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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 そういや自転車の二人乗りはアニメでもアカンみたいな風潮はどうしたんだろう、第16話。一昔前にそれで映像が自粛されてたアニメがあったはずだが……今作ではそのへん問題ないんですかね。野崎くんも安心の世界だ。

 やはり椿のお話は前回で一段落したらしい。次のステップは、公生の回りを囲む2人のヒロインによって回される。1人目は、前回嵐のようにやってきた謎の幼女、凪ちゃん。なかなかしたたかな性格の腹黒幼女(まぁ、中学生らしいけど)であり、公生に対して人一倍の敵愾心と不可思議な負い目を背負っていた。瀬戸さんのところに転がり込み、内部から公生の実情をリサーチ、あわよくばダメージを与えていこうと企んでいたようだが、公生自体が割と図太くてタフな性格であったこと、そして幼女の企みなど大人にはバレバレだったことなどから、単なる子供のワガママとして割と余裕でスルーされてしまった。空回り幼女もなかなか可愛い。「大切なものを取られてしまった」というのが公生への対抗心の理由だったことが判明した凪ちゃん。なんとその正体はあの相座武士の妹であった。あれ、前回違う名字名乗ってたような。こんなところで、咄嗟に素性がばれないように偽名を名乗ったのだとしたら、なるほどしたたかである。流石にこの狭い業界で、「相座」を名乗ったらバレバレだと思ったのだろうか。そして、武士といえば業界的には「有馬公生のライバル」の1人という認識であり、その妹が有馬と同門の師匠のところに転がり込むというのも体裁が悪い。そうした諸々をまるごと飲み込んだ上で、彼女は決死の覚悟で「打倒有馬」を掲げて乗り込んできたに違いない。健気である。

 しかし、単に「大事なお兄ちゃんを取られちゃったから」という理由だけで乗り込んできたものの、敵はやはり強大であった。業界の噂ではあの「ヒューマンメトロノーム」有馬公生は既に壊れてしまっているという話だし、兄もそろそろその呪縛から解き放たれる頃かもしれないという噂だったので、きっと大したもんじゃなかろうと思って乗り込んできたのだろう。凪ちゃんは学校ではあのバイオリンの三池君と並び立つ実力者であり、自分の腕前ならばしばらく現場を離れていた「過去の英雄」など問題にならないと思って来たのだろう。しかし、公生は既に出来上がっているのである。しかも指導者モードになると(これも血が騒ぐのか……)途端にスパルタになり、口調も普段の穏やかな公生とは打って変わって、幼女であろうとも手加減無しのコーチング。ひどい。生半可な気持ちで練習してる幼女だったら泣いて逃げ出すレベル。そして、実際泣いて逃げ出した。公生さん、あんた自分の母親との接し方から成長したんじゃなかったのか……。でもまぁ、トレーニングに情けは無用だからなぁ。なかなか出力の調整が利かず、フルスロットルで回しすぎた公生もちょっと反省したようであった。

 結局、夕ぐれの境内で二人は腹を割って話すことになり、公生は凪ちゃんの生い立ち、目標について、ちょっとだけ知るコトになる(肝心な部分は全部伏せられてたけど)。お互いのことを理解しながらの会話だったので公生の方も本音をポロリ。互いに多少弱い部分も見せあったことで、凪ちゃんの方からの歩み寄りもあったようだ。「大切なものを手に入れられない同士」ということで、凪ちゃんからみたら公生は「似たもの同士」。まぁ、公生の場合には単なる緩やかな三角関係であり、凪ちゃんの「近親者」とは決定的に違うけどね。ただ、凪ちゃんの場合は幼い子供が立派な兄に憧れる感情であり、別にリアルラブとは違うと思うけど。もう少し大きくなったら「お兄ちゃんなんて嫌い」って言い始める時期も……無いかもしれないけども。演奏家としての一枚看板である相座武士は、流石に目標としてはでかいよなぁ。

 さて、そんな中学生少女を相手にしているパートは賑々しくて良いのだが、問題はもう1人、メインヒロインの宮園かをりさんである。どうも、想像以上に症状が思わしくないようである。今回は一時的に病院を抜け出して遊ぶ時間もあったが、所々で体力の限界を感じさせたし、何よりも「時間がない」という切迫感がいちいち彼女を蝕んでいく様子が辛い。最初は、そんなに無理して遊ばなくても、と思って見ていたのだが、自転車の上での涙を見る限り、ひょっとしたらあまり彼女に残された時間は長くないのかもしれない。公生は、病床に伏した宮園を見ながら自分の母親の影を重ねてしまう。「似たもの同士」でないことを祈ってはみるが、彼女の様子はあまり良い予想を立てさせてくれない。そして最後の一言、「一緒に心中する?」という衝撃の発言。彼女の胸中では、今後の人生はどのように描かれているのだろうか。

 今回特に顕著だった疑問点として、結局、宮園は公生のことをどのように扱っているのだろう、という点が上げられる。相変わらず彼女は「渡の彼女」というスタンスは崩しておらず、病院を出て待ち構えていたのは渡だと言うし、公生もそれを信じているからこそ「あり得ない相手」だと認識している。しかし、彼女の様子を見ていると、やはり音楽で繋がった公生のことを特別大切にしている。待ち伏せしていた相手も、本当に渡だったのかどうか。一緒に学校に行きたかった相手は誰だったのか。なかなか胸の内を見せてくれないせいで、そのあたりの感情の実体が探りにくい。一応、「練習しろ!」と激昂する様子を見ていると「演奏家としての有馬公生」に特に目をかけており、自分に残された時間が少ないという負い目からことさらに彼を煽っているのは間違いないと思うのだが、それ以上の感情がなければ、あそこまでの行動には出ないだろう。普段から気丈な宮園かをりが、ついにたくさんの友達の前で取り乱してしまうシーンは非常にショッキングだ。公生はもちろんだが、渡は、椿は、柏木さんは、彼女の涙をどのように受け取ったのだろうか。もう隠し立て出来ないレベルになっていると思うのだが……。

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