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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 福山=中二病、最終話。これは実に綺麗な最終回。このアニメに望んでるものっていったら、やっぱりこのテンションだよね。

 シリーズ中盤以降は少しずつ変則構成も増えていったのだが、今回は初心に返って非常に真っ当な2部構成。15分で短めにぽんぽんと出てくる方が笑いのテンションが維持しやすいので助かります。そしてAパートは、初心に返る意識を強めにするためか、洋のキューティクルへのこだわりが前面に出るお話になっている。しかし、髪の毛からダイヤが作れるなんて知らなかったわ。試しに調べてみたら、割とちゃんと商売としても成り立っている上、ダイヤとしての質もいわゆる天然物に比べて大きく劣ることもないとか。割と面白いところに眼をつけたじゃないですか。流石ノアちゃんやで。まぁ、単に「狼に嫌がらせしたいから、何かヤツが大事にしている髪の毛を使って悪だくみをするであろー」っていうことだったんだろうけど。

 しかし、残念ながら毛に関する諸々は、洋のプライベートの中でも触れてはいけない逆鱗だった。泣き狂った洋は復讐の鬼と化し、なんと最終回に至って初めて、荻さんとヤギという夢の共闘態勢が繰り広げられることに。おかげでヴァレンティーノファミリーにもたっぷりとスポットがあたり、毎度のことながら変態度の高いロレンツォの性癖や、あれだけ恰好いいはずなのに最終的にギャグキャラ以外のなにものでもないガブリエラの活躍などが楽しめることに。……ヴァレンティーノのマントって、「全裸」と「それ以外」を分ける大切なファクターだったんだな。確かに、マントを脱いだらただのヤギだしな(まぁ、着ててもただのヤギだけど……)。荻さんと洋のいちゃいちゃも確認出来て、めでたしめでたしである。

 そしてBパート。のっけから聞き慣れた厨二テンションの福山ボイスで吹くが、もう、本当に期待を裏切らない。キャラとしては「スケットダンス」のダンテとまるきり同じ方向じゃねーか、という気もするが、まぁ、中二病キャラの設定なんてこんなもんだ。本当にルルーシュ式高笑いは聞いてて満足感がありますね。最終回だ最終回だと洋が散々愚痴っているメタっぷりも相変わらずひどいが、最終エピソードなのにどこの誰とも分からない「ぽっと出の新キャラ」が全部持っていくという人を食ったシナリオも予定調和である。ちゃんとヴァレンティーノファミリーが求人広告出して丁寧な人材雇用をしていることも分かって一安心ですよね。……ガブリエラとかノアもああやって面接で採用したんだろうか。まぁ、やっぱり雇うにあたって新人の前科は大事ですからねー。ちゃんと求職雑誌に広告が掲載されてたってことは、あの可愛らしいビラとかも全部首領が作ったんだろうか。なにそれ可愛い。

 しかし、「ヤギならいいや」という軽い気持ちで自宅警備員崩れが面接なんかに応募しちゃうと、今の日本の就職事情の厳しさが突然牙を剥く。いや、あの出で立ちで面接に行って門前払いされなかっただけでも有難いと思うが、せっかくヤギ(取締役)が良いこと言ってるのに、となりの袋で台無しである。圧迫面接かー、こわいなー。そりゃルルーシュだって勇太だって引きこもりたくもなるわなー。CV小杉さんだもんなー。めげるよなー。で、オチに向かうシーンでは最終回らしく突然洋の自己紹介が入り、結局シーズン中に何回使ったんだ、っていうレベルの秘孔刺激からの追いかけっこ構図で幕。ちゃんとキャラクター総出演でそれっぽいエンディングになってるのはいいけど、流石に塀の向こうの秋吉とかは登場出来なかったな。とりあえず荻さん一家が出てきてくれたのでそれだけでいいか。

 なんだかさっぱりあっさりの最終回だったが、この作品はこれくらいが一番いいや。2期に期待を寄せて、とりあえずは満足です。

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 やっぱりヤギは人格者、第11話。首領がメインの回はやっぱり良い話が多いよね。ただ、オチが切なかったのはちょっとなぁ……どれだけ首領が良い人でも、狼に対する積年の恨みだけは覆しようがないんだなぁ。でも、最終的には美談かな。秋吉の気遣いは首領の今後の野望にどんな影響をあたえることになるのか。

 何の前触れもなく起こった首領の逮捕劇。これまで10話もの間警察と不毛な戦いを繰り広げてきたヴァレンティーノが一切詳細を明かさぬままに逮捕。もう、この時点で流石である。そして、裁判などの過程を経ずに一気に収監へ至り、洋たちが直談判をしにいくも、「あれはヤギだ」という「日常」もびっくりの一言で問題解決。稲葉さんたら繰り返し脱皮するくらいにショックだったみたいだけど、やっぱり首領は色んな人と仲良しだね。

 収監された謎の動物刑務所でもあっという間に人望(ヤギ望)を得る首領。たまたま相部屋になったのが聡明さんの元のよりしろだった秋吉というのは運命の悪戯か。しかし、元々温厚な秋吉と、人格者ヴァレンティーノはあっという間にお友達、そして2人とも模範囚である。秋吉にミシン手伝って貰ってる首領がマジ可愛い。……なんで首領って悪いこと続けてるんだろうなぁ。あのカリスマなら起業して真っ当な人生(ヤギ生)を送っても充分成功したと思うのだが。ただ、ちょっとウッカリ寝ぼけて本を食べちゃうあたりがお茶目だけどね! まぁ、本を食べちゃったおかげでますます首領の人柄(ヤギ柄)の良さが出たので結果オーライといえる。

 そして、随分待たされた後でようやく訪れた救助の手。首領がしびれを切らしてイライラと文句を言っていたが、ロレンツォたちが救助に遅れたのは仕方ない部分もあるだろう。何せ荻さんたちすらろくに知らないような謎の動物収容刑務所である。野羅の面々も秋吉の収監を知らなかったことから、聡明さんですら気付いていなかった施設ということになる。多少時間がかかったとしても、ちゃんと調べ上げて救助に来てくれたファミリーの面々はやはり有能である。高々度からの落下にもびくともしないロレンツォに、実質1人で救助活動を全て片付けたガブリエラと、相変わらず個体スペックは無闇に高いメンバーたち。野羅の2人は何しに来たのかもよく分からないような状態だったが、上手くいけば秋吉救出まで行けたかもしれないのだから随分ラッキーなシチュエーション。しかし、結果はあの通りの悲劇である。やっぱりちょっと首領が可哀想ではあったなぁ。ちゃんと話せばわかり合える2人のはずなんだけどね。ギャグアニメのくせにそういうところでちょっと切なくなってしまう食い合わせのおかしさも含めてのこの作品だな。

 それにしても、首領が愛用してたロレンツォ枕……アレ、持ち込みだよね。許可されたのか。そして、首領もやっぱりロレンツォのことは好きなのか。謎が多いのであろー。そしてガブリエラ恰好いいのであろー。あろー、あろー、あろー。そこかぁ!

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 まだであろ〜か? まだであろ〜か? 第10話。わぁいヤギ尽くし。先週まで辛うじてあったシリアス要素とかホントになかったことに。でも、最後に聡明さんが出てきたところだけちょっと毛色違ったけどね。どさくさに紛れてロレンツォが素顔ばらしそうになったりと色々デンジャラス。やっぱりあそこはキャラクター全員にとってタブーなのだね。

 Aパートはまさにヤギ祭り。あんなヤギもこんなヤギもとにかくヤギだ。でも、一番可愛いヤギはやっぱり首領だよな。どうなんだろう、作中だとヤギの顔ってなんだか怖いものみたいな描写もあるけど、実際ヤギって怖いか? 確かに角まであるとかなりの迫力ではあると思うが、目つきが怖いとかいうことはあんまり感じないよねぇ。あの三日月があかんのだろうか。別にパンダだって似たような怖さがあるじゃないの。まぁ、とにかくヤギがいっぱいだ。おかげでそのついでに荻さんとこの家族も久しぶりに全員集合。ラブラブ過ぎる夫婦に愛らしい娘も加えて、超人一家がたまのオフを幸せそうに満喫している。ついこないだまでシリアス路線で殺されかけていたとは思えない荻さんの余裕。きっと奥さんが可愛いから何もかも平気に処理出来ているに違いない。まだ娘さんも小さいけど、そろそろ2人目ですかね(ニヤニヤ)。ちなみに、一家にはついでにステラもセットで、更にロリっ子たちの愛らしさが5割増し。ステラと梓ちゃんで本当に幸せ一家である。もう、そういう作品でいいやぁ。

 Bパートは、相変わらず迂遠な方法で荻さんの命を捕りに来るヴァレンティーノの甲斐甲斐しいプランのお話。未だに富士の樹海は危ないっていうお話ってまことしやかに言われてるよな。ま、実際にコンパス無しの手ぶらで森の中に飛び込んだら危ないのは間違いなかろうが、まさか魂魄まで使わないと脱出出来ないとはおもわなんだ。いや、荻さんはあれだけ殺しても死なないんだから、樹海の遭難くらい大したこと無いだろ。むしろ連れてこられた洋のメンタル面の方が心配だわ。こんなに虐げられて弱々しい主人公もなかなかおらんぞ。ただ、個人的には樹海に入ってからの云々よりも、アジトで和気藹々と戯れているヴァレンティーノ一味の様子の方が楽しい。容赦無く突っ込みに回ってるはずのガブリエラがいつの間にか仲良くぼけてる時の雰囲気が凄くアットホーム。良い犯罪者集団だなぁ。首領は本当に人望(ヤギ望?)が篤くて、きっといい上司なんだろうなぁ。ガブリエラ役のときのぴかしゃは一際低いところから声が出るので、聞いてて何か楽しい。

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 おかしい、シリアスじゃない、第9話。前回の「前編」はシリアスだったから、てっきりこのお話だけはそのままシリアスで通すのかと思ってたのに……開始数分で洋のケツっていう時点で駄目だった。

 結局、洋と聡明さんはタイトルの通りに決裂しましたよ、っていう話だったわけだが、聡明さんが荻さんの命を取ろうとしてるはずなのにどこまでもユルい雰囲気で話が進んでしまったおかげで、結局最終的に何が言いたい話だったのか分かりにくいのが勿体なかった。一応聡明さんは過去の刑事としての思い出を洋と荻さんの関係性に見いだしてノスタルジーに浸っていたはずなのだが、そうした「本当に真面目な要素」がどこか茶化したような空気でないがしろになってしまい、いい話なのか、それとも単なるおちゃらけなのか分かりにくく、どうにも半端である。前回と同じくらいの温度でやってくれた方がまとまったと思うんだけどねぇ。大事なエピソードだったことは分かるのだが、正直今ひとつである。

 Bパートも、そういう意味では振り切れてない部分がちょっと勿体無い。ノアと夏輝という今作でも屈指の(というか唯一の)普通の女の子2人のラブコメ展開なんだから、もっと賑やかにしたり、いっそきゅんきゅんするようなラブな話にしたり、色々と盛り上がる方向性はあったはずだが、こちらも聡明さんが色々ややこしい絡み方をしたおかげでとりあえず軟着陸、みたいな感じである。いや、ギャグ成分多めだったからこちらの方はそこまで嫌いじゃないんだけども。多分、何か引っかかると思ったのは、未だに優太君が他人に対してどういう感情を持っているのかが理解出来ないところなんだよな。今回はノアと弥太郎のデートに対して、割と正面から嫉妬で邪魔しようとしてたんだけど、結局優太君はノアと良い関係ってことなんだろうか。優太君のナンバーワンは洋で間違いないと思うのだが、ノアを取られるのもそれはそれで嫌なんだろうか。まぁ、一応弥太郎は敵側組織の人間だし、取られて快く思わない理屈は分かるのだが、ノアが幸せならそれをサポートしてあげるくらいの優しさは欲しいよなぁ。

 ただ、そんな中でも純愛属性の夏輝がやたら可愛かったので、今回のハイライトはそのへんでしょうね。弥太郎を取られるのはやっぱり嫌なんだね。影から応援しようとしてるのに色々と葛藤してる夏輝ちゃんが一番愛おしい。ノアも可愛らしいんだけど、今回だけで行ったら遥のよく分からない気遣いっぷりの方が目を引いたかな。あと無駄に家族間の暖かみが強いヴァレンティーノファミリーの団欒とかね。本当にガブリエラが単なるおっさんみたいな応援してて笑った。ただ、正直もっと首領に出番を与えて下さいよ。やっぱりヤギがいないとこのアニメは始まらないんだよ。次回はヤギ多めみたいなんで、期待して待っている。

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 ついに訪れてしまったシリアス展開、第8話。でも、構成が何かおかしいよな。なんで2部構成のBパートによりによって「前編」を持ってきたんだろう。何か意味があるのか、それとも「一週まるまるシリアスだとキツいだろ」っていう配慮なんだろうか。確かにギャグもなく、首領も出てこない話はキツいには違いないが、かといってAパートBパートの落差が有りすぎる今回みたいな展開もそれはそれでキツイっていう。

 今回のお話をまとめるなら、Aパートは「荻さんが殺されかけるギャグ話」で、Bパートは「荻さんが殺されかけるシリアス話」ということになる。色々とネタだらけのこの世界だが、やっぱり一番ネタ度合いが高くてあり得ないのが荻さん(一家)である。そこに絡めて、最初は冗談めかしていつものように優太君が命を取りに行き、Bパートでの聡明さんの淡々とした殺害計画とのギャップが鮮明になる作りである。いや、鮮明にされても困るのだけれども。Aパートの方はいつも通りだし、最近ずっとショートショートが続いていたので、ある程度まとまったテンション高めのノリは安心して楽しめる作り。首領も含めたデフォルメキャラの可愛らしさがいつにも増して引き立っていたし、ネタまわしも健在。「特にス!」のあたりが無闇に面白かった。やっぱり優太君とノアが手を組んだ時のマッドな感じはブラックで素敵です。それをものともしない荻さんも尋常じゃないけど。まぁ、これってギャグだから見られているわけで、冷静に考えると優太君って本当に反吐が出るくらいの下衆キャラだから、ちょっとでも方向性を誤るとめちゃくちゃ嫌な奴になる気もする。その辺のバランスはギリギリのところ。

 そして、そんなギリギリのバランスを踏み越え、平気で荻さんを殺し、更に同僚に深傷を負わせるという実害をもたらしてしまったのが、Bパートの聡明さんである。暗い過去を抱えていることは分かっていたわけだが、今回はそれがほとんどギャグ無しで語られてしまい、そのために重苦しさばかりが付きまとう。聡明さんは終始あっけらかんとした様子で、まるで手料理でも仕込むかのようにして着々と荻さんの抹殺計画を進めているわけだが、そのあたりも逆にクレイジーなイメージが強くなってしまい、どす黒さが嫌な方向に増している。もちろん、曲がらない理念というのそれだけ意志の強さを体現しているとも言えるわけだが、現状、荻さんには何一つ落ち度が無く、彼が殺されるのは完全なとばっちりでしかないため、どうも聡明さんの主義主張には共感しにくい。警察組織の内部腐敗というのもこれまではちょいちょい垣間見えていた要素ではあるのだが、あくまでギャグの一環として絡んでいただけなので、それを目の仇にしている聡明さんの立場がしっくり来ないのだ。わざわざ前後編を2週に分けたあたり、後半の重たい展開に救いがあるものと期待したいが、このまま聡明さんが「悪人」として定着してしまうと、ちょっと残念なことになるかもしれない。

 ま、一応これまでぐちゃぐちゃしていた人間関係の中心になる犬軍団の立ち位置がはっきりしたのだから、ストーリーものの展開としては1つ大きな前進であるのは確か。一応ここはちゃんと洋と聡明さんの関係に決着を付けておいて、また元のようにアホな日常に戻って欲しいもんである。荻さんも弱点がはっきり分かったんだし、今後は聡明さん対策で強化しておこう。彼なら毒物や精神支配くらいなら吹き飛ばせそうな気もするけどな。

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 今回もショート集かぁ、とがっかりぎみだったけど少なくとも先週よりテンション上がった、第7話。この期に及んでまだキャラが増えるのは恐ろしい。

 最初の学園パロなんかは、個人的にはあんまり必要無いネタである。元からぶっ壊れぎみの人間関係がネタなのだから、その舞台設定と関係性がちょっと変わったところで、基本的なネタまわしは変わらない。普段絶対起こらないようなことが起こってこそパロディっていうのは面白いのだから、最初からコントもどきのこの作品で舞台転換はそこまで必要なネタじゃないだろう。悪いわけじゃないが、本質的なところではあまり目新しさは無い。

 2本目と4本目は「キューティクルLIFE」というサブタイトルがついており、こちらは聡明さんと因幡兄弟、そして弥太郎などの思い出を描く。基本的なコンセプトは聡明さんの人柄の描写なので、ギャグ要素はあんまり無い。ネタ無しで普通の話をされると、やっぱりちょっと物足りなく感じてしまうため、純粋にギャグアニメとしてこの作品が好きなんだな、というのがよく分かる。ただ、幼い日の弥太郎はちょっと可愛かったのでそこは収穫。やっぱりチビキャラのデザインや立ち振る舞いが可愛い作品だよな、と思ったら、今回コンテが追崎さんだったのね。良い仕事。

 そして、一番気になるのは3本目、5本目。あぁ、やっぱりヤギなんだな。ヤギが出てくるのが一番楽しいんだ。3本目はバーを舞台にして実に普通の視点から「ヤギかよ!」と(今更ながら)突っ込むだけのお話なのだが、ヴァレンティーノがいちいち恰好いいから困ってしまう。お札食うのが大好きだけどちゃんと酒は嗜むんだなあ。結局ロレンツォはどうやってお酒を飲んだのでしょう。謎のまま終わりました。

 そしてメインとなるラストエピソードは、まさかのシリアス(??)である。もう、最初の首領の登場シーンからしてどうしようかと思う出来。そこから、何一つ表立ってはギャグを挟まずにとても良い話が展開していくわけだが、まぁ、ヤギがいる時点で既におかしいわけで、真面目にやろうとすればするほど壊れていく現実。首領の白刃取りのあたりでその流れにも限界が来てしまい、最終的には圭がオチを叫んで収束させるという。冒頭からのちょっとシリアスめの流れは、視聴前にこの作品に対して漠然と持っていたイメージそのものだったりするのだが、やっぱり首領がいるだけで作品はどうとでもなってしまうのである。でもまぁ、キャストとかデザインとか、本気でシリアスやろうと思えば何の問題も無く真面目に出来る材料は揃っているわけで、そういう方向性のお話もちょっと見てみたいかな、と思わせるだけのものがあった。特に普段からそこまでキャラが崩れないガブリエラが本気のアサシンになると、普通に恰好いいんですよ。ありゃぁ有能ですわ。ヴァレンティーノの器のでかさも確認出来たし、ヤギファンにはたまらない一本ですよ。まぁ、このままのテンションでやられたら流石にキツいのかもしれんが……。

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 新キャラは女の子希望、第6話。今回も例によって新キャラが登場したわけだが、残念ながら女の子じゃなくて子安(でも主に杉田)だった。ただでさえあっち向けのサービスが多いんだから、少しは画面を華やかにしておくれよぅ。優太君のせいで勘違いしやすいが、探偵事務所のシーンって女の子は夏輝ちゃんしかいないじゃないか。

 一応ストーリーを掘りさげる設定とみていいんだろうか。遥が所属していたアウトロー集団(?)野羅のボスである聡明さんの正体が明らかになった。最初はちっちゃくてウールウールした可愛い羊かと思われたのだが、その中に潜んでいたのはなんと子安ボイスの狼の亡霊。圧倒的な力の持ち主であり、ついでに設定上は洋や遥の父親にあたるという。普通のお話ならば非常に大事な存在であるはずなのだが、残念ながらこの作品ではそんなキャラも特別扱いはしない。なんとなーく探偵事務所を訪れ、なんとなーくいじられた後でなんとなーく退場した。まぁ、こんなもんですわな。結局メインでしゃべっているのが杉田なので、基本的にネタキャラの臭いしかしないし、多分それであってるんだろう。一応、それらしい含みを持たせて今後にも続いて行くお話にはなっており、いつものように1話完結で投げっぱなしになっていないあたり、一応メインキャラの矜恃は保っているのだろうか。まぁ、正直言ってそこまで興味があるわけじゃないので、今後出てこなくても特に気にはならないです。個人的には、荻さんの娘さん梓ちゃんの再登場の方がよっぽど望ましい。

 で、今回はそんな聡明さん登場エピソードのみがメインで、残りのBパートは荻さんの誕生日話、それに謎の狼とヤギのおとぎ話で埋めている。ショートギャグが基本だから別にこれで問題ないのだが、普段に比べると人間関係を絡めたドロドロと下世話なギャグがあんまり見られないので、ネタとしてはちょっと物足りない回であった。荻さんの誕生日の話とか、割とどうでもいい中身だしなぁ。別に緒方が嫌いなわけじゃないが、あの2人だけではいじるべき点があまりない。後半のおとぎ話パートも同様で、あんまり明確な笑いどころは見つけられなかった。ま、可愛いからこれはこれでいいとも思うんだけど、いつも通りのネタを期待してるとちょっとな。

 今回なんか物足りないと思ったが、多分ヴァレンティーノが登場してないのが最大の原因なんじゃなかろうか。結局、わたしゃあのヤギを見てるのが楽しいんです。ロレンツォもガブリエラも出てこないと、残念ながらすっきりしないのです。次週も外伝エピソードメインみたいだけど、もう少し濃いネタを希望したい。別に原作が無いわけでもなかろうになぁ。

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 毎週楽しいよ、第5話。「今期一番のアニメは何か」と問われて悩んでいたのだが、ひょっとしたらコレかもしれないな。特に悩まずに見られる上にテンポが良いのでわりと30分があっという間。こういう丸いギャグが好きなんですよ。今期だと「みなみけ」も別な良さがあるけども。この作品の場合は基本がホモ臭いのでキャラ萌え度外視で見てるはずなのに楽しいというのがなかなか珍しい。

 野郎ばっかりだといささか大変なので、今回は更に女の子の新キャラ投入。ヴァレンティーノの配下、マッドサイエンティストのノアちゃんが登場した。まぁ、女の子が増えたところでやってることはいつも通りなんだから何かが変わるわけじゃないが、更に変態性癖、変態的愛情を持つキャラクターが増えたことで、ただでさえ訳の分からなかった愛憎劇がより混沌とする。一応優太君との友情が成立したらしく、その後のメアド交換後の様子などを見ていると、ひょっとしたら今作で初めての「異性間での愛情」が発生している可能性が出てきた。ここまでそれが一件も無かったということが驚異的なわけだが、残念ながらノア・優太間の関係もあくまで「荻さんの死」という点において繋がっているのみなので、あまり健全とは言い難い。当然優太君の最優先事項はあくまで洋なわけだし。もう、敵も味方も関係無いけどさー。

 Aパートはノアの登場話数というだけのはずだったのだが、ヴァレンティーノ配下がどういう関係性なのかがちょっと見えて、きちんと見舞いに出向いてくれるドンの優しさなんかも垣間見ることが出来る。その割りにはいつも通りに扱いが悪いのは致し方ない部分だけども。ガブリエラに続いてノアさんもあんまりドンを大切に扱ってくれてないのがね。ヤギの部下なのにヤギに改造手術を施すのはどうかと思いますよ。そしてBパートではそんなヴァレンティーノ一味の和気藹々とした雰囲気がゆっくりと楽しめる一本。主に焦点が当たっていたのが遥の配下である夏輝と弥太郎だったのは意外だが、めちゃくちゃな連中が多い中で割と常識人よりのこの2人が中心だったおかげで、周りのドタバタが余計に映える。ガブリエラさんはナイスバディなのにあの扱いなのが可哀想。そしてロレンツォの大いに空気を読んだ立ち振る舞いなど、本当に見ていて飽きない連中である。他人の流血で赤く染まった風呂でも、これだけ楽しめれば本望でしょう。そういえば、このBパートって珍しく荻さんが1回も登場しないエピソードだったんだよね。流石にこんだけキャラの数が多くなるとどこか欠けても一切問題ないな。

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 スフィンクスは本当にキモいんだよ、第4話。猫大好きな私もあれは初めて見た瞬間かなりひいた。でも、今画像検索したら割と可愛いと思えるのもいるな。我が家は実家の猫が毎日ノルマがあるのかと思うくらいに抜け毛を量産する体質なので(短毛種なのに)、案外毛のない猫も悪くないかもしれないと思えてきたのである。ま、体色次第かな。

 なんの話だ、とにかく新キャラの遥が登場。しかし、新キャラとは言ってもまいどまいどの空気は一切変わらず、ネタまわしはいつも通りの安定感。この世界の人間関係(動物関係?)は「偏愛」と「憎悪」しか存在してないのかと思えるくらいの倒錯した状態は、どこを引っかき回してもネタにしかならないのが恐ろしい。ちゃんと笑いに転化出来ているホモォ成分ってなかなか貴重。

 今回はコンテに追崎さんが参加しており、相変わらず画の質の高さと丸っこいキャラクターのコロコロした立ち回りが楽しい演出となっている。やっぱりヴァレンティーノの挙動は愛嬌があっていいよな。一応悪役(?)が複数登場したから影が薄くなるのかとも思ったのだが、いまんところあんまりその辺の比重も変わってないから安心。考えてみりゃ毎回新キャラは導入されているんだよな。それでもヴァレンティーノと因幡、それに荻さんあたりを中心にしたドタバタは変化してないんだから変わりようが無いのか。

 一応今回見るべき点としては、新キャラ遥の愛らしさが1つある。因幡の因縁のライバルキャラとして設定され、登場時はこれ以上ないシリアスを見せたので「おいおい、この期に及んでシリアスなキャラとか導入するのかよ」と不安になったが、そんな心配は一切無かった。ヴァレンティーノよりは悪いことを企んでくれているみたいなのだが、それでも落ち着く安定の虚弱っぷりは何とも不可思議な持ち味である。キャストの斎賀みつきも「かっこいい」「可愛い」「面白い」のバランスが取れていて非常に良いキャスティング。コレといい「DT」といい、最近は何かギャグで崩れたサイガーばっかり見てる気がするな。そして、今回こっそり面白かったのが、Bパートで洗脳された後の圭だったりする。普段はボケもそこそこのツッコミ役のはずが、かっ飛んでしまうとやはりこの作品のキャラである。過剰なまでの画面オフりながらの嬌声が実に愉快である。ほんとにキャストで安定してる作品だなぁ。

 あと、次回予告が謎過ぎる。なにゆーてるのかもよく分からんレベルだが、あまりに笑い声がナチュラル過ぎてやけに面白い。唯一の問題は、一切予告になってないっていう部分だけである。エンディングが楽しいので、エンディングから次回予告までの流れで最後まで楽しめるのは良いことだと思います。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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