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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「異世界の沙汰は社畜次第」 4 【連絡】インフルに罹りました。しかも割とキツめの。この更新量が増えるタイミングでの体調不良は結構しんどいのだが……まぁしょうがない。更新頻度を一旦低下し、ちょっとずつでも消化するように努めます。
閑話休題、こちらの作品。タイトルの語呂の悪さがむしろ清々しい。上も下も音数合わせようとしないフレージングはすごいな。 綺麗ななろうタイトルといえばそれまでだが、どうにも様子がおかしい部分が色々あり、興味を惹かれた要素もないではない。そのために点数は下げずとも良いかとも思ったのだが、ラストに流れたオープニング(エンディング?)があまりにもホモォすぎたためにちょっときつそうな予感もあってやっぱり下げめ。その上でWikiを確認しに行ったら案の定、一番上にデカデカと「ジャンル:ボーイズラブ」と書かれていた。……あの主人公と騎士団長のBL、だいぶ斜め上の展開なのだが……。ついでに、Wikiの冒頭を読むと「『小説家になろう』の姉妹サイト『ムーンライトノベルズ』」などというみたことのない媒体名も登場し、このサイトが「女性向けR18小説サイト」であることも判明した。世の中には知らない世界がまだまだあるものだ。本格的にノーサンキューな気がしてきた。 制作はBLものにも安定の実績があるDEEN。監督は最近本当に仕事えらばねぇな、石平信司。座組みだけで言えば決して悪いと断言はできないのだが、媒体が媒体なもんで負の先入観が止まらない。そして実際に始まった画面を見ても、まぁあんまり心惹かれる要素はない。例えば「この聖女、どんだけアホやねん、全然可愛くないぞ……」とかいうマイナスポイントがあったりするわけだが、「いや、でもBL作品だから……」と言われたら「ほなしゃーないか」となったり。「主人公に何一つ共感できない設定で怖いんだけど」という文句にも「BLの受け役の控えめ男子なので」と言われたら「……そういう嗜好もあるかもしれんね?」とあまり深入りできない状況。いや、でもどんだけ言い訳をしたところで「事務処理だけで進む異世界労働譚」が面白くなるとは思えないんだよな……。ひたすらデスクワークて。なんやそれ。ほんでこっからいきなり冒険活劇になってドラゴン退治とかされてもそれはそれで困るし。 なんか、1話目時点でだいぶ未来の可能性を閉ざされた感はある。まぁ、「見たことないもの」なのは間違いないので、どっかで変なスイッチが入ってでっかいブレイクスルーが起きることを期待するかぁ。 PR ○「ダーウィン事変」 5 「世界に唯一生み出されてしまったヒューマンジー」の声をどうしたらいいかという悩みに、ジョーカーを切って対応する業界、ずるい。 意外にも原作はそこそこ既読。例によって漫画喫茶パターンであるが、これまたお馴染みの「途中でどう読んだもんか迷って放置」というパターンになりつつある(扱いがはっきりしてないのは、自分でもよく覚えてないせいだ)。今作は出てきた当初に割と話題になっており、なんか一気に露出が増えたあたりのタイミングで「まぁ、試しに読んでみよか」ってんで読み始め、その後も続刊が出るとそれなりに追うという形だったのだが、途中でなんかモチベが下がって、どこからかは覚えてないけどコミックに手をつけなくなってしまった。このパターンがあまりに多いと追うシステムそのものに問題があることになってしまうな……ちょっと漫喫の使い方も考えなきゃならんのかもしれん。 とりあえず原作を読んでた時点での印象は「なんかおもてたんと違う」だった。いや、2〜3巻くらいまでは別に良かったんだろうが、色々とセンセーショナルだった出だしの設定から、その後続く物語はそこまで新規性を感じるものではなかったのだよな。なんか「アフタヌーンだったらこれくらいのサスペンスはふつーにあるよな」みたいな「理解の範疇」のSFドラマになってしまったような。そうなると、別に最初からそこまで漫画そのものに惹かれたわけではない身としては当然モチベは下がるわけで。今確認したら原作もまだ未完みたいだし、ずっとダラダラ続けるような中身になってしまったのだろうか。 そんな微妙な印象の漫画がアニメ化されたわけだが、1話目の印象はやはりどこか地味である。制作スタジオのベルノックスフィルムズというところは聞いたことがなかったが、これまた最近設立された新興らしく、その出自はDavid pro周り。今作の監督が津田尚克氏なのもそのつながりで納得。映像に落ち度はなさそうだが、1話目時点であまり売りにしたい要素が明確になっておらず、「とりあえず原作の絵を動かしてます」以上の印象があんまり出てこなかったのは残念。まぁ、なかなか鮮烈な印象のアニメにするのはムズい作品だろうし、これを画で魅せてみろってのはないものねだりなのかもしれないが。そう考えると、「じゃぁアニメ化する必要なくない?」にもなってしまい、どうにも悩ましい。 決して減点要素があるわけではないし、幸か不幸か中身の記憶はずいぶんおぼろなので、改めて一から追いかけ直し、どっかで再読するきっかけになればなぁ、とは思ってますよ。ちなみに良い点をあげるなら、チャーリーのママン(育ての親ね)のCVが佐藤利奈であるという部分。さとりなのおばちゃんキャラは最近少しずつ増えてきているが、等身大の「母親像」にサトリナエッセンスが混ざってる具合がとてもよい。その1点を拠り所に、しばらく観ていくことになりそう。 ○「真夜中ハートチューン」 5 今期マガジン系列のラブコメが2本同時展開なのかよ。まぁ、方向性はだいぶ違うから別にいいんだろうが……なんか変な流れ。 結局ハーレムものの流れは変わらずだし、制作スタジオの月虹はそこまで信頼がおけるところでもない。トータルすればこれも残念枠には入ってしまいそうだが、少なくとも1話目時点では目立った作画の崩れはなく、一応演出の方向性も大きくブレるところはない。現時点で大きな減点は無しとしておく。 その上で、やはり無視できない注目ポイントは今作最大のテーマが「声」であるということ。こちとら一端の声ヲタ自認があるわけで、そりゃま「声を頼りに女の子を探している」とかいう設定はそれなりに興味がある。まぁ、残念ながら私の耳でもアポロが誰の声なのかは分からなかったが、おそらくアポロの音源は主人公も言っていた通りにスマホから聞こえてくるという設定をいいことにそれなりの加工は加えられているっぽい。1話目でいきなり答えが分かってはつまらないのでその辺は気を遣ってくれているはず。まぁ、それでも少なくともみっくやるみるみの声には聞こえなかったが……(残りの2人、瀬戸桃子についてはまだベースとなるデータが少ないのでなんとも言えず、VTuber役の鈴代もボソボソ話す系でチューニングしているおかげでまだ聞き分けができなかった)。ダメ絶対音感の人には分かるもんでしょうかね。 ただ、確認したら今作はすでにコミックが11巻も出ているらしく、その上で未完の作品とのこと。つまり、アニメを最後まで観たとて望む答えは得られないんじゃないかという気もする。しょうがないのでそれまでメインキャストの4人の声を素材にしてどんな「声ラブコメ」を描いていくのかというところを興味の中心において見守っていくしかないだろう。直前のアニメに「七色の声を持つ声優の卵をプロデュースするラブコメ(CV鈴代)」があったのでびみょーに被ってる感はあるが、そこは「4種の職業」というお題目でなんとかバリエーションを増やしてくれ。……どう考えても一番向きじゃない気がするみっくがアナウンサー志望なのはなんなんだろうね。 一応希望的な要素をあげておくと、個人的には今作のような「極まった方向性の主人公」は嫌いじゃない。どうせギャグはふんだんに盛り込んでいかなきゃお話も続かないのだし、どうせなら吹っ切れたイカレ野郎の方がそれを取り巻く女の子たちの反応も新鮮で楽しいだろう。なんとかこのまま、多少ムカつくくらいでもいいからイタいキャラを崩さないでほしい。 ○「勇者パーティを追い出された器用貧乏」 4 「器用貧乏」の対義語は「器用金持ち」である。(用例:「俺らなんでもできるよな、器用金持ちだから」)私の周りにやたらと「語呂の悪いことばかりいう」流行りがあった時期の産物。 さぁ、タイトルからもそれと分かる安心安全絶対確実のなろうアニメ。タイトルとしては短くはないが、むしろこれだけの文字数で作品の全部を伝えきっちゃっているのだから、もはや効率の良い模範的なタイトルのような気がしてきた。ただ、これが模範として役に立つのは「おっし、じゃぁ観なくてもいいな!」と判断できる場合であって、「多分観なくてもいいんだろうな」と思いながらも観てしまう私のような人間からすると単なる地獄の予約券。当然のように面白くもなんともない1話目である。 ただ、あまりにも綺麗にテンプレをなぞっているもんだから、今作独自の悪い点を挙げるというのも案外難しくて……マリオの1−1と同じくらい何度も見た追放シーンや、自分にバフをかけてダンジョンでモンスターを狩るKIRITOスタイルで真っ黒な主人公。そして謎の存在である「ダンジョン」や、作品世界の住民は何一つ疑問を抱かない「ダンジョンボス」の存在などなど、生まれた時からなろうがあるネイティブなろう脳でしか成立し得ない「初期設定で搭載されてる」世界が繰り広げられていく。しいてツッコミどころを挙げるとするなら、この世界におけるパーティシステム(前衛後衛などの概念)をどう見ても二十代そこらのねーちゃんが考案したという訳の分からない設定で、明らかに「剣士」とか「付与術師」とかジョブの概念が明確に分かれているのに、実際にそれらのジョブをうまく組み合わせて戦うという概念が数年前まで存在していなかったという。どういう世界だよ。缶切りを開発した後に缶詰が生まれたみたいな話だよな。何考えたらこんな設定を思いつけるのか、逆に感心する。まぁ、その他の設定についても推して知るべし。 制作は「animation studio42」という「管理No.でスタジオを識別するなよ」みたいな謎の名前がクレジットされていたが、調べてみたらGONZOからGEEKTOYSを経て流れてきた分派の1つらしい。元請け作品はこれが初めてのようだが、その割には映像品質は頑張っている方。まぁ、キャラや世界観に魅力が無いので頑張ってもらっても誤差の範囲内に収まってしまうのだが、新興のスタジオが頑張って作ってくれていることを評価するとこれより点数をさげるのはちょい憚られた。でもまぁ、「ちゃっちゃとスタミナ切れを起こして作画もめためたになってくれれば切りやすくて助かるな……」が本音。別に作画が落ちなくても切る可能性は高いんだけどさ。 ○「ゴールデンカムイ 最終章」 ― 思えば遠くへ来たもんだ。ヒロアカとかDr. STONEみたいないわゆるジャンプ漫画と違ってそこまで超大作というイメージもないかもしれないが、こちらの作品もアニメ第5期に突入、時間にして足掛け8年目の最終章とのこと。漫画は数年前に完結を迎えているので、「最終章」と銘打った今期が間違いなくゴールということになる。 そんな超大作、アニメは色々と端折ったり組み替えたりとなかなか原作通りにいかない部分もあるようだが、概ね好評のうちに展開しているシリーズ。ただ、相変わらず申し訳ない話だが、やっぱこんだけブランクが空いてしまうと中身は何一つ覚えてないという……。これね、原作漫画との付き合い方もちょっとややこしいんですよ。コミックの購入までしてない私は、原作については「年に1、2回程度こもる漫喫タイムで一気読みするかぁ」という姿勢だったのだが、そちらもだいぶ時間をおいてのイベントなので、当然漫喫に入ると「前読んだとこまで」なんて覚えてなくて。確かアニメ3期のあたりまではアニメと前後して原作にもあたっていたのだが、その後「どこまで読んだかも曖昧だし、そもそも事前の展開を覚えてねぇし」ってんで原作を追うのを一旦諦めた。おかげで確かアニメ4期あたりになると「誰が何を目標にどこで何してんだか」みたいな状態になってしまっていたはず。 実際、再開1話目から容赦なく復習も無しに本編突入した今回、今現在杉元たちがどこで何してたのかもあんま覚えてない。まぁ、どうやら土方とは渋々ながらも共同戦線が張れたみたいなので、全体像としてはざっくりと「鶴見がラスボス」みたいな認識でいいのかしら。2派が合流すると今まで以上の大所帯で大変ね。その上でジャックザリッパーがどうのこうのっていう目的もよく覚えてないけど、今回の話からして、やはり最終的な目標は刺青人皮の回収と黄金の獲得になるのか。あの暗号って、ちゃんと解けるようにできてるんでしょうかね。 まぁいいや、この際細かいことはすっぱり諦め、ノリと勢いで楽しんでいくことにしましょ。確か今回のお話は一時映画館で特別上映とかされてたはずなので、すでに完成してクオリティは保証されてるはず。大作らしい、堂々としたゴールを望む。 ○「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-(第2期)」 ― 仮面ライダーにゃなれない。まさかの同シーズンに仮面ライダーが全く別な作品2つで出てくるとは。……いや、ライダーとは明言してないですが。「技の1号、力の2号」までそのまんまだと、流石に許諾とった方がいいんじゃないかとは思う。 という全然本筋と関係ないところから触れてみたが、2期目なので特に書くこともないのでしょうがない。1期もそこそこ面白かったし、しれっと「14話目」からスタートしたこの2期も特に問題なく視聴は継続できるでしょう。しいて難があるとすれば、本編のアニメがあれだけ大々的に、ドラマティックに幕を引いた後でこちょこちょした脇のエピソードをやられてもちょいと迫力不足になっちゃうという心理的な障壁があるが、そこはお仕事の違いと割り切った方が良さそう。そりゃあんなド派手な能力アルティメットバトルは展開されないだろうが、視点も規模も変えてこそ見えてくる世界もあるわけで、あくまで「イリーガル」な内容として、どこかユルい今作の雰囲気も嫌いじゃない。 ちなみに2期目のスタートはいきなりの「大阪編」といういかにもな拡張エピソードからの導入。大阪にわたったら当然のように植田佳奈が待ち構えてる世界線、信頼できる。 ○「幼馴染とはラブコメにならない」 4 ならねぇなら放送すんなよ。我々は何を見せられてるんだよ(いつも通りのやつだよ)。 なんかここんとこ数クールにわたって同じようなタイトルが垂れ流され続けている気もするのだが……今期もやってきた、マガジン界隈のラブコメとのこと。試しに今作の監督の過去作を確認してみると「五等分(1期)」→「カノかの」→「女神のカフェテラス」と担当しており、制作スタジオも「カフェテラス」からの引き継ぎでの手塚プロ。そりゃまぁ、雰囲気がどこかかぶるのは当然なのだが……なんだろね、ラブコメはラブコメでも、マガジン系列の作品って独自の匂いがあるよね。どっか古臭いというか、ベッタベタでアニメ映えしないというか……多分直近で一番イメージが近いのは「黒岩メダカ」なんだよな。 幼馴染というテーマはここ最近再びクローズアップされて有象無象のアニメが作られている印象があるが、今作における幼馴染の扱いも極めてベタというか、適当。ただ、個人的には「幼馴染」というツールは「本当に近しい関係であり、全てを理解したツーカーのポジションであるが故の恋愛感情へ発展させる難しさ」みたいなものにスポットが当たるべき存在だと認識しているので、作中においては唯一無二の特権的な立場を獲得するべきだと考えている。どこぞの妹ラノベのメガネ幼馴染に強く脳を焼かれているがためにそんな意見を出してしまうしかなくなっている可能性もあるが、まぁ、そこが一番のセールスポイントなのはおよそ一般常識だと思っていいだろう。 であるが、今作は1話目時点で「幼馴染」が2人等しく登場するというあまり見かけない設定が展開された。この時点で、すでに「幼馴染の唯一性」がだいぶ薄くなってしまっているのはご理解いただけるだろう。しかもオープニングを見る限りではまだこの2人で話が終わらない。どうやらハーレムものとして他にも2人の幼馴染が控えており、男1:女4の幼馴染関係という「もはや小学生レベルだったらいじめでは?」みたいな設定になっている様子。もう、こうなったら幼馴染という言葉は有名無実、看板に偽りあり、何を持って作品の特徴としたいのかが理解できない。テンプレートを適当に継ぎ接ぎしたら、どこかにエラーが出てしまったみたいな造形である。 そんな抑揚に乏しいぼんやりとしたシナリオを、手塚プロのどうにももっちゃりした映像でお届けする作品なので評価は上がりようがない。まぁ、ヒロインが可愛くなればここからワンチャンスあるかもしれないが、最初から2人して単なるピンク脳で、「甘い系とツンデレ系」という2キャラの差別化すらうまいこと図れてない始末。これならまだ川井モナさん1本に絞ってもらえた方がなんぼか可能性があった気がする。 マガジンって、ほんとにどういう編集方針になってるんでしょうね。 ○「花ざかりの君たちへ」 4 これって、なんか有名な作品やんな? 残念ながらこれまた触れる機会がないジャンルなので私はさっぱり知らなかったわけだが……名前は聞いたことあるんよな。ただ、Wikiで確認したけど「ドラマ化されました」くらいの情報しかないし、そんなドラマに興味あったはずもないし……なんで聞いたことあったんだろ? ドラマ見てなくても当たり前のように認知できるくらい知名度が高いタイトルだったんかな? どうなんだい当時の俺。 まぁいいや、そんなわけで中身も何もかも知らない作品ではあるが、何となく少女漫画であることくらいは知ってる。確認すると掲載誌は「花とゆめ」で、連載期間は1996〜2004とのこと……めちゃめちゃ古いな……ってことはこれも「懐古掘り起こしアニメ」の1つってことになる。まぁ、アニメ化自体は初のようなので「リメイク」ではないわけだが、作中にふつーにスマホが出てきたり、世代を現代に置き換えて再構築しているので、時代感が一番近いのは「ぬ〜べ〜」かもしれない。 ただ、そんな古参作品ではあるが残念ながら第一印象はピンとこない方。理由はいくつかあるが、真っ先にあげるべきは「映像自体が、あんまり……」というクオリティ。制作はシグナルエムディ。最近だと「星降る王国のニナ」はそこそこの品質だった記憶はあるが、それ以外だとやや低空飛行気味でそこまでいい印象はないスタジオである。今作は少女漫画なのでイケメンの描写が重要になると思うが、どーにも古臭いというか、ぼやっとした印象の「ステロタイプイケメン」みたいな造形のやつが回転寿司のようにゆっくりと目の前を通過していく。品質へのクエスチョンマークが分かりやすいのがオープニング映像で、背景をうまいこと編集で操作してワンカットロングみたいな撮り方してるシーンがあるのだが、そこのぐにゃぐにゃ具合がどうにも胡散臭い。多分CGの処理があんま作画部分に噛み合ってないから起こってる齟齬だとは思うのだが、本編に入ってもこれ以上のクオリティが発揮されるはずもなく、印象はあまりよろしくない。 2つ目のハテナポイントは、「男子校に男装で転校してくる主人公」という、いかにもありそうな設定そのもの。まさにリメイクの「らんま」もいわばTSもののカテゴリに入り、昭和から平成にかけての時代であれば紋切り型の性の描写が素直に「ネタ」として落とし込めたわけだが、もはや現代はそうもいかなくなってきているのが引っかかる。いや、別に小難しいLGBTがどうとかいう話は無しで構わないのだが、我々目線からしたら「こいつ、学校でトイレどうすんねん」とか「着替えは?」「部活に入った時に男子部に加入したら高校部活として違反行為になるよな」とか、どうでもいい部分が気になってしまう。実際、1話目時点ですでに転校から入寮までいろんなイベントが終わっており、これ全て女の子がこなしたというのは(周りの男視点で)大問題である。少女漫画でとどまらずレディコミも突き抜けて成人マーク待ったなしである。その設定のリアリティをどの辺に落とし込んだらいいのかがよく分からないので落ち着かない。 こうなると時代性がどうこういう問題でもない気はするが、それでもわざわざ20年越しに引っ張り出してアニメ化するくらいに魅力のある筋立てってことなんだろうか。少なくとも1話目時点ではあんまり期待は持てなかったな。最後に原作者への哀悼が表されたということで、どうやら作者が数年前に亡くなっているようなので追悼の意味でのアニメ化……というにはなんか今ひとつだよな……うーむ。よく分からん。 ○「違国日記」 7 居住まいを正す。これはきちんと受け止めねばいけない作品だと、そう思わせるだけの有無を言わさぬ迫力を持った1話目。 例によって何も知らん状態で視聴を開始したため、タイトルだけで「またどこぞの異世界ものでは」となろう作品だとすら思っていたのだが(ほんと適当だな)、全く違うものが出てきてちょっと面食らう。そして、その不思議な空気に少しずつ呑まれていく。こういうアニメもあるものか。 原作は漫画作品らしいが、掲載誌「FEEL YOUNG」の時点で聞いたこともなかったし、おそらくアニメ化されなかったら一生触れることのなかった作品だろう。こうして接触機会が与えられたことで、まずアニメという媒体に感謝。そして、こういう作品をアニメ化させようというその姿勢にも感謝。この印象をうまいこと表現する言葉が見つからないのがもどかしいが、安直な言葉を使うなら「綺麗」な作品だし、どこか「実直」な作品であると感じた。 くさす目的ではないので名前は伏すが、どこぞですごく安易で薄っぺらいと思わざるを得ない作品のアニメがあった。何かしらのレトリックを用いているつもりなのか、だらだらと意味もない直喩ばかりを並べたて、ただ冷笑的な文字列を垂れ流すだけで個性を持たせようとしている文章を見た。そうした媒体に辟易していたところなので、今作の言葉の真っすぐさと、あけすけな筆致にとても心惹かれる。一応、テーマ設定として「同性間の何かしらの感情」がありそうなところも興味を惹かれた一要因であることは否定できないが、それ以前の感覚として、この作品は何か大切なものに肉薄してくれそうな、そんな気がしている。 制作は朱夏。決して派手なスタジオではないが長年大切に育てている「夏目友人帳」の流れを見れば決していい加減なアニメを作るところではない。今回は音響監督の位置に大森貴弘氏がクレジットされており、音楽制作に「リズ」などでお馴染みの牛尾さんが参加しているところからも周りを固める布陣は万全。監督に起用された大城美幸氏という人はこれが初監督らしいが、大森さんの下で「夏目友人帳」などの作品に参加しているし、きっと何かしらの「イズム」は受け継いでくれているはず。そのことが、1話目のコンテ演出からも感じ取れるものになっている。映像部分に過度な派手さはないし、決して超絶作画で眼を楽しませるなんてことはないだろうが、本作にそれが求められていないことは明らかだし、純粋な演出勝負になる。是非ともこの1話目の印象を維持したままで走りきってほしい。 本作はとにかく1語1語のフレーズのインパクトが大きく、それをいかに伝えるかという画と言葉の調和の勝負。実はこれをアニメで実現させるってのは相当な難行である。そこで言葉(音)のスペシャリストである沢城みゆきをセンターに持ってきたのは当然の采配と言えるが、興味深いのは相手役にほぼ新人らしい森風子という子を持ってきたこと。まぁ、その理由も1話目の主人公・朝の様子を見れば(聞けば)分かるというもの。 いろんなところに刺激が潜んでいます。居住まい正して向き合いましょう。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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