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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「少年ハリウッド」 4→6

 この手の作品でまさかラストまで感想を書くはめになるとは思っても見なかった。予想外の方向に突出した、何とも不思議な衝撃を残した作品。

 いや、多分普段こういう作品の対象じゃない層に見せても7割以上は「やっぱり無理」っていうんだと思う。そもそもキャラクターデザインのクドさの時点でハードル高いし、メインシナリオだけを見てあらすじ書いたら、別に面白くなさそうである。それにも関わらず、たまたま私の琴線に触れることになったのは一体何故だったのか。2話目の時点で既に気にしているわけで、「エアボーイズ」や「ときめきミュージックルーム」のようなネジの外れた構成に度肝を抜かれたことだけが原因ではない。やはり、今まで見たこともないような目的意識ゆえなのだろうか。「アイドルアニメ」ならぬ「アイドル始めますアニメ」。あれ、でもそれって【ろこどる】も同じだけどな。あっちは「アイドル活動を続けるうちに、楽しいし充実してるから自覚が芽生える」お話、こっちは「アイドル活動がろくに始まってないし、途中でイヤになってる気がするけど、それぞれに患っちゃうことで何故かアイドル観を育んでしまう」お話。うーむ、やっぱり異質ではある。

 そして、そうした「今まであまり見たことのないもの」を、普通のスポ根や部活ものの切り口以外からもあの手この手で見せてくるのが何ともむずむずする大切なポイント。上記の「1話まるまる〜〜〜」シリーズは最たる事例だが、その他にも突発ミュージカル回とか、颯が音痴回とか、微妙に「アイド……ル?」みたいなところが、かえってアイドルの輝きみたいなものを際だたせる働きをしている。きちんと「育成する側」の信念があり、「学ぶ側」にも各々の信念(これを病気とも言う)を抱えている。そうした「不可思議な青臭さと、夢を語る胡散臭さのぶつかりあい」が面白かったのだ。

 こういう異質さで勝負してくれる作品がポッと出てくるあたり、このアニメ乱立の大量消費時代にも油断は出来ない。癖になるヘンテコアニメの鉱脈は、まだまだ色んなところに眠っているのだ。

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