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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
突然のゆるキャン、第11話。最近は女の子だけで気軽に行くキャンプも増えてるんやろなぁ。そういう作品じゃねぇんだけどなぁ。 いわゆる嵐の前の静けさ、「溜め」の回になるが、新月の中で感情の整理を行うという総決算のお話でもある。きちんと目的意識を定めた上で挑まないことには、水晶さんには勝てないだろうからね。まぁ、最終決戦で2対1っていう時点でなんか卑怯な気はするんだけども。 今回のお話は、「満月の話」として見るか「新月の話」として見るかによってガラリとイメージが変わる。というか、結局満月が作られた目的がどこにあるのかを、どの程度ドライに捉えるかによって見方が変わってくる。満月の方を中心にしてみると、今回は「主人公の身を切る決意」のお話。自分の出自を知らされてショックを受け、さらに存在消滅で追い打ちをかけられた満月だったが、持ち前の明るさというか、能天気さによって現状をプラスに転換してしまう。もちろん、自分の消滅という未来についてはお気楽に捉えることはできないが、「新月の大願が成就する」という結果とのトレードなら致し方ないと割り切ることができる。自分の存在が新月の望む世界のエラーになってしまうくらいなら、いっそ新月と協力してそんな世界の全てを打破してしまおうと、そう考えることができる。この辺りは純粋に満月の強さであろう。そして、最後の最後はみんなに自分の見た世界の美しさを知ってもらうために、わざわざキャンプの企画を立ち上げ、最後にグランベルムで関わった関係者全員に幸せになってもらおうと考えるのである。割と無茶な組み合わせで変な会合になってた気もする(四翠についてはどうやって連れ出したのかすら謎である)が、まぁ、みんなが楽しめたのならそれで良いのだろう。 と、「満月が中心」で見れば非常に崇高な志を体現した良いお話なのだが、これが「新月が中心」になるとどこまで本当の話なのかと眉に唾をつけてみる必要があるのが面倒臭い。何しろ満月は「新月が望んだから生まれた人形」だと言われているのだ。アンナとの昔を思い出した回想シーンではっきり言っていたが、「このお人形が動き出したら楽しそうだ」という幼少期の無邪気な願いが、マギアコナトスに曲解された結果まさかの「一緒にロボットバトルを戦い抜く戦友」が生み出されていたのだという。機体性能も高い上にコミュ力もある満月は新月にとって理想のパートナーであり、本当に「願いを叶えて」しまった結果の産物。さて、そうなると、今回の満月の行動は、どこまでが「願い」だったというのだろうか。新月にとって理想のお人形になるべく生み出されたのが満月であるなら、今回の献身的な行動も何もかも、「新月が思い望んだ結果の表れ」とも解釈できてしまう。新月が悩んでいるから「悩まなくていいよ」と声をかける。新月が一人で辛そうだから仲間を集めて遊んであげる。そうして、どこまで言っても「新月が幸せになる」ための道具としての満月が存在しているなら、今回のお話も新月の妄想一人語りだったという解釈も可能になってしまうのだ。 まぁ、どう考えても制作側の狙いとしては前者で解釈してほしいのだとは思うのだが……どこまでいっても「マギアコナトスはなぜ満月を生み出したの?」という問いに明確な答えがでないうちは、満月が絡む全ての事象は絵空事でしかない。その辺りの空虚なイメージを、最後にきちんと埋め合わせることができるかどうか……。多分、このままの路線で突っ走るからそうした根源的な疑念は解消されないまま終わるとは思うのだけどね……。
PR いっそグランベルムにシャミ子を参戦させれば平和にならないもんだろうか、第10話。この世界の魔法少女もエーテル体の塊みたいなもんでしょ。満月の血をシャミ子に与えれば、きっと月収が2000円くらいアップするに違いない。 なんかもう、ここにきてカオス極まっているので訳のわからない妄想に逃げるしかないお話。前回時点で「ここがわかったけどここはわからない」と仕分けをしたつもりだったけど、分かったと思ってた部分も分かってなかったり、解釈違いだった部分が多かった。まとめると「だいたいマギアコナトスのせい」になり、いにしえの言葉を借りるなら「だいたいインキュベーターのせい」と同義。 まず、満月の制作意図が明示された。一応「水晶さんが勝手に言ってるだけ」という部分は差っ引いて考える必要があるかもしれないが、多分彼女が教えてくれたことの大部分は真実だと捉えて問題ないだろう(いちいち寧々ちゃんからフォローも入るし)。彼女の性格を考えると嘘八百を並べ立てて新月を追い込むっていう目的は想定可能だが、おそらく事ここに至っては、小技で心を折りに行く意味はない。彼女が真実を伝え、自分の望む姿でグランベルムの完全終結を目論んでいると考える方が自然だろう。ということで「満月は新月のために生み出されたイマジナリーフレンド」というのが現状の答えである。前回の時点で「満月の存在意義はただ新月のためにある」という部分までは解釈可能だったが、それが「新月さんがお友達欲しいと思ったから」というやるせない理由が関わっていたってのも本当に寂しい話。まぁ、単にぼっちの願望というだけではなく、「嘘友達作ってクライマックスにぶっ壊したら面白くね?」という、ブラック企業の入社試験もびっくりのとんでもないサプライズ演出だってのは趣味が悪すぎるが。 結局、「運営側(マギアコナトス)が面白そうだからやった」っていう便利すぎて無敵の理由づけが成立してしまうので、この世界は何でもありになってしまったわけだ。今回さらなるイレギュラーとしてまさかの九音の存在まで世界から抹消されてしまったわけだが、これまでの流れから必死に「アンナさんは魔力をフルバーストさせて負けたから消えた特別な存在なんやろ」とか解釈していたことが全部無駄になった。結局、バトってる魔法少女を消すのも残すのも運営側のさじ加減一つ。というか、多分おそらくほとんどの魔法少女に関しては面倒だから存在は消していたのだと思われる。寧々ちゃんと赤崎キャラだけ残されたのは、「別に残ってても大して問題ない」と判断されたくらいなんじゃなかろうか。一応、九音が残るのと消えるのでは今後の水晶戦での状況を左右する可能性があり、九音が消えたのは「水晶側の理由」というのも考えられるが(運営側がラストバトルを最大限に盛り上げるため、ラスボスである水晶に余計な禍根を残して弱体化させたくなかったとか)、「なんか九音も派手なことやってたし、危なっかしいから消しとこ」くらいのモチベーションも充分あり得るだろう。 今回の顛末で最大の謎として残ったのは、「結局水晶ってナニモノ?!」という部分であろうか。彼女はあり得ないくらいの強キャラとして設定されており、九音戦ではマジヤバいみたいな顔をしていたのだが、最終的には姉妹の思惑を乗り越えて、文字通りにごくんと「食って」しまった。九音が採用した「とにかく放出口を押さえ込んで有り余る魔力で自壊させる」なんてのはいかにもラスボス相手に使いそうなタクティクスだったが、それすらも水晶の手管の前では咬ませ犬だった。これだけの全能を持ち、さらに運営側の事情やグランベルムの開催概要まで把握している水晶は、どう考えても新月とは情報量の差がありすぎる。彼女自身も運営が用意した新月の当て馬(最後の試練Ver)という可能性も残っているが、そうだとするとこのアニメは「新月さんに悲劇をじゃぶじゃぶ浴びせることで大きく育てるだけの変な教育アニメ」という全体像になってしまい、なんだか虚しい気もする。出来れば水晶さんには立派に依って立つ格好いい動機を抱えていて欲しいものである(そして、ここまで立ち回った悪役として、素敵なラストシーンを用意して欲しいもんである)。 さて、次回はもう最後のグランベルム開催まで行くことになるんだろうか。どう考えても今の新月さんの状態でまともに戦えるとも思えないのだが、水晶さんは何を狙っているやら。彼女がみょーんと伸びて新月を煽ってるシーンのデザインが、なんか中国の太極図みたいなモチーフになっていた気がするのだが、もしかして彼女自身も新月に取り込まれることを望んでたりせんやろな。
「新月ちゃん!」って叫ぶセリフがどうしても「真月譚」に聞こえる気がする、第9話。いや、月姫知らないんですけど。 終幕へ向けての設定回収。掘り下げられることになった満月という存在。前回の時点で寧々ちゃんがその異常性に気づいたわけだが、さらに調査を進める中で、いよいよその実態を新月も知るところとなり、コンビの間にも亀裂が入る。未だその正確なところは明かされていないが、あまりに露骨な「人形」としての描写、そして次回予告のタイトルなどを鑑みるに、どうやら満月は普通の人間存在ではないようだ。「物言わぬ人形」であるらしく、彼女が常々抱えていた「何もない」という実感は、まさに彼女の生まれ育ちを体現したものだったと言える。 ディティールはまだわかっていない。彼女が誰かが何らかの目的で生み出した「人形」だったとして、彼女の家族は一体どんな存在なのか。そして事情を知らぬ新月と出会い、グランベルムに参戦することになったのは誰かの作為によるものか、それとも単なる偶然か。まぁ、ここまで来たら偶然ってこともないだろうけども。満月の家族については、すでにきちんとアンナが伏線を張ってくれていた。つまり、この世界は「魔力」さえあればどうとでもなるという前例はすでに提示されているのだ。アンナは「あったものがなくなる」という方向に魔力が行使された事例、となれば、満月は「無かったものがあったかのように見える」という魔術ってことになるのだろうか。いわゆる一つの「月島さんのおかげ」現象みたいなもんだろう。 彼女がグランベルムのために生み出された「人形」であるとしたら、その素体は魔力の塊みたいなもんだから実力があるのは間違いないだろうが、問題は、これが誰の意図なのかという部分。どうやら水晶は事実を把握していたようなので彼女が「仕掛ける」側に近いのは間違い無いのだろうが、一応戦闘状態にはなってたわけで、彼女が首謀者ってわけでもなさそう。もっと上位の存在が、何故かは分からないが目的も持たぬ魔力人形をグランベルムに紛れ込ませていた。その意図について、考えられる1つのアイディアは、新月のコントロールという目的。満月が真っ先に新月と巡り合い、あれだけの関係性を構築していることを考えるなら(そしてその名付けを考えるなら)、満月は「新月のための何か」であるのは間違いないだろう。そして、時を同じくして「水晶を倒すためにわざと“食べられた”四翠」という存在が確認されており、グランベルムに勝つためには、単に正面から魔力でぶつかるだけでなく、実戦よりも前の段階で相手の魔術師に色々と仕込むことは前提になっていると考えるべきである。ただ、これだけ大掛かりなネタを仕込んでいるのが一参加者であるとは考えにくく、やはり運営側の作為が関係してくるとは思われるのだが……。 結局、そんな満月さんの大掛かりな仕込みの開示が一番の焦点になったため、姉妹百合著しい九音さんや水晶さんの因縁は割とあっさり片付いてしまいそう。九音はもうちょい水晶相手に丸め込まれるかと思ってたが、水晶がマジで焦った顔を見せてたし、多分四翠を巡る策謀は水晶の負けってことになるんだろうなぁ。もうちょい余裕を見せ続けて欲しかったものだけども。まぁ、ローブをまとってたキャラがそれを脱ぎ捨てて本体を表す演出はやっぱりアツいものがあるよね。ミストバーンみたいなネタだったらどうしよう。 こんな話で週またぎなんかーい! 第7話。あまりにバカバカしいんだけど、もしかしてこの作品ってこの方向性が正しい狙いだったってことなのか? もう、向こうの世界の魔法って言ってればなんでもありだった様子。これまではそれぞれの文化差による異文化のコミュニケーションや摩擦を主眼におく設定なのだと認識してたのだが、どうやら「とにかく妙なもの」っていう都合のいい解釈でドラえもんとかキテレツみたいな展開でもいいみたいだ。人格入れ替わりなんて、その手のドタバタコメディでは鉄板とも言えるネタだしな。まぁ、入れ替わりに至るまでの段取りがピタゴラスイッチみたいですげぇ適当だったけど。 何しろ猫と幼女の入れ替わりである。「猫=可愛い」で「幼女=可愛い」。つまり同値なので入れ替わってもなんの影響もないはずなのだが(?)、これが入れ替わったことで「性癖ィ!」と叫びたくなるようなとんでもない絵面が出揃うことになる。それこそティラナが忌み嫌っていたポルノもびっくり。ティラナさんっていろんなところで浮世離れしてるくせに、性的な恥じらいの感覚だけは一人前っていう態度がなんだか小狡い。おっさんと風呂の順番争ってるくらいだし、押しかけて勝手に同居してるもんだからそうした問題にもあまり頓着しないもんだと思ってたが……流石にモロダシはダメなのかな。まぁ、いかに異世界人だとしても放尿シーンはアウトか。おかげでそっち世界では完全にご褒美回になってしまったではないか。ちなみに私は猫と幼女は別々に愛でたい派なので(?)、猫少女とか猫耳とかにはあんまりピンとこないタイプながら「幼女の恥じらい放尿シーン」は加点でいいと思います。性癖ィ! 真面目に突っ込もうと思ったら、確実にティラナは初動でミスってる(ケイが起きてくるまでに時間はあったんだろうから、その間に書面で対策を用意しておけばよかった)のだが、その後はなし崩しにダメな方ダメな方に転がっていくのでギャグとしてのスピード感は良い。相変わらず今作らしい面白みになっているのがロールカーテンのカットで、本当に1ミリも動かないカットで尺を稼ぎ、ちょっとの動きで変な笑いを生み出すじりじりしたテンポ感が省エネにも繋がっている。まぁ、酔っ払いの家のシーンなんかは本当にカット繋ぎがもっさりしてて「もうちょい動きに統制つけてよ……」と思ってしまったのでダメなもんはダメなのだが、いっそこのミルパンセ技法でどこまでアニメとして成立させられるかは興味深いので、板垣さんにはこのまま頑張って欲しい。 個人的には風呂のシーンからつながるケイとティラナの所帯染みた雰囲気はすごく好きなのでね。バディものっていうから互いに唯一無二の関係性で繋がっている様子を見せるのが王道なのだろうが、この2人の場合はそうしたベストマッチの雰囲気はまだ出しておらず、当然男女の関係性にも見えない。そのくせすっかり一つ屋根の下で過ごす生活に馴染んでしまっていて、本当に家族みたいにダラダラしてる雰囲気が生暖かい。ティラナがどう見ても幼女だからケイが気にせずにだらけてられる部分はあるよなー。(村田蓮爾デザインはやはり幼女でこそ輝いているというのに) 日笠だけがいない街、第8話。まぁ、存在抹消系のペナルティはどっかで来る気はしてたけど……よりによってアンナさんだけがその仕打ちに会うのは本当に持ってるというか、持ってないというか……。 ただ、今回の記憶操作に関しては寧々ちゃんが分析している通りに何者かの意志が介在している様子。よくある存在抹消系ペナルティは「ルール上そうなっている」ってんで自動的に行使されることが多いが、グランベルムの場合には「敗者がこの世から消える」なんてルールは無く、初戦で敗れた赤崎は今回節操のない形で取り込まれていたし、寧々だって敗退後はあの通りサポート役に回っている。「グランベルム負けても特にペナルティなしで、権利を失うだけ」というのがこれまでの認識だったのだ。 それが大きくねじ曲がってしまった原因は判然としないが、前回の試合で新月が完膚なきまでにアンナさんを叩きのめしてしまったことが理由なんだろうか。特にアンナがフーゴの魔石を持ち出してブースト状態になっていたこともあり、あの試合での魔力放出量は相当なものだったのだろう。それだけの大きな影響が運営側の気にする何かに抵触し、アンナさんのバトルは「なかったこと」にされてしまったと。ただし、この操作にもダイレクトに魔力の影響があるため、現時点での参加者にまではその効果が及んでいない……のかな。アンナの記憶を保持しているのは新月・満月・九音の3人だが、水晶も多分記憶を残しているだろう。この4人にだけ記憶を残すことが、残りの試合にどんな影響を及ぼすことになるのか。 そして、試合中にどんな立ち回りをしてもお咎めが無いのがグランベルム。この手のバトルロイヤル系イベントでは扱いの難しいチーム戦状態が、なんと残り4人まで続いているという珍しい展開であり、なおかつその構成が3対1っていう。水晶さんは余裕ぶっこいているので彼女が一応の「ラスボス」ポジションになるのだろうが、どうせ彼女を打破した後には満月VS新月の試合も残ってるだろうから、問題は残り九音をどう処理するかっていう部分だ。いまだに水晶さんの目的がよくわかってないのよねぇ。彼女が本気でグランベルムに勝ち残りたいと思ってるかどうかも微妙だし。もう、九音のおねーちゃん(CV田村ゆかり)を食べて、そのまま姉妹丼にしてしまうってのが目的なんじゃ無いかって気すらする。 そして物語の最大のカギとなるのは、「何も無い」満月の立ち位置。厳然としてそこに「ある」はずの「満月」が「何も無い白」を体現し、決して目には見えない「新月」が「切なる想いの黒」を抱えている倒錯した状態がなかなか憎らしい。「何も無い」といえば、こうしたイベントの果てに伝説となった鹿目まどかさん(CVが水晶の中の人)の印象が強いのだが、彼女は最終的に大きな大きな願いを手に入れた。そして、その時まどかが抱えていた願いが、今作ではすでに新月の願いと被っているのである。さて、古今東西、この手のマッチアップのオチはやり尽くされている感のある中で、満月さんはどんなゴールを見出すことになるのだろうか。 まぁ、ひとまず来週は姉妹百合の結末を見守ろう。これ、おねーさんは水晶さんにNTRれたって認識でいいんですかね? そういや満月のところの姉妹も何か一悶着ありそうだが……。
日笠陽子ヒストリーに新たな1ページ。もう、広辞苑みたいな厚さのヒストリーになってる気もするけども。 アンナ・フーゴ。そのたった1人の悲劇の少女のための物語。どれだけ性根のねじ曲がった人間がこのサブタイトルを考えたというのだろう。彼女の人生を一言で表すならば、それはやはり「ミス・ルサンチマン」ということになってしまうのだろうか。一言で片付けてしまうのはあまりに残酷で、あまりに不誠実な気もするのだが、彼女の一挙手一投足を見るに、やはりこれ以外に表しうる言葉も無いような気がしてしまう。そんな、ひたすら復讐に燃え、不義理に果てた悲劇の一幕。 それにしたって、新月さんの残酷さったら無い。彼女が自分のやっていることを「残酷なことなのだ」と理解したのは、前回の話ぶりからして満月と出会った後のこと。彼女も彼女なりに反省し、不器用ながらもアンナに改めて気持ちを伝えようとはしていた。しかし、今回のバトルでわかる通りになかなか長年の関係性というものは覆せるものではない。どうしたって上から目線になってしまうし、一度歪んだ関係性に、綺麗な終止符など打てるはずもない。だとしても、このような幕引きになってしまったのは……お互いに、やっぱり「性格が悪かったから」としか言いようがない気がする……。 すでに心が壊れてしまっていたと振り返るアンナ。彼女は今回、もう何もかもをかなぐり捨てて本能のままに突き進むしかない。つまり、今回彼女が口にしていた言葉は全て本心であり、彼女のとった行動が全てである。何があっても新月のみを亡き者にする。それさえ叶えば、家も矜持も、自分の命すらもかなぐり捨てていいと思っていた。いわば捨て身の特攻である。魔石の力はそれなりに役に立ったはずだが、その増強分すら新月は見越していたわけで、やはりどれだけアンナが振り切れようとも新月の手のひらの上。特攻で全てを使い果たし、失ったところに、裁きの鉄槌が降る。もう、どうしようもないほどに一方的な判決である。どこまでも残酷な実力社会。どこまでも冷酷な結末。そして、それ以外の選択を奪い取ってしまったのは、他でもないアンナ自身なのである。因果応報というにはあまりに酷な、一人の人間が壊れるだけのお話だった。 紋切り型の「壊れちゃった復讐鬼」の描写といえばそうなのかもしれないが、アンナの場合は最終的に全てが「嫉妬」でしかなく、根本的に新月に責任が無いというのがキツい部分。いわば「勝手に怒って勝手に壊れた」だけなので、本当に救いようがない。そして、そんな壊れてしまった彼女の世界を、日笠陽子という役者が丁寧に、残酷に、積み重ねていくのである。ふざけた台詞回しも、たがの外れた振る舞いも、滑稽であればあるほどに悲壮さが際立つ。一歩間違えばギャグだし、多分ギャグの方にはみ出してる部分も多いはずなのだが、一切笑う気が起きずに鬱々と沈んでしまうようなアンナの独擅場は、ただ哀れみを持って見守るしかない。なんてことをしてくれるんだ。 やはりこうしたキャラクターが鈍く輝く様子を見ると、嫉妬や劣等感っていう感情は、どうにも抗えぬ人類普遍の共感であり、コアな部分を描くことが止められないものなのだということがよく分かる。まぁ、「よりもい」のめぐっちゃんだって同じといえば同じ……いやぁ、やっぱ違うけどなぁ……アンナさんはなぁ……。とりあえず、ご冥福をお祈りします。いや、生きてんだけどね。現実世界に戻ってから絶対新月と顔合わせらんないよね……。
猫アレルギーが治る素晴らしい世界、第6話。いや、別に俺は猫アレルギーでもなんでもないんだけど、姪っ子がどうやらアレルギーらしく、他の兄弟が猫で遊んでても遠巻きに見ているだけらしくて可哀想でさ。猫好きの猫アレルギーほど残酷なこともないので、この世界のように完治できる技術があれば世界はもっと平和になるだろう。 別に猫アニメではなくて、バディアニメである。ここまでのところ、大きな事件を2つ解決してそろそろ作品としてのまとまりも見えてきたくらいの時期だろうか。ぶっちゃけ、アニメとしての質はそこまで高くないっていうか、ミルパンセ的な過酷な製作状況をいかにしてクリアしていくかっていう要素が一番ハラハラしている作品なのだが(そしてクリアできてない回がすでにあった気もするのだが)、今回はそんなハラハラも交えつつ、いい具合にこなれてきて印象がよかったお話だった。基本的にシリアス少なめで、ケイとティラナが仲良く喧嘩しつつ関係性を深めていく描写が多かったのが楽しかった要因だとは思う。バディものの醍醐味といえば、やっぱりそうした部分ですからね。 いまだに世界観がよく分かってないので、事件そのものの扱いは割とどうでもいいんだ。前回の吸血鬼事件とか結局なにが何だかよく分からないままに終わってしまったし、その前の大きな事件についても「それでええんか?」みたいな肩透かしの終わり方だったので、あんまり事件&解決についてはこの作品には期待してないんだ。今回だってポルノの横流し商売のなにが悪いのかよく分からんし、「あっち」と「こっち」の関係性がまだまだ成熟してないってんなら、おそらくポルノ以外にもっとダイレクトに稼ぐ手段があるはずなのにその辺りがガバガバなのは気になる部分(それこそ、もっと先進的な技術提供の方が大きな商売になるだろうよ)。でもまぁ、それは別にいいんだ。今回ポルノがメインで扱われたのだって、単に「ティラナに見せることを考えるとそれが一番楽しい」ってだけだし。 セクハラしつつ、ケイの方には車関係のあれこれで同じようなハラスメント(パワハラなのかしら?)を味わわせて、お互いに嫌よ嫌よを好きへと変換していく。今回はティラナの表情の1枚絵なんかも可愛い描写が多く、きちんと村田蓮爾のテイストを活かせている部分が見て取れた。相変わらず動画部分にアラは目立つのだが、むしろそうした動画の拙さをいかに誤魔化していくかっていうところがむしろ面白みになりつつある。コマ送り風にして動画枚数を削るなんてのは遥か昔の作画崩壊アニメでもお約束のものだし、描くのが面倒くさそうなシーンは、別アングルの止め絵でごまかして一切描かないなんてのは、ダメっちゃぁダメなんだろうけど、むしろ潔くて笑えてくる部分。そりゃね、車の爆発シーンなんて、真面目に描いたら作画もエフェクトも面倒だからね。そこは音だけで表現して、絶望するケイの顔だけ見せれば伝わるんだ。ケイが新車で到着するシーンを待ってる側の顔の止め絵だけで表現してるとこなんてシュールすぎて笑ってしまったけども。もう、この作品はこれでいいんじゃないかな。 あとは細かい世俗の描写がなんだか変な距離感があって笑えるってのも、いいのか悪いのかよく分からないポイント。原作執筆が約10年前で、その時点での「現代的な異世界」の描写ってことなんだろうが、ケイが「ググれ」って言ってたってことは、この世界にはGoogleがあるってことなんだろうか。いや、あっても何の問題もないんだけど、「そこはそれでええんか」っていうのが妙におかしくて。今回みたいなお茶の間(?)ドタバタ劇が増えて身近な話題でケイたちの日常が描かれるようになれば、愛着も増していくかもしれません。 あと、個人的には折笠富美子がぬるっとレギュラーで出てくれてる作品ってのが微妙にプラスポイント。ケイの仕事場、折笠・中原・麻里奈っていうやたら俺に刺さる世代の贅沢なキャスティングなんだよな。なんでこの3人が集まってるのかが本当に謎。あ、ティラナはティラナでちゃんと可愛いですよ。
エンディング怖すぎワロエナイ、第6話。こういう特殊エンディングはそれだけでワクワクするものになるので非常に効果的なのだが、歌ってる人からするとどう見えるんだろうな。 「才能」についての情け容赦ないお話。こうして持つ者と持たざる者の差が歴然と見せつけられてしまう展開ってのはあまりに残酷で、その根本が「生まれ持ってのもの」であるがゆえに本当に救いようがないのだが、お為ごかしでない分だけ切実さがある。ここ最近で完膚なきまでに打ちのめされた「才能」の物語といえば「ユーフォ」関連の一連の流れがあるのだが、よく見てみりゃ、今作は(中の人的に)たいそうユーフォ的な展開である。何しろ新月の中の人は才能の象徴たる鎧塚みぞれ。そして打ちのめされたアンナの中の人はというと、北宇治ではいち早く才能に見切りをつけて退部を選択した斎藤葵である。葵ちゃんはさっさと自分に理由をつけて退部したおかげでその後のあれこれに巻き込まれずに済んだのである意味ラッキーだったが(原作を読んでるとあの後で田中あすかにボコボコにされる描写がでてくるのであんまり救われてない気もするが)、こちらの世界の葵ちゃん=アンナの方はというと、才能の無さには一切気づかず、自分は「持つ」方だと信じ切った上で新月に刃向かい続けていた。 これまでの戦闘描写を見れば、彼女の努力はそれなりに結実していたようにも見える。第1話では新月をそこそこ追い詰めていたようにも見えるし、その後のバトルでも一応無視できない戦力としてカウントはされていたはずだ。まぁ、こないだの寧々戦では完全に「なんかうるさいノイズ」くらいになっていた気もするし、水晶の暗躍が進むに従い、道化としての側面がますます強調されてはいたが……一応はグランベルムで勝ち残った人員の1人のようには見えていたはずなのだ。 しかし、あまりにも残酷な過去の真実を母親に打ち明けられ、最も憎むべき敵である新月に情けをかけられ、アンナは完全に崩壊した。まぁ、これまでの時点でもすでにぶっ壊れてはいたのだが(リアルで斧もちだすのはやばすぎるやろ)、今回一番タチが悪いと感じたのは、別れのシーンでは笑顔を見せて新月を見送っていたところである。おそらくあの時点では心情が整理できず、アンナはぐちゃぐちゃになっていたはず。そこでもう一度斧をかついで殴りかかってくるようなら、まだわかりやすい分対処のしようもあったかもしれない。しかし、その時点で完全にアイデンティティが崩壊してしまったアンナは、新月を一度は見送り、その後で改めてくすぶっていた感情を燃え上がらせた。その心の矛先は、ただただ憎むべき新月に向かう。もちろん、そんな新月に加担して自分を辱めた母親を許すわけにもいかないし、彼女は賢いので新月たちが語った真実の「意味」を理解していないわけではない。だとすれば、自分が現実をぶっ壊す手段は1つしかない。ドーピングでもなんでも使って、ただ相手を滅ぼすことだけを考えるのだ。もう、勝ち負けなんてどうでもいい。これまで自分が長年依って立ってきたプライドを守り抜く為に、彼女は最後の戦いに赴くのである。 まぁ、新月さんの方もこの事実をアンナに打ち明けるのは本当に辛かったとは思うのだが……もうちょい早めに決断して欲しかったところだよなぁ。おそらく彼女も満月との出会いで多少の成長があったおかげで前に進むことができたのだろうけども。次週、どれだけ誠実にアンナの介錯をしてやれるものか。そして、魔石の力でイカれたアンナがどれくらいのパフォーマンスを発揮するものか。水晶の動向も気になるし、まだまだ不穏な要素ばかりが目白押しだな。
というわけでへごの話がしたかっただけなんだけど……このアニメも変な方向にエンジンかかってるよな。いや、冒頭からすでに変だったけども。タイトルからして変だけども。先輩→後輩って同じようなパターンで天丼を構成したので、今回は当然それに続く「同級生」が性癖を暴露する回になることくらいは当然分かっているわけだが、その展開が斜め上の飛ばし方なので素直に笑ってしまった。ぶっちゃけ、「ドM」の先輩が出て来た後に「ドS」の後輩ちゃんが出てきた時には「流石に安易すぎる設定やな」と思ってなんとなく消化不良だったんだけど(それとは別に日高里菜に踏みつけにされるのは最高以外の何物でもないのだけど)、今回正体を明かしたクラスメイトの南条の正体は「ド腐女子」だった。これまたアニメ世界では定番といえば定番だし、あんまりいじれない設定のように思えたものだが、テンポのいい掛け合いのおかげでなんだか今までよりも破壊力が高いように見える。ヒロシモノのツッコミ芸によるブーストを受け、きっちり2人での殴り合いが刺激を生み出しているのが良い。南条の中の人である野水もいつの間にやら中堅と呼ばれるくらいの歳になってきて、こうしたキャラでの受けのバリエーションが増えているのは大変良いことだ。 まぁ、キャストの話ばっかりしてるってことはそういう楽しみ方しかしてないってことになりそうだが、何しろ映像部分はヘンテコすぎてむしろアリなレベル。スタッフを見た感じ、単に外注丸投げの回のようだが、カットごとに顔のデザインがコロコロ変わったりする部分は、今回みたいなお話だとむしろ狙ってやってるんじゃないかと思えてくるので許容できてしまう。目のデザインなんかがどのキャラも特徴的なのだが、はっきりと特徴づけされているおかげで、全体的なデザインが破綻していても最低限のラインが担保されているような印象を受けるのはなかなかずるい。 押しの一手だった最初の2人、そしてネタキャラのように思わせて実は純正のツンデレ要素も併せ持つ同級生と並び、次は妹回ってことになるか。毎回「中の人のブーストが楽しいなぁ」と思っている作品なので、いよいよ妹ちゃん(つまり本渡ちゃん)が炸裂するかと思うと、実はとても楽しみである。さて、どんな性癖が出てくるやら。
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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