忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]
見事にマミられました、第6話。あの構図は多分後世まで「マミられ」と呼ばれ続けることになるんでしょうね。巴マミ、こんなところに名を残した人物であった。

 さておきそんなこんなで開始数分で友人をマミられてしまった小夜。ショックに瞬間覚醒してねねを喰い殺した「古きもの」については瞬殺に成功したが、そのままショックで寝込むことに。そして1日学校を休み、再び登校するまでにしばらくの期間が空いたり、親父さんが意味深に小夜を眠らせて記憶を断絶させたりと、色々と怪しげな行動が多かったおかげで「さて、ねねさんのことはクラスでどのように処理されるのか……」と期待の高まるAパートになっていた。

 予想その1,「ねねさん? 誰それ?」とか言われる。この町の人は、古きものに消された存在を記憶から無くすとか。予想その2,ねねさん、元気に登校。「私は悪夢でも見ていたの?」と小夜が思い悩むも、脳天気なねねさん2号に絡まれて困惑する展開。予想その3、ののさんごと消失している。「あの双子は2人で1人の存在だったんだ……」。など、色々と妄想は膨らんだのに、残念ながら普通に行方不明として処理されていた。行方知れずになっているということは、親父さんは道場内に転がったねねの死体をそのまま秘密裏に処分したということである(ついでに娘の服を着替えさせたりしてる!)。また、あれだけ境内で大騒ぎしたのも無かったことに。なんとも中途半端ではあるのだが、やはりどこか「不穏な」おかしさは漂っている。

 一番気になるのは、普段から怪我の治りが早い小夜だが、あれだけ深々と突き刺さった両肩には全く痛みをうったえないのに、ちょっとすりむいただけの膝の怪我だけがはっきり残っていること。これまでの戦闘経験から考えると、彼女は「古きもの」によって付けられた傷のみがやたらと早く治る傾向にある。普段あれだけ血まみれバトルを繰り広げているのに、クラスメイトに気づかれないのもそのためだ。しかし、戦闘前に転んですりむいた膝だけは治っていない。これは、「古きもの」との戦闘だけが、彼女の肉体にも特殊な影響を及ぼしていることを暗示しているように見えるのである。

 そして、ねねが居なくなったことに心神喪失状態のののさんによる訴えと、そこから連鎖した新たな「古きもの」とのバトル。まるでクロウカードの「影(シャドウ)」のごとき不定形の化け物は、これまで登場した奴らと比較すると圧倒的多数の被害者カウントを弾き出した。そりゃまぁ、昼日中の市街地での戦闘だし、死にまくるのは当然のことであろう。そして、当然のようにののさんも犠牲に。更にクラスメイトが減りました。しかし、今回のことも、どうやら次回には「大量失踪事件」として処理されそうに見える。つまり、事象として残されたのは「古きものの襲来」ではなく、単なる「町の人間の消失」。小夜の見ている景色は壮絶なバトルであるが、他人の目から見れば単なる「町が消える準備段階」になる。

 「早く気付け」と訴える謎の犬や、「痛いのは頭だけ?」「気をつけて」などと意味深な発言を連発する担任の先生、更にギモーブ店長に親父さんなどなど、どうやら大人サイドには共通した怪しさラインナップがそろい踏みしているようだ。優男の方の同級生も何だか怪しいか。さて、一体どんな結末が待ち構えているやら。

拍手

PR

 ひどい学校だな、第5話。いくら田舎で適当な学校だからって、次週からの流れでの怪談大会が平気で容認されるのは……クラスのみんなもノリがいいなぁ。

 ついにパターンが打ち破られる回となりました。「今日はいい天気」じゃなかったし、Aパートが敵の襲撃、Bパートで学園話という逆転の構図は、もう、既に小夜の周りにある景色がこれまで通りのものではないということを表すものである。少しずつ歪みを見せ始めた世界が、時にさりげなく、時に露骨に、その不気味な姿を現していく現状は、なかなか恐ろしくある。前回からの続きでいうならば、「対話すること」が明示的になってきていた「古きもの」が、今回はついに人型を取った。更に声も女性のものになり、より「理知」を感じさせる造形である。最初にはただただ「人ならざる敵」として切り捨ててきたものが、じわじわと己に近い存在に遷移してくる様子が何とも不吉だ。

 そして、怪談のスタイルをとって先生から語られた「この町の話」。そこに描かれていたのは間違い無く「古きもの」である。人を糧としかみなかった「人ならざるもの」の存在。それは人語を解するものもいたが、意思の疎通を図ることは適わなかったという。それでは、この町の人々は一体どのような決意をしたのか。その結果、どのような「約定」が結ばれたのだろうか。

 人語を解し、様々な姿を取る「古きもの」。それは言い換えれば、「人に見えてもおかしくないもの」。小夜はただ、盲目的に「人を守る為に、それ以外のものを斬る」ことを心に定めているが、それは理屈の上での行動であり、本能は濁ってしまう。クラスメイトのねねとののは、「何故自分たちの違いが分かるの?」と小夜に問いかけた。小夜は、「そこにあるものが比較出来るなら、判断出来るものだ」と答えたが、それに対し、改めて「じゃぁ、比べるものが無い存在だとしたら?」という新たな問いが生まれる。「古きもの」は、そこに守るべき確固たる「人」がいればこそ存在しうる。それでは、「人」がなんであるのかという、その理念が揺らいでしまった時、「古きもの」はその存在を維持し続けるのか? ただ無心に敵を斬り続ける小夜は、その信条を貫き通すことが出来るのか。

 「血」というモチーフは引き続き生き続けている。人を生かすためのシンボルである「血」だが、それが表に現れると、途端に死のモチーフへと変遷してしまう。熱く息づいた「古きもの」の返り血を浴びた小夜は、通りすがりの被害者女性には、既に「人」に見えなくなっていたのではないか。もしくは、「血」が吹き出す時点で、「古きもの」は「人」と区別する方策を喪失したのではないか。小夜の目に見えている「人」は、はたして人であるのか。悩みと不安は増すばかりである。

拍手

 ようやく変調? 第4話。これまでエンドレスエイトじゃないかとすら言われ続けてきた本作ですが、ようやく「変異の断片」が見え始めたみたいです。ここまでが長かっただけに、今後の展開でどのように盛り上げていくのかは期待したいところ。

 まぁ、今回も「今日はいい天気♪〜」→「学園ラブコメ」→「戦闘」というテンプレートはいつも通りなんだけど、その端々に「気味の悪さ」が混ざってきているのが周到。特に冒頭でいつものように脳天気に歌を歌う小夜の表情が、これまでのような脳天気な笑顔ではなく、前回倒した「古きもの」の記憶のせいで少しだけ曇っていたのは、繰り返しが続いたおかげで際立った小さな違和感といえる。

 そして、今回は更に饒舌になった「古きもの」とのバトル。相変わらず、この作品のバトルシーンは制動のメリハリが効いていて迫力がある。「いや、明らかに相手が本気出したらムリゲーだろ」と突っ込みたくなるバトル展開は置いとくとしても、今回は数が物を言う相手との対戦ということで、360度油断ならない壮絶さが良い緊張感をもたらしていた。小夜は使える武器が本当に剣1本だけだというのに、あんな無茶な相手とよく戦えるもんだな。

 そして、「古きものが語る」という行為そのものが、とてつもなく不気味であることはいうまでもない。前回は少ししゃべってくれた「古きもの」だが、今回は一方的とはいえかなり明確な主張をしていた。こうして、「意志が通じないと思っていた相手が少しずつ語彙を増やしてコミュニケーションを取り始める」という展開は、それまでの戦いの意味を考え直さなければいけないという脅迫感があるのでじんわり怖い。過去の事例だと、「ゼルダの伝説 夢を見る島」のダンジョンボスが、ステージを重ねるごとにどんどんしゃべるようになり、最終的に意味深なことをいいながら倒されていく、っていうのがものすごく印象に残ってるんだよね。まぁ、あれは名作ゲームだからだけどさ。

 そして最後に、再び学園パートに戻ると、担任の先生がことさらに平和を強調するという恐怖感。この町では失踪者が出ているし、昨晩は確実に3人の男が命を落としたはずなのに、何事も無かったかのように「平和」を強調するという違和感。これはなんか、「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」の恐怖感に似てるかな。その際に使う言葉が、これまで小夜が執拗に繰り返してきた「今日はいい天気」だというのも念が入っている。平和の象徴たる鼻歌が、少しずつ変調を来した日常の象徴にすり替わる恐怖感。じわじわ来てますわ。

 そして、恐怖といえば、今回は野暮と分かっていて敢えて書きますが……今回の敵キャラのオプション、絶対にスプーだよね! 恐怖!

拍手

 うんこにまみれた最終話。まぁ、この作品ならこのエンディングでいいんじゃないでしょうか。サブタイトルが「ベーやん」の時点でまともに終わるはずはないわけで。製品版と同じエンディングが、無駄に爽やかでひどさが際立つんですわ。

 前回、モロク事件をフラッシュバックさせるかのような衝撃的な引きで涙を誘ったわけだが、この作品の最終回がお涙頂戴で終わるはずがない。アルピニストなエンジェルはグリモア奪取任務に成功したとばっかり思っていたのに、実際はそんなこたぁなかったというオチであった。佐隈さんたちからすればこれ以上ないハッピーエンドなんですが……ただ、任務に失敗したゼルエル視点からすると、こんな悲劇はないんですよ。「主」のひどいキャラクターのおかげでいかにもこの作品らしい最低のギャグにはなっているんだが、ラストシーンの家で待ってるおかんは、実は結構キツいシーンだった。「長年うだつが上がらなかった息子がようやく更正したと思っていた母親が帰らない息子を待ち続ける」っていうシチュエーションは……あ、やばい、案外心に来る。普段の生活態度でアニメ視聴時にもダメージを喰らうことがあるという、嫌な見本であった。

 まぁ、そんな個人的な事情をさておくと、今回メインとなるギャグポイントは、本当に最低な連中の親玉らしい最低さを誇る「主」のキャラクター。これまで登場した天使は2人とも素敵にイラつく連中だったが、その親玉は更ムカつく最低な奴。「単に嫌な奴」の天界グループと、最低だけどなんか憎めない悪魔の対比が卑怯なぐらいに際立ってますよ。そして、「主」の中の人は無駄にいい声。誰なんだろうと思ったらあんまりアニメには縁が無い谷口節氏という役者さんなのだが、どこかで聞いたことがあると思ったら缶コーヒーボスのCMの宇宙人ジョーンズ役の人だったか。こんなベテランにうんこだのちんこだの言わせたらあきませんがな。

 そして、最後に用意されたオチはベーやんうんこネタ。やってることは今まで通りなんだけど、どストレートな描写が本当に最低。ベーやんが駆け寄ってくるシーンに無駄に時間を割いているのがじわじわ来る。そして、改めて見て「うんこ」+「可愛らしいペンギン」+「神谷浩史ボイス」という奇跡の乗算キャラの破壊力を感じる。ベーやんもアザゼルも、本当に良いキャラクターでありました。

 そしてやっぱり佐隈さん。いや、今回はあんまり活躍のシーンは無かったけどね。今更なんだけど、オープニングで一瞬だけ映るこの佐隈さんが圧倒的に可愛くて困る。


拍手

 その状態から三筒切りのカンチャン受けは意味が分からない第12話。しかもツモ切りでリーチ? どんな手格好だよ。ベーやんに弟子入りして「なんやら」と「かんやら」の上がり方を教わりたい!

 まさかの感動展開再びなのが驚きの今回、原作は知らないので次週が楽しみで仕方ないですが、モッさんの時はすぐに処理した死亡イベントが今回は2話またぎ、しかも最終回に繋がったんだから、多分ベーやんは無事なんだろうなぁ。あのニート天使と佐隈さん達がどのような対決になるのか、半端な期待を抱いて待ちたいと思います。藤原啓治VS神谷浩史って、めっちゃガンダムやん。

 さておき、今回の見どころはあっさりとマンダさんの能力にかかった大家の献金攻撃にたじろぐ小物っぷりが素敵な佐隈さん。前々回までではコスプレ軍団を金づるとして平気で使い捨てていたくせに、何の苦労もせずにあっさり手に入る大金には流石に揺らぐ。多分芥辺ならば似たような方法で稼げるなら平気で受け取るんだろうが、出席日数と単位がささやかな望みの女子大生では、300万は重すぎた。あれだけひどい環境にいるのに悪役になりきれない絶妙な倫理観が佐隈さんの魅力ですよね。女優魂を見せた割にはシリーズ最高級のぶさいく面も見せてくれたしね。

 そして、そんな佐隈さんとすっかり仲良くなった小動物のごとき悪魔3人衆。渦中のベーやんを置いとくと、いつの間にか馴染んでいるマンダさんの崩れっぷりは何とも。でも、世間的に「ドM」っていうのは「額に突き刺さった刀を羨ましそうに見つめる奴」のことじゃないよな。ちなみに、マンダさんは見事な刀さばき、対するアザゼルは見事な(?)槍さばきを見せていましたが、三国無双だとマンダさんの中の人は魏でも有数の刀使いである夏候惇、アザゼルの中の人は蜀の槍の豪傑、趙雲役だったりします。いや、趙雲は「セクスカリバー」は使わないけどね。

 ついでにここに書いておくと、丁度今日、「アザゼルさん」BD1巻が届きまして、映像特典を堪能させて頂きました。単にサトリナがパンダの着ぐるみを着てゴロゴロするという……素晴らしい内容! サトリナやべぇ! あの衣装でもさりげないセックスアピールが可能な声優はサトリナくらいですよ。ゴロゴロしてるだけでも人柄がにじみ出ますよ。唯一心残りなのは、パンダといえばどっちかというと相方の井口番長だなぁ、ということくらい。アザゼルさん、2期があってパンダが登場するなら、是非井口キャスティングでお願いします。

 そして、映像特典を見て充足した気分になった後に思ったことは、「……声オタって、ちょろいな」。あの映像で特典として成立してるんだもんなぁ……

拍手

 一瞬たりとも力を抜かずに第11話。何この密度、ダルビッシュもびっくりの連続無失点記録が維持できそうな勢いである。

 実に様々な魅力と魔力に溢れかえったこの作品であるが、その魅力の1つにゲストキャラの強烈なインパクトがある。今回は、久々登場のマンダさん以外では、2人目の天使となるゼルエルが登場。サリエルの時もキワモノ過ぎるキャラとCV草尾毅という組み合わせの絶妙さが強烈だったが、今回はなんと藤原啓治。シリアスもギャグも平気で併せのむ技量があるのは知っていたが、これだけ強烈なキャラクターでも何の違和感もなくすんなりの導入できて、どうしようもない後味を残していくのは流石。気持ち悪い、ウザい、情けないという3拍子揃ったクズは、これまで登場した数多の下衆キャラに負けていません。タイバニのジェイクを見た直後にこの番組っていう並びもナイス。

 そしてもう1人は、佐隈さんを打倒する強敵として登場した大家のババァ。最初見た時は全然分からんかったのだが、なんとCVは皆川純子だ。純やん楽しそうで何より。次週がメインの攻略回になるのだろうが、トキもびっくりの流水のような動きや、巧みなモップアクションなど、動画面で色々と優遇されたボスキャラっぷりが圧倒的。こういうのをみると、「あぁ、そういえばこのアニメって無駄にI.G.制作の品質を持ってるんだった」ということを思い出させてくれる。

 そういや、ラジオでの映像特典プッシュがあり、気づいたら本作BDをポチっていました。サトリナ恐るべし。

拍手

 佐隈さん愛されすぎ、第10話。学生にとって必要なものの優先順位は、金>単位>プライド。大体合ってる。

 妙な快感も覚え、割り切った仕事で荒稼ぎを目論む佐隈さん。もう、本当に水を得た魚のような動きを見せ、先週のゴミ虫をみるかのような目は嘘のようですね。まぁ、腹の中で考えていることは相変わらずだけど……どれだけ心のこもった思い出話を聞いていても金を数え続け、どさくさに紛れてポケットに突っ込むえげつなさはどうかと思うけど……おかしいなぁ、1話では見知らぬ男性の男性を不能にしたことでよよと泣いていた心優しい娘だったはずなんだけどなぁ……あぁ、でも完全に取り繕って徹底的に役に入った佐隈さんもなんか無闇に可愛いなぁ。いっそ中の人はこれのコスプレしねぇかな。その上で「何でこの人達こんなものにお金払うの?」って罵られたい。

 そして、これが同じように「外面だけなら優等生」なベルゼブブと絡んだ時の破壊力といったら。金への執着心とカレーへの執着心が手を結び、謎のカレー販売コスプレイベントは最高潮。なんかいい話まで飛び出して、まさかのお涙頂戴まである流れ……だったんだけどねぇ。イイハナシダッタンダケドナー。この作品がそんな終わり方をするわけがない。本当に最低かつ分かりやすいオチを向かえ、佐隈さんの暴走は無かったことに。残されたのは、芥辺の手元に残った数枚の写真……って、芥辺さん、そこまでして佐隈さんに残って欲しいってことは、ひょっとしてそれってラブ? いや、そうは見えないけどさ。ついでにいえば、佐隈さんの写真を握っていたってことは、あれを撮影したのはおそらくアザゼルだよな。アザゼルさんにも脅迫材料が渡ったんでないの? いや、佐隈さんが気にせずシカトし続ければいいんだろうけど。お互いに弱みやらなにやらを握ったり握られたりで、打算だけなのに本当にややこしい関係の連中である。

 今週の萌えポイントは、ずっと消音装置で遊んでるアザゼルさん。ベルゼブブが暴走すると、案外ついていけなくなるのが可愛らしいな。主役のハズなのにず〜〜っと画面に見切れっぱなしで、もう何がしたいやらな。ベルゼブブとの「バリアーだ!」「無敵やなお前!」のやりとりとか、どこまでが台本でどこからがアドリブなんだろうなぁ。

 そしてエンディングね。流石の水島努、作曲志してこの業界に転がり込んだ音楽教師監督は、本当にすぐに作中歌で乱入してくるよな。音楽は当然の高木隆次だし……力を入れる箇所を明らかに間違えることが正しい選択という、ややこしいアニメである。

拍手

今回は佐隈さん活躍、第9話。いや、活躍っつうかなんつうか……新機軸を切り開いたニューエイジヒロイン、「どん引き可愛い」。

 復活したのは佐隈さんだけではない。軽妙なテンポが売りのアザゼル・ベルゼブブのちんちくりんコンビも、ちゃきちゃき見せてくれるとやっぱり素敵だ。中の人曰く、絶対におさまりきらない尺の台詞を無理矢理詰め込ませる鬼のような音響演出らしいが、そうした無体な作劇の方向性が、この何とも言えない騒がしさ、馬鹿馬鹿しさに直結しており、独特の下世話さがギャグとして完成する。ほんと、油断出来る瞬間が全くないんだよ、この作品。背景で歩いてる一般人とかもおかしすぎるからさぁ。

 今回改めて感心したのが、ベルゼブブ役の神谷兄ぃである。中の人の性格も良く分かった上での見方になるんだろうが、ベルゼブブの持つ「本当に最低のシモ野郎なんだけど、本人の気位は一応貴族レベルなので、どことなく胡散臭い高貴さも兼ね備える」というあり得ない次元の嘘っぽさが、本当に面白い。イケメン役でアジアナンバーワン声優に輝く反面、ネコ神様やらなんやら、ギャグる時にも全力でボケ倒せる中の人のポテンシャルが見事に発揮される良いキャスティング。また、(中の人・キャラ両面で)その友人であるアザゼル(および中の人)が全力で最低野郎の方向性に振り切れてくれているのも、対比が更に面白く見える要素になっているだろう。ヤング師匠はふざけてるキャラで売ってる割に、役作りが本当に丁寧なんだよなぁ。

 そして佐隈さんね。この人の場合は、中の人も「ドン引き可愛い」部分があるので、その辺の兼ね合いがもう色々ずるい。しかも今回は佐隈さんのお着替えシーンがやたら艶めかしいでしょう……あかん、変な方に目覚めそうだ。彼女の通っている大学は早稲田(早瀬田)なのだな。高学歴でスタイルも良い美女なのに……佐隈さん……今回は一番力の入っていた作画シーンが、佐隈さんが全力でオタク部長を殴り抜くカットだ。アクションに移る際のダイナミックな動きも見事だが、殴った後に「ゆらり」と立ち上がる動作がいちいち見応えのあるものになっている。本当に、佐隈さんはスタッフに愛されたヒロインだ。

 さらに、毎度度肝を抜くのはゲスト声優さんですよ。勇者王は、「げんしけん」で一発飛ばして以来、やたらとオタク役がはまってることが多いのは何故? 今期は関智一のダルとか、この辺のベテラン勢の適用っぷりが半端無い。中の人アニメだし、クオリティアニメでもある。ほんと、隙がねぇな、これ。

拍手

 もうタイトルは「よんでますよ、アンダインさん」にした方がいいと思う第8話。別にアザゼル(およびベルゼブブ)が活躍しなくても一向に構わないんですが、佐隈さんの出番が少ないのは本当に困りものです。繰り返し言っておりますが、今期ナンバーワンヒロインは誰がなんと言おうと佐隈さんです(次点が知利子か巴さんです)。

 えーと…………今週も画伯が酷かったです。終わり。……だってそれくらいしか言うことが……あ、でもいつも以上に悪ふざけがひどい、いかにも水島アニメらしい醜さでしたね。最初のクラスメイトのシーンとかフラッシュアニメもかくやという不細工さが本当に酷かったし、その後の世紀末っぽい学校のシーンも無駄に雰囲気だけ出していておもろかった。何で校長役に愛河里花子だったのか、今週でよく分かりましたね。あとは無駄な作画労力は全てアンダインの百面相に費やされておりました。いちいち筆致を変えてクドくクドく書き込まれる魚女の不気味さは、それだけ見てても引き笑いが起こりそうなレベル。そして、そんな画のインパクトを霞ませてしまう中の人のひどさ……周りにいる女性キャストが佐藤利奈・白石涼子と、「ネギま」で馴染んだ面々なので耐性はあるんだろうけど、歳を重ねるごとに酷くなる一方の小林ゆうワールドは一体どんな気持ちで見ているのでしょうかね。佐隈さんまでボケ流し始めたので、唯一突っ込み役で頑張っていたうりょ子(光太郎)が本当に大変そうでした。でもま、光太郎も割とひどい奴っていう描写なんだけどね。この世界って結局常識人は一人もいないんだよな。

 次回は佐隈さんメイン、次回こそは佐隈さん活躍。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/26 な]
[04/25 な]
[04/19 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
バーコード