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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「超訳百人一首 うた恋い。」 5

 なんか変なの始まった! こいつは何とも想定外だ。

 初見の印象は、「なーんか古くさい」。キャラクターデザインのせいなのか、それともやたらとグリグリはっきり刻まれた枠線のせいなのか、動くにしてもなんだかもさっとしている印象があった。一番近いのはひょっとしたら「森田さんは無口。」なんじゃないか、っていうくらいの箸にも棒にもかからないファーストインプレッション。全然名前も聞いたことがないプロジェクトだし、こいつは別に気にしなくてもいいかな、というくらいのレベル。

 でもさ、これってすごくオリジナルなんだよなぁ。絶対に他のアニメでは見られないものが見られる。題材は完全に百人一首なわけで、ある意味最も根源的な我が国の恋愛ドラマである。全く知識がないので、どこまでが史実(まぁ、この時代の史実なんて怪しいもんだが)で、どこからがこのアニメのオリジナルになってるのかすら分からないのだが、1話目の30分の物語は、ちょろっと見ただけでもなんだか無闇に記憶に残る出来だった。画が古くさい気がするのは事実だと思うんだけど、なんだか気になるんですよ。

 この時代の主な逢瀬っていうのが夜這い婚だから、思いっきりストレートにコトに及んでるってのもあるんだけど、とにかくやってることはまさに「やってること」。あまりにも「それだけ」なので、あけすけでエロさが無いと思いきや、どこか艶っぽいイメージもちゃんとある。最近のなよなよして鬱陶しい自分語りばかりしているラノベ主人公に飽き飽きしてしまった人間からすると、どこまでも諏訪部ボイスな在原業平の存在は、意外に気持ちいいものになっている。「そういう方向の男主人公」はBLもの、逆ハーレムもので見られるやんか、という意見もあるかもしれないが、元々万葉集は「そういう文化」の下敷きなしで生まれた純粋な「恋物語」なので、世に広く男女を問わず受ける物語になっている点が決定的に違う。そりゃまぁ、1200年読まれてきたものをベースにしたら、それはそれで面白いんじゃないかと。

 まぁ、そうはいっても単に万葉の物語をそのまま垂れ流したら、やっぱりそこまで面白くは無いと思うんだけどね。今作の場合は不思議と「今のアニメ」にもなってるんだ。この不思議なバランスはどこから来るものなのか、正直よく分からない。カサヰ監督の手腕なのかしら、ギャグのテンポとか、女の子の表情の見せ方とか、そういう点が細かく気になる仕上がりである。これ、案外面白いんじゃないかなぁ。毎話毎話話題になるような作品にはならないと思うんだけど、ひとまとめになったら中学高校の古文の教材に使ってもいいくらい。案外今の子供たちならこういうアニメで見せた方が覚えが良くなるんじゃなかろうか。マジでどこかの先生に実践してみて欲しい。

 そして、そんな教育を受けた子供たちが立派な声ヲタに育って欲しい。諏訪部・梶という野郎2人の阿漕な使い方はもちろんだが、1話目の立役者は早見沙織だろう。エロい部分を見せるはやみんは無双だなぁ。リアル平安貴族みたいなイメージがあるしな。はやみんは平安美人(褒めてるつもり)。

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