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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「他人の恋愛って楽しい」(by椿)、第11話。(通りすがりの白猫)「ダメよまゆ、そんなにはっきり言ったら観察対象が警戒してしまうわ……」。おせっかいババア声が堂に入ってきたな……。

 全部のシーンで丁々発止。ほんとにストレスが多くて大変な作品である。登場人物が全員イカれてる上、なんかちょっとのきっかけで互いに命を奪い合うことに抵抗がないっていう設定のせいでどこから何が出てくるか分からんのがたまらんスリルだな。現実のヤクザもこんなヒリついた世界を生きてんのかな……(んなわけないやろ)。

 「ヤクザ」のサンプルとして非常に見やすいのが、吉乃の祖父にあたる染井蓮二である。改めて霧島と同席することになった組長は酒の席ではほんとに気さくで愉快なおっさん。彼のいろんな話を聞いてると、「祖父」とは言ってもかなり若いみたいでもしかしたらまだ60そこらとかなのかしらね。今まで全然話題にならなかった「吉乃の親父」という人物が未成年の時点で吉乃を授かっており、その吉乃が現在高校生ってことで、足し算しても40いかない。まー、そういう界隈もあるってことやねぇ。そりゃ組長さんもまだまだ元気やわ。そうなると吉乃の親父さんの死因もちょっと気になってくるんだが……あんまり本筋とは関係ないかな?

 東京の旧友の孫とも仲良くしてくれるし、自宅でのホームパーティも「近所迷惑になるからな」ってんでちゃんと自制をもって開催する模範的ヤクザな組長さん。しかしやはりその本質は極道であり、大事な大事な孫娘の異変には気付いてないふりしてしっかり気付いている。年頃の女の子を傷ものにした落とし前ははっきりつけさせるため、まずはお目付け役の翔真をボッコボコ。翔真くん、ほんとに責任がなくてとばっちりだけだったし、なんなら一番気合い入れて吉乃を守ろうとしてたのに霧島&吉乃の連合軍に出し抜かれた形なので、ほんまに可哀想である。まぁ、ここでの懲罰も覚悟の上での護衛役だもんなぁ。霧島の影に隠れて目立たないが、翔真の忠心もたいがいである。これが出来る関係性が任侠道なんだろうなぁ。

 そして当然、諸悪の根源である霧島だってボッコボコ。翔真と違ってこいつはほんとに身から出た錆で吉乃に迷惑かけてんだから、そのまま大阪湾でもおかしくなかったレベルではあるのだが……まぁ、ここで短絡的なことするほど組長もバカじゃない。旧友の孫、それが只者じゃないこともしっかり読み取ってるだろうし、改めて「吉乃第一主義でしっかりやれ」と激励。これにてご親族も公認のカップルへと昇格したことになる。ここで霧島を赦免したこと、組長からしたら賭けではあるんだよな。害獣から襲われないためにライオン飼う、みたいなことだし。まぁまぁ、そういう読めないところも「おもろいかもしれん」くらいのテンションでやらかしてるんだとしたら、やっぱ吉乃とは血が繋がったジジイである。遺伝してるのはじゃんけんの弱さだけじゃない。

 こうしてひとまずの免罪符を得た霧島さん。よせばいいのにマウント取りにわざわざ翔真くんのところへ。この2人の喧嘩もほんとになぁ……。原因の一番表にあるのは「ヤクザとしてのメンツ」なんだけど、それを覆っちゃうほどに「吉乃争奪戦」という血みどろの戦いを演じており、お互いに「吉乃は自分のものに決まっている」と思いながらぶつかってるもんでタチが悪い。ずっとその身を捧げてきたある種「幼馴染」ポジの翔真はまだいいが、霧島の自信は純正の驕りだからな。ほんとにメンタルが鋼すぎる。そしてそんな猛獣2頭をうまいこと飼い慣らす吉乃さんの手管はお見事ですね。ちっちゃい頃から翔真をコントロールしてきたおかげである程度この手のテクニックはあるのかもしれないが、それにしたってこの人の肝っ玉もごんぶと。もはや霧島相手に臆することもないだろうよ。

 ただ、やっぱり男2匹は吉乃1人では手に余るってんで駆り出されてきたのがおせっかいババアの椿さんである。ド下品で節操なしのこの女、この世界で吉乃以外に唯一霧島と渡り合える可能性がある傑物であり、今回はうまいこと吉乃と猛獣使いの役割を分担して霧島をなだめていましたね。なだめるどころか、頃合いを見て吉乃にいい具合にふっかけてその後の進展を見守りたいという欲求すらあるのかもしれない。多分、一番首輪つけとかなきゃいけないのはこのアマやぞ。

 こうなると、やっぱり翔真くんにもちょっとはいい思いをしてほしいなぁ、とは思ってしまうのだが……あんだけの距離感で当然のようにアプローチかけたい翔真に対し、マジで単なる幼馴染扱いの鈍感系主人公・吉乃さん。ままなりませんなぁ。

 
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 ハイハイ、とっとと爆発……というわけにもいかない面倒極まりないカップル、第10話。まー、お互い相手のことしか見てないって意味ではバカップルと言えなくもないのだが……バカではないんだよなぁ……頭のおかしいカップル、略してあたおかップル。

 大阪編はこれで一旦幕引きなのかしら、ここまで抱えてきたものを全て回収し、吉乃本人の口から色々と真相解明。ただ、本作はミステリアニメでもなんでもないので真相と言っても「とりあえずなんか怪しかったからひたすら張り付いて尾行しとったわ」というだけで終わりなんですけどね。そこまでの熱意を持ってストーキングできてた上にいらん洞察をぐるぐる回してきっちり霧島の急所にビタ付けしてた吉乃さんもすごいし、そんな吉乃のイレギュラーな行動もうまいこと取り込み、最終的には全部自分にとってプラスで落とし前をつけた霧島もやっぱりすごい。これ、もし吉乃が介入してなかったら小津との対決はどういう結末を迎えてたんでしょうね。まぁ、表面上は小津を黙らせることはできたかもしれないが、下手したらその奥にいる謎の人物・周防薊にまでは辿り着けなかったかもしれんね。

 いや、それ以前にやっぱ小津との対決も綺麗に勝ちを拾えたかどうかも怪しいのか。今回ミステリアニメっぽかった部分はむしろ小津を問い詰めて落とし前つけるシーンの論破の過程かもしれない。ステゴロ対決で3試合全て勝利を収めた霧島陣営(?)は基本的に交渉でも有利に進めることはできたが、小津との決着だけは殴り合いでは終わらない部分。互いに持ち寄った「裏側」の武器を突きつけ、どこまで裏社会でいいポジションに残れるか、文字通りにシノギを削る。まぁ、元々の覚悟で小津はヤクザ者の霧島に一歩譲る部分があったのだろうが、吉乃の言葉を借りるなら「守るもの」があるからこそディフェンスは手堅く、霧島の手段を選ばぬ攻めに対しても決定打は出させない構え。親を引き摺り出して強引にキメに行こうとした最後の一手すら、小津は逆ギレで乗り越えてみせようとした(あのまま放っておいたら霧島はどう動いたんだろう)。

 しかし、そこで見事に吉乃が用意していた一手が突き刺さる。あたかも断罪のシーンで「証拠はあるのか証拠は!」と物的証拠を要求して居直った犯人に最後の物証を叩きつけるコナンくんのごとく。自らの最大の武器である「とてもじゃないが未成年に見えない外見」を使って強引なフィニッシュ。どこまで読んだ上であんな行動に出ていたのかは定かじゃないが、おそらく「こいつ霧島の敵なんだよなー、まぁ、都合の悪そうな情報は握れば握るだけおいしいやろ」ってんで先を見越してあの行動に出ていたはず。そりゃ霧島だって放っておかない危険すぎる素材だよ。霧島をして「ハニトラにかかる時ってこういう気持ちなのか」と言わせるだけのタマは伊達じゃない。

 結果的にはまるで「2人の初めての共同作業」みたいになっちゃった大阪抗争は霧島陣営の判定勝ち。ちょっとイライラした翔真くんなんかは遺恨が残るが、一応はこれで霧島にとって不利な要素は残らなかっただろう。菜緒ちゃんもこれですっぱり縁が切れるならお互い願ったり叶ったりだしね。ただ、残念ながら菜緒とは真逆でどんどん腐れ縁が強くなっていくのが吉乃さん。いよいよ公認(?)カップルの立場になってしまうような、そうでもないような……。霧島がこのまま単なる犬に堕ちてくれれば吉乃さんとしても御しやすくて助かるのだが、やっぱり折に触れて「霧島がそんな状態になるはずないやん……」ってんで危険な匂いを漂わせるあたりが見事な手綱の取り方である。いや、霧島本人は意識してないんだろうけども。2人がGPSよりも強い絆で結ばれるためには、さて何が必要なのやら。

 
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 中編あるんかい! 第9話。このまま「後編の上」とか始まったらどうしよう。まぁ、アニメの尺的にはもうまとめに入りそうなタイミングだけど。

 なんかもう、なろうワールドかと思うくらいにバトルがわやくちゃに。一応は私が大好きな「三局の戦い」の形にはなっているのだが、3つのバトルのウェイトも激しさもだいぶ異なっており、その中心にいるのは当然霧島。プロポーズを兼ねた大胆発言があったことでよっぽど大した作戦でもあるのかと思っていたが、実際には「人混みと暗闇に紛れて夜襲」というとんでもねぇゲリラ戦法。これをなんの躊躇いもなく選べるあたりがヤクザもの……いや、ヤクザでもそんな戦い方しねぇだろ。ヤクザならむしろやらねぇだろ。こいつ、どこでどんだけの格闘技をマスターしたんだろう。今時、人吉善吉でもこんな暗殺術じみた技術習得してないと思うぞ。しかもあんだけの人混みで気づかれずに複数人を無力化していくとか……マジでなろう主人公級のチートパワーを発揮してくれている。まぁ、この世界における霧島ってのはこれでいいんだろうなぁ。

 しかし、そんな霧島にもついに肩を並べる強敵が登場(まぁ、武力だけなら翔真もいいとこまでいくのかもしれんが)。CV神谷の分かりやすい「めんどくさいやつ」、それが周防薊(アザミ)という謎の男。「謎の男」っていうくくりは形だけの場合も多いのだが、こいつの場合はほんとになんも分からん。出自もバックグラウンドも目的も、何一つ分からない状態で裏から小津たちチンピラ集団を全部コントロールしていた様子。その配下1には佐藤せつじボイスの天パも含まれてるようだが、どうやら日本全土規模でのヤクザの何かしらの抗争が関わってくるらしい。天パ曰く「霧島も一枚噛んでる」とのことなので、多分霧島が過去に何かしら余計なことをしてくれているんだろう。霧島が言ってた「心当たりがありすぎて」は多分そのまま真理なはず。さて、日本のヤクザはどれくらいでかい仕事をやり遂げたいのでしょうか。

 霧島VS薊は時間切れでの痛み分けで終わったので、せっかくだから他の2局の戦いも見ておくと、今回一番愉快だったのはやっぱり吉乃さんVSチンピラAの対決じゃないでしょうか。吉乃さんは肝っ玉こそごんぶとだが、残念ながら戦闘力では男のヤクザに敵うものではない。ただ、追い詰められたタイミングで物おじせずに顔を出して啖呵切れる度胸と、停電の一瞬の隙をついて躊躇なく棍棒での一撃を見舞う豪胆さ、そしてピンチになったら小手先芸で逃げおおせるだけの機転と瞬発力もある。これまでの人生で修羅場をくぐってきたわけでもないだろうに、いざという時にすぐにこれができるのはやはりただものではない。そりゃ霧島さんだって「あんな女どこにでもいるわけねぇだろうが」と太鼓判なのもやむなし。ラストカットでの霧島とのツーショットも最高の絵面で、まるでギアスみたいに目が煌々と光ってんの格好いいよね。

 そして規模こそちっちゃかったがこれはこれで必死だったのが翔真さんVS天パという「お互いよく分かんないけどノリで殴り合わなきゃいけなくなっちゃった」組の試合。どうやら最終的には天パの方に分があったようだが、こちらも中止命令で水入り。天パさん、悪い奴なのは間違いないだろうがどっか憎めないキャラなのずるい。髪型への言及さえ気をつければ、案外親切なのかもしれんぞ。まぁ、翔真からしたらあんなもん侮辱以外の何ものでもなかろうが。

 次回が「後編」だろうから一旦大阪の夜は幕引きになるのかな? もう、次の「でけぇ話」が気になってしょうがないんだが。

 
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 登場人物全員悪人、第8話。全然関係ないけどこんなにしっくりくるキャッチコピーもないやろ。チンピラをクズが牛耳って、そのクズを外道が仕切り、外道を極道がシメて極道も畜生の手の中。もう何が何やら。

 みんなして自分勝手に動きすぎるもんだから相変わらず全体像はさっぱり見えてこない。霧島はこの中ではだいぶ綿密に計画してから動いてくれる良い子なので彼の周りの動向は色々と想定できそうなのだが、残念ながら今回は敵側の小津とやらが汐田菜緒をうまいこと使って出し抜こうとしたのが発端。霧島がどこまでその手管に引っかかったかもよくわかってないのだが、してやられる前に吉乃というおもしれー女が動き出してしまったために双方がてんやわんや。そんで霧島もそんな吉乃の言う通りに動いてくれるわけじゃないので、一番俯瞰でものが見えてると思っていた吉乃だって盤面を思い通りにコントロールできてるわけじゃない。あとはもう、それぞれの局面でみんなが「流れでお願いします」みたいな勢いで乗り切るしかないのである。

 今んとこ一番の巻き込まれポジは可哀想な翔真くん。いや、可哀想というには可哀想じゃないことやりすぎてるんだが、吉乃は全然言うこと聞いてくれなくて何してるか分からんし、よりによって「人手が足りないから」って理由だけで霧島に直で呼び出されていいように使われる始末。そりゃ殺意も限界突破でブチギレモードになってもおかしくない。吉乃を助けられると思って飛び込んだカラオケボックスにいたのは菜緒ただ1人で、その菜緒も霧島に訳分からんうちに放置されただけの人。カラオケボックス自体は吉乃が「追手をまける場所やで」ってんで案内したのに、霧島はそこを「余計なお荷物」を切り離すのに利用した。多分普段の霧島だったら菜緒をほったらかしにして好き放題やってたんだろうけど、流石に吉乃の手前、菜緒を見殺しにするのも体裁が悪かろうってんで翔真を呼び出した形。結果的にはここにチンピラチームが群がり、最後にはやたら武闘派で首魁級らしき天パも現れたおかげで、期せずしてここも鉄火場になってしまった。翔真くんは立ち合いいきなり膝から行くようなやんちゃ坊主であるが、その翔真が初手の立ち合いで厄介な相手だと認識する天パ。東方仗助しかり、髪型にこだわりを持つ不良は手がつけられない。翔真は全く望んじゃいないだろうが、ここで菜緒を守るナイトになるしかないのか。ちなみに余談だが、今回天パ役を担当したキャストさんは最近個人的に注目してる佐藤せつじ氏。ほんと、いちいち引っかかりがある面白いお仕事しよる。

 そうして菜緒(あとついでに翔真)を切り離すことに成功した霧島は、多少のトラブルはあったが最終的には元の目標である「小津潰し」へ。小津本体は吉乃が無茶苦茶やって強引に止めておく予定だったようだが、まぁ、ここは直接シメないと仁義が立たぬということだろう。吉乃さんが未成年のくせして酒飲みのあれこれを駆使して小津を押さえ込もうとした手管があまりにも慣れすぎてて戦慄するわ。多分自分でやったことは1回もないはずなのだが、やっぱり生まれ育った環境に幼少期からそういうシチュエーションがゴロゴロしてたってことなんでしょうかね。しまいにゃ霧島との電話では「ぐだぐだ抜かすと東京湾ぞゴラァ」まで言い始める始末。いや、ここは大阪なので大阪湾だけども。やっぱ絶対に日常的にそういう会話を聞き慣れてる奴の会話なのよ。吉乃さん、あんた霧島に出会おうが出会うまいが普通の人生なんて送れてませんて。

 そしていつものことながら惚れ惚れするような吉乃の大阪弁啖呵を聞いてどんどん沼っちゃう霧島さん。ここで正式なプロポーズですわ。まぁ、相変わらず言ってることは無茶苦茶なんだけども。こんなメチャクチャな馴れ初めでくっついたカップル、そのまま繋ぎ止めておくのにはどれだけの命が犠牲になることやら……まぁ、まずは小津1体サクリファイスですね。

 
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 立板に水の吉乃のくっそ汚い大阪弁に惚れ惚れしちゃうね、第7話。今期1番の「放送終わったら原作買っちゃいそう」作品になりつつある今作だけど、やっぱどのキャラも声がついて魅力倍増してる感はあるなー。

 なんだか「バディもの」としての魅力も出てきた感があるお話。相変わらず上っ面だけの付き合い方を見せている吉乃と霧島。アニメでは女子どうしの聖域として用いられることが多い水族館だが、この2人はしれっとデートに使ってみる。でも水族館いうても休日の海遊館ですけどね。せいぜい殺人事件の現場に使われそうなくらいで、普通だったらあんまり雰囲気のある場所じゃぁない。でもこの2人にとってありきたりな「そういう雰囲気」なんて必要なくてね。スネに傷どころか身体中見せられない傷だらけの霧島と、腎臓摘出(仮)の傷持つ吉乃。2人のデートは人目を忍んでこっそりと愛を育むなんてもんじゃなし、家族連れで溢れかえる喧騒の中、まるで日常のワンシーンの延長のように、濃密な接触がそっと紛れ込む。今回は吉乃の方からいくらか積極的に霧島のパーソナリティを探ってみたが、基本的にはいつも通りにのれんに腕押し。のらりくらりと適当なセールストークを聞かされるだけで「嘘でもないけどほんとでもない」という虚無を掴まされ続けるだけ。ただ、最後の最後に吉乃の気持ちが漏れ出たところで、一瞬だけ霧島の表情が変わった。長い長い付き合いの中でほとんど見たことがない、何か「本当の」感情が垣間見えるような一瞬の緊張感。しかしそれも無粋なコールで霧散して今回も2人の距離は現状維持。まぁ、吉乃にとってはそっちの方がいいとは思うんですけどね。

 そうして繋がってるようで繋がってなくて、離れているようで常にそばにいる妙な2人組。表立ってのデートなんてものはどちらにとっても茶番の一環。霧島がいつも通りに1手2手先まで見据えて大阪の「狩り」を進めようとしているその裏で、実は吉乃の方も翔真と一緒に色々と仕組んでいた様子。もう、2人してどこまでのことを想定しているのかが全く読めないので、正直どっちも何考えてるか分かんないわ。特に吉乃はどのあたりから霧島の動きを嗅ぎつけており、いつから似たような目的で網を張っていたのか。この男にしてこのおもしれー女あり。互いに全然違う方法に歩を進めながらも、自然と絡み合う二重螺旋のような2人の道行きは下手にベタベタされるよりもかえって繋がりを思わせるものになっている。

 そうして常軌を逸したレベルでの探り合いや騙し合いを演じる2人の超次元いちゃいちゃに振り回される可哀想な子が、此度のヒロイン汐田菜緒さんだった。確実に鬱系エロ漫画のヒロインのポジションに立たされた彼女。前回私が心配した通りに「芸能デビュー決まってる時点でヤクザもんと寝る」とかいうあり得ない行動に出たのはすでに蜘蛛の糸に絡め取られていたせいだった。彼女にとって最悪なのはよりにもよって2人のクズに同時に絡められてしまったということ。どっちを選んでも破滅が見えるが、まだ利害で自分の価値を判断してくれる霧島の方が可能性があるというのが辛すぎる現状だ。

 しかし、そんな菜緒さんにも唯一の希望の光は残っていた。それが時として霧島の思惑すら上回ってしまう浪速のド根性ムスメ、吉乃さんの暴走である。各種ストーキングツールでコントロールしているとたかを括っていた霧島を出し抜き、その霧島の情報すら一歩上を乗り越えて掴んだクソ野郎討伐チャンス。吉乃さんの狙いはいったいなんなのか。そして翔真はわざわざ毎回大坂から京都まで通学しているのか?! その答えは次週!(普段は京都住まいなのかもしれんな)

 
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 まーたおもしれー(うさんくせー)女が増えるのか! 第6話! そんで腹黒美人の中身が腹黒ピンクこと腹黒美人ですってよ! どこまでも貪欲に何かを刺しにくる作品。

 というわけで、さらなる刺激を与えて吉乃と霧島の関係をぐちゃぐちゃにかき回していきましょう。前回登場した椿ちゃんはポテンシャルこそくっそ高いヤベェやつだったが、幸か不幸か現時点での利害関係において霧島とぶつかる部分はそこまで多くない。椿ちゃん自身が「ウチが吉乃ちゃんを幸せにしたるんや」くらいのモチベを持ってれば霧島がお邪魔虫になってた可能性もあるのだが、残念ながらご本人はふつーに男好きのビッチなのであんまり百合の匂いもせず、「吉乃ちゃんが不幸にならんのなら許したるわ」ってんで霧島とは緩い共闘関係で手を結んでいる(主に写真素材などの交換が目的)。今回もお電話で存在感を見せてくれた椿ちゃんだが、よりによって京都美人が横浜に来た次の回で主人公カップルが大阪に向かってしまうという残念なすれ違い。どうせなら椿ちゃん連れて京都帰れよ。ちなみに今回キャストロールにやたら贅沢なモブ女子役が並んでいたんだが、そん中にふつーにネイティブ京都人おったぞ。

 というわけで、案外早くに実現してしまった霧島の染井邸来訪。まぁ、別に抗争関係にあるわけでもなし、霧島が家に行くこと自体は大した問題じゃないし、爺さんも霧島との関係性は(現時点で既に歪んでいるが)認めているわけで、いわば親(?)公認の東京の彼氏が大阪訪問した形。今回は組長と霧島の顔合わせは無かったが、翔真が勝手にバチバチやってくれてるので外付け監視装置は足りてるだろう。霧島だって流石に相手側ホームの大阪で無茶苦茶やろうとは思ってないだろうし、ここはゆっくりと裏で糸を引いて自分の欲求を満たす方向へ。霧島の裏の目的がどこまでなのかはまだ定かじゃないが、単に元カノと寝たいってだけじゃねぇのはほぼ間違いないだろうし、ほんと、この作品の主人公は「エロ漫画の相手竿役」でしか見たことない設定を平気でポンポン出してくるから怖い……。

 さぁ、霧島の大阪遠征のきっかけを作った新たな女性キャラ・菜緒ちゃんが登場だ。腹黒さの説得力を増すため(?)に起用されたキャストは大久保瑠美。るみるみ、「芸能界で苦労してる声」担当になりつつあるな。とはいえ、これまで吉乃・椿と頭のおかしい女ばかり見てたもんだから彼女程度の腹黒さなんてよゆーで普通人。こんな子が霧島を使って何かしようなんて企んだところでいいように転がされるのは目に見えているのだが、あの性格じゃぁそこまでの深淵は覗けてないのだろうなぁ。そもそも芸能界に足を踏み入れようとしてる人間が筋モンだと分かってる人間に自分からアプローチかけに行く時点で危機意識ゼロなんよね。どうなっても知らないわよ。

 とはいえ、もしかしたら、ほんとにもしかしたら霧島だって悪いやつではないかもしれない。いや、ごめん、絶対悪いやつなんだけど、今回は気まぐれで菜緒ちゃんを不幸にしないムーブをとってくれる可能性もある。別に他人の不幸が楽しい疫病神ってわけじゃないんだから、彼に都合のいい展開の邪魔さえしなければ、菜緒ちゃんはお咎め無しで今回の絡みから逃げることだってできるかもしれない。ただ、問題は椿や翔真にせっつかれたせいで吉乃が「私と霧島の関係って?」ということを意識し始めており、これまでよりは積極的に霧島と絡もうとしているということ。そして、菜緒がこのまま吉乃と接点を持ってしまうと、彼女にとって「霧島と絡む」よりよっぽど危険な未来が待っている。もはや吉乃の自動(過剰)防衛装置と化した霧島は、彼女の古巣・大阪で何をやらかすのだろう。なんかこう、いっそ思いっきりエロい濡れ場とか見せてくれませんか(それくらいしか心の慰めがなさそう)。

 
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 ヤッター! 胡散臭い京都弁で貞操観念ガバガバのやべぇことを言って石田彰と渡り合えるクソ女っぽいタイプの上田麗奈だ!!!!! なんだこの情報量の積載超過は!!! ほんでこんなとこにもうえしゃま作品が増えてしまったせいで今週のキャスト欄が「家族経営か!!!」みたいになっててワロタ。あまりにも上田すぎる。

 

 というわけで、魅力的な新キャラの追加でただでさえ気になってた作品がさらにヒートアップ。ここまでヤクザもの同士のジリジリした睨み合いと、吉乃・霧島間の救いようの無い掛け合いが楽しかったわけだが、唯一足りなかった「女性同士の絡み」がついにここで補充された。そんな期待の新星は吉乃の親戚にして、「京都ビッチ」という新ジャンルを開拓する意欲的な存在(?)。そりゃな、京都人だからって慎ましい人間ってわけでもないしな。ヤクザもんの血筋でヤベェ病院経営者の血族ということでおそらく吉乃以上に特異な環境で育てられたのだろう。貞操観念・倫理観・そして吉乃への感情などなど、全てが常識から2歩3歩ずれている可能性があり、初対面の霧島を相手に一歩も引かずに渡り合うというマジもんの傑物。主人公の吉乃ですら初見では霧島のペースに呑まれてあんだけ打ちのめされたわけで、事前情報の有無という差はあったかもしれないが、初対面から表情ひとつ変えずにクズVSクズのタイマンを見事にやり遂げた椿さんはモノホンに違いない。

 いろんな造形が実に気になる設計で、見た目は「黒髪ロングのお嬢カットが似合う絶滅危惧種みたいな存在」であり、吉乃に負けず劣らずの美人さんなのはヤクザもんがいい女を手籠にして産ませてる家系だからなのだろうか。口から漏れるのは純正の京都弁、コロコロと笑うその涼やかな声も相まって「ぱっと見には高嶺の花」なエクストリームハイソサイエティ。しかしてその実態は、常に三股四股待ったなしで下ネタ容赦なしのどビッチときてるのだからえげつない。吉乃さんは周りがそんなんばっかの世界だから問答無用で親友関係を築けているが、普通に考えたらドン引きで、まさに「女に嫌われる女」一直線。いや、男からだって怖いわ。

 これが単なるクズだったら吉乃だってそこまで懐くこともなかったのだろうが、その精神性はやはり吉乃の血縁。ただものではない異様な空気もまとっている。今回は霧島の影に隠れて見えにくかったが、実は椿も「吉乃の欲しい言葉を欲しいタイミングで的確に差し出す」という行動がほぼ完璧にできていたわけで、洞察力と行動力が相当なものであることを匂わせてくれている。そして「医療関係者のコネ」という独自の武器を振り翳し、吉乃の無理難題を引き受けて名実ともに吉乃の「血肉を分けた」存在となった。そりゃま、霧島が一目おく……というか警戒を緩めないのも至極当然のことであろう。お互いにクズ要素をしっかりと理解しながらそのスペックの高さも認め合っており、互いに利用できる部分は利用し、「吉乃の幸福」という共通目標を譲らないという盟約で繋がった。おそらく、こんだけのバケモンである椿をたった1日のデートで納得させた霧島の仕事ぶりも大したもんだよ。

 個人的には、「吉乃、実際は腎臓は売ってなかったで」ということが判明したのはちょっと朗報。何しろ今作はどんなシーンがきても「まぁ、この女は腎臓が片っぽないんだよな……」と思いながら見ていたので、なんか変なとこでわだかまりがあったのだ。生きていけるとは言ってもやっぱり将来なんらかの支障はありそうだし、腎臓無い系ヒロインは怖いんだよ。こちとら痛いのめっちゃ苦手やねん。無事に腎臓が回復(?)した吉乃さんだが、「椿さんの手元に大量の血液」という訳のわからない状況は追加されている。鷲巣じゃねーんだからそんなもんほいほい取引してんじゃねぇよ。そんで言い値で買おうとすんな。

 残念ながらお住まいが横浜ってことで椿さんが今後ちょいちょい登場するかは分かりませんが、是非ともその胡散臭い京都弁でもって世間を掻き回してほしいもんである。「椿の手元にある大量の血液」が後々伏線として効いてきたりしたらどうしよう。

 

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 4話目なのに未だに霧島が言ってることがさっぱり分からねぇ、第4話。ここまで振り切れてイカれた主人公ってのもそうそう見かけないぞ。底無しのクレイジーが描けてるってだけですげぇや。

 そりゃま、「おもしれー女とおもしれー男」の話には違いないんだけど、そろそろこの2人の関係をそんな紋切り型の分類で処理できなくなってきている。まぁ、吉乃の方は数十歩譲って「おもしれー女」ではある。霧島にのみ牙を剥いた時の立板に水な大阪弁の啖呵が気持ちいいが、正直「こんな女はやっぱ彼女にはしたくないよな……」とは思う。そのくせ隙を見て「まぁ、幼少期の育ちだけを考えればいいとこのお嬢といえなくもないけどね」と、ちょっとしたハイソサイエティみたいな部分をチラ見せしてきたりしやがる。なかなか小狡いメインヒロインではないか。あんまり「大阪のヤベェ女」感ばっかり強まっちゃうと、それこそ霧島みたいな異常者にしか愛されないヒロインになってしまうのであんまりあさっての方向にぶん投げすぎるのもよくないんだ。吉乃の描写はその辺りが難しいが、今のところは「いい女」の領域をギリではみ出ないレベルで統制が効いている。あと女子高生にしとくのが勿体無いくらいにスタイルが良すぎる。俺の高校時代、流石に同じ学年にこんな女いなかったぞ。

 対して、霧島の方はマジでおもしれーとか言ってられない。吉乃が改めて「何言ってるかさっぱり分からない」と匙を投げた今回の霧島の縁側での言動。途中までは「これが……嫉妬という感情なの?」っていう人の心を失ったロボットみたいな設定なのかと思って見ていて、それくらいなら漫画のキャラとしては理解できる範疇だと思っていたのだが、その後も主義主張はどこに論拠を置いているのかすら見えてこない言説になりだし、出来の悪いAIとの対話みたいになっていった。「飴と鞭のバランスが取れてないのはいいんだ、鞭だって飴みたいなもんだし」まではいい。いや、よくないけどM属性のある人間にとっては厳しくあたられたって脳内でご褒美に転換できるよ、っていう主張はまだ理解できる。しかしそこから「and so」と順接で繋いで「ヤるなら俺の前でやってくれ」はマジで意味がわからなすぎて怖い。霧島の発想は「目の前でNTRれた方が興奮するから」とかいうレベルの思考じゃないんだよね。それ以前の前提として「世の女が俺の目の前でキスやSEXをしない理由がない」というネジがぶっ飛んだ前提があるんだ。加えて「殺すって話は大前提としてあるわけでさ」みたいな話になってくるとさらにイカレ度合いはストップ高。よくもまぁ、こんなねじくれたロジックを生み出せるものだ。

 そのくせ、吉乃がぶっ倒れた後の対応はどこかにスパダリっぽさも発揮する「ふつーにできた彼氏」のそれ(ヤクザのしのぎをこなしながらではあるが)。ここで突然少女漫画的模範解答を叩き出す行動力がある。本当にどこに底があるか分からず、「まだ沈む、まだ霞む、まだ歪む」という体験が4話分続いている状態なのだ。吉乃さん、今ならまだ引き返せる気がするんですが、ほんとにそいつと正面から対峙して大丈夫なんですか?

 かえすがえすも今作のタイトルを噛み締めてしまうが……これ、今生は絶対に切れないってことだもんなぁ……。

 
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 俺にとって石田彰とはなんなんでしょう、第3話。いや、他人に投げかける問題じゃねぇし、誰にとっても「知らんがな」なんですけど。今期は凄絶なる彰シーズンになってしまい、「リゼロ」のレグルスがやべぇのはすでに書いた通り。そこにさらに「マジルミエ」では敵役っぽい外道社長をやっており、「夏目友人帳」ではご存知の通りに名取を担当。いや、この流れで名取を出すのは流石に可哀想だが……あいつも大概ではあるんだよなぁ……。

 そうして「せめてシーズン後半のラスボスでだけ出てきて欲しい」と願っている石田彰。もちろん嫌いじゃないんだ。大好きなんだ。ただ、石田彰が声をやってるキャラは、もはやその時点で無視できなくなってしまうんだ。だって、それだけ存在感がクソでけぇキャラということであり、そこを見逃して、聞き逃したら全てを失ってしまうリスクがある。ということは、石田彰が出てきたらそのアニメは正座して見なきゃいけないということになり、シーズン序盤から体力を削られまくっているのである。何が腹立つって、ちゃんとそうして削られた精神力の見返りはちゃんとあるってことなんだよなぁ……。

 というわけでたった1人のキャストから興味を繋いでいるように見える今作だが、実は普通に面白い。色々とヒドいアニメなのは間違いないのだが、ほんとに「今まで見てこなかったアニメ」になっているのでいやでも興味を引かれてしまうというか、嫌う理由がないというか……新番チェックの時に触れた「ヤンキーものとかヤクザものは嫌いなんだけどここまで外道ならもう関係なくない?」という感覚はやはり正しかった様子。生まれてこのかた、人に手をあげたこともないよう人畜無害な私のような人間って、暴力で物事を解決しようとするヤクザものなんて理解しようとすら思えない存在なんですよ。持つべき感情は嫌悪感だけだし、その理屈で何を語ろうが基本的には響かない。「東リベ」なんてその結果なんも面白くなかった代表選手だったのだが、今作は遠慮なく極道モンの内情にまで切り込んだ上で容赦無く暴力&暴力。酒タバコ女ドラッグ。絵に描いたような(絵に描いてるんだけど)嫌悪感の対象である。

 でも、もうそんなんどうでもいいんですよ。だって霧島がおっかない理由ってそんなとこにないんだもん。単なる異常者だから怖いだけで、「ヤクザだからダメ」なんて次元はすでに通過している。そうしててっぺんに立つ霧島というイレギュラークレイジーを中心に据えているおかげで、普通だったらこちらも好きになんかなりようがないだろうヒロインの吉乃もなんだか愛嬌があるように見えてくるし、「狂人の理論」が先立てば、まだ話が通じそうな極道の方がマシってもんで。もう、いっそファンタジー部門として処理してしまいたいくらいにイマジネーションを膨らませて見る未知の世界だよ。

 そして、全てに諦めがついて穏やかな心で追いかければ、今作は割と貴重な「おっさんが輝くアニメ」にもなっている。ヤクザ連中に居並ぶ強面キャラと、それに彩りを添えるクドめのキャスト陣がとても良い。特に今作は関西弁の出現率が高く、ネイティブ関西声優がイキイキと真価を発揮してくれている。中でも今回注目したいのは、吉乃の子守り役(?)として付き従ってくれている遊佐浩二である。上田瞳・遊佐浩二とネイティブ京都声優2人が浪速の極道をやってるのは笑ってしまうが、やはり流れるような関西弁トークはとても気持ちがいい。今期は石田彰シーズンだと言ったが、実は同時に遊佐浩二シーズンでもあり、「青の祓魔師」ではすでに遊佐的ノルマである裏切りをすでに終えてしまった関西人、「甘神さんちの縁結び」では“いけず”のイデアを凝縮させたような最低最悪なエクストリーム京都人役を担当して遺憾無く胡散臭さを発揮してくれている。クセの強いおっさんどもが蠱毒のように煮詰められていく今作、そりゃおもろいわ。関西弁テーマで統一されたエンディングもクセになるし、是非関西文化のお勉強に活用してみよう(地獄かよ)。

 
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