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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 想像以上にすげぇ方向性で攻めてきよる、第2話。あかん、これもう設定だけでおもろい。……あと11話何やるんでしょうね。

 「内輪ネタ」もここまで極まれば立派な個性であり、セールスポイント。初回の感想として「まぁ、アニオタだったら製作現場の噂ってのはよく聞く話だし、そういうあるあるを改めて見られるアニメだよね」という趣旨のことを書いたわけだが、やはり「内輪ネタ」の生々しさは素人の勝手な想像を軽く2歩3歩飛び越えていく。なるほど、実際の製作現場のやりとりってあんなにも壮絶なのか……。いや、ボクもいい大人だからさ、流石に「あるぴんはいます!」は無理だってことは知ってるけども、多分そこに至るまでのくだりは、かなり色んなアニメスタッフの「思い当たるところ」を詰め込んだ内容になっているのじゃなかろうか。

 正直、原画・動画を中心とした「物的制作」のお仕事に関してはそこまで確固たるイメージもないし、結局それをどれだけ真に迫って描いたとしても、やっぱり「ひたすらお絵かきしている仕事」であるので、アニメーションとしてはごくごく地味である。今回は台詞無しでダイジェストのように描かれており、原画から彩色、効果までの「物的制作」は、一連の「製造」の流れとして描かれるに留まっている。ドラマ作りをするなら、やっぱりその回りの事象、例えば作監が見つからないとか、原画マンが遅れて逃げ出したとか、そういう事件にこそ意味が見いだされるパートである。

 それに対し、今回中心的に描かれた現場のすったもんだは、そうした物的な「製造」過程ではない。まず、スタート地点はアフレコスタジオ。「えくそだすっ」は2週間前納品を目標に始めたらしいので、今回のアフレコではギリギリ画に色がついて、動いている状態で行われていたのは偉い(まぁ、背景までは間に合ってないけども)。そして、この「アフレコ現場でのやりとり」についてはこちとら声優ファンであるので、断片的にではあるが「大体どんな雰囲気なのか」は想像出来る部分。それを今度は、実際のアニメ監督が、実際のスタッフが「アフレコ現場ってこういう感じやで」というアニメーションを全力で作っているのである。なるほど、かやのんへの無茶とすら言えるオーダーの様子なんかも、まさによく聞く「音響監督と役者のやりとり」そのままである。っつうか、音響監督がまんま岩波さんである。多分、この感じだと他の制作スタッフも全部元ネタとなる「本人」がいるんだろうね。岩波さん(作中では稲波さん)のちょっと気だるい感じとか、斜めに腰掛けてブースと監督の顔を交互に見ながら意思疎通を図るあの感じ、本当に「いっつもこういう風景が見えてるんだろうなー」と思えるリアリティである。あと、キャスト連中の服装もまんま中の人のイメージがそのまま採用されているのもこだわりか。御前があの黒いワンピース着てるの見たことある気がする。

 更に、監督の我が儘からアニメの完成が危うくなり始めるという最悪の流れも、これはこれで「ありそう」な話。外野から見ていて一番ハッとするのは、作画崩壊で叩かれたと涙する演出の山田氏の存在である。そうだよな……どんなスタッフだって、自ら望んでクソアニメを作りたいと思ってるわけじゃないもんな……たかだか1回の過ちでその人の全人格を否定したり、この先を決めつけたりするのは本当に良くないことであると心に刻んだ。まぁ、そういう「忸怩たる思い」と戦ってる人もいれば、今回の監督みたいに、過去の失敗から学ばずに無茶する普通にアカンやつもいるけども。難しいのは、業界の人間としては明らかに「あかんやつ」である監督にしても、作品にかける思いは本物であり、愛深き故の暴走になってしまったという点。アニメ監督は最終的に全責任を負う立場にあるだけに、自分の目指すものからのずれを許すことが出来ないというのも良く分かる事情ではあるのだ。うーむ、これを最後まで見終わったら、今までのように気楽にアニメに駄目出し出来なくなりそうな、そんな恐ろしい実感が籠もっている。真面目な会議やってるはずなのに、いきなり離婚の話になって思いっきり脱線しちゃうトコなんかも、いかにも「切羽詰まった会議室」でありそうな風景なのが無闇におかしかったのである。

 まぁ、個人的に一番おかしかったのはその会議室にかかってたポスターだけどね。多分、武蔵野アニメーションの過去の自社制作作品のポスターなんだろうけど、「沈黙の艦隊」ならぬ「おしゃべりの艦隊」だったり、「鼻の子ブンブン」だったり、色々と変なネタが仕込まれているのだ(「ホシガリタコラ」も作ってる)。その中にあるサッカーアニメのコピーがあまりにも無理矢理過ぎで、是非そのアニメが見たいのである。「男どアホウ」なサッカーアニメなのだが……甲子園ですら無理があるのに、「藤村国立競技場」って、絶対人名として認可されねぇだろ。

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