがなければお手上げだっただろう。それにしても、大介の叔父さんの胡散臭さもなかなかのものである。まぁ、単にCVが櫻井なせいだと思いたいが……「完全に収監されてたはずのリヴィジョンズ基地から単身で脱出」「その後無事に渋谷まで逃げ切る」「その道程と基地内のマップをばっちり覚えている」「その後渋谷の活動の取りまとめを申し出る」。これだけ揃ってるんだから、普通に裏切り者事案ですよ。まぁ、現時点では現代人がリヴィジョンズと手を組む意味はほとんどないし、リヴィジョンズの連中もわざわざ「餌or資材」である現代人のことなんか気にしないとは思うのだが……。

 叔父さんのことは深く考えないことにして、いよいよ今回のオペレーションである。一番びっくりしたのが、大介を取り囲む面々が割と和気藹々としていたことである。前回までの顛末を考えれば、別に大介が反省したわけでもないし、奴へのヘイトが下がる理由はないのだが、明らかに「大介と一緒に頑張りましょ」みたいな空気ができている。マリマリは抱えている感情を考えれば仕方ない。慶作もいつも通りのノリだからよしとしよう。分からんのはルウだよな。なんかこいつ、最近いきなり大介寄りのポジション取るようになったよな。何も考えていないのか、それとも案外気を使うタイプだったのか。そんなルウが容認してるもんだからガイの方も渋々受け入れるしかなく、気づけばみんなで肩組んで円陣作っちゃうくらいに団結していた。まぁ、そうでもしないとこんな急ごしらえの作戦の勢いがつかなかった、というのもあるかもしれないけどさ。

 人質解放任務は実にあっさり完了。ただ、残念ながらすでにぶっ殺してしまったシビリアンに関しては人質を生かしておく必要もなくなってしまい、一部の人員は燃料タンク送りになっている。そして、その中には慶作のおかんも含まれるという。ニコラスの暗躍により、目の前で実の母を溶解されるという最悪のシチュエーションを目の当たりにしてしまった慶作。かわいそうすぎる。今までだって一番嫌な部分をおっかぶされてきたというのに、此の期に及んで天はなお慶作に試練を与えるというのか。さすがの慶作も唯一にして最大の拠り所を失ってブチギレてしまい、大介が止めなきゃいけないレベルの暴走モードへ突入。そのまま止まることなく、たまたま目に入ったチハルさんをぶっ殺すという、大金星なんだか破れかぶれなんだかよく分からない展開に。あの流れはどう見てもニコラスが狙っていたようにしかみえないのだが、やっぱり踏んづけられてイラついてたんですかね。一部の性癖の人間からすれば日笠ボイスのハイヒールに踏んづけられるのはご褒美でしかないのだが……。別にあのボディだったらダメージもないんだから放っておけばいいのにね。

 そんなリヴィジョンズの内ゲバ(?)もあり、多分チハルさんは存在抹消。そのついでに慶作もどっかに行ってしまった。人質の大部分を解放し、当面の問題を解決できたのだからオペレーションとしては成功だったと思うのだが、それでも大介は「運命の敗北」とまで言って自分の不甲斐なさを嘆いている。これまでだって散々失敗してきたくせにイキり続けてきたが、目の前で慶作を失ったことが今までにないダメージになった様子。そういう意味では、慶作の果たした役割ってやっぱり大きかったし、大介にもいっぱしの仲間意識はあったってことなんだよな……。現時点では、こないだ襲ってきた謎の存在の正体も解明されておらず、まだまだ問題は山積している。結局、どうやったら現代に帰還できるようになるんだろう……。

 

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 半分総集編? 第7話。これまでの状況をおさらいしつつ、ちゃんと進行もしている。普段がジェットコースター詰め込み脚本で、今回みたいなクッションも挟むっていうのはなんとも不思議な構成である。このタイミングで一呼吸おくってことは、あとは最終決戦まで一気になだれ込むってことになるんでしょうかね。

 各所での小競り合いは基本的に解決のしようがない。先が見えない状態では、結局何一つ信用できるものなど無いのではっきりとした解決は見いだすことが出来ない。そんな中でおさまる問題もあり、類焼する案件もあり。ざっくり言えば大介周りのいざこざは基本的にあんまり解決しない。まぁ、本人に反省してる様子は無いからな。此の期に及んでマリマリと慶作が大介擁護派に回ってるあたりが良いのか悪いのか。マリマリはしょうがないけど、慶作はそろそろキレてもいいんだぞ。周りに見てる人間がいるとひたすら空気を読んじゃうのが慶作の優しさだよなぁ。ガイははっきり言ってくれるんだけどね。

 他にも、クソみたいな一般市民とアーヴの間でも一切すり合わせは出来ないみたいだし、アーヴの中でも上層部とミロの間にも意見の不一致がある。挙げ句の果てにリヴィジョンズの中にすら揉め事はあるという。結局、未来人たちですら苦肉の策での新宿転移に臨んでいるわけで、誰一人正解などわからない状況での争いなのだ。いわんや視聴者をや、である。まー、流れからして今回選択した「リヴィジョンズ本拠地急襲」は多分ハズレの選択肢なんだろうけども……。母親救出の見込みが出て慶作がちょっと浮き足立ってるのがなんかかわいそうだ……。

 

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 カオス、第6話。ここにきて第3勢力(?)の介入か……もう、何がなんだか分からん状態だ。未来人の思惑が絡み、さらにタイムパラドクスの存在なども考えると、きちんと帳尻が合うかどうか心配ではある。その分毎度のクライマックス感がすごいのだが。

 久しぶりに高速展開で脳がぐるぐるするようなお話。要素を詰め込みすぎているので本当に会話のテンポが異常なのだが、これでギリギリ成立させているのだから、構成を考えている人間はよほどのマゾヒストに違いない。ちょっとでもズレが生じたら一気にご破算になるバランス感覚である。今回は、前回のすったもんだで完全崩壊した大介たちのチーム(?)の立て直しを検討するお話になっているが、それぞれの目的意識に加えて精神性の違い、そして高校生らしい感情的な発露なども加えて、5人の関係性はもう無茶苦茶である。まぁ、全ては中心にいるのがクソ野郎の大介だってことに原因がある気がするが。

 ただ、この残念厨二病イキり陰キャの大介が全て悪いと断じてしまうのもちょっと酷な話ではある。ミロの過去話を見せられたあとでは現代高校生の過去話などおままごとみたいなものではあるが、それでも大介が一心に人生を注いできたこの7年間を考えれば、今回の一件で大介が有頂天になるのも仕方のないこと。ただ、転移からそれなりの時間は経過しているわけで、そろそろわきまえてほしいとは思うのだけど。7年間のたゆまぬ修練の結果、彼の脳内妄想も完全に定着して動かせなくなってしまったのだろう。そんなバカの性格を自分のために利用してやろうとするユミコ先生みたいな輩もいるし、世界が全員大介に優しいわけでもない。不安定な高校生がぐっちゃぐちゃに崩れてしまうのは致し方ないところ。そんでとどめにあんな化け物に出てこられちゃなぁ。なんか、マリマリ達が言いたかったことを全部代弁してくれてたようにも見えたけどな。

 そんな大介の対極にある外付け倫理装置になるべきはおそらくガイなのだろうが、彼も大人ぶってはいるが所詮は高校生。さらに大介のアホに対しての積年のイライラもあり、なかなか冷静に事態に当たることができない。ミロの態度がもやっとしているせいで、完全にアーヴを信用できないというのも彼の判断を鈍らせている一要因だろう。今回の暴露でミロの内面は随分はっきりしたような気がするので、今後は多少なりとも足並みを揃えることは可能だろうか。そんなガイのさらなる外付け倫理装置になりうるルウに関しては、現状は目立った動きがない。彼女の大介に対する感情はどんなものなのか。今までおとなしかった分(そしてマリマリがだいぶ壊れかかっている分)、今後のキーパーソンになる可能性はあるだろうか。

 そして随分引っ掻き回してくれたマリマリ。彼女がシビリアンの真実を聞いてパペットに乗りたがらないのは、当然といえば当然の拒否反応だろうか。その時点で終わりにしてしまえれば単なる脱落者なのだが、その後の展開で「私がパペットに乗っていれば」なんてことを考えちゃうのが彼女の弱さ。自分自身で決断することが苦手な人間に、いきなり人類の未来を背負えというのが無理難題ではあるのだが。そんな彼女が最終的に拠り所にしてしまったのが、一番付き合いの長い大介だったというのもしょうがない話なのだろうか。もっとちゃんと男を見る目を養ったほうがいいとは思うが……。

 マリマリの動向も含め、実はチーム最大の不幸を背負い込んでいるのが慶作である。元の時代に帰るの帰らないののお悩みの後で母親をさらわれ、メンタルに一番ダメージを追っているのは彼のはずなのに、持ち前の気遣いで周りにそれを見せないようにしている。挙句一向におさまらない大介の振る舞いをなだめる役に回され、本当は言いたいことがいっぱいあるはずなのに全部飲み込んで仲裁役に。空気を読みすぎるのも考えもの。追い詰められた彼の精神は大介の浅はかな計画も簡単に飲み込んでしまい、結果的には自分も問題児側に回されることに。そしてトドメを刺すかのようなマリマリの残念な反応。そろそろ慶作もブチ切れて大介をぶっ殺してもいい頃合いであろう。案外、リヴィジョンズ側から母親の命を材料に取引を持ちかけられたら、そのままパペット持参で裏切る展開なんかもあるかもしれない。それも致し方ないと思えるくらいには苦労人なのだ。

 さて、結局あの「幽霊」の正体はなんなのか……もう、何がきても驚かないし、何がきてもびっくりする気もするわ。

 

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 食い物を粗末にするな、第5話。だからさ、食べ物をないがしろにされるのが一番イラつく描写やねん。しかもこんな極限状態で……こういうことするから大介の好感度は地の底まで落ちるんや。

 いや、実際は作品内での好感度は一応上がっていた。一般市民からしたらSDSを頼るしかないのだからその「ヒーロー」を安易に持ち上げるのは自然の成り行きなのだが、今作の場合、持ち前のジェットコースターぶりでそうした「もてはやす」部分の詳細を割愛しているので実に理不尽。前回の展開があれで、まさか週が明けたらお立ち台に立っているとは思わなんだ。おそらく我々が見ていない間にもSDS名義でそれなりに活動をし、人々のもっとも望むエネルギー問題を解決したことによって一気に人気を集めたのだろう。どう考えてもそれはミロの、っていうかアーヴの手柄だと思うのだが、とりあえずの広告塔として高校生4人が象徴的に扱われるのは仕方のないところか。もしかしたら黒岩さん(警察署長さん)がアーヴと手を組むにあたり、なんとか一般市民に植え付けられたアーヴへの悪感情をとりはらおうとした結果なのかもしれない。

 とにかく、大介たちは人々に受け入れられた。そしてもてはやされた。もう、冒頭の大人気展開を見るだけで「これ、どん底まで落とされるフラグでしかないやん」と思うのは致し方ないところで、大介の野郎も実にわかりやすく天狗になり、承認欲求も際限なし。これまでは一応正義感じみたものも行動原理にあったはずなのだが、これまでずっと日陰者の烙印を押されてきた大介は、急に担ぎ上げられたことですっかり調子に乗っている。ここまでストレートにヘイトを集める主人公というのも昨今は珍しい。稚気とか若気の至りとかいう言葉で片付けにくい、純粋な「イタくてうざいやつ」というのが現在の大介である。

 そんなバカを見てイライラしているガイ、そしてなだめ役の慶作と、ポジションはすっかり安定したのだが、今回意外だったのはあんなクソ野郎でしかない大介に対して、マリマリがいまだにほのかな憧れを持っていたということだ。ここまでの展開で、あんまり惚れる要素ないんだけど……まぁ、長い付き合いだからなぁ。本当にちっちゃい頃ならあの無茶苦茶さも格好良く見えるかもしれないんだけど、それこそじんたんにちょっと憧れてたあなるみたいなもんやんけ。いい加減冷静になって幸せを掴んで欲しい。おっぱい大きいんだし。今回はダイレクトなサービスシーンとしてなけなしの女性キャラ3人がまとめて風呂に入ったわけだが、CG作画の割にはがっつりおっぱいを書こうとしているのがわかって好感度があがった。最年長の泉海さんが「くっ」ってなってるのも良い。これはあれかな、製品版で湯気取れるやつかな。いや、このモデリングで湯気取れてもあんまり嬉しくない気もするが。

 そしていよいよ全体像が見えてきたアーヴとリヴィジョンズの関係。直接対決となったミロVSぴかしゃ。今まで直接対話する機会があったのかなかったのか。今更非常にわかりやすいスタンスの違いを本人たちの口から説明してもらった。やはりどちらも「人類の救済」が目的なのは事実のようだが、リヴィジョンズの方は生体改造やら次元転送による過去サンプルの採取やらと手段を選ばぬ強硬派。それに対して、そんなリヴィジョンズのやり方は意味ないよ、というデータを提示して別な打開策を探そうとしているのがアーヴ。こうして並べるとアーヴの方が圧倒的に正しいようにも見えるが、その実リヴィジョンズの次元転送を利用したパペットの運用など、いささかきな臭い要素も見て取れる。なにより、末端構成員のミロに作戦のディティールが知らされていないのが胡散臭いのである。遅々として進まぬ計画にミロさんも痺れを切らし、「お前ら本当に必要なの?」という疑問をぶつけ始める始末。そりゃなぁ、単なる高校生だからなぁ。いらないんじゃないかなぁ。このまま大介がお払い箱として牟田さんの隣の監房にぶち込まれる展開は普通にありそうだよな。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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