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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  何が何だかもうどうしようもなく第4話。正直、この作品の感想を焦点ずらさずに書ききる自信がないぞ。どこをどう切り取ったら正しい視聴姿勢が維持できるやら……視聴中は書きたいこと、言いたいことが山ほどあったはずなのに、見終わった後にぽぽぽぽーんと飛んでいっちゃう。どうしよう。

 今回はなんと言っても、キレキレのギャグテンポが抜群。暴走ストーキング娘、苹果ちゃんがメインということもあり、隅から隅まで勢いMAXのハイスピードギャグである。観ている間の印象では「これってすごくおじゃ魔女っぽいテンションだな」と思っていたのだが、コンテを切った金子伸吾氏という人は、「おじゃ魔女」の五十嵐卓哉監督作品との関わりは「ホスト部」以降のようなので、どっちかっていうとテイストは「ボンズ印」といった方が良いのだろうか。気づけばこの人、「STAR DRIVER」では「あの」11話のコンテを担当していたのだな。すごく惹かれる画作りをしやがります(地味に「スパイラル」の監督とかやってるみたいだけど、全然知らなかった)。

 まぁ、誰が作ったかはおいとくとしても、思い切り面相が崩れるキャラの数々は単純に面白いし、人形劇風に展開される妄想劇と喜劇など、宝塚ぎみなアクセントは当然幾原監督の代表作である「ウテナ」をいじる意味での演出になってるんだろう。苹果劇場の中ではあらゆるものが崩れ顔か「アタックNo.1」風味のヅカタッチになり、本当にどうでもいいシナリオなのにガンガン攻めてくる姿勢が一切止まらない。そして、濃い絵柄になればなるほど、回りでちょこまかしているペンギンたちの愛くるしさが際立つのである。もう、苹果が池に沈んだところの見事なUターンっぷりには、文字通りに爆笑してしまいました。こんな時間なのにね、近隣住民の方々申し訳ありません。

 で、このまま苹果のドタバタギャグだけで終わってれば話は簡単なんだけど……最後の最後でもう1つ爆弾をぶち込んで逃げていく阿漕さもたまりません。これまで作中で描かれてきた犯罪行為といえばペンギン1号が主に進めてきた覗きなどの性犯罪がほとんど(直接見られる角度のくせに鏡使ってんじゃねぇよ)。その他ストーカー行為、不法侵入などはギャグとして処理されてきたわけだが、今回の引きはそうも言ってられない。古の昔から「赤い靴」といえば不幸の象徴であり、此度のデスティニーは、そんな赤い靴の悲劇が冠葉の元カノに襲いかかってきてしまったのだ。被害者の女性が直前に電話していた堀江由衣ボイスの女性は一体何者なのか、未来日記との関わり合いはあるのか。あそこで手を下したのはおそらく苹果ではないと思うのだが、だとしたら、一体何者の意志がそこに介入しているのか。そしてピングドラムとは一体何なのか。分からないことだらけです。もう、「そういえば今週は生存戦略してない!」とかいうことはどうでも良くなってしまいました。

 僕の考えたこの番組のキャッチコピーは、「能登が歌っても大丈夫な作品」。なんでそこにキャスティングしたんだよ、というくらいのハラハラ感がたまりませんね。いや、確実にアウトなんだけど、それもこれもひっくるめてギャグだと言い切っちゃうだけの説得力があるんですよ。良い役貰ったもんだなぁ。そしてあの黒さを見せられたら、もう苹果ちゃんを応援するしかないじゃないですか。苹果ちゃんは本当に挙動不審可愛い。今週ももっかい書いとこう、苹果ちゃん役の三宅麻理恵っていう名前、今後は要注目だと思います。

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