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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 レコーダーに記録されてたサブタイトルだけ見て「ハァ!? この早さで万策尽きてまた声優出演の特番でお茶濁したんか!?」と思ったのは秘密、第3話。でも、ありそうだよね、こういうの。

 究極の自作自演、我々視聴者が「ゆるキャンと似たような作品だよな……」と思ってることなど百も承知。似たような世界観の似たような作品なら、もういっそ堂々と重ね合わせてしまえという開き直りはむしろ清々しい。手塚治虫の昔から漫画のクロスオーバーなんて定番中の定番なのだから、臆面もなくぬけぬけと自作を重ね合わせてしまえばいいのである。まぁ、この作品世界がゆるキャン世界線とどういう関係なのかははっきりはしていないわけだが……「ゆるキャンのコミックが存在し、そのアニメが放送される直前」という事象と「ふつーにしまリンたちが生活している山梨」というのは矛盾する事象な気がするが、まぁ、そこは単なるファンサなので素直に喜んでおこうじゃないか。ちなみに私は大垣が出てきたところで初めて「おるんかい!」ということに気がついたので、視聴後に「あれ? しまリンどこにいたんだ?」と思ってもう1回見直しました。なんでこいつら広範囲に散り散りになってんだよ。

 まぁ、ゆるキャンファンには嬉しいサービスではあるが、単に「キャラが出てきたよ」だけじゃなくて「ゆるキャンの聖地巡礼を作者本人がもっかいやるよ」というのがとんでもない発想。これ、1回の取材でまとめた素材で2本分の漫画が作れてるんだからめっちゃコスパいいよな。しかも「実際のしまリンハウスや各務原家は存在しません、地元の住民に迷惑がかからないようにマナーを守って巡礼しましょう」というワーニングの役割も果たしているので一石二鳥。そんできっちり「あぁ、ゆるキャンのあのシーンの」ということを想起させる映像になってるのが偉いんだよな。ぶっちゃけ、ゆるキャンなんてキャンプして回ってるだけだから毎回似たような景色、似たような展開になってるはずなのに、今回のツアーを見てるとちゃんと「あぁ、あの時のやつか」って思い出せるんだよ。まー、風景が完全にトレスされてるおかげで分かりやすいってのもあるだろうけど。

 そう、背景素材なんですよ。今作はエイトビットから分かれた新興の分社だってのは新番チェックでも触れたことなんだけど、新興スタジオとは思えないくらい画作りがちゃんとしてる。「ゆるキャン」にしろ「ヤマノススメ」にしろ、風景描写が見せ場の作品って実写取り込みからの処理が甘いとどうしてもアニメキャラとのギャップが出て「浮いてる」感じになってしまうじゃないですか。本作の場合はそうした「浮き」加減すらもネタというか、味わいとして取り込んでいるかのような綺麗なまとまりになっていて、一番見せたい「風景」がちゃんと切り取れてるんですよ。最後に行った展望台のシーンとか、劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンかよ、って思いましたもんね。

 画面が綺麗でなんとなく見てるだけでも満たされるアニメ、これって、もしかして久しぶりに我々が待ち望んでいた「きららアニメ」のイデアが表れているのでは?

 
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 やっぱバイカーは出てくるんやな、第2話。漫画家センセの車だけでも足には困らないと思うのだが、やっぱツーリングは作者の趣味として外せないんだろうな。

 今期は微妙に似通ったコンセプトの作品が並んでいてややこしくなるが、今作は1本で旅(?)と飯が両方こなせるお得なパッケージ。「ざつ旅」の方は2話目がタイトル通りにふつーに雑になってしまっていたので、今作に集約してしまっても構わない気もしてきた。食い物もちゃんと美味しそうだしね。まぁ、視聴時にはダイレクト飯テロになるのだけども。今作はタイトルロゴのところに「Weekend Animation」と書かれているので、週末の心穏やかなタイミングで視聴するのが正しい摂取法なのかもしれない。申し訳ないが我が家は週末のアニメが大渋滞を起こしているので、どうしても視聴は週明けくらいまで後回しになってしまい、その結果飯テロがやなとこで入るんだよな。今回はなんか知らんけどバーガーがやたら美味そうだった。

 さて、お話の方も一応進めるべき部分は進めており、Aパートは写真部の今後について。人数不足による廃部というこの手の作品にはお約束の試練が降ってわいたところだが、教師側も先輩が引退することはもっと前に分かってたんだから、廃部勧告はもうちょい前にしてやればよかったのにな。いや、単にさつきが認識してなかっただけなのかもしれないけども。多分、現実世界でも少子化の煽りを受けて色んな中学高校で色んな部活が廃部になったりしてるんでしょうね。指導する先生からしたら余計な手間が減っていいのかもしれんけど、拠り所として在籍していた現役部員には寝耳に水。まぁ、さつきも霧山も部室を都合のいいダベり場所くらいにしか思ってなかっただろうし、当然の措置ではあるのだけど。

 というわけで、同病相憐む形で連携を組むことになったのは映画研究部。こちらは栄枯盛衰が写真部以上で、事実上先輩との2人部活だった写真部とは異なり、少なくとも1年前までは多数の部員が在籍して映画の撮影までやってたわけで、一気に人数が減って廃部という事態にまで陥ったのだから部長の敷島さんもさぞかしショックが大きかった……かどうかはよく分からない。なんかのれんに腕押しで良くも悪くも存在感の無い子である。いや、存在感はちゃんとあるんだけど……何考えてるんだか分からない子。描写からすると当然映研部には思い入れもあったとは思うのだが、過度に周りに流されやすいタイプなのかもしれんね。ちなみにCVはとのぴー。古賀ちゃんの金切りボイスに加えてとのぴーボイスまで加わり、メインで回す面子がかなり強固な体制となっている。

 そしてBパートは大人側のお話。オープニングやエンディングを見る限りではバイカーのカコを含めた5名がレギュラーメンバーっぽいので、これでキャラ紹介は一通り終わったってことかな。今後は高校生とバイクの絡みもあったりするんだろうか。

 写真ネタだけで新連載を立ち上げた春乃はだいぶ苦労してそうだが、漫画家の連載立ち上げってその程度の見通しで大丈夫なもんだろうか。動画配信者という側面もあるカコのおかげでもう少しだけネタは稼げそうだが……やっぱどう考えても長続きする題材では無いよなぁ……と思ったが、それってこの作品自体の存在否定になっちゃうのか。どれくらい連載が続くでしょうかね。

 「ざつ旅」にしろ今作にしろ、漫画家はやっぱり漫画家漫画を描きたがる。それが一番手っ取り早いんだろうけど……こうして同時期に並ぶとやっぱり「ネタ被り」感が否めないのがもったいないなぁ。比較するもんでもなさそうだが、個人的には全体的なユルさをしっかりネタとして消化しているこちらの作風の方が好みである。

 
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 ハッピーなエンディング、最終話! いい話でしたよ。どうなるか全部知ってたけど、しんみりと泣いちゃいそうだったわ。まぁ、涙なんて全く似合わない作品なんですけどね。

 2期の決着はウガルルの顕現まで。つまり原作コミックで言えばぴったり4巻のラストまで! これが何を意味しているか分かりますかね? そう、アニメ1期は2巻の終わりまで、2期が4巻の終わりまで。現在既刊コミックは6巻……つまり、このペースでやればアニメ3期は問題なく実現できるってことなんですよね。まぁ、コミック2冊に1クール分の内容が押し込まれてるってことがまずすごいんですけどね。

 前回時点で「ウガルルのキャスティングに注目が集まる」って(勝手に)書いたんですけど、がっつり本腰を入れたキャスティングで一安心ですね。私がアニメを見てる時に何故か意識する要素に「プリキュア指数」ってのがあるんですが(ほんとに何故だ)、これにてさくら町のプリキュア指数が上昇しました。現在所属のプリキュアは、シャミ子(ミルキー)・桜さん(ピース)・そしてウガルル(サマー)の3名となります。ごせんぞ(コメコメ)もいるといえばいる。ともかくウガルルはアホの子ですので是非とも今後の勢いのある活躍が期待したいですね。いや、この界隈のキャラはみんなアホといえばアホなんだけどさ。

 ウガルル救出作戦の「全ての要素がガチガチに伏線として拾われていく」要素は本当に爽快で、小倉しおんが謎テンションになっちゃうのも致し方ない。厳密には伏線っていうか「ありものが伏線になるようなタスク」が強引に生成されているだけなのだが、それでもここまで歩んできたまぞく的要素が全部活用できるとなれば、「シャミ子が様々な経験を通じて成長してるんだよなぁ」という満足感につながるので文句はない。ずるい武器のおかげで神話級の活躍もちょいちょいできるようになっているシャミ子が、チート級の実力を持つ魔法少女をサポートに加えて、その魔力でもってご町内の大問題を解決していく様子は真っ当な成長譚である。まさかこの流れでじわじわミストレスの二つ名にふさわしい姿になっているなんて、なかなか気づけませんて。何十年後になるか分からんけど、今作が完結する時にシャミ子軍団が麦わらの一味みたいな大勢力になってることを期待したいですね。危機管理ギアサードとかになってたらどうしよう。

 来週からシャミ子の声が聞けなくなるというのがとてもとても残念。3期、早く来るといいですね。3期はあれがああなるから、リコくんがさらに……。今週ちらっと見せたマスターへの偏愛、何年越しの伏線になるんでしょうね。

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 ツノなしシャミ子って新鮮、第11話。まぁ、正直いうと主人公にあるまじき地味なデザインな気もするが……それだけツノが果たす役割が大きいということなのだろう。やっぱりまぞくはツノがあってナンボですよ。

 この流れだと、ウガルル戦が第2クールのクライマックスということになる様子。シャミ子がその名に恥じぬミストレス(女帝)となったことを示すには、なるほど配下たちを救うエピソードが締めくくりにはふさわしい(?)。これまでいろんな意味で桃のことを救ってきたが、広がるシャミ子の世界を象徴するかのように、新たな眷属(??)、みかんのエピソードへと食い込んでいくわけだ。

 みかんのお話ってのはこれまでそこまでディープに語られてこなかったが、それもひとえにみかんが抱え込むタイプの性格だから。他人に迷惑をかけることを嫌うために、ある程度呪いと付き合えてる状況では、その悩みが表面化することもなかった(いや、表面に出てるんだけど、だいたいは桃が腕力で抑え込んでいた)。しかし、夏休み明けで久しぶりに学校のシーンが増えるようになり、新たな環境での生活は必然的にみかんと他人の関わりが増えることになる。そこで浮き彫りになるみかんの悩みを、かつてない積極性でもってシャミ子が解決しようと立ち上がるのだ。このお節介な献身的なところがシャミ子の良さである。ちなみに、そうしてみかんにばかりかまっていると桃との関係性が薄まってしまうことにも配慮されており、きちんとシャミ子の口から「推し」への言及もあるので安心だ(推しだとは言ってません)。加えて今回はなんと1話の中でノーマル・ダークネスと桃の変身バンクだけで2パターンを一気に披露。あくまでも今作メインヒロインの座は渡しませんからね。

 まぁ、サブイベントの中では割と大きな転換点となるウガルル戦。既に私の興味は「ウガルルのCVは誰になるかなー」である。ここまで見事にハマるキャストだらけだった今作だけに、この重要な配役に注目が集まります。え? 集まってない? いやぁ。

 

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 変身バンク祭りじゃい、第9話。ダークネスピーチはまさかのガッツリ変身、そして危機管理は露骨にエロい変身。ミカンは……今期もう3回目くらいのバンク? やたら多いな(それがバンクだ)。

 というわけでシャミ子も大好き、ダークネスピーチが再び登場するお話。「桃はスタイルがいいからピンクの衣装よりもシュッとした黒の方が決まる」というシャミ子の見立て通り、多分デザイン性だけで言えばダークネスの方が格好いい。まぁ、元々桃の魔法少女衣装はちっちゃい頃に生み出されて本人もちょっと恥ずかしいと思ってるやつだからね……でも、ミカンにしろ桜さんにしろ、一度魔法少女になってしまった人類はあんまりその辺の羞恥心はなさそうなんだけどね。これって魔法少女になってしまったが故のメンタリティなのか、そもそもそういう連中だからこそ魔法少女になれるのか。シャミ子が危機管理モードになり始めた時にあんだけ恥ずかしそうにしてたのに今はそうでもないことを考えると、結局はただの「慣れ」なのかもしれない。

 そんなダークネスが登場した理由は、闇に傾いた桃のメンタルがちょっとの邪念により後押しされたこと。その後押しってのが動物園の時のいざこざなわけだが、当人曰く「お弁当食べたかった」である。まぁ、もっと突き詰めれば「シャミ子とデートできると思ってたのに外野が邪魔した」が一番の理由だと思うのだが、いくらなんでもそれは恥ずかしすぎて言えなかったのかしら。白状と黙秘の折衷案がお弁当の一件で、一応食べたら治ったんだから多少の効果はあったってことだろう。一晩置いた枯れ葉色のお弁当にも立派に存在意義はあるんだね。あとで食べようと思って作ったわけでもないのに、やたら日保ちしそうな中身なのはさすがシャミ子である。いや、お弁当ってそもそもそういうもんか。

 桃の治療に尽力してくれたのは、いよいよフル回転し始めた小倉しおん。彼女には未だ原作でも明かされていない秘密があるようなのでこの段階では全くもって謎オンリーなのだが、こんだけカオスな界隈だと露骨に怪しいはずのこの女がそこまで浮いてないってのもとんでもねぇ状況である。屋根裏の住人もやばいけど、それを言い出したら思いつきで友達3人並ぶ形で引っ越しした桃も既に割とやばいやつだしな。そして実際魔法少女活動にもまぞく活動にも、すぐに連絡できるこの距離感は有効なわけだし。この町には他にも魔族関連の施設は多く隠れていそうなのだが、こんだけ大挙して共同生活してるのはぱんだ荘くらいなんじゃなかろうか。そして、このアパートの人口が今後もさらに増えることになるという……ひだまり荘もびっくりだよ。まぁ、面子が増えるのは多分3期以降になるとは思うけども。

 桜さんの泉でさらにいろんな伏線をてんこ盛りに用意しつつ、実は1巻で既に登場していたおくおくたまの名称は回収する。これを伏線と言っていいのかどうかは微妙だが、本当にどこまでも抜け目のない漫画である。

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 なるほど、ごせんぞが動物園に来てなかったのはそういうわけか……第8話。きちんと原作で分からなかったところを補完してくれるアニメ版、推せますね。……まぁ、別に追加情報は何もないのだけども……。

 待ちに待った動物園編。何が待ちに待ったかというと、大きく2つの要因があるのです。1つは、なんと言ってもリコくん本格始動のお話である。メインキャラの絡みが濃密であればあるほど、追加キャラってのは立場が難しくなってしまい、元々面白い漫画作品の展開ってのは難しくなるものだが、こんだけシャミモモの関係性が不動であるにも関わらず、今作はきちんと追加キャラの存在感があり、スルリと入り込んでただでは済まないレベルのダメージを与えてくれる。正直、リコくんのインパクトはミカンの加入時よりもさらに大きなもので、見た目にも愛らしいキャラ造形に本作でも屈指の毒を吐く性格がベストマッチ。アニメ版ではさらにCV伊藤彩沙というボーナスもあり、完成度はもひとつ上のレベルへ。モフモフが感じられる尻尾の細やかな動きも良いですね(尻尾の動きは、シャミ子の時点で完成してましたからね)。そして、そんなリコくんの奔放さは良くも悪くも周りを引っ掻き回す。動物園エピソードはそれが実によく分かる展開で、桃との関係性、そして彼女が何を目的に生きているかというイデオロギーの問題、さらにさらにはちょっと匂わせる彼女の過去の境遇に至るまで、この短いお話の中にリコくんのキャラクターがぎゅっと押し込まれているのである。いい時間になりましたな。

 個人的に嬉しかったのは、やはりシャミ子変身後の声の扱いだろうか。一時的ではあったが、「シャミ子(小原好美)の声真似をする伊藤彩沙」という立ち回りは永久保存版ですよ。しかもこれがまた上手いのよな。彩沙が器用な子だってのは繰り返し繰り返し褒めてる部分なのだが、こういう芸がスッと披露できるあたりに彼女のポテンシャルが際立っている。前から言ってるけど、彩沙は将来的にポスト久川綾のポジションに居着いてほしい。関西キャラならとりあえず使う、くらいの重用があってもいいと思うの。

 閑話休題、そうしてリコくん周りをひとしきり褒めたわけだが、もう1つ動物園編が楽しい理由があり、それはいよいよもって「桃が本気で振り回されるお話」だから。これまでも桃はいろんな意味でピンチになったり困ったりという展開があったが、それでも主に相手取っているシャミ子には悪意も他意もなく、いわば「2人して困ってる」状態だった、しかし、リコくんの参戦により明確に桃に「苦手な存在」が生まれ、攻められてタジタジになる桃が描かれるようになっている。そうして桃が追い詰められると彼女の生来の柔らかい部分というか、弱い部分も浮き彫りになっていき、結果的に……シャミ子との関係性に逃げるのである。そう、いわば「他所からつつかれると意外とデレる」のだ。そうして外圧によるシャミ桃促進が最大の狙い。はたから見れば気持ち悪いくらいのシャミ子フォロワーである桃の甲斐甲斐しい様子、やっぱり今作では一番見たいところですのでね。そのためにも、リコくんにはもっともっと頑張ってもらわにゃ。

 さりげない中にも大胆に伏線やシナリオの核心が盛り込まれてるのも油断ならない部分で、ユルい見た目に反して、結構いろんな要素が今回も積み上げられてましたしな。いや、小倉しおんの話ではなくて……。

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 まさかのあらすじアニメ、第7話。なるほどこの利用法な〜〜。一応原作未読派のために説明しておくと、今回冒頭に流れたトンチキ嘘あらすじはコミックになった際に巻頭に描き下ろされたオリジナルのキャラ紹介が元になっている。普通はアニメ化に際してはオミットされることが多いパートなのだが、今回はゴルフやらなんやらの関係で放送が1週間空いたため、ここぞとばかりにあらすじをぶっこむことが出来たわけだ。スケジュールがきちんとしてるとこういうことやりやすくていいですね。

 そして休憩やあらすじを挟んだ上で、さらにお話としても中休みみたいなパートである。作品世界での時間の流れは比較的ゆっくりで、物語の始まりが高校1年生の新学期からで、これだけ濃密な時間を過ごしておきながらようやく夏休みに入ったところ。その上で夏休みの思い出もなんだかエグいものが多かったため、杏里の指示に従い少し「薄める」日を設けようってんで1人縁日へと繰り出したわけだ。まぁ、流石に夏祭りで1人はキツいよな……ぼっち行動エキスパートのワシでも多分躊躇すると思う……。それでもシャミ子は覚悟を持って繰り出し、見事に撃沈した。金はあっても心は満たされない。まぞく的にも大切な教えだ。

 幸い、リコくんの気遣いもあって魔法少女チームと合流し、すっかり仲良しトリオとなったライバルどうしで色々とお楽しみ。まぁ、お楽しんだ雰囲気は適当な演出でさらりと流された感はあるが。途中で出てきたヘンテコ英語煽りパート、いちいち「発音がそれっぽい女性」と「なんかそれっぽい男性」っていう訳のわからん枠でキャスト表に載ってるのは笑ってまうな。英語パート、面倒だから全部ご先祖の中の人にやらせちゃえばいいのに。

 夏祭りでいちゃこらしておいて、さらに宿題イベントというお約束のノルマがBパート。こうして見るとふつーの学園漫画っぽい構成になってるはずなのだが……やってることがいちいちおかしいからなぁ。Bパートは桃のダメダメさがよくわかるお話なのだが、その源流が桜さんにあるという衝撃の事実を知らされてシャミ子も反応に困っただろう。自分の恩人も親友も宿敵も全員こんな感じか……っていう。シャミ子は間違いなく仲間内で一番真面目な奴なので、ルールからはみ出した異端児たちはなかなか受け入れ難いようである。つくづく魔族に向いてねぇな。

 ちなみにシャミ子が今更のように桃が左利きであることに気づいていたが、こんだけの付き合いでそんな基本的なところも気づいてなかったのか……今までのシーン、全部ちゃんと左利きになってますので、気になる人はアニメ1期から見直してみるといいかもしれません。私もサウスポーなので、「左利きのアニメキャラ」という珍しい光景はすごく記憶に残るのですよ。

 次週、動物園。ここあたりから少しずつリコくんのエンジンがかかってくるんよな……。

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 いい、最終回だった……第6話。まぁまだ続くんですけど、きっちり6話目で節目のエピソードとなりましたね。よく分からんけど来週は放送がないスケジュールみたいなので、余計にここで一段落って感じがしますわ。

 シャミ子の過去の記憶との対決編、爆誕した桜さんはシャミ子の予想以上にふわふわな人だったが、その芯の強さは想定通りだろうか。シャミ子の中に事実上封印された状態になっているのだが、そこは強か魔法少女のこと、こっそりシャミ子から魔力をくすね続け、今回いよいよ顕現することに成功した。桜のコアによって病弱なシャミ子は守られており、そのシャミ子からの魔力供給で桜は消えずに残っているというちょっと不思議な共依存。妹の桃がさらにシャミ子との共依存を強めている状態なので、なんとも罪作りな姉妹である。今、ふと「実は桃がシャミ子にひかれるのは封印された桜のコアの影響だった」っていう最悪の展開も考えたんだけど、流石にそんなバッドエンドがあり得ないことは今回の演出で嫌というほどに物語っているわね。事実上の告白パートみたいなのが続いていたわけだけど……まぁ、桃が少しずつ変わっていくことで、シャミ子も頑張りに応じたご褒美が貰えてる状態なので共依存って素敵。

 それにしてもダークネスピーチである。今回も桃・ミカンと2人の変身バンクがあったわけだが、シャミ子のいう通り、桃のキャラにあったスマートな変身になっているし、衣装もばっちり決まっていて最初からそうだったかのような安定感だ。「背が高いからシンプルな黒が似合います」は単なるコーデアドバイスなのだが……でも桃がピンクをまとってたのって、元々本人の心根に由来するもののはずなんだよな……生まれ持った本質すら、魔族との親交で変質していくのだろうか。桃の衣装1つで過剰にhshsしてるシャミ子は単なる限界オタクでしかないのだが、今回の衣装を見たら致し方ないとも思える。今作は女性作者ということもあり、細かいコーディネートに気を配っていていちいち可愛いのよね。ラスト、クライマックスでシャミ子が来てたシンプルなワンピースとかも体型にマッチしてて可愛いしね。魔族も魔法少女も、変身によるファッションショーに際限がない種族なのは大変ですね(でもやっぱりミカンはオレンジアームズだ)。

 動きまくり、喋りまくることが売りの今作においては異例の長尺止め絵、シャミ子が初めて見た心からの桃の笑顔。今回はもう、それだけで特に言うこともなし。末長くお幸せに。

 

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 千代田桜さんの失踪が10年前ってことは変身バンクはきっと10年ぶり、そして中の人が現役プリキュアだったのもちょうど10年前、第5話。この世界線の主なプリキュアは、10年前のキュアピース、そしてキュアミルキーが3年前だ。

 一気にお話が進みましたね。まぁ、毎度テンポの速さは変わらない作品ではあるのだが、2期に入ってからは後ろの予定との兼ね合いもあるのだろう、適宜無意味な茶々入れも挟みつつなのでそこまで急いた感じもなかった。ただ、この辺からは原作でも一気に伏線の畳み掛けというか、色んな要素が密に絡み合って世界を作っていくパートに入っていったので、アニメでもその辺りはなんだか只事じゃない雰囲気が匂ってきている。普通に考えたら「トラウマも含む自分の過去の記憶へとダイブする」なんて展開は核心に迫る重要なパートになるはずのところで、そんな緊迫感ある展開でも「ズルい武器」の一言で乗り越えてしまうこの作品はよっぽどおかしいのである。

 白澤店長のおかげで桜さんの情報が増え、明確に探索が前進した今回。さまざまな手がかりを抜かりなく拾い切り真相を看破してみせたのが良ちゃんってのがシャミ子パーティーのそれらしい部分。ふつーに考えたら「桜さん探索に時間を費やしている桃」とか「悠久の昔から知識を蓄え続けるご先祖」とか、もっと頭脳フル回転で進めてもいい連中が集まってるはずなのだが、それぞれに適当なところがあるためにクレバーにはなりきれないのである。よくもまぁ、こんだけ訳のわからないノイズが多い中で良ちゃんは真相を見抜けたものだ。「良曰く」と宣っていたが、今期アニメの軍師は諸葛亮と吉田良(子)で決まりですね。軍略、勉強しとくもんですな。

 もちろん、幼子が頑張ってるんだからそれ以外だって頑張らないわけにはいかない。今回一番頑張ったのはシャミ子だと思うが、その陰でご先祖も割と献身的に尽くしてはいるのだ。目先のよりしろ券に釣られてるってのも事実だろうが、それ以上に、シャミ子のことを思えば色々と保護してやりたいと思っているのは事実だろう。シャミ子とご先祖は魂の肉親関係、これは間違いのない事実。そうなると、肉親だらけで協力関係を築く「家族ぐるみ」の吉田家に桃がどのように介入していくか。まー、桃だって桜さんという「家族」のことを思っているのだから原動力の大きさでは負けていないと思うが、そこにいかに「シャミ子のために」という要素をプラスできるか。いいんだよ桃。角ハンドルを容赦無く扱えるのは君だけなんだから。

 それにしても、なぜたまさくらちゃんは肉に埋まるのだろう……。

 

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