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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 バンドでドリームじゃん、第4話。まぁ、ドラムとエレキだけの集団をバントと呼ぶのかどうかは知らんが。

 前回のタイトルが「愛と青春の〜」で今回が「純情」なので頭文字を取るとばっちり「純愛」になるのが良い。無事に純子の熱烈なプロポーズが愛に届くというお話である。一応純子がラストに突きつけたギターヘッドは「愛へ向けて」でもあり、その愛を通じて向こう側にいるアイアンフリルに叩きつけた挑戦状であるとも見ることができる。やっぱり純子のイケボはこういう曲調でバリバリに響くのう……。河瀬茉希、最近は割とイケメン方向というか、おしとやかじゃない役回りが多くなっていたので純子ポジはかなり久しぶりだと思うのだが、普段が純子で、本番になるとゴリっと前に出てくるギャップがあるのがとても良い。あと、フランシュシュの武器っていうとやっぱり単純に「曲が良い」ってのがあるよね。今回の新曲も純子のイケボをフル活用出来る強めのバンドサウンドからの押し出すようなロック&ポップスである。どれだけイロモノだとしても「アイドルもの」であることは間違い無いので、ライブシーンが映えるというのは欠かせない要素に違いない。

 そして、前回に引き続いて今回も「2期ものの味」がちゃんと旨味になっているのが良い。蓄えられ、繋がってきたからこそ改めて問われるフランシュシュの絆、純子の成長。かつてアコースティックギターで「昭和フォーク」を奏でていた純子が、そのギターをエレキに持ち替え、「令和ロック」を奏でるというシンプルな重ね合わせが心憎い。また、単に新曲披露で終わらずに2曲目に目覚めRETURNERを入れ込んでくるというのもうまいところで、やはり1期の印象があるだけにこの曲の「Return」要素が色々な方向への繋がりを喚起させている。ボカロ調のエレクトリック・テクノサウンドになるので2曲の間でガラリと雰囲気を変えて大きな変化を生み出せるのもインパクトを大きくする仕掛けだ。これだけのステージがあれば、そりゃ何も言われずとも「アイアンフリルに負けないインパクトを残して歴史を刻めたのだろうな」ということが伝わってくるだろう。

 そうそう、この向こう見ずなパワーこそがフランシュシュ、ゾンビランドサガである。次回はまさおのお当番回となるのだろうか? 軽めの息抜き話でもいいけど、是非とも「イズム」を忘れないでほしい。そういや今回、まさおのパピーもライブ会場に来てたっけな……。

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 丁寧な純愛エピソード、第3話。そうそう、こういうのでいいんだよ(こういうのでいいんだよおじさん)。2話目は流石にホワイト竜のキャラクターがキツすぎて頭入ってこなかったからなぁ。

 真面目にやってもなんだか馬鹿を見るような作品だが、こと「アイドル」というテーマに関しては案外真面目にやっているのである。1期だって考えてみりゃ地方アイドルとしてやるべきことを必死に模索して今までのアイドルアニメじゃやらなかったことをやってたからこその飛距離が出ていたわけでね。どれだけおちゃらけても、ブレない中心があれば安心できるってもんです。

 設定として事前に「アイドル」が与えられた2人のキャラクター、愛と純子。まぁ、一応まさおもそうかもしれないけど、そこは置いとくとしてとりあえずこの2人だ。並び立つアイドルだがそこには「昭和と現代(一応平成)」という差が存在しており、純子が「昭和の常識をそのまま持ってきちゃったから少しずれてる」という位置どりになり、自然とアイドル業のマネジメントは愛の采配がメインとなっていた。それでも二人には「アイドル魂」みたいなものが共通して根付いており、そこには時代を超えた普遍性と情熱が詰まっている。この「違う部分と重なる部分」の見せ方が純愛カップルの最大の肝と言えるだろう。

 今回はそんな中で「違い」の部分にスポットがあたっており、中でも一番の違いは、やはり愛についてはアイアンフリルという生きる伝説(死んでるけど)だという部分。現代に紐づけられたアイアンフリルの活躍は純子の目にも嫌でも飛び込んでくるもので、そこを意識すると純子はどうしても及び腰になってしまう。そして今回はさらにそんな純子の引け目を強く打ち出すため、いよいよ愛にはアイアンフリルからのお呼びがかかるわけだ。

 視聴者サイドからすれば、ここで愛が引き抜かれるはずなんて無いと分かっているので全然心配ではないのだが、普段から「愛のアイドル業の方が現代に即しているので優れている」と思わされていた純子には堪える展開だろう。自分たちのいるフランシュシュでは文字通りの「役不足」であり、自分が尊敬する愛は下手をしたら去ってしまうかもしれない。そして、「役不足」である原因の1つは、間違いなく純子自身のマネジメントが追いついていないことなのだ。自分が不甲斐ないばかりに愛には負担をかけるし、それが原因で関係性が崩壊するかもしれないとなると、純子のプレッシャーは想像を絶するものだろう。

 しかしまぁ、ここで愛が裏切る理由が何も無いってのはあまりに強すぎる安全弁でね……。次回はおそらく純子のアゲ回になるだろうし、改めて愛が見せてくれる「フランシュシュの魅力」がなんなのかは注目したいところ。まぁ、それこそ視聴者目線では純子の奏でるアコースティックソングの時点で「もう唯一無二のよさじゃん」とは思ってるところなのだけど。ここでさらに純子を盛り上げるためには、「昭和アイドルならではの良さ」みたいなものをもう一段引き上げてもらいたいわね。「画面の両端を切ってサイズを調節する」っていうネタ、下手したらもう通用しないような子供たちも出てきてるんじゃなかろうか……。

 

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 流浪の末に上田麗奈ボイスの少女に拾われて牧歌的な生活の中に安寧を求めたい人生だった……第10話。久しぶりに脳がとろけるたっぷりのうえしゃまボイスに耽溺できたので、それだけで満足。

 この手のオリジナルだとなんだかありがちなイメージがある、「中盤で途方にくれた主人公が夢幻のようなシチュエーションで自己言及する」回。どんなありがちイメージかよく分かんないけど、こうして一回静かな環境で最終戦の準備をする展開って割と見かけた気がするんだよね。共通するイメージは「冷静に考えると何やってんのかよくわからない」なんだけど、まぁ、その辺りはあくまで自己との対話だからね。他者の存在や理解はあまり重要な要素ではない(今回じいちゃんも似たようなこと言ってたし)。ただ、単なる夢のお話ではなく、今回は「ジミの出自」という部分で新たな謎が解明され、ジャニスは単なるおばけ以上に重要な意味を持っていたというのは押さえておくべきファクターか。

 結局、これまでちょいちょい気にしていたけど「ミュウがジミの妹って話は確定事項でいいんだっけ?」という疑問については「うん、そうだね、やっぱり違うよね」という形で横槍が入った。そのための証明として「本当の妹」たるジャニスが割って入ったのだから、これ以上ないくらいにわかりやすいちゃぶ台返し。まぁ。個人的にはそこの座を争ったのが高橋李依・上田麗奈の二人っていうのがなんだか不思議な縁を感じますけどね。そして、妹じゃなかったらなんだったんだよ、ってことになると、今度は「ミミナシ」の方が特性としてフィーチャーされてくる。「ミミナシ」は人間が名付けた語であり、「対話できない」という不遇の部分に焦点を当てたものだったわけだが、これが単なる人間の傲慢であり、ミミナシ側からすれば「お前らの方こそ」という気持ちがある。ジミはその辺りに理解を得られたわけだが、余人ではそのような境地には至ることができず、溜まりに溜まった軋轢の成れの果てがミュウという存在だったわけだ。「Listener」という語が、そのものズバリ「ミミナシ」の対義語になっていたというのもわかりやすい部分で、結局求められるのは対話の意思、“耳を傾ける”姿勢。そこでようやく、なんの個性もなかったはずのエコヲという少年の特性が見えてくるわけだ。年がら年中ヘッドホンをつけてる彼が世界で唯一の「聴くもの」になるってのも変な話だけどね。記憶(record)というチートみたいなアイテムで世界の真実に簡単にたどり着いちゃうあたり、主人公補正がズルいなぁ。

 個人的に一番不満なのは、これでうえしゃま、違う、ジャニスの出番が終わりなのかよ、ってことですね。本当に今作は「1キャラ1要素」で使い捨てていくんだけど、潔いというか、コスパが悪いというか……。

 

 

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 ミューじゃなくてミュウ表記だということに初めて気づいた、第8話。まぁ、作中では音でしか聞こえないし、元々「μ」表記だったわけだし……仕方ないね。エコヲだって音で聴いてたらエコーだし(そこは割とはっきりエコオって発音してるけども)。

 だいぶお仕着せの展開になってきたな、という印象。まぁ、今までのお話だってそこまで巧緻なことをやってるとは思わなかったが、今回、いきなりミュウたちの下へ中村悠一(トミー・ウォーカーという)が迎えに来たり、そこからトントン拍子でジミの正体に肉薄したりと、これまでのお話とは特に関係ないところから真相への最短ルートを突っ走っているような印象。これまでは一応形の上でお使いイベントみたいにして「自分の手で」手掛かりを掴んで動いていたわけで、ここで突然ベルトコンベアみたいな展開になってしまったのはちょい拍子抜けだ。

 ただまぁ、そうなってしまったことの真相もまだわかっていないので、もしかしたら今回のお話の裏にもみっしりと想定外の伏線が仕込まれて、驚くような展開が待っている可能性もゼロではないのだが……まぁ、ないよね。何か含みがあるのかと思ってたら割とあっさりニルの方の物語とも接続しちゃったしね。あくまでも分かっていないのは結局ジミが何者なのか、という部分に集約されるだけである。

 この度、繰り返しミュウがジミの「妹」であることが強調されており、クライマックスとなったジミとのリンクについても、そうして「血の繋がりがあればこそ」の一言で済まされた。これまでの展開でジミとミュウを接続する明確な証拠はなかった気もするのだが、結局血縁者っていう繋がりは確定でいいんだろうか? まぁ、厳密な意味での「血縁」ではなくて、「同族」くらいの繋がりでも構わないのだろうけども。ミュウ曰く「自分たちはプレイヤーに選ばれたミミナシ」とのことだったが、この「自分たちがミミナシ」っていうのも、どれくらい比喩的な意味を含むのか、それともダイレクトにそのままの意味なのかもまだはっきりしていない部分。そもそも「ミミナシって何さ?」という謎だって解決していないわけで、「私たちはなんだ?」→「ミミナシです」って言われても、「いや、だからそのミミナシってなんだ?」という話になるだけでね。プレイヤーと人間の区別すらよくわかってないのに、「プレイヤーなミミナシ」って言われてもなぁ。

 個人的な印象としては、その辺りのもやっとした部分が、今後語られるかどうかは五分五分といったところじゃなかろうか。きちんと「ミミナシとはなんぞや」というのが説明され、ジミたちの出生についてもちゃんと語られるのが真っ当な筋書きであろうが、このままなんとなく「ジミとミュウは変な世界から来た別なものだったんだね」というだけで謎を放り投げられる可能性も充分にある。最低限、なぜミュウがエコヲに拾われたのかくらいは解決してくれるとは思うのだが……大丈夫かなぁ。

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 まさかのニルのターン、第7話。これまでずっと単発のロードムービーみたいな展開が続いていたので、こういう切り取り方になるのはちょいと意外だった。旅する人間が違えば、各所で受ける仕打ちもずいぶん違うものでね。

 おそらく時系列としては、ニルが街を訪れたのは、先週・先々週なんかのエコヲたちの旅と同じ時期になるのだろう。学園を離れたのち、エコヲたちがいろんな人と出会っているタイミングで、ニルはこの町での一時の平穏を味わっていた。それは彼女が学園では得られなかった「友達」との時間でもあっただろうし、今までずっとプレイヤーだと迫害されてきた中では感じられなかった安寧だったに違いない。しかし、それが巨大な権力によってあまりに理不尽に叩き潰されてしまうという。基本的に周りの人間関係に恵まれてトントン拍子で歩を進めていたエコヲたちとはずいぶん違った扱い。まぁ、これが正邪の分かれ目になるってことなんだろうけど……最終的にニルはラスボスポジションで立ちはだかったりするのかなぁ。彼女が闇落ちしてしまうことは、あまりにも当然すぎて責めることもできないのだけど。

 今回の一件で改めて確認できるのは、ニルは学園で薬物摂取したせいで暴走こそしたものの、基本的に悪い奴ではないということである。多少厭世的なところはあるのかもしれないが、歳の近い友達もできるし、反体制を掲げるのも真っ当な理由があってのこと。もしこれでプレイヤーではなく普通の学生として生活できていてなら、きっと学園でもそれなりの交友関係を維持して平和な生活が送れたのではなかろうか。しかし、残念ながら彼女はプレイヤーであった。そのことが、一切の責任がないにも関わらず彼女にとっての重しになってしまう。

 そして、今回最大の謎は、そうしてニルを振り回してきた「プレイヤー」という存在が、一体どのようにして生まれているのかという部分である。なんと、下町の少年ライドは突然プラグが発生してプレイヤーになるという謎現象を経験している。彼がプレイヤーとして覚醒した後には目が血走っていたりとかなり無理していたようにも見受けられるので、もしかするとこうした突発的な覚醒はイレギュラーなのかもしれないが、果たしてニルやミューがどうやってプレイヤーになったのかは全く明かされていない。これまで「プレイヤーの誕生」という部分は掘り下げられてこなかったので、てっきりこの世界には「プレイヤーとそうじゃない人間」という2種の生物がおり、生得的に分類されるものだと思っていたのだが……そうすると、当然ニルだってどこかで「プレイヤーになってしまった」タイミングがあるわけで、ますます彼女が責を負う要素がなくなってきそう。望んでもいないのにプレイヤーとして覚醒し、その結果として人生を歪められるなんて、被害者以外の何ものでもないだろう。

 となると、記憶を失っていたミューが何故現在プレイヤーでいるのか、という部分は割と核心に近い内容ということになる。しばらくどこをほっつき歩いていたのかは今週は語られなかったが、軍事国家の対ミミナシ兵器としてガンギマリ状態だったミューさん。来週は彼女がそうしてイカレてしまうまでの顛末が描かれることになるんだろうか。しばらくは胸糞悪い話が続きそうである。

 

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 わーい、トンチキ三姉妹再び、第6話。やっぱあの3人が出てくるだけで作品が(変な方向に)締まるわね。ちなみにミューの「胸の何か」についてざわついている3人を見ると、中の人3人のファンとしては「いや、別にあなたがたも……」という気になってくる不思議。ネタにしてるのは次女だけだけど。

 さておき、トンチキ要素を除けば今回は割とシリアス寄り。まぁ、一応前回の色街も前々回の学園もシリアス要素はあったわけだが、今回はいよいよミミナシの謎に迫る内容だったことに加え、「音酔い」という不穏なワードが出てきたことでエコヲとミューの関係性にも妙な空気が流れ始めている。新しい要素が出てきたというか、そもそも我々はこの世界の常識を何も知らない状態なわけで、今後どんな情報が出てきたとしても世界観がひっくり返る可能性はあるのだが、とりあえず当面の敵だと思われていたミミナシの定義がひっくり返ったのは一大事だと言っていいだろう。

 この手のお話ではたまに出てくる要素である「別に敵も悪い奴じゃない」的な展開。それだけならまだしも、ミミナシが故人の亡霊的な存在であり、なおかつ環境次第ではきちんと自我を保ち、人間と共存共栄できるという事実。今回の花澤キャラの尽力により、この事実は覆しようのないものになっている。そして、ミューにとってその事実は初めて知らされるものなのだ。今後の戦闘にも大きな影響を及ぼすことになるだろうし、ジミとの関係性を考えるなら、彼女が今後の行動方針を180度転換することだって考えられる。筋肉バカで単に殴り合えばいいという世界ではなさそうだ。

 そして、そんなミューが一緒に旅を続けるエコヲに訪れた異変。なんと、一般人はプレイヤーと活動を続けてイクイップメントの影響下にあり続けることで、その身体が少しずつ蝕まれ、最終的にはミミナシへと成り果ててしまうという事実。エコヲはミューの手前うまいことはぐらかしていたが、どう見てもそれは事実であるようだ。確かに、これまでのストーリー上、プレイヤーと密接な関係を保ち続けた非プレイヤーは存在していない。みんな、プレイヤーはプレイヤーで隔離して取り扱うべきであることを理解していたのだ。それはもちろんエコヲだって承知していたわけで、今回は想定外の方向からその事実がミューにバラされたことで、あんな適当な誤魔化し方になってしまったわけだ。しかしまぁ、二人の関係性を続けていれば、遅かれ早かれバレてしまったとは思うのだが……。ミューにこのまま隠しながらサポートを続けていくことで、エコヲはどんな状態に転げてしまうのだろうか。

 ただまぁ、そうして「下手したらミミナシになっちゃうよ」というデンジャラスな話と、「ミミナシになっても、人間と一緒に暮らしていけるよ」という2つの事実が同時に明かされてしまったことで、エコヲの現状についても「やばい状態……なのか? そうでもないのか?」となんだか宙ぶらりんの状態になっているのも事実。そりゃま、人間であり続けた方がいいとは思うのだが、いざミミナシになったとしても、その後もエコヲがエコヲであり続けられるのなら、そこまで問題ないという考え方もあるわけで……どういう展開に持っていくつもりなんだろうか? まぁ、当面は「影響を抑える薬」とかいうよく分からん便利アイテムをもらったそうなので、この話題はしばらく出てこなくなるのかしらね。

 完全にRPGのお使いイベントみたいな進行で展開している本作だが、そろそろ1つくらい大きな山場が欲しいところ。次の軍事国家で、1話完結以外のお話も出てくるかな?

 

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 ぶっちゃけありえない、第5話。もう、そのイメージしか残ってないよね。オマージュっていうか単なるパロディだし、ここでプリキュアが介入してくる意味がさっぱり分からないのだが……まぁ、一応今回のコンテ演出を担当した宇田鋼之介が東映出身だからセーフってことで……(宇田さんはプリキュアに関わってないわ)。

 さて、改めてなんでプリキュアだったのかということを考えるに、まぁ、ぶっちゃけ「単に面白そうだったから」っていうのが一番の理由なのだろうが、一応今回はエコヲとミューが喧嘩して仲直りするというバディもののお約束展開なので、そこを「真逆のキャラでも相通じてる」大先輩のキュアブラック・キュアホワイトに登場して盛り上げてもらおうという狙いがあったんじゃなかろうか(まぁ、ミューはキュアミラクルなわけだが)。しれっと登場した大先輩はいちいち構図の取り方やポージングでプリキュアを匂わせつつ、大した活躍もせずにあっさり出番終了。二人で絡みたいだけ絡んで消えていくインスタントな消化っぷりは、今作のなんか微妙な空気を全て体現しているかのようである。

 前から気になってるんだけど、このアニメは1クールなんだろうか? 今回は特に駆け足で「やらなきゃいけないこと」を消化してるイメージだったし、先週の学園編も展開が突飛ですげぇぶつ切り感があった。これだけせかせかと筋を進めてるってことはおそらく1クールアニメなのだと思うのだが……せっかく設定に凝ってオリジナルの世界を築き上げようとしてるのだから、ディティールまでこだわってもっと丁寧にやってほしいなぁ、と思うのである。今回の話だって全盛期のボンズみたいなところが作ってくれれば、風俗街の怪しい景色をねっとり描写したり、それこそプリキュアの二人をガンガン掘り下げたり、たっぷり前後編で描くことが出来たお話だろう。「別にそこまで掘り下げたいような話でもないやろ」と言われたらそうかもしれないが、例えば延々伝言ゲームをつないでいく謎の上意下達スタイルとか、「なんか意味がありそう」っていう設定の残滓だけが残っている状態がやたら気になるのである。まぁ、多分あのシーンは「殿下」がこの街でどこまで絶対的に君臨しているかを表すパートになっていて、ラストの「デカすぎるイクイップメント」の下準備の意味もあったんだとは思うんだけど。やっぱりもうちょいストーリーテリングに丁寧さがほしいなぁ。

 まぁ、今後もエコヲとミューがマーブルスクリューを撃てるくらいの友情を形成してくれることを祈っておきましょう。まだまだ甘い匂いはしないモフ。

 

 

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 イイハナシダッタナ〜、最終話! まぁ、何もかも終わっちゃいないし、むしろどんどん謎は増えてるんだけども、その辺は覚悟の上。2期はもちろんあるんだよね? ね?

 カイマンVSニカイドウ。どうにもエンさんの契約の効力が圧倒的すぎて、カイマンとバトることに一切の躊躇がないニカイドウ。カイマンの方は相手の物言いにうだうだと煮え切らない態度だったが、命の危機を迎えてようやく「親友」の現状を思い知る。そしてニカイドウの「私は魔法使いだ」の告白に、ついに何かが吹っ切れてたようだ。最終的には万事丸く収まったからよかったものの、あのままニカイドウが解放されてなかったら、2人は一体どうなっていたことか……丸呑みにして、そのまま噛み砕く流れになってた可能性もあると考えると、すげぇ怖いな。

 でもまぁ、まだまだお話は序の口であるか。ニカイドウのマインドコントロールは何かと世話を焼いてくれる謎の悪魔アスによって一時的に解除。ニカイドウとエンの関係にお怒りだった鳥太さんの協力もあり、ひとまずの脱出を果たすことが出来た。まだ「エンと再会しちゃうと多分アウト」という制限付きなので全然安心できないのだが、ちょっとした目くらましくらいにはなるんだろうか。普通に考えたらホールに戻って逃げ切れそうな気もするけど、相手があのエンさんだとなると急激にハードモードになるんだよな。こちとらたまたま「PSYCHO-PASS」観た後なもんだから、エンさんの強さがさらに2割り増しくらいに見えてしまうわ。今後もニカイドウにはハードモードな逃亡生活が続きそうである。

 しかしまぁ、とりあえずは離脱成功。そしてカイマンとの関係性も雨降って地固まった感あり。カイマンは投げやりになって「お前を女だと思ったことは一度もねぇ!」って言ってたけど、ラストシーンの反応を見るといちいち意識してる感があるんだよなぁ。自分の中では「親友」って言ってるし、それを守ろうとはしてるはずなのだけど……やきもきする関係性。ニカイドウの方も、カイマンに対しては特別なものを感じているのは間違い無いのだけど、さて、それが純粋に「第一印象」からなのか、それともカイマンの過去にまだ因縁があるからなのか……それもまだ、混沌の中か。

 はよ2期作ってくれ!

 

 

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 エンさんのマルチタレントっぷりに吹くわ、第11話。ほんとになんでも出来る人だな。役者・歌手・ラーメン店の経営……この人の人生の目的って一体……。

 前回はカスカベ博士の大ピンチで終わったんで「流石の博士もこれは助かりませんわ……」って思ってたんだけど、そうか、そういや博士とシンさんは面識があったんだっけな。こういうところで気がついたらちゃんと義理を果たしてくれるからシンさんってばほんとシンさん。まー、いくらなんでもエンさんと天秤にかけたらボスの方を選ばざるを得ないわけだが、それでもあんだけのことをやった博士を解放して、さらに仲間(ジョンソン含む)全員復活させてくれたんだから、シンさんの立場を考えればかなりの大盤振る舞い。これで満足してとっとと退場してればいいんだけど……それをやらないあたりがカスカベイズムよなぁ。シンさんも呆れ顔だったけど、この後博士はどうすんのかなぁ。流石にシンさんの協力を仰ぐのは無理だろうし、独力で何かしようとしたらシンさんとモロにぶつかっちゃうし……まぁ、放っておいてもカイマンとニカイドウが自力でなにがしかの解決には至りそうであるが。

 そして、そんなニカイドウのは謎の自主制作ビデオ鑑賞というレクリエーションが提供された。エンさんの人生、当然のことながら過酷すぎ。もともと膨大な魔力を持っていたっていう主人公気質なので波乱の人生になるのはしょうがないことだが、「地獄の業火に焼かれても生きてた」は流石にすげぇんだろうな(この世界における地獄の設定がよくわかんないから今ひとつピンとこないが)。そしてエンさんのすげぇところは、あらゆるシーンできのこさえ食えば生き延びられるってところである。新生児期にしろ、地獄にしろ。きのこなんてほとんどゼロカロリーだと思うのだが、エンさんの魔法で生まれたきのこは何かしら魔法のパワーがあるんでしょうね。そんな無類のタフネスのおかげで文字通り地獄から帰還した男は復讐を果たし、世のため人のための悪人退治。そこだけ見れば超いい人である。そして、そんなエンさんが過去に元祖と思われるたった1人の「十字目」と因縁を持っており……そりゃカイマンとの縁も腐れ縁以上のものになってしまうわけだよなぁ。二人して「十字目」を探しているという部分は共通しているのだが、エンさんは確実にその男を殺そうとしている。カイマンは自分の生まれの謎のためにとりあえずたどり着かなきゃならない。栗鼠との関係もよくわかってないし、この辺りの謎は最後の最後まで物語を牽引していくことになるんだろうな。

 そんなシリアスなエンさんの生い立ちとは別に、突如始まるグルメ対決。この世界でまともに味の勝負になんてなるはずもないのだが、「丹波社長のパイは普通に美味しい」ということがよくわかる試合であった。突発的に自宅で2つのパイ店をぶつけて競わせる企画を立ち上げるとか、エンさんは単なるイベント好きなのだろうか。もしかしたら自社企業で抱える社員たちの福利厚生のため、定期的にこうしたイベントを開いて生活環境の改善を目指しているのかも。そう考えると、やっぱりいい「ボス」であるよな。多少きのこだらけなことを除けばさ。

 ノイ以外の女に魅了されるシンさんとか、ちょっと嫉妬混じりでプンスカしてる恵比寿とかは意外な見どころになったわけだが、そんなどさくさに紛れて再会を果たすカイマンとニカイドウ。残念ながらニカイドウは悪魔の契約によってまともではない状態で、今こそカイマンが真実の愛(??)を試されるシーンである。……いや、でもカイマン、割とあっさり諦めようとしてたんだよな……この2人の関係性もなかなか簡単には割り切れない部分があるが……次で最終回かな? どうなってしまうやら……。

 

 

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