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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 社はネコのおっぱいについてどう思っているのだろうか、第4話。あれだけ執拗に押しつけられても特に何も反応しないっていうのは……まー、ヴァイスマンも長く生きすぎたからなー。

 割と動きに乏しいお話だった。っつうか、なんかやたらと進行がゆっくりなお話だった。圧巻なのは円卓会議改めちゃぶ台会議のシーンで、「緑のクランに対抗するために手を結びましょうよ」っていう本当に簡単な相談のためだけに、やたらと尺を割いてのんびりゆっくりとした画面が続いていた。まぁ、3つのクランの王が同じ場所に出揃う機会なんてのはとても貴重だし(実際は過去の例を見るとそうでもないんだけども)、3つのクランが共闘態勢を表明するというのは歴史的な転換点ともいえるので、その重要さを表すためにたっぷりと尺を取ったとも考えられるか。その割に緊張感が無いのはあの場所を選んだ社が全部悪い。お茶くみに引っ張り出された菊理ちゃんが可哀相である。

 映像だけを見ていると「ネコが社に巨乳を押しつけるシーンを延々見せ続けるために偉い人が呼び出された」みたいなシーンではあるのが、実際には重要な会談の場。全てのクランが緑に手を焼いていることは事実であるため、共闘宣言は予想以上にすんなりと締結された。これでもし赤の代表が尊だったらこう簡単には進まなかった気もするのだが、アンナが王になってからは色々と話が早くて助かる。そう考えると、今まで赤やら青やらがごたごたしてたのって、大体は尊さんのせいだったってことになるのだが……まぁ、しょうがないよね。基本的にクランってのはイデオロギーが違うからこそ分かれているんだし。今みたいになあなあで進行するほうが珍しいのだろう。実際、共闘宣言こそとりまとまったものの、「石板」については宗像と社の間でまだ折衷案が見つかっておらず、黄金の王の後釜を巡る問題については色々とデリケートな部分も残っているらしい。宗像さんが現在の身体でそんな重たい荷物を1人で抱えてちゃ、どう考えても死亡フラグにしか見えないのだが、彼のことだしどうせ全てのお荷物を背負い込んで墓の中まで持っていくつもりなんだろうなぁ。結局、あれだけ毛嫌いしていた尊とやってることは大して変わらないのよね。

 白銀・赤・青が手を組む中、緑のクランは相変わらずの自由気ままさであるが、今回は猿・八田のコンビを相手にスクナが1人で大立ち回りを演じるというシーンが。うーむ、猿も八田も純粋な武力だけで見ればクラン内でもトップクラスのはずなのだが……完全に噛ませ犬ポジションになってしまっているな。ジャングルは少数精鋭なので純正のクランズマンがやたら強い設定なんだろうか。結局クロも紫相手に勝ち星を拾えてないしねぇ。普通に考えればクランとクランが1対1で対立してるならまだしも、連合組んで3対1ってのはどうなんだよ、と思うのだが、緑のクランの場合は赤や青が馬鹿正直に突っ込んできても何とかなりそうな変な存在感があるんだな。次週から本格的に牙をむくことになるのか。

 未だにメンバー3人のチーム白銀。ここから戦力増強って出来るものなんでしょうかね。あ、でも今回久しぶりに一言様のお言葉が聞けたな。クロはあれでドーピングしてなんとかなるのかしら。

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 わーい、菊理ちゃん再登場だー! 第3話。え? 社? あんま興味ないですね。

 今回は何と言っても緑のクラン、ジャングルの内部事情が描かれたことが最大のトピック。赤の吠舞羅の本拠地はこじゃれたスナックバー、セプター4の本拠地は立派な庁舎。それでは敵対するジャングルはというと……六畳一間だった。しかも、ネット技術を駆使して仮想空間での繋がりを主にするハイテク集団っぽいのに、一歩間違えばゴミ屋敷になりかねないような雑多なお部屋。その部屋には、今シリーズから登場して好き放題に暴れている釘宮ボイスの五條スクナ、劇場版から登場してクロとの因縁を楽しんでいる御勺神紫の2人に加え、芳忠ボイスのナイスミドル、そしてクランのボス、緑の王である比水流の4人が狭い中にごちゃごちゃと共同生活を送っていた。部屋の背景を見ているだけで色々と生活スタイルが想像出来る部分が楽しくて、特にスクナの趣味とおぼしきゲーム関連の張り紙、「ゲームは11時間!」改め「セーブできるまで」とか「ゲームは一日∞」とか、保護者の面々が御苦労されている様子が確認出来る。他にも冷蔵庫には「明日はにくじゃが!」なんてのも貼ってあって、相当所帯じみた連中であることが分かる(炊事をやってるのはおそらく芳忠さんなんだろうな)。そして、そんな日本家屋にはまったくそぐわないのが、比水が座っている変な椅子。治療器具みたいにも見えるいかにもサイバーなマシンはただでさえ狭い部屋をさらに圧迫しており、そのギャップが一際違和感を引き立てている。比水は一体どういう状態なんだろう。その後の会話で社(ヴァイスマン)との因縁も浅からぬ様子が窺えるので、今シリーズの中核を担うことになるのは間違いなさそうである。さらに、彼の重要な属性として「ネコの素性を知っている」ということも明らかに。なんか、全然似合わない本名っぽいものを明かされていたが、言われてみればネコの素性って今まで大して気にしてなかったけど大問題ではあるんだよな。あんな能力を持っているわけだし。能力の無茶苦茶さを考えると、確かに「仮想空間」を渡り歩く緑のクランに関係あるという展開は納得出来る部分。「不変」の王である白銀、「変革」の王である比水。その関係性はどうなっていくことやら。

 そして、学園ではクロとネコが菊理ちゃんと再会している間に、スクナが八田・猿と小競り合い。劇場版以来、八田と猿のいちゃいちゃが度を過ぎていてちょっと困りますね。八田ちゃんが出歩くと必ずアイツが待ってるもんだから、もう、完全にわざとにしか見えないし。わざわざ二人が揃ったところに襲い掛かってくるあたり、スクナはよほどの自信家なのだろうか。時を同じくして、クロは熱烈なラブレターを送ってきた紫ちゃんとの逢瀬。紫はやっぱり兄弟子なだけあってクロ相手にも一方的な試合展開。劇場版の時もそうだったし、クロはそろそろ自分の実力を鑑みて何か対策を考えないと駄目だよな。無策に突っ込んで勝てる相手じゃないんだから。もちろん、味方がピンチならそこにヒーローが駆けつけるのはお約束。満を持しての社復活。来週からが本番、な感じ。まぁ、社ってピンチに駆けつけてもあんまり頼りになるイメージじゃないんだけどさ……。

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 やっぱりこのアニメ、なんか綺麗で好きなんだよなぁ、第2話。前回の冒頭みたいなとにかくガチャガチャして見にくくすらある戦闘シーンなんかも味といえば味だが、それ以外の部分、人物の表情とか、細かい目の動き、髪の毛の見せ方、そういう部分に今作らしいこだわりが見えるのが綺麗なんだ。

 1話目が「とにかくガチャガチャ」のお話だったので、今回はとりあえず劇場版からの流れをまとめて、現在の赤・青・白銀の3つのクランがどのような関係性なのかを確認するお話。青と赤については相変わらずの小競り合いが続いているが、尊が失われ、アンナが新たな王となったことで、以前ほど理不尽な殺伐とした雰囲気はなくなっている。その上でアンナも「戦えば負けない」と言っているように、決して和平を結んだり、なあなあになったりするわけでもない。今回も「白銀のクランにいるクロやネコをかくまってやろうか?」という意識は同じだったが、各々が独自の意志で行動しているだけで、同じ理念で行動しているというわけではないのだ。

 そうして緩やかな和平状態が続く中で、不穏な因子は現在2つ。1つ目は、「王殺し」の負荷によって危うくなっている宗像のダモクレスのこと。そして、そのことで淡島さんが声をかけたのが、かつてセプター4で重要な役割を担っていたという、ベテラン選手の善条剛毅という人。彼はかつて、宗像の前の代の青の王が同じように鍵を崩壊させた際に、命を奪って危機を未然に食い止めたことがあるという。そのことが影響したのか、それとも本人の意志からか、現在は窓際に身をやつしているようだが、淡島さんは彼の実力を認めており、宗像の現状を見て手助けを求めている。しかし善条の答えは「宗像の右腕は淡島さんである」というもの。つまり、今回の最終話あたりで宗像が鍵を保てなかった時には、淡島さんが宗像を殺し、そのまま青の王を引き継げってことなのかしら……どうなるセプター4。淡島さんの他に王を継げそうな人間って、強いてあげるなら猿比古くらいしかいないからなぁ……。ちなみに、既に製作発表の時点で話題になっていたが、ナイスミドル善条剛毅の中の人は、周防尊役・津田健次郎その人である。尊が死んで出番がなくなってしまったツダケンだが、いまやすっかり「K」の顔。登場させないのは勿体ないので改めて新キャラで登場願っているわけだ。格好良い声が多すぎる世界だぜ。

 不穏な因子の2つ目は、緑のクランの動向。劇場版からの引き継ぎで前回もそのあたりが燻っていたが、吠舞羅やセプター4と違っていかにも悪役然とした緑のクラン。白銀のクランの数少ないクランズマンであるクロとネコはどうやら狙われているらしいとのこと。クロとネコは、早いところ身を固めないと色々きな臭くて大変である。そのために青も赤も2人をかくまおうとしているわけだが、2人の答えはそれぞれにNO。「ちゃんと帰る場所がある」ってんで学園寮に戻るところはいかにも「家族」としてのクランを表していてとても良いシーンだった。未だ部屋に残っている3つの茶碗。来週は社も登場するっぽいので、白銀の再始動にこぎ着けられると良いなぁ。

 まぁ、そうならなくても、延々アンナちゃんの膝枕でゴロゴロするネコが見られればそれはそれでいい気もするけども。

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 世界的にニップレスは星形と決まっているのだろうか、第3話。そもそもどこ発祥の文化なんでしょうね。

 今回は荒事無し。そして、個人的にはそういう話が好みなのです。どったんばったん暴れるのではなしに、しれっと倫理観に欠けたことを言ったり、日常的な場面で突然リンチの光景が目に飛び込んできたり。そういう「日常的な殺伐感」の方がアウトローしてるな、って感じがよく出る。ロアナプラがいい町に見えるのはそういうところからですね。この世界もなかなか素直に狂っていて良いです。

 前回はニックの化け物じみた姿を描写するのが主な目的だったが、今回の主人公はウォリックの方。何でも屋の「よくしゃべる方」っていうだけの認識だったウォリック。もちろん荒事だってこなすのだろうが、これまでのお話では疲れそうなお仕事はほとんどニックに任せており、本人は銃を使ってもあんまり上手くないなど、戦闘向きでない雰囲気に満ちている。そんなウォリックは何をして生きているのかというと、なんと「職業:ジゴロ」とのこと。ジゴロって言葉がこんなに飛び出すアニメは初めて見た。そもそも、ジゴロって職業じゃない。彼が行っているのは女性相手の性商売であり、言ってしまえば「男娼」である。まぁ、「ジゴロ」とは類義語というくくりらしいので間違っちゃいないのだけど。あまりにも手慣れたジゴロっぷりはとても説得力があり、自宅に女囲ってる割にはその後の処理も手慣れたもの。上玉のお客さん相手に的確にお仕事とをこなして稼ぎも上々のようである。普通に考えたら顧客の信用を失わないためにも自宅に女は招き入れないとは思うのだが、平気でそれをやってしまっている上に、アレックスがふっといなくなった時にも予想通りとばかりにケロッとしてたので、案外前にもこうやって気まぐれで女性を拾ってきたことがあるのかもしれない。

 そんな「商売熱心」なウォリックが今回見せた感情は、ニックへの強い思いである。娼館ではニックを馬鹿にされたことで柄にもなく激怒し、2人の絆が並々ならぬものであることを窺わせる。同時にニックの方も「元の仕事」とやらに呼び戻されていたが、ウォリックとの今の生活に満足しているということを伝えてやんわりと断っている。単なる猛獣ならば人をよりたくさん殺せそうなマフィア傘下に戻りそうなものだが、それをしないということはきっと2人の間には相思相愛のつながりがあるということなのだろう。こういう「野郎2人の無言の絆」ってのは実に良いモチーフですね。いや、ホモホモしい意味ではなく。むしろ、こういう暑苦しい友情物語ってのは昔から少年漫画にかぎらないドラマの鉄板だったはずなのだが、最近はどうも、歪んだ見方が増えてきていけない。素直におっさん同士の友情を楽しめれば良いのに。

 本作の難点は、女性があんまり可愛くないこと。アレックスは美人さんなのだろうが、デザインがいまいちしっくりこないので、面長なデザインが「美人」に見えにくい。スタイル抜群というセールスポイントについても、この町の女性は一人の例外もなく全員が爆乳なのでいまいち説得力が無い。ウォリックたちと家にいるときに肩紐がだらしなく崩れちゃってる描写なんか、普通だったらとてもセクシーでナイスサービスなはずなんだけども……やっぱり野郎の方に焦点を当ててるせいかなぁ。ビッグママも爆乳だったけど可愛くないしな(当たり前)。なんでこういうドラマの「元締めやってるおばはん」って必ずああいう格好してるんだろうね。あ、そういえばウォリックのお客さんのマダムは可愛かったかも。っつうかエロかったかも。ああいう濡れ場をしれっと描いてしまうのも、アウトロードラマの良いところですね。

 最後にすげぇどうでもいい話だけど、キャストロールの中にキョウリュウブルーの名前があってちょっとびっくりした。確認したら、ちょいちょいアニメ声優の仕事もしてるんだね。

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 エロゲーってすごいでつね、第8話。今回だけで確実に色々死んでる。少なくともみちるは3,4回死んでる。

 感想書いてないんだけど、毎回楽しく観てます。多分毎回感想書いてもその急ピッチな展開追いかけるだけで精一杯になっちゃうからあんまり意味ないだろうし。しかし、今回はちょっとだけ記事立てしておく。いやぁ、無茶苦茶でたまりませんね。突っ込み入れるなら前回の時点でいれとけや、って話ではあるのだが、もう突っ込みたいとかそういうことはどうでもいいんだ。これまでのあれこれがガンガン収束して、それがグルグルとアクションを絡めて回り出すこの爽快感がたまらんのですよ。

 ここまで全部が「グリザイア」ワールドを作るための下準備だったといわれても納得出来る、無茶の上に無茶を重ねて出来上がった大活劇。各々に悩みを抱えた女子高生(?)たちが、愛する雄二のために個性を活かして特殊部隊と正面切って対決するという心躍るシチュエーション。つっても、主に「個性」がフル回転してるのは蒔菜と幸の2人だけなんだけどさ。狙撃については一応タナトスのサポートがあったから可能になった部分もあるだろうが、幸の強襲ミッションに関しては完全に彼女の自力以外のなにものでもないからな。ヤバいメイド強い。そして格好良い。何故、メイドのエプロンドレスの下からは必ず物騒な武器がこぼれ落ちるのだろうか。いいぞもっとやれ。

 これまで積み上げてきた準備が全て今回の雄二奪還作戦に集約されており、1つ1つの作戦や情念がカチリとハマる場所にハマる気持ちよさ。最終的には「無茶でんがな」以外のなにものでもないが、1期目の無茶に比べれば些細なもんである。全てが片付いたところを、一姫と天音の感動の邂逅でシメる。たまらないッスね。ほんのワンシーンだったのに、颯爽と登場する一姫に涙する天音を見て、こっちまでちょっと泣きそうになったよ。これはとても良いアニメだ。

 改めて、エロゲーってすごいでつね。

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 このエンディング映像が一番好き、第6話。みんなして可愛いチビキャラになって、しかも動きも演出も素敵。あ、5話エンディングもいいけどね。別な意味だよな。

 なんかすげぇシナリオだった。ひょっとして由美子ルートってこれで終わりなのか? 終わりだろうな。うーむ、別に愛着があるわけじゃないので終わっても別に良いのだけど、流石に詰め込み過ぎっつうか、消化試合気味っつうか。超展開過ぎて親父さんの悲哀を追いかけてる暇もなかったわ。まぁ、無茶苦茶な展開なのは、この学園自体が無茶苦茶だったから別に構わないのだけども。死体入れ替わりトリックのとこ、具体的な描写はなかったのだけど、単に早業で入れ替わっただけなのかしら。ピンはずして、寝っ転がって、そのまま外から見えないように移動して、別な爆発物を起動して、か。死体はどうせ外から見えない位置にあったから最初から置いとけばいいのか。あ、だったら意外と出来るかも。もちろん、一番の問題は死体をどこで用意するかなんだけども。簡単に死体1つ発注出来るってすげぇぞ。あと「はい、戸籍」って。暗部ってレベルじゃない。こんな組織が絡んだ事件だって改めて考えると、由美子1人の人生がどうこういうことくらいはすげぇ小さなことに感じられてしまうのですが……。娘のために学園1つ作って、なおかつ用済みになってもそのまま施設維持を気ままに出来るレベルの財団やからな。継いだら良かったやんけ。

 ちなみに、冒頭でみちるちゃんたちが遊んでいたボードゲーム、あれも東浜電鉄の商品である。ボドゲファンとしてはどんなゲームなのか気になったのだが、どう見ても桃鉄であった。そして、調べたらそのまんまのヤツが販売されてた。県庁所在地を子供に覚えさせるための配慮なんだろうけど、このマップだと北海道に行く意味はあるんだろうか……。

 ま、駆け足でもなんでも5人分のヒロイン全員のルートを1クールで片付ける気なんだろうから、これで頑張っていかないとな。残念ながらこのペースだとちょっと勿体ない部分も多すぎる気がするが……みちるちゃんルートに2話使ってくれたのはむしろ感謝すべきだったのかもしれない。

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 ずるいアニメやで、第4話。今期KBSは「謎の日曜夜ラッシュ」が存在しているわけだが、その中では締めの一本となるこれが一番目を引いているかな。ちなみに間にBSで「曇天に笑う」が入るので、23時から「天体のメソッド」→「失われた未来」→「曇天」→「これ」という、第2のアニメシャワーが形成されているのである。

 ずるいってのは大きく2点だが、当然そのうち1つは猫である。あかんよ、猫死んだらそりゃ泣くやん……猫好きには鬼門やん……。実家の御猫様は御歳17歳で、最近は身体の至る所にガタが来ており、我が家族は大分前から心の準備を始めている。猫好きしかいない我が家はこれまでの歴史のなかでほとんど猫を絶やさない生活をしてきたのだが、都合8代目となる現在のご老体で、そろそろ打ち止めになるかもしれない。実家の親もいい加減に歳なので、老老介護にも限界があるからねぇ。そんなわけで「猫の死」は本当に駄目なのよ。もう、ボロボロ泣くのよ。同じ理由で「まじもじるるも」も駄目だったんだけども……人が死ぬよりも現実で立ち会ってきた回数が多いので、むしろこっちの方が辛いのです。それもああいう死に方になってしまうとなぁ。みちるちゃんが可哀想すぎてなぁ。

 で、もう1つの「ずるい」はそのみちるちゃんのことである。というか、ミズハスである。1話を見た時点で一番気になっていたのは当然このキャラだったので、いきなりメイン回を任されてこういう流れになると、それだけでもぐいぐい引き込まれてしまう。何が起こっているのかは相変わらずさっぱり分からないし、主人公があの通りに大抵のトラブルは飲み込んでクリアしてしまう体質なので、置いてけぼり感はかなりのものなのだが、とりあえず「ミズハスの色んな声が聞ける」っていうだけでも商品価値としては充分である。今回は本当に色んなタイプの会話が聞けたし、二重人格なんて阿漕な設定でもって変な広がりもみせたので、色んなものが満足した。頭の悪い水橋ボイスは本当に可愛いなぁ。

 もちろん、映像面でも割と気合いが入っており、きちんと渡辺明夫絵のキャッチーな部分をリアル絵とデフォルメ絵の両面で活かしてくれている。ツインテールの動きが映えますね。この後みちる嬢のお話が一体どういう風に展開するのかは想像もつかないが、出来ればちゃんと幸せな結末を迎えさせてあげてほしいです。……どうなったら彼女は幸せなんだろう?

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 なにこの綺麗なエンディング、最終話。近年の1クールアニメの中で、ここまで普通に最終回っぽさを出して最終回っぽく終わったのは久しぶりに見た気がする。ベタっていいよね。そして、何の遠慮もなくシームレスにぶっこんでくる「ハイスクールD×D」3期決定の報。いや、そこで完全に同じ作品みたいな扱いにするんじゃねぇよ。……いや、同じ……か? 楚南さんとリアス先輩は結構声質が違うことは分かった。

 さておき最終回。前回プリンスが政府軍に攻め込まれて大ピンチを迎え、今回でいよいよ最大の巨悪たるプリンスが倒される回になるのかと思いきや、なんとリッツの手助けを得て、正義(ペンギン)と悪(プリンス)の夢の共演が実現、無事に「共通の敵」を打倒しての大団円と相成った。いや、そりゃそうなるんだろうけども、出来ればプリンス勢がもっとボコボコにされるところも見たかった気がする。一番納得いってないのは、ここまであれだけの関係を築いてきたリッツが、割とあっさりプリンス側と手を結んでしまったことで、感情的にはリッツはずっと正義を守る「敵対者」でいて欲しかったんだけど。まぁ、この大団円を迎えるためには、「共通の巨悪」を登場させるしかないので致し方ない措置ではあるか。ツンでれるリッツが可愛かったので良しとする。

 そして、舞台さえ揃ってしまえば、あとはもう、世に溢れる「最終回テンプレ」にのせるだけの簡単なお仕事。すんでの所で救出出来たダイミダラー2機に搭乗して反撃に転じる孝一と霧子。更なるピンチに駆けつけるリッツ、ゲストキャラシックスの手助けを受けて復活する将馬など、そりゃまぁ、盛り上がりますよね。これまで登場したどのキャラにも満遍なく活躍の機会が与えられており、悪辣な政府軍を相手に勧善懲悪というか、観エロ懲健全の物語が分かりやすく紡がれていく。一応「健全と言いながらエロから目を背けることは正しいことか」という社会風刺的なメッセージ性もあるにはあるのだが、「こいつらに言われても説得力は無いな」みたいなギャグが前提なのでそこはそれ。「愛とはエロの文学的表現にすぎない」っていうのはけだし名言だとは思った。

 笑いどころとしては、高らかに「健全」を歌い上げたダイケンゼンが、即座に街を蹂躙する悪逆非道のモンスターへと化してしまうあたりである。最後の最後までこの「正義を歌い続ける悪魔的存在」っていう転換が面白い作品だった。今回のエピソードでは「正義」「悪」がもう一回反転して改めてダイミダラーが正義側になったかのような錯覚を覚えるが、決してそんなこたぁないからな。霧子なんか「私たちが愛し合うのはそんなに悪いことか!」と涙ながらに訴えていたが、別にイチャイチャするのが悪いんじゃなくて、そのイチャイチャがダイミダラーを操縦して街を破壊して回ってのが悪いんだっつうの。今回ダイケンゼンが暴走したのも、実際はプリンスの3博士が直接の原因であり、やっぱり作中で最も悪いのはプリンス勢なのである。それをさも正しかったかのように丸め込んで綺麗に終わらせてしまうシナリオラインは、したたかというか、馬鹿というか。いいはじけっぷりである。

 そして、最終戦ということでロボット3機と巨大ロボットダイケンゼンのバトルは、これまでの総決算的な意味合いを込めた大盤振る舞い。ペンギンロボは正統派の格好良さになるし、2機のダイミダラーも、ここまで大仰に立ち回っているとやっぱり「ダサい」よりも「恰好いい」が先に立つ。徹底的に手書きベースにこだわり、昭和の匂いがするもっさりロボモーションと、光学兵器で暴れ回るダイケンゼンの対比が非常に分かりやすく、最後のインサートブレイクもキマっている。ロボットものの格好良さっていうのは色々な要素があるが、今作におけるロボの鈍重さ、迷惑さも、1つの格好良さのファクターといえたのではなかろうか。

 結局、終わってみれば誰も不幸になっていないという綺麗過ぎるハッピーエンド。帝王様は最後の最後まで人格者であらせられ、今作をまとめ上げる超越的視点の持ち主として最後まで恰好良かった。ちゃんとリッツが連れていって貰えたのがとても嬉しい。彼女は向こうの世界で末永く幸せに暮らすんだろうなぁ。さぁ、とりあえず帝国が無くなって脅威も去ったのだから、日本政府は改めてプリンスを潰す算段をしましょうね。

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 来週のサブタイトル、おかしい気がするのに何か納得出来る不思議、第11話。もう、サブタイなんてどうでもいいけどね!

 孝一の復活で活気づくプリンス勢。帝国側は新たなダイミダラーによってリッツが撃退され、その対策に追われる。どうやら孝一は先の戦闘時に帝王の出身地と同じところに飛ばされてしまい、そのまま勢いでなんかパワーアップして帰ってきたらしい。頭にろうそくを装備してより格好良さとは縁遠くなった新型ダイミダラーが潔くてなかなかよろしい。久しぶりの復活にテンションが上がる孝一と、もう「ちょろい」なんて言葉も空しくなる一途な楚南さんのコンビは、別れが長かったおかげで随分良い雰囲気になっている。結局、楚南さんが眠っていたあの培養液カプセルみたいなのは何だったんでしょうね。単なる重傷だったら普通に病院で手当受けとけよ。

 対して、カップルとして隔絶してしまったのは将馬と霧子。リッツを追い払ったのだから将馬も無事に救助されるかと思われたのだが、なんとペンギン状態はそのままに、さも当然のように帝国側にお持ち帰りされてしまった。ハイエロ粒子を使い果たすとペンギンになり、ハイエロ粒子を与えると人型になる。なんと、かつてのシックスの事件がこんなところで伏線として機能することになろうとは。いや、意味分かんないけども。霧子ちゃんはなんとか気丈に振る舞っているものの、パートナーを失うどころか奪われてしまったショックは大きい。このまま2機目のダイミダラーとして機能することは出来るのだろうか。「別に使えるんだったらどうでもいい」とばかりに完全に悪人根性が染みついてしまった指令の下、彼女の特攻が……あるのかないのか。もう、そのまんま将馬についていって霧子も帝国側につけばいいんじゃないかな? 基地の場所はググれば分かるんだし。

 だってさぁ、ついに正式に国からもプリンス側が悪党扱いされてしまったものね。いや、そうなるだろうとは思っていたけども、割とあっさりとこの「図式の反転」が正式に行われた。孝一が帰ってきたことでより悪辣さにも磨きがかかり、公共の敵として追い払われる素質は充分だ。まぁ、「不健全な」ものが出回ることを規制する流れはあまり正義とは言えない気もするが……ダイミダラーの場合、倫理云々以前に実害が出てるからなぁ。規制もやむなしですわ。早く悪の組織であるプリンスが倒れて平和になった世の中が見たいものですね。

 まぁ、それ以上にリッツの活躍が見たいんですけどね。今週あんまり出番がなくて残念。その代わり、ナレーションの人がついに作中にも登場しました。この世界のおっさんたちはみんなして楽しそうだから何よりだわ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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