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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 少年漫画におけるチートキャラの扱いについて真剣に考える回、第76話。我々を延々やきもきさせた男。結局1年半も待たせた男。地獄の炎のぬるさに飽きた男。うちのブログの検索件数で「聖闘士星矢Ω 一輝」が何故か一番多い男。フェニックス一輝、じらしプレイの達人が、ようやくΩの世界に舞い降りた!

 もう、今回は完全に「30分でよく分かるフェニックス一輝」でしたね。展開の全てが予定調和であり、観ている大きなお友達からしたら型の決まった演舞を鑑賞している気分である。なるほどねー、ミラーさん初登場のときには「こんなん出しちゃって、一体どうしたらいいのよ」と思っていたが、対一輝用の駒だと分かればすごくすっきり。確かに改めてマッチメイクを確認すると、ミラーさんって一輝を引き立てるための要素だけで作られたようなキャラなんだよな。

 いよいよごまかしも通じなくなってきたようで、流石にパラス城の直前まで迫った感のある青銅勢。これまで双児宮もびっくりの無限回廊っぷりにげんなりさせられていたパラスベルダの町並みだが、大量の鋼鉄聖闘士を犠牲にした強行軍もようやく終わりそう。しかし、そんな行脚の最後に立ちはだかるのは、はぐれパラサイトのミラーさん。前回は忍者を引き立てるという貴重な仕事をこなしつつも、強者感をしっかり維持するかなりの難行を果たした見事なキャラクターだが、今回はいきなりクロノテクターをまとっての登場。うーむ、正直あまり恰好よくはない……裸で戦ってた時の方が強そうではあった。観た感じではやっぱり階級は2級のようで、2級のテクターはせいぜいエウロパさんが似合ってるくらいで、あんまり恰好いいのがないからな。でもまぁ、多分自分の着ているものがパッとしないから聖闘士の聖衣狩りなんてやってるんだろうし、その辺はそっとしておいてあげよう。88星座コンプリートを目指すことにしたらしいので、最終的に女子高生のストラップみたいにじゃらじゃらしたミラーさんが見られるようになっていたのかも。

 いざミラーさんが現れると、もう光牙たちの及び腰が半端じゃない。今回は解説役、驚き役になることは宿命づけられていたわけだが、「これから1級と戦う予定だから、ここで聖衣を壊されると困る」って、いや、ミラーさんに怖じ気づいてる時点で1級と戦えるわけないやん。そこは嘘でもいいから貴鬼の修復を信じて突っ込めよ。いくら短気な一輝兄さんでなくても腹パン入れたくなるわ。出来の悪い後輩達に業を煮やした一輝兄さんは、トレードマークの不死鳥を背負って堂々の入場。燃えさかる劫火の中から現れる決めシーンは相変わらず。今回は戦闘などではなく一輝の聖衣に対する作画リソースが相当気合いを入れており、ブロンズの中でも異端と言われるフェニックス聖衣の輝きが眩しいばかりである。やっぱ良いデザインだわ。

 あとはもう、予定通りの練習メニューをこなすチュートリアル展開。聖衣壊す、戻す。幻魔拳打つ、相手調子に乗る。鳳翼天翔! 定番メニューでフルコースですわ。光牙たちに向かって「聖衣を破壊されることを恐れるんじゃない」って説教してる一輝さんは流石に酷いと思った。一人だけドリンクバー頼みながら「じゃんじゃん飲めよ」って言ってるようなもんじゃねぇか。幻魔拳を打った後のミラーさんのドヤ顔なんかも、分かっててもニヤニヤしちゃうポイントですね。ま、今回の幻影は割とあっさり目だったけども。そして鳳翼天翔のあのモーション! 当然のことだが、やっぱりアニメ版モーションを忠実に再現してくれています。やー、懐かしい。あれをぶっ放しただけでもお仕事としては充分でしょうね。個人的に嬉しかったのは、そんな決め技確定の鳳翼天翔を喰らっても、ミラーさんが割と元気だったところ。冒頭でマッチメイクが決まったときには一輝兄さんの噛ませ犬としてぼろくそにされるかと思われたミラーさんだったが(まぁ、実際ぼろくそにはされているが)、一週で再起不能になるような情けない姿は見せず、ちゃんと奥の手を臭わせつつ、まだ裏事情を隠したままエウロパさんと退場してくれた。一輝アゲエピソードとしては「あれ、意外と効いてない?」という展開はちょっと腰砕けだが、ミラーさんは珍しく良いキャラだったので、もうちょっと頑張って欲しかったからね。アルケミィグローブを脱いだ方が強いんだよ、やっぱり。

 さて、そんなチュートリアルが堪能出来たエピソードだったわけだが、流石にぽっと出で鳳翼天翔をかましただけで満足させてしまっては一輝の持ち腐れ。これまで1年半ずっとサウナで汗を流していたという設定は流石にまずいので、今回遠慮無しに設定をぶっ込んできた。冒頭のシーンで「ずっとお休みしていた一輝がわざわざ腰を上げたのって、ひょっとしてわざわざパラサイト兵を送り込んで焚き付けたせいか?」と思ったのだが、実際にはそれ以前の段階でアイガイオンさんと一戦交えていたという衝撃の事実が明かされた。1級の中ではこれまで一番影が薄かったアイガイオンさんだが、なんと「一輝担当係」という一番不憫な仕事を裏で請け負っていたようだ。あの玄武を叩き伏せ、彼の命を賭した一撃でようやくひびを入れた聖剣に、なんと一級本人が持った状態でも互角の戦いを繰り広げたという。流石、黄金聖闘士をものともしないチート青銅の鑑。アイガイオンさんは過去に一輝にしてやられた反省を思い出して「数十人のパラサイト兵」というホントにやる気が感じられない刺客を送っていたわけだが、それがちょうどいいウォームアップとなってこの度の出撃に繋がった様子。ちなみに、アイガイオンと一輝がぶつかった背景には、一輝が「マルスすらそっちのけで黒幕を追いかけていました」という裏事情が隠されており、パラスがラスボスでないことをあっさりと暴露。そりゃまぁ、1級の皆さんの様子を見ていればそれくらいは予想がついたわけだが、まさか一輝がそれを伝えるメッセンジャーの役割を務めるとは。はたして誰が出てくるんでしょうかね。現時点では、タイタン以外の1級3人は「黒幕」前提で行動しているのは間違いなさそう。エウロパ・ミラー組も多分そっち方面での暗躍なんでしょうが。このままいくと、今年中にはパラスが負けるかなぁ。

 その他の諸要素として、まず、前回ぽっと出のはずのインテグラさんが堂々のアテナ軍参加表明。今回アテナに自己紹介してたってことは、どうやら初対面のご様子。一体誰がどこで彼女に双子座聖衣を渡したのか。そしてアテナがサラッと言った「姉と戦うことになる」という一言。うん、やっぱりパラ様は死んでない前提だよね。インテグラさんも「倒しました」とは一言も言ってないし、多分アナザーなディメンションから帰ってくるのは確定っぽい。今年度のシリーズ中にもう一戦あるのかなぁ。そして、少しずつ陣容が揃いつつあるアテナ軍が、いよいよ次週大集合。星矢・紫龍・氷河・瞬・一輝の「兄弟」軍団がついに勢揃いし、うち2名は黄金聖衣装備である。瞬は乙女座聖衣がフドウのところに行っちゃったからしょうがないとして、氷河は水瓶座聖衣をさっさと受け継いだらいいと思うの。ひょっとして時貞と一緒に異界に送られたまま帰ってきてないんだろうか。「時の門」って一体なんなんでしょうか。こうしてレジェンドが揃っちゃうと、レジェンド鋼鉄って何のために出てきたんだ、という思いが大きくなってくるけど、楽しげだったからまぁいいか。

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