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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 終わった? 終わった、最終話。まぁ、残った話数はまだどこかで作られることになるらしいので、とりあえず、今回のお話はこれでおしまいである。

 「あ、それでいいのか」というくらいにあっさりと片付いてしまったのは、過去の2エピソードとは随分印象が違う部分。これまでずるずると引きずってきた伊織の家庭事情についての話だったので、そう簡単に片付くわけが無いだろうと思っていたのに、蓋を開けてみればこれまでの諸問題の中で一番あっさりと片付いているのだ。そういう意味じゃ正直拍子抜けではあったのだが、どうも、問題解決直前のふうせんかずらの動きがどこか奇妙だった気もするので、案外奴が陰で動いた結果なんじゃないか、なんて邪推も可能だったり。

 「家庭の問題は母子の勘違いが産みだしたものだった」というオチだけを切り取ると、確かにしょうもない。ただ、そのことを切り出して確認するための段階を踏むのが今回のエピソードだったわけで、そこまで行くことが出来た伊織の精神的成長が、今回の1話に現れていると見るべきなのだろう。必死に(勘違いとはいえ)他人の望む自分を演じ続けてきた伊織。他人の顔色をうかがい続けていたせいで、自分の人生において「他人」は警戒すべき存在にしかなっておらず、誰かを信頼するということが出来ないでいた。次第に打ち解けはじめた文研部内においてもその基本姿勢は変わっておらず、このたびの時間退行で記憶がフラッシュバックすることも重なって、これまで抱え続けてきた悩みは、更にふくらんでいた。

 それを打ち破るための「信頼」の現れが、前回の義文たちのエピソードであり、それを見ていたからこそ、伊織はついに最後の一線を越えることが出来たのだろう。太一との関係性はもちろんだが、お互い腹を割って話すことが出来るようになった姫子とのつながりも同様。まさに「この五人がいれば」こそ、彼女は長年の問題を打開することが出来た。これまで13話もの間くすぶり続けてきた伊織の過去についての問題は、今回をもって完全に浄化されたものだと思われる。まぁ、あのかぁちゃんの性格を見ていて、今まで何を悩んでたんだ、という気がしなくもないが。「あんな声が出せるなんて」って、そりゃぁ出せるでしょうよ。田中敦子なんだから。今期アニメのキーワードは、「田中敦子が本音をしゃべったらハッピーエンド」。

 まぁ、ふうせんかずらの登場のタイミングとか、流石に今回のエピソードはちょっとご都合主義が先んじていたかな、という気はするんだけどもね。「キズランダム」までは問題の解決の仕方に常に痛みを伴っており、それなりに生々しさを感じさせるものだったおかげで魅せられる部分があったが、今回は「お話のためのお話」みたいで、ちょっと肩透かし。まぁ、こんだけややこしい話を書いてりゃ、1回くらいこういう展開もあるでしょう。冒頭でくるくるはしゃいでたロリ唯が可愛かったから、今回はそれで良いのです。

 強いて心残りをあげるとするなら、結局姫子さんが時間退行であんまり被害を受けていなかったことかな。あの子こそ過去を突っついたら色んな黒歴史が転げてそうで面白いと思うのに。ロリいなばんをもっと見たかったのに。どうも「キズランダム」でやりたい放題やっちゃったせいで、ラストエピソードは彼女の影が薄かった。あんだけ幸せそうな顔されちゃ、いじりづらかったかねぇ。

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