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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 3話とも確実にイカ娘が泣いているという、イカ泣かせな第8話。泣いてるイカちゃんも(ry

 Aパート「病気じゃなイカ?」。なんと、この作品では実に珍しい、「普通のギャグマンガっぽい無茶な設定を持ってきた話」。イカ娘が自分の病状について語っている部分とか、早苗を投入して常軌を逸した対策を講じる栄子とか、なんだか発想が珍しく普通のギャグのノリ。イカ娘のアツいエビへの訴えなどもあり、ちゃんと中盤にテンションがあがり、起・承・転と、綺麗に決まっている。

 ……が、普通の(あくまで凡夫の思う)ギャグ漫画なら、早苗が出てきたところで「もう大丈夫でゲソ」みたいな展開になるんじゃないだろうか。もしくは、早苗が限界越えをした部分もひとネタとしてカウントし、翌日に栄子から「直ってないじゃないか!」と言われてそのまま泣き崩れるイカ娘で終わり、とかなら、何となくオチてる感じがする。しかし、実際のオチは何と早苗のてんどんであった。……え〜〜〜。どうなんだろう。病床に伏すイカ娘に無茶な「代用品」を差し出す栄子もどこかピントがずれてて、普段の突っ込み役のイメージにそぐわなかったり、やっぱりネタの置き所がいちいちおかしい。これがイカセンスなんだろうか。そういや、泣きすがるイカ娘に栄子が頬を染めたのはちょっと気になる部分ですよね。いや、別に百合展開とか期待する気もないですけど。やっぱりイカ娘は栄子から見ても可愛いということでゲソか?

 Bパート「新能力じゃなイカ?」。イカ娘が改めてイカとしてのアイデンティティを問われる1本。Aパートの時点で「いや、イカの平熱って何度だよ」とか、「体調悪いなら海に帰れ」とか、「病名が付いてるってことはお前の回りのイカが罹患してどこぞのカルテにでも載ってるのか」とか、散々突っ込みはいれさせてもらっているわけだが、さらにそこから、「ヒレ」という至極どうでもいい特徴をフィーチャーしたお話になるわけだ。「普通のイカなら泳ぐのに必要だけど、こいつの場合は手足や触手があるだろ」って、だったらまず目の前のソレがイカであるかどうかを疑え。渚も悟郎も大人しくイカ会議に参加してるんじゃねぇよ。

 そして、収拾の付かない現場に登場する、よく分からない男の子と、その父親。すげぇ、ぽっと出の新キャラ(再登場するとは思えないが)で無理矢理プロットを捻って落としやがった。どこからつっんでいいのか分からない。でも、イカ娘に城の概念があるということは衝撃の事実である。カサの存在すら知らない無知な侵略者があそこまではっきり「城」という概念を理解している(兵士がいることも知っていた)ということは、あのうんこ形状をした城に近いオブジェクトが、イカ娘の出身地である海底に実在しているということだ。さぁ人類、みんなでイカちゃんの故郷に行こうじゃなイカ。

 Cパート「ささなイカ?」。初めて出会ったカサとの友情物語。カサを開くこと自体に感心する、ジャンプ傘に驚く、折りたたみ傘でさらに驚く、といったプロットは単純にして明快。カサでの遊び方なんかも、小学生なら確実に実践しているであろう「あるある」ネタなので、そこらへんには突っ込む余地も無い。「私の11本目の触手として」っていう言い回しは結構好きだ。そして、やっぱり泣いちゃう展開になるのが切なくも愛らしい。このCパートのオチは、あるべき姿なのですごく安らかな気持ちで明日を迎えることが出来そうです。日曜まで侵略されてはかなわない。そんな愚行はするめイカ。

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 普通だったら絶対笑わないだろうところで何故かにやついている自分に気が付いて、すごく落ち込む第7話。イカの魔力が悪いんや……

 Aパート「狙わなイカ?」。渚が相沢家を訪れるだけのエピソード。渚の被害妄想はいつも通りだし、終始平和なのもいつも通り。ただ、例えば渚を驚かして軽快な触手ダンスを披露するイカ娘を見られるのはこのエピソードだけだし、「げそ〜げそ〜」という謎の寝息が聞けるのも今回が初めてだ。夜中にこっそりゲームするなんて小学生男子みたいな行動パターンも親近感が湧くし、たけるのご飯を奪おうと、しれっとした顔で触手パワーを発揮するシーンだって愛らしい。つまり、これまでとちょっとでも違うことをしているイカ娘が見られると、それだけでなんだかOKな気がしてしまうのだ。このエピソードで最大のハイライトは、渚に裏切られて涙目のイカ娘と、そのイカ娘を慰めようとして栄子が放った「みんなに受け入れられる侵略者がいてもいいと思うぞ」という謎過ぎる発言。いや、いいんですけどね。

 Bパート「研究しなイカ?」。3馬鹿初登場エピソードであるが、なかなか濃い登場となった。でも、別にいなくてもいいんだけどね。どうせイカ娘がいればいいんだし。十回クイズに容易く引っかかるIQの低さはチャームポイントに見えなくもないが、何故か悟郎の秘密をしっており、脅しをかけるようなこざかしさも持ち合わせている。どうやって調べたんだろう。そして「対等な人間がいなくなったら、お前はひとりぼっちになるんだぞ」という栄子の指摘は、実は結構ひどいことを言っている。この作品で可哀想とかいう必要は無いわけだが、ちょっと油断すると「飼わなイカ?」のシーンが思い出されて目頭が熱くなるので注意が必要だ。一応3馬鹿にも触れておきたいけど……ほんと、小学生が考えた漫画に出てくる「すごくありがちなギャグマンガの博士キャラ」だよね。研究所に入ってからのネタが全く面白くないのがすごい。そして、奇跡的なオチの無さがすごい。絶対原作のオチ部分だけカットしてるだろ、これ。

 Cパート「働かなイカ?」。まさかの偽イカ娘再登場。そして、律儀に店員トレードに応じるイカ娘の順応っぷりが何とも切ない。一応「壁の穴の分だけバイトする」っていうのが地上にあがった大義名分だったはずなのだが、そんなそぶりを全く見せずに別な店に移籍しての大活躍。何も言われずとも客引きをしようとしたり、ちゃんとバイトとしての責任感はあるんだよね。ちゃんとお客さんのニーズに応えようとしてたし。それにしても、この海、海水浴客多いよな。

 あ、もちろんCパートもオチません! だんだん癖になってきた!

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 平常運転、第6話。いつも通りに「イカ娘が〜」と言えばおしまいなエピソード群ではあるのだが、今回は案外、栄子回だったような気もします。

 1本目「ヒーローショーじゃなイカ?」。能面ライダーの作り込みが容赦無い。いや、短めのオープニングとか、多作品の作中作ほどのやる気は感じられないんだけど(「バクマン。」とかね)、ナレーションがついて、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるデザインに動きが付くと、それだけでなんだか存在感が増す。「喜怒哀楽を一つの表情で表現する女」。なんで律儀に能面の属性を活かしてしまったのか。そして、曲がりなりにも子供が集まるくらいのコンテンツとして成立してしまったのか。ちゃんと考えると案外楽しい。また、海辺のヒーローショーはスタッフがわずか3人という家族経営で行われており、規模のショボさが胡散臭さを通り越して愛嬌になっている。実際は黒タイツ軍団の人たちもいるし、その黒タイツはわざわざ砂浜に潜って待機していたりと、かなりエンターテイメントショーとしてのレベルは高い気もするのだが。

 そして、そんな幼稚かつ巧緻なヒーローショーを見るイカ娘の反応はというと、最初は「人類はこんなもので……」だったのに、何故か自分の分身となるイカ魔人の登場で気付けばのめり込み。相変わらず賢いんだか馬鹿なんだか分からない精神構造をしております。一つだけ確かなことは、海辺の子供達にとって、「イカねーちゃん」はかなりの人気を誇っているということです。情操教育には良さそうな存在だな。あ、このエピソードも当然、オチてませんね。

 2本目「勉強しなイカ?」。イカ娘が数学においては天才クラスであるという、最もそぐわないキャラ設定が明らかになるエピソード。実際、イカ娘がさらっと「X=〜〜」とか言っているのを聞くと違和感バリバリである。初めて見るテキストで瞬時に代数学の概念を理解出来る時点で、天才とかいう次元じゃない、何か妙な異能があるとしか思えないけどね。

 そして、そんなお勉強を通じて、史上初めて栄子とイカ娘の地位が逆転するのが見どころ。みっともなく暴れ回り、へつらい、キレてしまう栄子のテンパりぶりは大迫力。この作品の無駄に安定した作画が、栄子の百面相を効果的に見せてくれている。色々といい関係性を築いているように見えて、結局利害関係だけで結びついてる二人の関係性のえげつなさも笑いの種だなぁ。そして、イカ娘は調子に乗っている時が一番可愛いのである。「侵略に来たことを時々忘れてしまうでゲソが」って、さりげなくぶっちゃけてるところもポイント高い。あ、もちろんこのエピソードもオチてません。ここまでオチに頓着しないギャグ漫画って、逆に貴重じゃなイカ?

 そして3本目は登場キャラ多めの「恋じゃなイカ?」。ご近所ドタバタものなので、こうして色々なキャラクターどうしの新しい繋がりを作るだけでネタになるのはいい部分ですね。そして、「調子に乗ったイカ娘が一番可愛い」の法則があるので、渚が出てくるエピソードは安定感がある。でも、安定感しかない。だから書くことが無い。「イカ娘は押されるとよく飛ぶなー」とか、それくらいしかない。この安定感。やはり天才か。

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 話題騒然、第5話。既に視聴前から各所での反響は見知っていたので、多少緊張しながらの視聴でした。……むぅ、これは……

 あえてAパートから。シンディー初登場回。大体イメージ通りのキャラクターになったかな。「あそびにいくヨ!」の時もそうだったけど、宇宙人をオカルト的に信奉する人間って、やっぱりどこか怪しくなるもんなんだね。ナバはこういう怪しげなお色気キャラが多いのが謎だなぁ。洗脳シーンでの網羅台詞なんかを聞いていると、流石に年季が感じられます。他に細かいところでは、シンディーに引っ張られて抵抗する時に瞬間的に辺り一面に触手を伸ばして抵抗するイカ娘とか、エビカレーを目の前にしてうずうずしているイカ娘とかが可愛い。あんだけ豪勢なエビ(伊勢エビかなぁ)があっという間に出せる海の家ってどうなのよ。

 Bパートは、普段見慣れない栄子の制服姿に違和感バリバリ。というか、栄子って女子高生だったんだ……ほとんどそういうパーソナリティを気にしてなかったせいで、何故かかってにフリーター的な海の家のお手伝いだと思っていた。おかしいな、早苗はちゃんと高校生だと認識してたのに。……やっぱりそれだけ学校が似合わないってことですよ。どこか新鮮な学校パートに、知識の偏りが半端じゃないイカ娘の挙動の違和感が、おかしいながらも癖になる。なんで夏休みの登校日なのに、科学室に怪しげな爆発するフラスコが置いてあるのかとか、突っ込んだら負け。あと、校長が案外萌えキャラ。イカ娘を見ても割と冷静だったからそういうタイプのキャラクターなのかと思ったら、後半けっこう普通に翻弄されてたし、よく分からないスタンスですわ。ま、この作品にあんなモブの設定とかはどうでもいいんでしょうけど。

 そういえば、イカ娘を目撃するロケーションの関係だろうけど、栄子の机の位置が教室の右前方っていうのはけっこう珍しい気がする。アニメキャラって、何故か必ず後部(それも窓際)に座るからね。前の席に陣取ってたキャラっていうと、パッと思い浮かぶのはゆのと宮子くらいですわ。

 そして、問題のCパート、「飼わなイカ?」ですね。もう、言葉もありません。瓶詰めの小動物。個人的には5回2アウト2塁の場面で西岡を三振に切って取ったチェンのストレートくらいの球威がありました。この構成にしてここにこれを持ってきたというのも、本当にものすごいシリーズだと思います。「イカ娘が可愛いな!」だけが主な感想であるこの作品において、ただひたすらそのエッセンスだけを煮詰めて完成させたエピソードが、破壊力を持たないはずがないのである。ただただ感服。

 聞けばこのエピソード、原作ではコミックスのおまけ漫画が元ネタらしいじゃないですか。それを拾い上げて、わざわざCパートに持ってきて締めに使うあたり、水島監督のエグさが如実に出ている気がします。ユーザーが何を求めているかを理解した上で、120%の力で叩きつける職人魂、いや、商魂かもしれない。これは……勝てる。無声劇の趣の中、ゲショゲショときっちりキャラを作り上げた金元寿子もいい仕事をしました。

 誰かミニイカ娘トークンとか作って販売してくれないだろうか。1/1島渡りくらいで。イカ娘本体は3/1で島渡りね。ホマリッドを食べるとパワーがあがる能力つき。

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 オープニングのCD買ったら無闇にローテーションして困る第4話。やっぱり小池アニキの曲は脳にクるなー。相変わらずギターの自己主張が激しすぎるのが困りものだけど。

 今週もイカ娘が可愛かった以外には特に言うこともないのだが、正直ストーリーとかあって無いようなものなので、イカ娘が相沢家の敷居をまたいでいないと知って驚いた。原作ではさも当然のようにくつろいでるから、てっきり共同生活してるもんだと思っていた。というか、海の家れもんの2階が生活空間になっているのかと思っていた。イカに適当に読み流しているかが分かりますね。考えてみりゃ、流石に海の家で生活はせんかなぁ。でもさ、イカ娘を放置して自宅に帰るってことは、その間海の家がどうなろうと知ったこっちゃないってことだよな。見たところほとんど防犯設備は無いように見えるのだが……大丈夫なんでしょうかね。「見回りご苦労さん」って言ってるってことは、イカ娘が住み込むようになったからああいう風にしたのかな?

 2本目の話ついでに書いておくと、今回初めて画面の中のイカ娘との対話に成功した。というか、テレビを揺すってるシーンで「おい、侵略せんでええんかい」と突っ込みを(心の中でね)入れたら、なんとイカ娘が返事をしたのである。正直、ちょっとびっくりした。くそう、水島監督にはこっちの心理を完全に掌握されている……まさか侵略の営業時間が17時で終了だったとは……って、海の家の営業時間より短い可能性すらあるな。

 話を戻して1本目。イカ娘の好物がエビであることはいつの間にか常識みたいな扱いになっているが、アニメでそこに言及する機会は、実はなかった。渚の登場時に餌につかったのと、オープニング映像で「東の島のお宝」として使われたり、海中でイカ娘が目を輝かせたりする様子から、いつの間にか定着しているだけである。1万円分のエビって、一体何キロくらいになるんでしょうか。ろくに味付けもせずに単にボイルで食べるってことは、割と天然に近い状態で食しているってことだと思うのだが、……なぁ、自分で獲ればいいんじゃなイカ? それとも、人類が加工・調理したエビに味をしめてしまったのだろうか。「お腹が空いた」と駄々をこねたり、「一人じゃ夜中つまらない」とわめいたり、この娘はもう2度と海中に戻る気はなさそうである。

 そして3本目。せっかく偽イカ娘なんて美味しいネタが登場して、「これで中の人が井口だったら笑えるのに……」と思ったのだが、惜しくも事務所の先輩、川澄綾子であった。っつうか、最初の裏声部分は正直誰だかわからんかったわ。なんて無駄な川澄の使い方。

 気持ち悪い偽イカ娘を出すことで本物のイカ娘の愛らしさが強調されるという、なかなかずるがしこい構成になっているのだが、個人的に気になるのはイカ娘の他者の認識力の弱さ。「私がもう一人いる」とか「自分が恐ろしい」とか、偽物の方を完全に自分と同化している様子がうかがえることである。人間の幼児の場合、他者を他者と認知して「他者の見え」を習得するのは大体3歳頃から始まり、小学生になるくらいまでに補強される能力である(それまでの乳幼児期は、他者の認知というものを理解するのに費やされ、そこに対立構造を見いだすまでに到らない)。つまり、偽物の振る舞いを自分と同化して判断する時点で、イカ娘の情報処理構造は幼稚園児並か、それイカということになる。まぁ、しょせんイカだしな……そのくせ無駄な語彙は豊富だったりするのが謎。テレビの扱いに長けていたり、一万円札を見てすぐに喜んだり、無駄に人類の知識を蓄えていってるたくましさが素敵です。

 今回はエンディング画面に偽フェイスを追加してある。こういう細かいネタの仕込みっぷりにはそつがない。現時点で、どこかのインタビューで監督が話していた「最初は原作通りにストレートにいくが、次第に変化球を混ぜていく」というコメントの正体が明らかにされていないのが気になるのだが、さて、どういう展開を見せていくのだろうか。

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 今週もイカ娘が可愛かった第3話。以上、解散!

 うーむ、毎週それだけ言ってれば問題無い作品だな……今回は……というか毎回そうなのだが、特に一本目の「怖くなイカ?」と2本目の「天敵じゃなイカ?」については、オチの落ちてない感じはたまらないものがあり、「アニメにして演出でフェードアウトしてるから終わってる気になるが……」というもの。ほんと、サザエさんと同じくらいのレベルで「日常」を描くことだけを目的としているのだろうか。いや、不満は無いんだ。不満は……

 そうそう、3本目ね。今回は3本目の「新入りじゃなイカ?」に新キャラ渚を持ってきて、ここで色々と変化があったので視聴後の満足感はそれなりのものになりました。既に3話目で「イカ娘を侵略者として恐れるキャラ」が異物として描かれるというのもすごい話だが、実際にコロコロ動いているイカ娘を見ていたら、流石にあれに怯えるのは難しいだろうな、というのがよく分かる。そして、怯えられたことによって調子に乗るイカ娘がまた愛らしいのである。自己紹介で無駄に触手を構えて威嚇する挑戦心、「そんな餌じゃイカー!」を見事に実践してくれるサービス精神、ほんと、心得てるキャラクターですよ。

 アニメで見ていると、原作では全然気にしてなかったあれやこれにも目がいって新鮮な驚きや疑問が出てくるのがまた楽しい。前回も取り上げたイカ娘のスイミングフォームの流麗さは、この作品では浮いてるくらいにいいモーションだし、ずっと潜っているイカ娘が肺呼吸でなさそうなことの違和感もバリバリ。切り替えできんのかな。「海の使者」を名乗っているのにあれだけ天敵が多いっていうスタンスも謎だ。栄子は「基本イカだから」と説明していたが、はたして海の中でイカ娘を発見したシャチたちはあれをどう見るんだろうか。これが「むろみさん」だったら外敵からは単なる魚と認識されるところだが……

 3本目を見てちょっと気になったのは、栄子とイカ娘の間柄。イカ娘が千鶴を恐れているのは分かるのだが、栄子に限っては、基本的に武力でぶつかればイカ娘には勝てないはず。本人も、今回「驚いたけど怒りが勝った」と言っているように、一歩間違えれば「イカ娘を恐れる側」に回った可能性があることは理解している様子。いつの間にか職場に溶け込んだおかげで上下関係は固定されたが、渚の言うように「油断出来ない」と思ったりはしないものだろうか……いや、無いかな。あと、海の家れもんの時給がコンビニより安いってのはちょっと酷くないかな。あの労働条件で接客業なんだから、もうちょっと優遇しなイカ?

 今回初登場の渚役には、しぶとく業界に生き残り続ける片岡あづさ。「マイメロ」と「セイントオクトーバー」しか知らないのでその内消えるだろうと思っていたのだが、久し振りに見たらそこそこ聞けるくらいのスキルは身につけたようで、業界での生き残りの可能性は出てきた(同日放送だった「禁書」にも登場していて、最初に聞いた時は片岡あづさだとは気付かなかった)。確かアスミスとユニット「LISP」を結成したなんて情報もあるし、仕事数が少ないのに細々と食いつないでいるようだ。案外こういうのが化けるかもしれませんな。 

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 今週もイカ娘が可愛かった第2話。以上、解散!

 というと身も蓋もない作品だが、私が視聴している関西での放送時間が図ったかのように絶妙。何せ「とある魔術の禁書目録」と「俺の妹が(ry)」の直後なのだ。今期はインデックスさんも大活躍で、素敵にウザいヒロインに満足し、中村悠一ボイスの兄貴がちょっと人格者過ぎるな、とか思った直後に、海の家れもんでイカ娘に会い、イケメンボイスのライフセイバーの顔を見る。なるほど、完璧じゃなイカ。

 今回も安定のクオリティでお送りしておりますほのぼの侵略コメディだが、2話目ということで悟郎と早苗が初登場。悟郎の方は「お前が新キャラでいいのか」と思えるくらいに普通の人間。面白くなる要素が特にないのだが、実際に特に面白くはない。大丈夫、そのあたりはイカ娘が何とかしてくれるから。

 しかし、早苗の方は流石に普通とは言えないキャラクター。初登場時からあのテンションってことは、完璧に一目惚れなんだよね。理由がさっぱり分からないけど、あれだけ世間知らずのイカ娘が直感的に身の危険を感じているということは、多分生まれ持っての危険な性癖か何かなんだろう。これはいいかな恵ボイスだと思われ。

 見どころも多くはないので本当は書くべき感想も特に無いのだが、例えば怒ったり喜んだりした時にイカ娘が触手を全て掲げて感情を表してみたり、海中を泳ぐイカ娘が流石に人では体現出来ない様な奇妙な泳法で潜行していたりと、アニメだからこそ分かる動きの妙は、原作だけでは見られない「ならでは」のセールスポイントだろう。ろうそくを吹き消すシーンでは「さて、この娘は肺呼吸なのかエラ呼吸なのか……」と真剣に悩んでしまうほどに呼吸の描写に手間と時間が割かれており、某所で水島監督が言っていた「イカ娘が本当にいる気がしてくる」描写が秀逸。「何でお前白スクなん?」という素朴な疑問も、アニメだからこそ浮上する謎かもしれません。……何でなんだろう。そもそも海の中では着衣という文化があるのかどうか……今週はインデックスさんのシャワーシーンなんて貴重なものも拝めたので、白い生き物がサービスする日だったのかもしれません。今後も、インデックスさんに動きがあり次第、こちらの感想で書くかもしれません。「禁書」の感想は書く気が起きないからなぁ……

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 栄口は頼りがいがありすぎる気がする第4話。泉も強いし巣山も打つし、西浦って本当に強いチームなのでは……

 今回も当然、原作にぴったり張り付いた形で進行するシナリオ。ただ、今回はこれまでに比べてちょっと脚本の詰め込み方がきつくて、早回しで見ているような印象の部分も見受けられたのは気になるところか。もちろん、だからといってすぐに質が下がっているというわけではないのだが。何しろタイさんと市原、三橋に花井と、割と濃くて面倒な連中の心情描写を休むことなく描き続けているわけで、どうしたってネーム部分が多くなるのは仕方ないところ。阿部の外道っぷりも克明に描かれているので、きっと腐女子はたまりませんね(?)。ここまでコロコロと主観視点が変わるのに破綻を来さないのは、それだけでも充分労作と言えるレベルである。

 高校野球の試合(しかも観客の少なく、内容的には地味な試合)を延々描き続けているので本来ならばものすごく盛り上がらない画面になるはずなのだが、主観視点の移動で常に最も盛り上がっている心情に画面がリンクするので飽きることがなく、ガンガン視点が移動するからこそ出来る無茶なアングルが要所要所でいいアクセントになっている。今回面白かったのは、ものすごくさりげない「一二塁間からの煽りでピッチャーを眺める」というファーストの守備位置を意識したアングル。この視点って、普通の野球アニメではなかなか出てこないと思います。

 また、クライマックスとも言えるタイさんのヘッドスライディングでは、まさかの「スライディングする選手の視点で迫り来る1塁ベースを描く」という構図を、実にダイナミックな動画で描写している。確かにこのシーンで最も盛り上がるのはタイさんの心情であろうし、それに肉薄できるカット割りが一番見どころにはなるだろうが……なかなか出来ないよ、こういう思い切った作画って。ほんと、あの手この手で画面に変化を付けて「野球をやっている感じ」を出そうとする手練手管には感心させられる。

 他にも大きく振り回してして体勢を崩す泉のスイングシーンとか、何も言わずにアウトコースを要求した阿部が遠景でもスッとミットを動かす描写とか、ものすごく細かい部分まできちんと「原作通り」に伝えようとする描き込みに信念が感じられる。号泣する大地の涙だけはやたらアニメチックになっていたのも面白かったし、ベンチで花井が落ち込んでる時もちゃんと音声でグラウンドの様子は伝わってくるしねぇ。やっぱりすげぇ原作だし、すげぇアニメだ。

 あぁ、花井……

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 田島と大地が並ぶと身長差がでか過ぎる第3話。約20㎝差か……田島すげぇな。

 今回も本当にじっとりと、原作に忠実に脚本がくみ上げられている。どうしたって漫画はネーム部分が多いのでともするとダラダラと台詞ばかりが多くなってしまう気がするのだが、それを紙一重でかわしているのがこの作品の最大の見どころ。

 今回注目すべきは2つのシーンで、1つ目は栄口による「三橋の過去の想像」のシーン。「全部俺の想像だけど」と締めくくっているので勝手な妄想といえばそれまでなのだが、あれだけの複雑な三橋の内面を、栄口は哀れみと共感をもってほぼ完璧に理解しているように見える(実際は三橋本人の解答が無いので正解とは言い切れないが、原作や今回の描写を見る限りこの「妄想」は三橋の本音だろう)。グラウンドでの練習中という実際の場面に、過去の三橋の記憶(の妄想)を重ね合わせ、それに栄口の早口のモノローグが入るという、何とも奇妙な構成なのだが、これがきちんと流れに組み込まれているのは素直に感心した。原作でもこのシーンは少し浮いてるんだもの。

 そしてもう1箇所は、スクイズ成功後の花井のモノローグ。ベンチに戻って田島に声をかけられた花井が悶々としながら台詞を並べ立てる場面で、ここも原作では何とも窮屈な印象なのだが、アニメでは、このときに周りの情景も並行して描き、長くていじましい花井の悩みを「原作そのままに」表出させている。

 ほんと、ここまで「実際の野球シーン」と「大量の心情説明」が並行して垂れ流される作品というのは希有である。それもこれも、全てそれなりの説得力を持つ絵があればこそだ。大地のものすごい牽制球や、「おお振り」ではすっかりお家芸になった「キャッチャーマスクの中からのグラウンド」など、説明力を落とさずにきちんと動きを見せてくれるシーンが秀逸だ。モモカンが久し振りに投げたスクリューなんかもたまらない臨場感がある。

 あと、視聴前から個人的に凄く気になっていたのが、田島が漏らした「満足してんなよ」という台詞。あの台詞だけは、原作を読んでも「田島がどんな意図で、どんな風にあの台詞を言ったのか」が想像出来なかったのだ。今回実際に田島がそれを言っているシーンを見て、すとんと何かが落ちた気がした。田島は確かに、そういう奴だ。

 やっぱり実際に動いてしゃべると、面白いなぁ。 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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