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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 案の定、エンドカードで色々無かったことに、第11話。知ってたんだ。中の人に絵心がないことは……何とか頑張ってえとたま風にしようとして額にマークつけてるあたりが甲斐甲斐しい。

 ラストへ向けてのホップステップジャンプでいうなら「ステップ」の回。過去に干支神のあいだで一体何が行われ、にゃ〜たん、チュウたんを巡る事の真相に迫っていく。これまで勘違いしていたが、2人の確執の最大要因は別に2000年前の第1回ETM12ではなかったのだね。確かに、あの昔話のように「猫は鼠に騙されたせいでレースに参加出来なかった」という体にはなっているものの、それはにゃ〜たんの望んだ通りのことだったし、その後干支神が決定した後にもにゃ〜たんとチュウたんの間に軋轢はない。そもそもにゃ〜たんもハナから干支神になってなりたくなさそうだった。つまり、2人の問題はそこからしばらく先の時代にあったってことであり、2000年近くもうまくやっていた干支神の関係性が、ここ60年でついに崩れてしまったということなのだろう。

 その内情についても、今回の描写でおおよそ推測できるものになっている。チュウたんは元々、生真面目ながらも干支娘の中では控えめで、目立たない性格。実力こそトップレベルではあるものの、融通が利かないので他人の上に立つ仕事にはあまり向いていない性分だったのかもしれない。自分とは正反対の性質を持ちながらも同様に「実力者」と目されるにゃ〜たんに対しては並々ならぬ執着を持っており、それは憧れであったり、恋慕であったり、はたまた苛立ちであったりしたのだろう。自分に出来ないことを平然とやってのけるにゃ〜たんに憧れを持ちつつも、規則に縛られずに好き勝手な行動をする部分には反感もあり、手のかかる異端分子として、干支神のリーダーとなった後には複雑な感情を持ち続けていた。にゃ〜たんはそのことに気付いていたのかどうか。猫ってのは元来束縛されることを嫌う生き物であり、干支神なんてかたっ苦しい栄職に就くことは自ら辞した。他の12人にメインを任せ、自分は遊撃部隊として、日本という国を守るために奔走していたのではなかろうか。チュウたんからすれば、そんなにゃ〜たんは憧れの的であり、自分に出来ないことをいともたやすく成し遂げてしまう嫉妬の対象であり、永遠に理解の及ばない畏敬の対象にもなった。

 そして、干支神のリーダーとしての仕事を長年勤め上げてきたチュウたんも、少しずつ疲れが見え始める。生真面目過ぎる性格のせいで、なかなか1つにまとまらない干支神をとりまとめることにも必要以上の気苦労があっただろうし、好き勝手やっているにゃ〜たんと比べれば比べるほど、自分の現在の状況が辛くなっていく。そんな憧れが、ある日ついににゃ〜たんに対して爆発してしまったのではないか。「自分の苦労を分かって欲しい」という感情が募りに募って、それはいつしか憎悪へと変わる。何がきっかけかは分からないが、ついに我慢の限界に達したチュウたんはにゃ〜たんのえとたまを傷つけてしまい、にゃ〜たんは記憶を失うことに。しかし、記憶を失いながらも天真爛漫なままのにゃ〜たん。しかも回りの干支神からの信頼は何故か厚いままで、チュウたんが苦労して維持している人望にも事欠かないと来ている。一度は滅した相手に対して、歯車の狂ってしまったチュウたんは未だ憎悪を持ち続けており、長年蓄積したそれは、今や他の10人の力をもってしても浄化することは叶わないものになってしまっていた。この状況を打開出来るのは、ことの当事者たるにゃ〜たんしかいないのである。

 と、ここまでが今回の流れから想定される実情。ディティールは違ってるかもしれないけど、大体あってるんじゃないかしら。まぁ、もっと決定的な事件が隠されてるかもしれないけども。とにかく、チュウたんの持つ感情ってのは簡単に割り切れる単純な「憎悪」ではなく、元々にゃ〜たんに対して持っていた憧れに端を発しているというのが色々と面倒な部分。単なる敵愾心だけならば叩いておしまいにも出来るのだろうが、少なくとも最終回でチュウたんをボコボコにするわけにはいかないのよね。まぁ、残りの干支神の助力もあれば、なんとかにゃ〜たんが浄化してくれるとは思うのだが……それにしても、十二支がいるのに11人がよってたかって1人を抑えられない状態ってんは問題だよなぁ……。

 今回はモーたんの弔いに始まり、チュウたんメインなのでとにかく明るい要素は何一つ無いはずなのだが、こんな回でもちょいちょいネタを仕込んでくるあたりが抜け目ない。シリアスの中に半端なギャグを入れてしまうと浮くことも多いのだが、決してテンポを崩さずに「シリアスになりきらない」ギリギリのところを狙っているのはなかなかうまい。ウリたんのくれたゴマ油は絶対に何かの伏線だろうと思って見てたのに……マジで単なるお土産品なのかよ。油を43℃で飲むって、拷問以外の何ものでもないんじゃないですかね? 柚胡椒を混ぜたヌルい油……想像するだけで嫌だな。

 あと、シャアたんがチュウたんから「師匠」って呼ばれていたのが意外であった。干支娘の間にもけっこう師弟関係があるものなのね。全員生まれた年とかは同じなんだろうか、それとも2000年前の時点で神格に差があったんだろうか。まー、インド起源のシャアたんとか、中国起源(っぽい)ドラたん、シマたんあたりは年季が入ってるのも分かる気がするけど。そうか、そう考えるとにゃ〜たんもエジプト文明の代表と考えれば、実力者なのは納得できるな。エジプト要素が欠片も見あたらないけど。

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