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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 エンディングのせいで中身全部忘れたわ! 第27話。今までエンディングがなかった回は何回かあったけど、特殊EDって初めてのことだよなぁ。なんであの兄弟はそんな特別待遇なんだ?!

 一応過去にもボインゴは特別待遇を受けており、かつて、「トト神の本」は実際に書籍として発売されたことがある。わたしゃそれをうっかり買ってしまってね。まぁ、250円くらいだったから別にいいんだが、中身を開くと、ほぼ原作中の「トト神の漫画」がそのままコピーされており、あげくメモ帳なみの薄さなのに、後半ページは「まだ見えていない未来」ということでマジ白紙になり、本当にメモ帳にしか使えないという恐ろしいコレクターズアイテムであった。今になって思うけど、よくあんな本発売したもんだな。

 さておき、そんな屈指のネタキャラであるオインゴボインゴブラザーズ。冷静に考えれば(オインゴはさておき)ボインゴは非常に恐ろしい能力の持ち主であり、普通のバトル漫画だったら「予知能力」なんてのは相当な強キャラにあてがわれるものである。実際、今回のエピソードでも承太郎たち一行は本来なら為す術なくやられているはずであり、ネタ回になったのは純粋に「運が良かったから」。まぁ、このエピソードを通して「ジョースターの血統ってのはとにかく正義のために勝つ役回りを与えられている」という、圧倒的な「運命」を描くことが目的であったのだろうが、まー、そうは見えないわな。……いや、実際どうだろう。荒木先生のことだから、ホントにこういうギャグがやりたかっただけかな……。「予知能力なんて大したことないで」というのをケロッと描いてしまうあたり、荒木先生の図太さは大したもんだ。まぁ、結局この後で彼自身がトト神の予言に敗北することになるのだが……(原作知ってる人なら「くすぐりーのの件」といえば分かるはず)。

 単にドタバタギャグとして楽しめば良い今回のお話だが、改めてアニメになってその筋を追ってみると、やっぱり色々とでたらめなところが多くて笑ってしまう。原作でも気付きにくかったポイントの1つに、「冒頭のカフェのくだりのポルナレフの態度」が上げられるだろう。一度は席を立って店を移ろうとしたが、向かいの店が火事になって腰を落ち着けるくだり、どう見てもポルナレフが捨てたタバコが原因である。ご丁寧に捨てたタバコの脇に紙くずが描かれているのだからそれは間違いないだろう。問題は、その事実にポルナレフが気付いたかどうか。「悪い奴がいるもんだねぇ」という台詞は原作でもつぶやいているものなので、アニメの描写でもどうやらポルナレフは自分のしでかしたことに気付いていない。ただ、原作の絵では(今手元に無いのでうろ覚えだが)確か「誰かがたばこを捨てやがったんだ!」と叫んでいるコマでポルナレフが冷や汗流してたはずなんだ。てっきりあのコマでポルナレフが「やっちまった」と思っている描写だと思っていたのだが、アニメではそういう処理になってなかった。まぁ、確かに自分のやったことに気付いているならその後の「悪い奴がいるもんだねぇ」という台詞と噛み合わないんだけど。原作でもそこがちょっと不思議だったんだよね。ポルナレフがすっとぼけてるだけなら、こんな極悪人はいねぇぞ。放火は重罪です。

 そして、毒殺に続く第2の作戦である「爆弾仕掛けのオレンジ」。まず、「あの爆弾はどこで手に入れたんだよ」っていうのが原作当時からの突っ込みどころで、オインゴはあのサイズで充分過ぎる殺傷力を持つ爆弾を作ることが出来る能力を持ってるんだよな。危険物取り扱いの免許とかも持ってるのか、それともエジプト人の間では爆弾作りくらい中学生レベルで習ったりするのか。昨今のエジプト情勢を考えれば知っててもおかしくはないけどな。その高性能爆弾をオレンジに加工する技術も見事なのだが、彼の最大の欠点は、結局能力が全然活かせなかったことなんだよな。まー、スタンド能力としてはすげぇ地味だし、偽物の疑いがかかった時点でアウトなんだからスタンド使いどうしの戦いではほとんど意味が無いんだけど(ポルナレフはやらなかったが、偽物の疑いがかかった時点でスタープラチナが出せるかどうかを確認すればあっという間にバレる。なお、偽物を作るスタンドについては、この数年後にサーフェスというなかなかの秀作が現れることになる)。

 車の中のシーンは、ポルナレフの空気の読めなさが最大の見どころ。コイツ、やっぱり命懸けの旅に連れていくべき人間じゃねぇよな。仲間2人死にかけてるのに一切の緊張感がない。しかも捨てられてて犬が拾ってきたオレンジを見て「花京院たちにいい土産になるかもな」とかいってる。最低だ。そのオレンジを車外に平気でポイ捨てするあたりもモラルがなってない(それにしてもあのオレンジ、どういう軌跡でオインゴのとこまで飛んでいったんだろう。位置関係がさっぱりわからん)。まぁ、ポルナレフは来週一応格好いいところ見せてくれるから多少はリカバリー出来るかもしれん。そして、そんなポルナレフも問題だが、冷静に考えると旅の道中で「俺、タバコ5本であの技出来るんだぜ! しかもジュースまで飲める。ドヤァ!」とかやってた承太郎も問題だ。いや、いつやってたんだ。そんな呑気に遊んでたんかおまえら。承太郎が自分からドヤ顔で見せに行く様子がなかなか想像出来ないが……。いつ頃かなぁ、パキスタンあたりでやってたのかなぁ。「なんて変な隠し芸持ってやがんだぁ?!」っていうオインゴの突っ込み。もっともだと思います。こっそり自宅で練習していた承太郎少年とか想像すると微笑ましいけど、未成年だな、あいつ。今回はオインゴが成人してるからタバコ規制かからなくてすんだのね。スタンドってベンリダナー。

 あと、今更になって思ったことだが、トト神のスタンド能力って「自分に望ましい未来を見せるもの」なのかしら。単に「ランダムに未来を見せる」だけでは今回みたいに「特定対象を殺す方法」なんて探ることは出来ないわけで、ある程度はボインゴの意志によって予言の方向性を指定出来るものだと思われるのだが、例えば「オレンジを剥いてオインゴが負ける」という不変の未来を映し出してしまった時点で、あんまり「有利な予言」じゃないんだよね。今回のオインゴだって予言書のせいで負けたわけだし。どういう風に予言の取捨選択が行われているのか、不思議なもんだ。まー、エンディングの歌詞で何度も繰り返してきた通りに「これまでずっとそうしてきた」わけで、単にジョースター御一行のスタンドエネルギーがトト神を上回ったんです、っていう謎理論でいいのかもしれない。もしトト神が万能だったらDIOを殺すことだって容易なわけで、2人がそれをせずにDIOに従ったってことは、多分予言が通用する相手にも上限があるんだろうさ。でもなぁ、イギーにも通用しないからなぁ……。

 お疲れ保村。

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