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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 思ったよりも仰々しいセットになりそうである。最後の基本セットとして華々しく散るというよく分からない目的意識、そして初心者用セットというお題目がドンドン薄れていく感覚。結局今回も2色の組み合わせ10通りに10のアーキタイプが用意されているというのだから、制作側の本気度合いが違う。一体どんなセットになるというのだろう。ここまでやるなら、もういっそ基本の事なんて完全に忘れて、まっさらな新しいエキスパンションにしてしまってもいいのにね。

 

以下、本セットで初めて登場する2つのキーワード能力である(詳しくは公式ページ参照)。このセットのテーマは「成長、前進」とのことで、どちらも「成長」に関係する能力だ。

 

○「高名(Renown)X」

 高名は以下のルール語として与えられる「このクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、これが高名でないなら(if it isn’t Renowned)、これの上に+1/+1カウンターをX個置く。これは高名になる(Renowned)」。

トリガーこそ違うものの、扱い方は「怪物化」と大体同じ。怪物化はインスタントタイミングのコストの支払いをトリガーにし、こちらはプレイヤーへの戦闘ダメージ(プレインズウォーカーでは駄目)をトリガーとしている。初めて戦闘ダメージを与える、つまり実地に出ることで童貞卒業、めでたく戦士としてデビューするというイメージだろうか。なお、怪物化における「怪物的(monstorous)」と同じで「高名であること(renowned)」はそのカードの特性として記録される。この後何らかの方法で+1/+1カウンターを取り除いても高名であることに変わりはなく、高名であるかどうかを参照するカードも存在している。現時点では白と緑に与えられた能力である。

 

○「魔巧(Spell mastery)

 魔巧は主に呪文カードに与えられる能力であり、以下のルール語として規定される。「あなたの墓地にインスタント・カードやソーサリー・カードが合わせて2枚以上あるなら、そのプレイヤーは魔巧を満たした状態である」。まぁ、ぶっちゃけ簡易版のスレッショルドである。魔巧を持つ呪文が唱えられた場合、解決時に常に墓地を確認し、条件を満たしていれば魔巧トリガーはオン、足りなければオフとなる。各々の物語の主人公であるPWたちが経験を積んで成長していく姿をイメージした能力語だ。

 




Blessed Spirits 祝福された精霊 (2)(W) U

クリーチャー・スピリット

2/2 飛行

あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。

 突然のエンチャント支援クリーチャー。ひょっとしてこれも10のアーキタイプの1つにカウントされるんだろうか? 3マナ2/2フライヤーというリミテッドの雄であるステータスに加え、そこにサイズアップの可能性を秘めるシュートなアタッカー。こいつがいるだけでちょっと性能が劣るオーラでもデッキインしちゃっていいかな、っていうとんでもない間違いもしでかしそう。何しろ「聖なる力」レベルでもこいつにはれば4ターン目にパワー4フライヤーでどつけるのである。今回黒にあるコモンの+2オーラならパワー5だ。イラストは平和的なのに、なんかエグい。

 

Enshrouding Mist 包み込む霧 (W) C

インスタント

対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。このターン、それに与えられる全てのダメージを軽減する。それが高名であるなら、それをアンタップする。

 高名支援カードその1。1マナで手軽なコンバットトリックであり、別に高名なんて関係無しに割と使える。何しろ1人だけ霧がかかってダメージが全部チャラになるってんだから、およその場合においてプロテクションつけてるのと同じような効果があるわけだ。「プロテクションと+1/+1修正のインスタント」がもしあるなら、それは1マナよりはコストがかかるはずである。ついでに高名ならアンタップもおまけ。高名を得るにはとにかく殴らなきゃいけないので、名誉を賜った直後に「実は起きるんやで」といってすぐにブロックにも参加出来るとしたらなかなか格好良い。でもまぁ、高名クリーチャーの最大の課題って、「殴れるかどうか」なんだけどな。そのために出撃したヤツを守るために使っちゃうと、ちょっとだけ損した気分。いや、ほんとにちょっとだけ。

 

Knight of the Piligrim’s Road 巡礼者の道の騎士 (2)(W) C

クリーチャー・人間、騎士

3/2 高名1

 高名の基本形……ではあるのだが、こうしてみるとやっぱりクリーチャースペックって向上してるよなぁ。素で3マナ3/2の時点で使いやすいのに、それにプラス能力が付いているんだものなぁ。上手いことアタックが通せたら4/3。後払いの「開拓地のマストドン」みたいな印象だろうか。マストドンの場合は誰か(主に「高山の灰色熊」あたり)に先陣を任せて、二の矢として登場する4/3だったが、こいつはまず何とかして自分で殴りにいかないことには時代を作ることは出来ない。こうしてみると高名は「自力で何とかする狂喜」みたいなもんなので、やっぱりかなり前のめりにデッキを作っていかないといけないようである。後手を踏んだときの弱さには要注意。

 

Patron of the Valiant 勇者の守護神 (3)(W)(W) U

クリーチャー・天使

4/4 飛行

〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールする+1/+1カウンターの置かれた各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。

 「鱗の祝福」と同じ効果を及ぼす天使。そして、そのステータスは「セラの天使」と同じである。MAgicの看板娘とも言えるセラ天がハーフデッキのみに追いやられ、基本セットの看板としてはこの子の方が本命ってことだ。酷い話だが、まー、パックを買う人間からしたら今更セラ天に出てこられてもコメントに困るのでしょうがない措置である。スムーズな進行からキャスト出来れば、セラ天+全体増強という破格の性能を持っており、アンコモンとは思えない活躍が期待出来る。そして今回は白に多数収録される(と思われる)高名クリーチャーのサポートが主な任務。「あなたご高名ですな! 私応援しますぞ! フォカヌポゥ!」って偉い人に擦り寄っていく感じだと思うとちょっと品位が下がるけども、だめ押しとしては一級品。ただ、同じ仕事をした「鱗の祝福」の場合、鼓舞や長久といった「待ち」の能力からのまくり返しの意味があるので使い所は分かりやすかったが、高名は「攻め」の能力であり、高名クリーチャーがまごつく状態ってのはそもそも「カウンターがのせられなくて往生している」状態だと思うので、不利をひっくり返しにくそうなのは悩ましい。なお、こいつの一人称は「わらわ」である(日本語翻訳チーム由来)。バントの天使、どんな身分なんだよ。

 

Relic Hunter (秘宝を狩る者) (1)(W) R

クリーチャー・人間、兵士

2/2 高名1

〜が高名になったとき、あなたはライブラリから装備品カードを1枚探し、それを公開して手札に加えても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直す。

 ほんのちょっとだけ石鍛冶の領域。まぁ、出た瞬間に仕事を終えていたり、「殴打頭蓋(NPH)」だろうが2マナで出しちゃうコワレと比較するのは間違っているが、一応狙っているのはあれの調整版だろう。2マナ2/2の基本ステータスに、上手くいけばちょっとサイズアップ+アドバンテージ。レアとしては地味な感は否めないが、これくらいがたしなみを覚えた良いバランスである。結局高名クリーチャーなのでダメージを通さないと存在価値が薄いのだが、2マナと軽いので先手から素早く立ち回れれば通せる確率は高い。いっぺん殴ればサイズが上がっているので次のターンも殴れるわけで、有利な状況はとことん有利になるクリーチャー。つまり、もし高名クリーチャーが今後スタンダードになるのなら、圧倒的先手ゲーになるのである。さぁ、どうなる世界。

 

Alhammarret, High Arbiter 高位調停者、アルハマレット (5)(U)(U) R

伝説のクリーチャー・スフィンクス

5/5 飛行

〜が戦場に出るに際し、各対戦相手は手札を公開する。あなたはこの方法で公開された土地でないカード名を1つ選ぶ。

あなたの対戦相手は、(〜が戦場にある限り)選ばれた名前の呪文を唱えられない。

 スフィンクスの偉い人。彼はジェイスの生まれ故郷の次元であるヴィランでジェイスの才能を見出して育て上げた、いわゆるお師匠様である。細かい師弟関係なんかに関しては、今後公式記事で語られることになるんでしょうかね。さておき、そんな師匠はスフィンクスとしてはスタンダードな仕上がり。7マナ5/5フライヤーという平均的なボディを持ち、フィニッシャーとしての圧力はそれなり。そして、彼特有のお叱り能力は、これまで「ジュワー島のスフィンクス(ZEN)」といった様々なスフィンクスが追い求めてきた「安全安心除去耐性」の1つの形といえる。場に出るに際して呪文の使用を禁止するのは「翻弄する魔道士(ARB)」と同じ。しかし、お師匠は「相手の手札から見えたカードだけしか宣言出来ない」という制限を持っており、相手のコンボを封じたり、動きを積極的に阻害するような性格のカードではない。しかも、7マナのクリーチャーが登場する時に相手が持っている手札などさほど多くはないだろう。なかなかピンポイントで有効なカードを宣言出来る可能性は高くない。しかし、こうして得た確認機能により、彼は登場後そうそう簡単に死なない不可思議な防壁に守られることになった。「除去られなければ強いんだけど」はファッティのお約束だが、相手の少なくなった手札から的確に1枚の除去を封じることが出来れば、この「除去られない」に極限まで近づくことになる。相手も大抵の脅威に対しては「英雄の破滅」を構えておけば安心だと思ってのんびりしているかもしれないし、ひょっとしたら手札に3枚の「焙り焼き」を抱えてボーッとしているかもしれない。呪禁対策に「命運の核心」を持っている可能性だって高いだろう。そんな状況を全てシャットアウトしてしまえるのがコイツ独自の強み。もちろん、その後別な除去を引かれればあえなく退場することにはなるが、「宣言したカード以外の別種の除去を引きこむ」というのは、「何らかの対策カードを1枚以上持っている」確率よりも格段に下がるのは間違いない。もちろん、除去が無い場合には次のターンに出てきたらやばそうな「龍王シルムガル」や、そろそろ勝負を決めようと思っていた「精霊龍、ウギン」を宣言してしまってもいいわけだ。なるほど、これは先見の明を持った賢いスフィンクスでいらっしゃる。まぁ、あとは7マナのフィニッシャーとして使いたいかどうかだが……まだ現時点では各種龍王を優先した方が時流にはあってるのかなぁ。

 

Clash of Wills 意思の激突 (X)(U) U

インスタント

対象の呪文1つを、そのコントローラーが(X)を支払わない限り打ち消す。

 イラストで描かれているのは、若かりしジェイスさんが師匠であるアルハマレットと対決しているシーン。なんでも、PWの灯が点いたジェイスは師匠に「なんかやべぇ力に目覚めたんスよ」と報告したのだが、PWの力が危険であると考えていた師匠が「いやー、それ危ないやつだわー、たまたま危ないヤツ出てきただけだわー、気にしないで忘れた方がいいわー」とか言ってごまかしてたのを、ジェイスが師匠の記憶を読んだせいでばれちゃったらしい。怒ったジェイスは使い慣れない力を暴走させて師匠にたたき込み、師匠はあえなく死んでしまうという。何ともかわいそうなお話。ジェイス、5/5のスフィンクスをサツガイする力とか持ってるなら、一度でいいからPW能力でそれを見せて欲しいもんであるが。さておき、昔からよくあるタイプのカウンター呪文だが……なんと、このデザインはこれが初! まだまだMagicには「そんなところに史上初?!」が潜んでいるものである。古いプレイヤーならば何といっても「魔力消沈(6ED)」のイメージ、最近のプレイヤーならば「中略(RTR)」や「精神振り」でお馴染みの打ち消し方なのだが、おまけが一切付いていない素材のみの味わいの呪文はこれが初めて。もちろん、過去に先人達が結果を残しているのでその効果を想像するのは容易いだろう。普通は「マナ漏出」なんかと比較して「X呪文だから基本的なコスパは悪いよね!」って言われるものなのだが、現在は「マナ漏出」もなければ「誤算(USG)」も、「魔力の乱れ(7ED)」すらない。これからの時代はこいつが規準、こいつがルールなのである。「取り消し」とどっちが優先されることになるんだろう。いや、「取り消し」もあんまりデッキに入ってないけどさ。

 

Send to Sleep 眠りへの誘い (1)(U) C

インスタント

最大2体までの対象のクリーチャーをタップする。

魔巧 - それらのクリーチャーは、そのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。

 基本形である「霜のブレス(M14)」を魔巧的に分割したもの。魔巧能力を持つ呪文は「ゲーム序盤だと弱いけど、中盤以降は強くなるよ」というのが基本設計である。そう考えると、この「霜のブレス」能力ってのは殆どの場合には決め技として使ったり、中押しのサポートに使う呪文なわけで、あまり序盤にタップだけの目的で使う必要はない。後からゆっくり撃つのが専門ならば、これは純粋に1マナ軽い「霜のブレス」である。なるほどそりゃ便利。でもまぁ、中盤以降なら1マナの差はそこまで大きな強みではないのだが。ただ、今回は友好色の白に高名という新たなキーワードが与えられているため、強引に敵陣を突き抜ける際のサポート呪文としてならば魔巧を達成していない状態での使用も充分考えられる。適材適所で。

 

Kothophed, Soul Hoarder 魂の貯蔵者、コソフェッド (4)(B)(B) R

伝説のクリーチャー・デーモン

6/6 飛行

他のプレイヤーがオーナーであるパーマネントが戦場から墓地に置かれるたび、あなたはカードを1枚引き、1点のライフを失う。

 リリアナさんに誓約と制約を施した伝説のデーモンの1体。つまり、そこそこグリセルさんの領域。その実力は圧倒的であり、PWとして猛威をふるっていたリリアナさんですら一時は気圧されている様子が公式ストーリーでも描かれている。まー、リリアナさんは最終的に4体のデーモン全てについて、契約をおしゃかにしてぬっ殺す腹づもりのようなので、将来的にはコイツもリリアナさんにバッサリやられる日が来るのかもしれません。そんな注目のデーモンはグリセルさんに負けじとドローを提供する。しかし、単体では何もしてくれず、悪魔のための生け贄、つまり愉快な破壊行為をしてあげないと知らんぷり。でもまぁ、黒ならば除去を使うのはお手の物なわけで、上手く1体除去ればそこから除去を引き増して連鎖が狙えるかも。他にも全体除去でごっそりカードを引いたり、このデーモンならではのビッグアクションは色々と狙える。また、相手がなりふり構わずに自害し始めるとやり過ぎでこのデーモンに殺される展開とかも。まー、あんまり深く考えず、でかいフライヤーを使いながら、何となく引き増せる機会がある、っていう程度で充分なんじゃなかろうか。神話のグリセルさんと比較するのはかわいそうですわよ。大丈夫、アイツ、獄庫から出た直後に殺されるっていうストーリー上の出落ちキャラ感でおつりがくるから。

 

Languish (2)(B)(B) R

ソーサリー

全てのクリーチャーはターン終了時まで−4/−4の修正を受ける。

 なかなかシュートな全体除去呪文。「滅び(PLC)」や「命運の核心」といった絶対感こそないものの、このコストでの大量除去を実現出来た設定は素直に喜ぶべきだろう。今の時代、4マナでの圧倒的アドバンテージなど望むべくもなかったのだから。これにより、コントロール系のデッキが苦手としているスライやビート相手に、1ターン対応が早まることになる。また、除去の対象が制限されていることは利用価値もあるわけで、こちらが「包囲サイ」からの一掃呪文として炸裂すれば、相手の「クルフィックスの狩猟者」だけを巻き込んで一方的なゲーム展開を作れるかもしれない。今後のメタゲームの趨勢を握るかもしれない重要な1枚である。ま、逆に言えば「包囲サイ」がいる間はさばけないゲームがあるっていう時点でちょっと登用はためらわれるわけだけども。

 

Fiery Impulse 焦熱の衝動 (R) C

インスタント

〜は対象のクリーチャーに2点のダメージを与える。

魔巧 - 〜は代わりにそのクリーチャーに3点のダメージを与える。

 このセットのショックのコーナー。1マナ2点が基本形でそれにボーナスがついたので、残念ながら本体は狙えなくなりましたよ、という「マグマのしぶき(JOU)」なんかと同じパターン。構築戦の場合には魔巧条件を満たすのはそれほど難しくない。もちろんある程度デッキは選ぶだろうが、「中盤戦」とまで行かずとも、序盤の数ターンで満たすことも割と多いはずだ。そう考えるとこの「稲妻」の亜種は大きく環境を動かすことのできる火力として期待は高まる。「羊毛鬣のライオン」やらを1マナで除去れるのは大きなアドバンテージだし、デフォルトでも「ゴブリンの熟練扇動者」あたりなら処理出来る。どっちにしろ「包囲サイ」や「クルフィックスの狩猟者」に届くためには「焙り焼き」みたいな別な火力を用意せにゃならんのだし、低マナ域の火力の代替品として1つの選択肢と考えればいいだろう。それにしても、「サテュロスの道探し」はこれでインスタントやソーサリーを落とすことにまで大義名分が出来てしまったわけだよなぁ。出世しすぎだろ、あいつ。

 

Rhox Mauler ロウクスのやっかいもの (4)(G) C

クリーチャー・サイ・兵士

4/4 トランプル 高名2

 なにこれ? 強くない? 5マナ4/4トランプラーっていうだけでもコモンなら「合格」って言われてもおかしくないのに、そこからさらに6/6になる可能性を秘めている。トランプルを持っているおかげで高名の達成はかなりやりやすくなっており、一度通してしまったらそこからはもうヘルロードまっしぐらである。未だに5マナクリーチャーのベースを「樹皮側のやっかいもの(ONS)」においてしまうおっちゃんには信じられないカードだよ。

 

Blazing Hellhound 猛火のヘルハウンド (2)(B)(R) U

クリーチャー・エレメンタル、猟犬

4/3

(1)、他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに1点のダメージを与える。

 オークの血塗り(CSP)」と同じ能力を持つラクドスの申し子。まぁ、「オークの血塗り」って言ってもマイナー過ぎてあんまり知ってる人いないだろうけども。1マナでサクリ連射出来るのでどっちかっていうと「溶口(ROE)」の方が近いのかもしれない。とにかくステータスは充分だし、そこに決して効率の悪くないティム機能までついてるんだから、そりゃ強くて便利に決まっている。トークンの大量生産が見込めればそのまま狙撃砲台として珍重するし、そうでなくても戦闘を絡めて「あと1点足りない!」ってな場面ならば色々な局面にちょっかいを出して相手プレイヤーに迷惑をかけることが出来る。実際にはサクらずとも、「好きな時にわずか1マナでダメージ飛ばせるで」と脅しをかけるだけでも充分な制圧力を持つはずである。構築だと4マナはちょい重いが、「ゴブリンの熟練煽動者」が出すトークンってのは無駄に死んでいくことも多いので、その横に並べておくとリソースの無駄が減らされて非常にエコロジー。疾駆クリーチャーを走らせてそのまま帰ってくる前にぶっ飛ばしたりも出来る。マルドゥ系のデッキでワンチャンないかね。

 

Zendikar Incanate ゼンディカーの具現 (2)(R)(G) U

クリーチャー・エレメンタル

*/4

〜のパワーは、あなたのコントロールする土地の数に等しい。

 土地の枚数をステータスに反映させるのは、当然緑が第1色であり、実は赤も少しだけやっている(まぁ、青や黒も同じくらいあるけど。白だけ少ないイメージ)。その最たるカードが「マローの魔術師、モリモ(INV)」であり、土地分のパワーとタフネス、それにトランプルのスタンドアローンパッケージであった。他にも緑にはタフネスを森の数で決める「ツリーフォークの若木(7ED)」や「罠根の神(BOK)」、森とステータスがリンクする「ダングローブの長老(M12)」などがおり、赤にも一応「大地の召使い(M11)」なんかがいるわけだ。このクリーチャーはそうした土地リンククリーチャーの最新版で、タフネスは固定値、パワーのみが変動する。4マナのクリーチャーってことは、普通に出せば4マナ4/4以上が約束されており、次のターンに土地を置けば5/4。マルチカラーであることを考えてもあの「ゴーア族の暴行者(GTC)」を上回るかなりの大安売り。特に何かフォローせずとも勝手に育っていくし勝手に強いので、どんなデッキに入れても使いやすいのはありがたい。リミテッドでは中核を成すカードになるはず。

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コメント
コソフェッド氏は既に始末済
http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/002152/
残り二名のデーモンが判明する日はいつになるやら
【2015/06/25 00:44】 NAME[DRAKE] WEBLINK[] EDIT[]
Re:コソフェッド氏は既に始末済
はへー、知らなかったですわ。あんまり真面目にストーリー追ってなかったことがバレてしまった。

実をいうとコソフェッドさんのイラストを見て「こいつどっかで見た気がするんだが……」ってずっと思い出せなかったんですが、そうか、再録のデモチューだったんや。最近のカードリストばっかり漁ってたら見つからないはずだわ。リリアナさん、借金踏み倒しは順調に進んでるってことですねぇ。今回のカードアートは久しぶりのグリセルさんなんかも登場してて、色々楽しくて良いですね。
【2015/06/25 02:03】


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