最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「星降る王国のニナ」 5 これ観ててふと思い出したんですが、「暁のヨナ」ってアニメの続編ないんでしょうかね……あれを録画したディスク、続編を想定してその後ろに何も入れずにずっと待ってて、気づいたら10年経ってるんですが(諦めろ)。 たまに挟まってくる純正少女漫画作品。最近で印象深い作品だと「贄姫と獣の王」があったし、その他「赤髪の白雪姫」とか、たまにポロッとアニメ化される。そしてこれらの作品に共通するのは、私が普段あんまり触れないジャンルであるせいか、数多あるアニメ作品の中でも割と独自の印象を形成しやすく、意外と評価が高いということ。だからこそ「ヨナ」だって続編待ってたんだからな。 シンプルなファンタジーラブロマンス。こちらの作品はいわゆる「成り変わり」を軸としたストーリーで、どこぞのプリンセスのプリンシパルのように少女漫画に限らず割と王道設定の1つ。今作は姫様が問答無用でお亡くなりになっているところを強引に「取り替え子」されてしまうというだいぶデンジャラスな展開だが、本人が幸せになれるというなら無問題である。元々「外見のせいでスラムでは虐げられたり、身の危険が迫ったりする」「最も信じていた仲間に裏切られる」といった酷い環境だったわけで、たとえ強引に誘拐された先で命懸けの詐欺の片棒をかつがされたとしても、「まぁ、前の生活だったら下手したら死んでたかもしれないからしゃーないか」ってんでポジティブに捉えることもできなくはない。その前の段階で王族が少女の衣服をひん剥いていることは考えたら負け。この世界にそういう犯罪はないんです(多分)。 というわけで、いわば「誘拐犯とのラブ」というストックホルム症候群の極致みたいな状況に追いやられてしまったヒロインだったが、「スラム生活から一転王族の暮らしへ」という代価はそれなりに妥当なものだろうから納得しちゃった様子。取り替え作戦が色々ガバガバな気もするけど偉い人が大丈夫だっつってんだから大丈夫なんだろう。いやぁ、こっから先は最悪「本物が生きてました」パターンまで存在するのでスリルありますね。ご丁寧に意地悪なお妃様までいるし、おとぎ話のようにひねらずまっすぐな展開でも別に文句はなさそうだ。 下支えするアニメスタッフは、監督が「絆のアリル」をやってた人だというどう評価していいかよくわかんない情報があるくらい。一応現在放送中の「シンカリオン」も監督名義か。制作スタジオのシグナルエムディも大崩れしてる印象はないし、少なくとも1話目のキャラデザは悪くない(最初「誰のアトリエだ?」とは思ったけど)。是非とも「少女漫画アニメに大外れなし」の法則を無難に維持してくれることを願っている。 PR ○「精霊幻想記2」 ― ほんまごめん、「2」って書いてあるけど「1」のことを1マイクロメートルも思い出せない。ほんとのほんとに、何も。 私の記憶が役に立たないのでデータを辿っていくことになるが、Wikiによれば1期の放送は2021年。つまりコロナ真っ盛りか。まー、あの時期については何もかも「コロナでゴタゴタしてて覚えてないんですよ」って誤魔化せる可能性もワンチャン。いや、でもコロナ期ってむしろアニメの本数は減ってるから1本1本の重要度は上がってた可能性があるんだけどな。でも、マジであの時期の生活が胡乱すぎて記憶が曖昧な人っていませんか? 私はエンドレス在宅だったもんで、マジで2020、2021の記憶ってほぼ無いレベルですよ。いや、じゃぁ2017や2011なら覚えてんのかと言われたらやっぱり覚えてないんだけどさ。結論は「コロナ」じゃなくて「加齢」が悪いという話。 すまん、あまりに覚えてないもんでアニメと全然関係ない話しか出来てない。Wikiじゃなくて自分で書いた文章ならどうか、と思って当時の感想を探ってみたが、案の定「テンプレなろう、みる価値なし」くらいのことしか書いてなくて意味がない。実際、3年ぶりの2期目をみたところで「まぁ、テンプレなろうだったんやろなぁ」くらいしか印象がない。一応、「現地語と日本語の同時通訳演出」なんてのはちょっと新鮮な気もするんだけど、1期はどうなってたんでしょうね。映像部分も取り立てて悪い部分はなく、今の私の判断基準からしたら「つまらんけどひどくはない」くらいになりそうなもんだけど、当時はどういう感情で見てたんでしょうね。マジで3年前の自分なんて他人だよ。 トータルでいえば「決してアニメのクオリティは低くないからこれが1からだったら視聴を継続する可能性もあったが、すでに前提となる部分がさっぱり分からないので追いかけようがない」という残酷な結論を出すしかなさそう。もし俺がなろう主人公なら、3年前にタイムリープしてやり直せたかもしれないのに……(わざわざ時間を遡ってなろうアニメ見直す人生、リゼロ以上の地獄では)。 ○「村井の恋」 6 なんか変なん出てきた。なんも知らずにタイトルだけ見たら「花野井くんと恋の病」みたいなのが出てくると思いますやん。どっちかっていうとギャグマンガ日和だった。 危ないところだった。前クールに「エグミレガシー」で耐性をつけてなかったら「なんやこのクソアニメ」ってんでUターンしてる可能性もあったぜ。アニメってのは作画だけが勝負じゃないということを見せつけてくれる、勢い任せの省エネアニメ。こういうのが刺さると逆に致命傷になる危険性がある。俺は賢いから知ってるんだ。 まぁ、いくらなんでもこいつが致命傷になることはないと思うんですが、この省エネ展開をぬけぬけと繰り出してくる図太さはさすが。今作は監督が山川吉樹なんですよ。最近まで長年にわたって「死神坊ちゃんと黒メイド」作ってくれてた人ですね。今改めて来歴を確認したら「キルミーベイベー」の監督もこの人だったのね。なるほど納得。その後はふつーにJ.C.で作品作ってたみたいなんだけど、「斉木楠雄」あたりにも関わってるし、多分桜井監督との接続も多かったんだろうな。そこから「ハイスコアガール」を担当して独特のCG作画法を確立。「まちカドまぞく」ではあの物議を醸したエンディング映像を作り上げた。そうして研ぎ澄まされていったアヴァンギャルドな画面センスが今作ではギャグマンガ日和的ローコスト作劇で繰り広げられる。いかにも安っぽく絵を動かす必要性を最小限に抑えたユルすぎる作画なのだが、これが会話劇と合わせるテンポだけで一線級に引き上げられている。これはもう、純粋に絵作りの旨さ……というかネタセンスだね。もちろん相当に人を選ぶ方向性だろうが、私の場合はこの人の作劇が肌に合うことは以前から確認されていることで……より桜井弘明的センスに近づいた感があり、このままいくとさらに1.3倍くらいのスピードでコンテ詰め込みはじめそう。 あとはまぁ、声優業界の陽キャ代表にして不朽の稼ぎ頭・日笠陽子の持ちネタ披露会みたいな趣もある。これ、下手したらプレスコなんじゃねぇかと思うくらいにまず声の演技があって、そこに勢いを増す変な画がついてる感じ。日笠は若手に道を譲る気など1ミリもなく今期も大量の作品に出演しまくっているが、リア充代表のくせしてやたらと行き遅れキャラとかクソオタクが回ってくるのは持って生まれた人徳なのか。周りの連中もそんな日笠節に巻き込まれるかのようにボルテージが上がっていく。これはこれで1つの完成形よね。 まー、30分作品にすると流石に長すぎて途中で飽きる気はするのだが……こればかりはスタッフを信頼して見守るしかあるまい。脳が疲れてるときはあんまりお勧めしませんが、だからとて脳をフル回転させて見守るようなもんでもない。やっかいなもんやでホンマ。 ○「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」 5 ヒロインの中の人、「どっかで聞いたことある気がするんだけど……」って思いながら観てて、キャストロールで答え合わせした時に「あぁ、ミアの中の人かぁ」ってすごく納得いったけど分からんかったの悔しかった。やっぱ1キャラでしか認識してない人ってなかなか識別が難しい。 さて、今期もまだなろう枠は尽きない。一応これでリゼロも含めたら9本目か? まだめげない挫けない。ただ、幸いにしてこちらの作品は第一印象が決して悪くなく、むしろ良いまであるありがたい作品。まー、筋立てはどこまで行ってもなろうなので次週以降でストンと急降下する可能性もありありだし、1話目にしても「やっぱタイムリープの理由は教えてくれないか……」みたいなところで引っかかってはいるのだが、なんか他のなろうとは1ランク差があるような気はしている。 素直によかった点を見ていこう。まずは当然映像部分。制作はJ.C.なので大崩れの心配が無さそうというだけでも評価対象であるが、キャラデザにもそれなりにこだわりが見られるし、独特な影の付け方とか、ダークな物語部分を支えるこだわりは確認できる。監督が「薔薇王の葬列」の人らしく、もしかしたらその辺からノウハウを蓄えてたのかな、なんてことを思ったりもした。そして筋立て。タイトルにまんま書いてある通りの「やり直し令嬢」という設定で「またかよ」と思われるかもしれないが、実はこの設定って直近の「ティアムーン」がかなり近かっただけで、それ以外とはそこそこ差別化ができている。1話サブタイトルには「破滅ルート」なんて言葉は使われていたが、「ティアムーン」同様にこちらも「ギャルゲー転生」とかじゃなくてれっきとしたファンタジー作品。余計なレベルだのステータスだのパラメータだの好感度だのという指標は出てこないし、ヒロインが持つアドバンテージは純粋に「前回1回分の記憶」だけ。そして「破滅フラグ」だのと安易な言葉で処理されがちな「悲惨な運命」についても、「婚約先の王子が実はハイパーシスコンで、そのための偽装結婚を申し出られただけでした」という(あまりにひどい)理由づけがちゃんとなされていて分かりやすい。まー、この国の未来は不安すぎるが、確かにこの状況は死に戻りしたくなっちゃうくらいには悲惨だし、改変したいし、有りえなくもない(?)設定だ。 そして助けを求めるために登場するスパダリポジションの「竜帝」。こちらも安易な「魔王」とかじゃなく、一応は「実力派の他国の王子」という設定であり、将来的に魔王化する部分については謎として保存して次回以降へのストーリーテリングに使う様子。そんなん当たり前の話ではあるのだが、こうしてちゃんと「伏線→回収」という手続きをとってくれるだけでも印象は格段によくなるものだ。どれだけのなろうがそれすら出来ずに廃棄物のごとく垂れ流されていることか。今作をそうした木っ端なろうと比べるのは失礼な話なのか、実際は木っ端寄りなのをたまたまアニメスタッフが有能だったから面白そうに見せられたのか。それは次回以降までステイチューンである。 あ、あとしーたむドラゴンが可愛い。ていうかしーたむが可愛い(定型文) ○「妖怪学校の先生はじめました!」 5 お化けにゃ学校も試験もなんにもないってのは、今は昔の話なんですかね……。まぁ、あの作者は「見えない学校」っつって妖怪を学校に押し込んでましたけどね。 さておき妖怪もの。個人的に「妖怪もの」は好きなジャンルではあるのだけど、なまじ愛着があるだけに、半端な扱いで「こんなん妖怪ものじゃないやい!」みたいな感想になっちゃうと嫌悪感を示したりもする。面倒くせ。この作品についてはどうかというと……まぁ、愛憎入り混じり、という感じ? 初回からギャグとしての振り切れ方はそれなりに思い切っているので、すでに「妖怪ものだから云々」みたいなアホなこだわりは意味がないってことは伝わってきた。これは単なるシチュエーションコントがやりたいだけで、妖怪だろうがモンスターだろうが動物だろうがトランスフォーマーだろうがなんだっていいのだ。とにかく「変な奴らが1つのクラスに集まったぜ!」というのが一目で分かればいいだけの話なので、そこは文句なしに目的を達成している。教室のドアを開けた直後の「イヤがしゃどくろまでおるんかい!」という衝撃はそれだけで「妖怪学校」という設定にした意味があろうというものだ。 そしてそこからのギャグの回し方、アニメのテンポも決して悪くない。何故か今作はサテライト+小野勝巳という、いわばシンフォギア組による作劇になっていて、(まぁそのことは関係ないが)1話分の流れの作り方は手慣れたものだ。あんまり肩肘張らずにだらだらと見るにはちょうどいいだろう。気になる点があるとしたら主人公の教師がガチで単なるクズでしかないという部分で、被害者ヅラしてるけど赴任初日に教師ばっくれは普通に問題行動である。そしてそんなクソメンタルを持つ主人公がよりによってこんなアナザーワールドに飛ばされたのに職場から逃げないのもなんか矛盾した行動に見える。そんだけ制服図鑑が大事だったということなんだろうか。今時ジャンルにこだわりがない制服フェチなんて絶滅危惧種な気がするけどな。 とりあえず現時点で気になってるのは、クラスにいたモリゾーみたいなのがけうけげんなのかくらぼっこなのかということです。もっとマイナーな妖怪がいれば面白いのに。 ○「来世は他人がいい」 5 いや、今生でも他人のままにしとったほうがよかっただろうに……。 なんぞこれ。とんでもねぇところから攻めてきたエグみ作品。ぶっちゃけ、ラスト前までは低めの点数つけようと思ってたんですよ。その要素から列挙していきますね。まずもってキャラデザがクドい。原作はアフタヌーン掲載の漫画らしいのだが、キャラの表情の付け方とかが独特で、純粋に好みのタイプではないのである。あたしゃコロコロ丸っこいアニメ絵の愛好家なので、こういう路線の絵はそれだけで腰が引けちゃうのは許して欲しい。ほんでその絵を動かすアニメのクオリティも決して高いとは思わない。制作はディーンだが、ディーンは抜けるとこはふつーに抜いてやり過ごすことも多いので、今作は多分そんなにコストをかけないで進める方針なんじゃなかろうか。1話目から若干キャラデザが怪しいところがあったのは、このデザインを動かすのが難しいのか、単なるコスト不足だったのか。 そうして絵的な部分に個性はあれど魅力は感じず、という状態で、さらにお話がゴリゴリの任侠主人公。以前から「組長娘」とかで「結局俺はどこまでいってもヤクザものってのが受け入れられないんだよな」という話はしていたが、今作はさらに突き詰めて「いいヤクザ」みたいなお為ごかしすらなく、ひたすらにヴァイオレンスに生きる単なる畜生。我々お部屋から出ない系オタクにとって真逆の存在である暴力ヤクザは最も忌むべき存在であり、たとえフィクションだとしても心の壁は高く高くそびえ立つ。挙句にそんなヤクザものを中心にしてラブストーリー的な何かが展開されることに。どう見ても人間として魅力的な部分などないキャラが出てきてる時点でどうしようもないわけで、そんな奴に女の子が惚れる様子なんかが描かれた日にゃ、もう全人類が信じられなくなりそうである。ネットの風評「結局暴力男が女にモテる現象」を地でいく展開は、もはや途中で視聴を断念しても怒られないレベル。 といった感じで「男性が見ても女性が見ても不快になるんじゃね? いったい誰が見て楽しむアニメなんだこれ……」とげんなりしていたが、ラスト数分で流れが変わる。完全ド畜生と判明した男側に対し、ヒロインの変なスイッチが入っての暴走。できれば腎臓のくだりは単なるはったりだと思いたいところだが、この女はもしかしたらそういうことをマジでやる女なのかもしれない。もう、ことここに至っては「暴力男がモテる」とかじゃねぇ、単にイカれた男とイカれた女が絡み合うだけの世界珍獣図鑑だ。もう、人類の指標は関係ない。 最終的にここに至って1つ非常に納得できたことがある。おそらく初見の視聴者の7割が思っただろうが、「流石に高校生石田彰は今時無理がないか?」という疑問があった。もともと地声が高いから若い役でも別に問題ないのだが、我々の脳裏に染み付いてしまっているイメージから、もうラブストーリーでキュンキュンするような男子高校生を演じるのはなんか違うだろと。そう思っていたのだが……なるほどね、この人間性は、石田彰ボイスでもなければ耐えられない。あまりに人理から逸脱しすぎているため、その造形にはもう、切り札を切るしかなかったのだ。そんな奴が中心にいて、来週以降何が起こるかなんて分かるわけがない。こりゃぁどれだけヤクザものが苦手でも、薄目で見守っていくしかないだろう。 石田彰が暴れ散らかしている作品だが、そんな状態で真っ向からぶつかる大役は、今年やたらと出番が増えた関西の切り札・上田瞳。なんかね、今作は彼女の代表作として後世まで語り継がれるような、そんな気配がするんですよ……。 ○「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season」 ― 鳴物入りで新しいアイドルが乗り込んできたから「暗黒偶像(ブラックアイドル)かぁ〜!?」 とか思ってたら、むしろファンアートとかでよく見る人らだった。こいつら追加メンバーだったのか。 ぶっちゃけ、現状は切ろうかどうか悩んでいるところ。曲がりなりにも1期は最後まで観ていたわけだが、それとて終盤は相当なおざりだったし、あんま頭に入ってこないなーってのが正直な感想。原因はいくつかあるが、なんか筋立てもキャラもぽわぽわしてんのよ。こんだけ大量のアイドルがひしめき合ってるのに基本的にみんなお花畑なタイプだし、先んじて劇場で公開することを視野に入れているせいなのか、シリーズアニメとしての30分の尺の使い方がなんか悠長。全体的にテンポがユルく、ゆったり流れる雰囲気を楽しんでもらう、みたいなニュアンスを感じ取ってしまう。すると、そこにフルCGのキャラクターメイクが妙なバッティングを起こしてしまい、あんまり「ゆったりのんびり眺める画面」っぽくないんだよな。アイドルをのんびり見守ってて幸せな瞬間ってふとした仕草とか表情から「アラ可愛い」って思えるタイミングだと思うんだけど、CGモーションは「余剰の動き」みたいなものがよほど意図しないと発生せず、どんな表情をしたとしてもそれが「経過の一環」に見えてしまってあんまり意思を汲み取れない。CGだから全部悪いってわけじゃないけど、多分アイマスが描きたいのは、単にキャラが動いている様子だけじゃなくその先にあるものだと思うので、あんまり素材とテーマがフィットしていない印象なのだ。 ただ、そうして今期もノれないくらいなら大人しく切るか、と悩んでたところに追加ユニットの投入。ややダークな印象を持ちつつ乗り込んできた3人組の楽曲ならびにパフォーマンスは嫌いじゃない。この子らとの絡みが発生して新たな刺激が出てくるなら一応2期に希望を繋ぐことになるわけだが……でもなぁ、既出組に思い入れがない時点でなぁ……。アイマスシリーズとの接点をどこかで持っておきたかったのだが、ちょっと危うくなってきた。 ○「ケンガンアシュラ Season2」 ― こちらも続編なわけだが、ネトフリ配信にしてはちょっと間が空いたわね。 例によって時系列を確認しておくと、今作は本来ネトフリ独占配信作品なので私は視聴しないはずだが、何故か若干のタイムラグを伴って地上波に降りてくる。ただ、例えば今期の「物語シリーズ」や前期の「バーテンダー」のようにAT-Xで視聴できる場合はタイムラグが1期分くらいなのであまり問題ないのだが、地上波で枠をとる場合、このラグが大きくなる傾向にある。具体的に見ると本作のSeason1は配信が2019年の夏クールから。しかし地上波放送は半年ずれて2020年冬クールだった。そしてSeason2となる今回はさらにラグが大きくなり、配信開始が去年の秋、そして地上波放送まで1年のブランクが空いた。おかげで年度末の「アニメグランプリ」には選出することができない(まぁ、多分しないけど)。 さておき、そんなわけでネットで見ちゃった人からすれば大きく出遅れた視聴になるが、まー、そんなに気にするような作品でもないよね。原作漫画の方は「オメガ」に名を変えて継続中だし、プロジェクト全体を通じて「継続中」のイメージがあるからあんまり焦って視聴しようとも思わなかった。一応原作は「オメガ」の最新刊まで既読(漫画喫茶で消化する作品の代表なのだ)。おかげで例えば二胡の正体(というか真実?)なんかは知ってる状態でアニメを追いかけられるわけだが、ぶっちゃけそれが分かったからってあまり変化はない。トーナメントの優勝者を知ってるとかも……それ以外の要素をろくに覚えてない程度の雑な接し方なのであんまり気にしてない。またちょっと1人出遅れた状態でこっそり追いかけさせてもらおう。 久しぶりに見て「そうか、こんなにCGゴリゴリだったか」と改めて驚かされる。本作専門みたいなCGスタジオがあらゆるバトルをフルCG(とフル止め絵(?))で描いている今作の画面はやはり異質なのだが、それが決してマイナス印象になっていないのが本当に不思議なところで。日進月歩なアニメCG業界の中で、今作が最先端を走り続けられるのかは引き続き注目。そしてなんといっても今作はコテコテを通り越してゴテゴテになっちゃったキャスト陣にも注目。やっぱサーパインよなぁ。そして気になっていた二胡については「野原ひろし方式」を採用したようだ。こっちはあんまり積極的に先代に似せようとは思ってなさそうやな。良いんじゃないでしょうか。 ○「魔王様、リトライ!R」 ― マジで「第1話」が始まったもんだから「えっ、俺らもしかしてほんとにリトライをリトライさせられてる?」と不安になった。 なーんかちょろっと調べただけでも随分きな臭いというか、香ばしい話題が広がっているらしい作品。私が知ってる範囲では今作は2019年にアニメ化されたツダケン作品であり、中身は典型的ななろうからもやや下めに転落し、当ブログにおいては「ダメ」という判定を受けた。当然5年も前の話は1ミリも覚えてないので評価についてはさっき当時の感想を読んで確認したんだが、ざっくり粗製濫造なろうの一種という認識で問題ないだろう。そんな作品の続編がスタートしたとしても、普通は観なくてもいいはずである。当時N話切りの習慣を身につけていれば最後まで辿り着かなかった可能性の高い作品だったのだろうから。 そうしてはじまった5年ぶりの「2期目」、私のような切りたくてうずうずしている視聴者のために1期の内容を振り返ってくれる親切心には痛み入るが、……振り返るのそこじゃなくね? いや、そりゃ私は「異世界転生作品ならちゃんと生前の設定にも意味を持たせろよ」と常々いっているが……ハーレム展開で「女の子といっぱいあってさぁ」って言う部分をセリフで処理して生前のリーマン時代を延々描くのは、なんか違くね? もしかして1作目のストーリーを振り返って欲しくないんだろうか? 「ここまでの話はつまらないので気にしなくていいです」と伝えたいのだろうか。結局、思い出せる要素はほとんどなかった。 かてて加えて、今作は5年ぶりの新作というそこそこのスパンがあるとはいえ、何故かツダケン以外のキャストが総取っ替えというよく分からない展開になっている。いや、5年経てばそうなる可能性もゼロじゃないのかもしれないが……でも15年ぶりだった「狼と香辛料」がほぼ全てのキャストが継続だったんだぞ? この作品でそれが出来ないとも思えないのだが、なんでそこにこだわりはなかったんだ? やっぱり1期のことは忘れて欲しいのか? いや、別に1期に思い入れはないのでキャストが変わろうが変わるまいがどうでもいいのだが、なーんか制作意図の読めないプロジェクトだなぁ、と。ほんでアニメ自体もしょぼいから別にモチベも上がらんしな。なんでよく分からんスタジオからよく分からんスタジオに変更になってるんだよ。やっぱやる気ないだろこれ。自分、切っていいスか? |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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